物心つく頃にはすでに、ボクには「家族」という存在がなかった。
ポップスターには友達もいる、仲間もいる。
だけど、「家族」とは何か違う気がした。
この世界に来て、フォックスに会って。
なんとなく、家族の温もりに触れた気がしたんだ。
食堂に入って、無意識のうちに目で追ってしまう。
スラッとした体型に、もふもふの耳と尻尾が目立つ彼。
毎日同じ席にいるフォックスの向かいの席は、ボクの席となっている。
厨房にいる
リンクから軽めの朝食を貰うと、ボクはフォックスの元へ行った。
「おはよう、フォックス!」
「おはよう…元気になったみたいだな。」
「うん、おかげさまでね。ありがとフォックス。」
「なになに?なんかあったのー?」
近くにいたピカチュウが会話に混ざってきた。
会話の途中に横入りされたことに少しムッとしながら、ボクは昨日の出来事を話す。
(…ん?なんでムッと来たんだろう…)
「看病ねぇ…なんかフォックスってさ、前々から思ってたけど…カービィの保護者だよね。」
「保護…そうか…?」
「お兄ちゃんって感じ。」
なんとなく会話に混ざれないので朝食に集中してみる。
…なんだかあまり味がしない気がする。
「…どうした?カービィ。」
「……」
「カービィ?」
「え…あ、うん…何?」
いつの間にかフォックスとピカチュウの視線がボクに向けられている。
黙々と食べているボクを変だと思ったみたいだ。
「…お前、まだ熱あるんじゃないか?」
フォックスがボクの額に手を当てて熱がないか確認してくる。
「…熱はないか…」
「ごめん、ちょっと横になってくる…」
ボクは逃げるように食堂から出て、部屋に入る。
途中でフォックスが何か言っていたようだったけど、聞こえないふりをして。
横になっていると少し眠ってしまったらしく、時計を見ると朝食から30分ほど経過していた。
なんとなく部屋を出る気になれなくてベットの上でゴロゴロしていると、控えめなノックの音が聞こえてきた。
外にいるのが誰なのかは、わかっていた。
「カービィ、入るぞ。」
「フォックス…」
「どうしたんだ、さっき。ピカチュウも驚いてたぞ。」
そう言いながらフォックスはベットに腰掛けた。
「…フォックスはさ、家族ってどういうものなのかわかる?」
「…カービィ…?」
いきなりの質問にフォックスも戸惑っていたようだったけど、少ししてから口を開いた。
「俺は小さい頃に親父が死んじまってさ、母親もいなくて…家族なんてちょっとしか知らなかった。それから遊撃隊のリーダーになって、この世界に来て…だから、お前は俺の弟…家族みたいなものなんだよ。」
そう言いながらボクの頭を撫でる。
こうやって撫でられると、すごく嬉しくなる。
「…うん…」
フォックスは、ボクの大好きなお兄ちゃんだ!
「そういや結局なんであの時出て行ったんだ?」
「…わ…笑わないでよ。」
「ああ。」
「ピカチュウたちも弟みたいな存在なのかなって思って…」
「……くっ…」
「笑わないでって言ったのに…バカー!」
―ああもう、本当に可愛い奴だな!
あとがき
久々の小説…反省点
- あれ、なんかホモくさい…ぞ?
- カービィのモノローグが堅苦しい。ちょっと大人(14くらい)に思えばいいか(
- 語彙力なさすぎわろた
- 遊撃隊やヘルパーのみなさんだってフォックスやカービィの家族ではあるけど…なんか違う、という補足…がないとだめなんてダメダメすぎる^q^
リハビリって辛いなぁ…
最終更新:2010年08月04日 00:24