「…おい、は…バーン。」
「なんだよガゼル。」
なんでこんなところに連れてきた、だの。
なんで私に手を回してるのか、だの。
言いたいことはたくさんあるが。
「なんで円堂がここにいる?」
「はぐれたんだとよー。」
「豪炎寺とな…途中で手離れちゃって。」
ごめんな邪魔して、と謝る円堂に私は何も言えないが。
…邪魔して?
「待て、なんで邪魔なんだ。」
「お前等も俺と豪炎寺みたいなもんじゃないの?」
「…だとよ、ガゼルちゃん。」
「…ちゃんはやめろ。あと離せ馬鹿。」
私はバーンの手を払いのけ離れる。
いくら私が人目を避けようと、バーンは関係なしにべたべたしてくる。
人目なんぞお構いなしだ。
「私はなるべくばれないようにしているのだが。この馬鹿がな。」
「…俺もさ、そういうの恥ずかしくてダメだったんだ。でもさ、豪炎寺ってモテるし…何度か妬いたりもしたし。」
…なぜいきなり円堂は惚気始めているんだ。
「ほうほう、でー?」
バーンはまじめに聞いているし…
「いろいろあったけど、やっぱり豪炎寺に優しくしてもらえるの好きだし…恥ずかしいけど、やっぱ好きな奴と一緒ならいいかなって。つまらないことで嫉妬して後悔するより、ずっといいよ。」
「…!」
思わず息をのんで、バーンの方を見る。
こちらの様子には気付いていないようだ、よかった。
「円堂!」
後ろから豪炎寺の声が聞こえる。
人ごみからいきなり現れては円堂をだき締める。
その激しいスキンシップに驚きながらも、円堂は嬉しそうだ。
「…円堂。」
「ん?どうしたガゼル?」
ありがとう、と声に出さずに伝える。
すると円堂は満面の笑顔で返事をした。
「おう!またな!」
豪炎寺は何の事だかわからないのか、円堂と私をしばらくの間見つめた後、そのまま円堂を連れて校内へ消える。
…円堂とは、またゆっくり話がしたいと思った。
「あいつらと何話してたんだ?」
「ん?豪炎寺のことだけど。」
「…そうか。」
少し頬を染めて照れる豪炎寺が面白くて、つい手を握り返した。
こうやって豪炎寺の珍しい表情が見れるのも、豪炎寺が俺のことを好きでいてくれるから。
―それが嬉しい。
「おい、ちょっと食いすぎだぞ。」
「んなことないってばー」
俺と春奈、そして半田は先ほどの円堂と豪炎寺?を探して校内を回っていた。
変わった格好だったのですぐに見つかったが、それは確かに円堂と豪炎寺のような外見だった。
だが。
「…ちょっと違うかなー…なんか幼いというか…中学生くらいに見えない?」
「というか豪炎寺に似てる子、髪降ろしてるし…豪炎寺も降ろしたらああなるのかな?」
「春奈、半田…なんで俺達がコソコソしてるんだ?」
「イチャイチャしてるの邪魔しちゃいけないでしょお兄ちゃん。」
「…俺もなんとなくそう見えちゃって…」
春奈はさも当然そうに、半田は疲れた顔をしてそう言った。
…半田は毎日あいつらを見ているせいかそう見えるのだろうか。
「あれ?あっちから来るの円堂と豪炎寺じゃないか?」
「またそっくりさんじゃ…ないですね。」
「あいつら…結構見境なくベタベタするようになったな…」
…というかこのままだと鉢合わせだぞ。
別に隠れているわけでもないのだが。
「あれ?鬼道達じゃん!」
円堂が自分から離れたことに、豪炎寺は隠そうともせず舌うちをした。(少しは遠慮をしろ…)
すると円堂の声があちらにも聞こえたのか、そっくりの2人組もこちらの方を向く。
「ひいじいちゃん!」
…ひい…じいちゃん…!?
「ガゼル、そろそろ帰るか。」
「ああ…」
そう返事をするとバーンは私の前に手を差し出す。
繋いでいこう、ということなのだろうか。
気まぐれなのかはわからないが、その手を取って握る。
「…ガゼル…お前…!」
「……別に……」
「…熱でもあるのか…?」
「……」
とりあえず、蹴っておいた。
「いってえ!!何すんだよ…」
…気付け……馬鹿……
あとがき
まだまだダラダラ続きます^q^
とりあえずバンガゼはガゼルが主導権握ってると思う。
でもバーンもやるときはやる。本名はあんまり呼び合わないかなーと
というか言ったらどちらにしろガゼルがバーンを殴りそう(
それにしてもガゼルの口調ってちょっとわかりにくいというか書きにくいですね(
とりあえず後は多分目金の登場で話が進んで終わりそうな展開。
実はこの話以前(中学時代)に円堂と豪炎寺だけカノンと真人に会ってる設定。
たびたび2人は遊びに来てます。
それはまた後ほど小説として書けばいいとして、自分はファイアだけしか持ってないので真人の口調がわかりませぬ。
…まぁきっと修也さんよりは幼い(下の兄弟いなそうだし)かなぁと。
カノン君は兄とかいてもいいけどきっと1人っ子でしょうねー
それにしても更新に時間置いてしまって申し訳ないです^q^
なんか微妙な小説になってしまってる感が否めない…
最終更新:2009年11月29日 20:21