「とりっくおあとりーと!」
…なんだろう、目の前にいるこの可愛い生き物は。
(…いたずらしたい…いやむしろ…)
お菓子をやるから…
「ハロウィンって知ってるか?」
「ハロウィン?なんだそれ。」
朝練が終わった後、円堂と半田、土門、木野が教室でだべっている。
円堂と俺は付き合っている…のだが、公然でイチャつくようなことはできない。
一部の連中が知っているようだが…それを知ってか知らずか俺の円堂になれなれしく触っている。
…触るな、とまでは言わないが…それを見ていると当然いい気はしなかった。
「西洋のお祭りでさ、今日がその日なんだ。お化けの格好をしてこういうんだ。」
「トリックオアトリート!ね。」
「さすが秋、詳しいな。で?どういう意味?」
「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ、だな。」
円堂は目を輝かせて話を聞いている。
あれは絶対やってみたい、という顔だ。
…一応…用意してやるか…お菓子。
そして放課後。
(円堂、何もしかけてこなかったな…残念なわけじゃないが)
部活も終わり家に帰ろうとする俺を誰かが引っ張った。
「とりっくあおとりーと!」
もちろんその声は聞きおぼえのある声だ。
…というより…間違うはずもない。
「…円堂…」
「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!」
想定は、していた。
だが…なんだその格好は…
(かわいすぎるだろ…)
円堂は簡易的な仮装をしていた。というか仮装なのか微妙だ。
だが白い布をすっぽり被って綺麗な生足を見せている(いつも見ているが)
当然中身はユニフォームのようだが…普段は長袖なので腕はあまり見れない。
「…お前…それ誰にしてもらった?」
「これ?秋と音無だけど。」
(GJ2人共!)
俺は心底ニヤつくのを抑えて冷静に対処する。
…が、当然理性なんかは簡単に負けてしまうものだった。
「…お菓子をやるからいたずらしてくれ。」
「え?そういうイベントじゃないんだけど…?」
「いたずらしてほしいか?」
「ええ!?なんでそうなるんだよ!」
俺は円堂を担ぐとすぐさま部室を後にする。
他の部員がどう思おうが、今の俺には知ったことではなかった。
「ちょ、豪炎寺…!離せってば…!」
円堂が暴れるが、それを片手で押えこむ。
「ぎゃー!どこ触ってんだ!」
「あ…わるい。」
どうやら尻を触ってしまったらしい。
…道理で柔らかいと…
その日俺は円堂を家に持ち帰った。
うまい具合に休みだったからだ。
だってこんな円堂前にして襲わないなんてできるわけがない
「やっぱり暴走しちゃいましたねー」
「予想通りだったね。」
部室の外で様子を見ていた春奈と秋は楽しそうに笑っていた。
その目線の先には、先ほどまで豪炎寺と円堂がいた場所。
呆然とする部員達(一部除く)の前で騒ぐ2人を、誰も止めようとは思わなかった。
後日お菓子を見るだけで真っ赤になる円堂が目撃されたとかなんとか。
あとがき
逃げました^p^
エロは…まぁ書くとしても来週ですかねー(
うん…考えてはいるんだけど…(
円堂の尻はいいお尻(
とりあえずハロウィン仮装はけしからんと思います(
最終更新:2009年10月30日 18:25