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「……おはよー!」

朝から元気だなぁ…そう苦笑しながらコーヒーをすする。
カービィが元気よく食堂の扉を開け入ってきたところだった。

「…フォックスもおはよ。」

「おう、おはようカービィ。」

カービィは俺を見つけるとすぐに俺の隣の席に座る。
元々面倒見はいい方なので子供達に構っていたのだが、いつのまにかこの子に好かれていた。
弟のように慕ってくるものだから、ついつい俺も保護者のような目で見てしまう。
最初に会った時は不思議な丸い生物だと思ったのにな…

いろいろな世界の者が集まったこの屋敷で生活していく上で会話は必要だ。
そんなわけで俺達人間でない奴らはこうやって擬人し、言葉を交わせるようにさせられたわけだ。
…それなのに、俺の耳としっぽはあるんだけど。

「もふもふー♪」

カービィはカービィで俺のしっぽに触ってくるし…というかじゃれている、と言った方が正しいかもしれない。

「みなさん、朝食ができましたよー」

「待ってましたー!」

リンクの声で全員が食事にとりかかる。
一応当番制なのだが、リンクの飯はメンバーの中でも一番美味い。
だから結構な人数が必ずおかわりする。
俺は成長期の子供たちに遠慮してあんまりしないんだが。

「ん、どうした?カービィ。」

ふと隣を見ると、カービィの分があまり減っていない。
擬人する前はあれほどの食欲があったというのに、どうしたんだろうか。

「…うん…ちょっとお腹いっぱいで…」

「しっかり食べないと大きくなれないぞ。」

「ううー…」

そう言ってなんとかカービィに食べさせる俺は、どう見ても保護者にしか見えない。
以前ファルコにも言われたことがある、お前ら兄弟みたいだな、と。
…兄弟、か。

「…もう…むり…」

「…仕方ないな。」

本当に苦しそうだったので残した分を食べてやる。
それにしても一体どうしたと言うのだろうか。さっきまであんなに元気だったのに。




朝食を終えて子供たちは遊びに行ったのに、珍しくカービィの姿がない。
変だと思って部屋に行ってみると、カービィがベットで横になっている。

「…カービィ?」

「……ん…だれ……?」

ベットに近づくとカービィが気付いたのか目を開いてこっちを向く。
見ると顔が赤い。

「…お前…熱出てたのか?」

「…わかんない…ただちょっと頭がぼーっとしてて…」

「…やっぱ熱だ。気付かない奴、たまにいるんだよな…」

熱が出てもそんなに支障がない者もいる。
だがそれゆえに発見が遅れ症状が悪化する場合もあるという。
俺はすぐに冷却シートと毛布、それと水を持ってきた。

「まったく…調子悪いなら悪いって言えよな。」

「ごめ…食べてる時…あんま美味しくないって思ったらなんかダルくなってきて…」

「……いいから…ゆっくり休んでろ。」

そういってカービィの頭を撫でてやる。
カービィは安心したように目を瞑る。
するとすぐに安らかな寝息が聞こえてきた。
息も乱れていないようだし、多分すぐ治るだろう。
宇宙人とはいえ、子供だしな。
…っと…俺も宇宙人か。
こうやって俺も昔看病されたことはある。
…家族とか、そういうんじゃないけど…それでもチームの仲間は家族も同然だ。
カービィも俺と同じように身内なんかいない。俺が兄代わりになれたら、そう思ってる。
…1人の寂しさを、こいつに経験させたくなんてないから。

「確かに乱闘では強いけど…やっぱり子供なんだよなぁ…」

安らかな寝顔を見ると、不思議と笑みがこぼれてくる。
少なくとも、ここにいる間は。
できることなら、それからも。
お前の兄のような存在でいたいよ。お前が1人にならないように。






あとがき
…やたら兄弟ってことを強調してた^q^
なんかCPっぽく見えないこともないですね…orz
2人共身内とかいませんからねー。
昔この2人が仲いいサイトさん見てハマったのがきっかけです。
別にCPでもいいけど。フォックスは大人なので。あ、俺の中ではずっと18です(
CP的なのも書きたいなーと…思って……うーん…
あとスマブラサイトにはよくある冒険モノも書きたいですねぇ。
ただし長編は飽きるので中編で^q^
他キャラとかRPGネタとか書きたいなー…w
最終更新:2009年11月23日 02:17