ラトンガの歴史 - Beasts' Stacks

ラトンガの歴史
The History of Ratonga
\aITEM -1214319817 1255602899:The History of Ratonga\/a
南Qy、北FPの本販売NPCより購入できるシリーズ。
（Evil種族はFPのみ、Good種族はQyのみで購入可能です）

「～の歴史」なので、全3章構成、指定された場所を訪れるだけの簡単クエスト本です。

※見開き本タイプではないので適当にカタチつけてます。

ラトンガの歴史

この歴史書は、それぞれの定められたときにのみ完成される。

物語1： 世界が変わり、我々が地上に住むようになってから、いくつかの伝統がなくなってしまった。あなたにはラトンガの文化を学び、守っていってほしい。ラトンガが残してきた伝統は果てしない量だ。地下で生きてきた我々独自の伝統を絶やしてはならないのだ。さあ、我が子供たちよ、我々の話に我々の歌に耳を傾けるがいい。

遥か昔、世界の形が今と異なっていた頃、我々は闇の中で目を覚ました。我々の手を見よ。この小さな手は他のどの種族よりも俊敏に動かすことができる。我々のヒゲをみよ。このヒゲで空気の流れを読み、他の者の考えまでも知ることができるのだ。

光に続く道は多いが、闇に続く道もある。地上にいる多くの者は闇を恐れている。しかし、我々と同じ目を持っていたら、彼らは光も恐れることになるだろう。影を創るのは光なのだ。光があるからこそ、闇が存在するのだ。

暗闇の中で、Belaskaというラトンガが敵に捕まってしまった。彼女の毛はよく手入れされていて、なめらかだったので滑りやすく、捕まえづらかった。しっぽを掴まれた彼女は目の前の小さなトンネルに逃げ込もうとした。

敵は、必死にトンネルの壁にしがみつこうとしている彼女を引っ張った。彼女の力は敵よりも強かったのでなんとか逃げられたが、その時に美しいしっぽの毛皮がはぎ取られてしまった。これがラトンガのしっぽに絹のような毛だけが残ってる理由である。この毛は象牙のクシで手入れをするのだ。長生きできるだろう。

物語2： 地上の世界は、太陽が昇り、沈むことで変化していく。その繰り返しなのだ。強い光、弱い光、暗闇というリズムを感じるのだ。地上にこのリズムが存在するように、我々にも独自のリズムが存在する。

リズムこそが我々の命だ。だから我々は踊るのだ。生きている限り、音楽に合わせ体を動かす。優しい音楽、激しい音楽で踊る。鼓動のようなリズムに乗るのだ。さあ、子供たちよ！耳を澄ますのだ！

地上に住む者は、我々と同じような音楽やリズムを聞くことができないのだ。彼らが聞くことのできない繊細なリズムを我々は感じることができる。心臓に血管にリズムが染み付いたとき、素早さと優雅さを手に入れるのだ。

これが”古代の舞”が存在する理由だ。世界を動かす光と闇のリズムに合わせ、若いラトンガが仲間たちと共に踊る。最も軽やかで優雅なステップを踏むものは、Ways of Belaskaで訓練を受けることになる。

しかし、彼らの中にもリズムを感じられるリーダーが存在する。我々は彼に導かれたのだ。彼は権力と名声を得た。そういったものの価値を理解できる者が、世界も手に入れられるのだ。彼らは宝を求めている。我々が目にしたことのある宝を。

物語3： 我々は地上に出てからも長い間、暗い場所に住み、地上の人々が我々に気づくまで”古代の舞”を踊っていた。彼らは我々と同じように考えることはできない。彼らには我々のリズムを感じることができない。我々は監視を続けた。

地上で起きたある戦いで、我々は名声あるリーダーを助けた。我々は秘密の道（すべてではないが）を彼に教え、彼らを勝利に導いた。その礼としてリーダーは我々に贈り物をした。それは我々が街を築くための地上の土地だったのだ。

我々は地上でも、他の者たちには感じられないリズムを感じている。だから彼らは大地にヒビが入ったり、海が荒れたりしたときに、どうしていいのかわからず、ただ震え泣き叫ぶのだ。しかし我々は、自らのリズムを変え、変化に合わせることができるのだ。我々が長い年月を過ごした暗闇の世界では、多くの変化が起きていた。これにより、我々には次に起きることを予測する力が備わった。変化を感じたら、それに合わせて我々も変化する。我々の尾を見るのだ！

古い秘密の通路の多くは閉じられたが、代わりに多くの新しい通路が作られた。我々の繊細な指で、世界を動かす中心部の鼓動を感じるのだ。その鼓動を我々の体に刻むのだ。

世界が動くと変化がやってくる。我々の周りの新しい世界のリズムを知ると同時に、過去のことを忘れてはならない。地上の世界にいる今も足は大地に触れている。さらに広い場所に行けば空にも触れられるのだ。

ラトンガはよいです。色々と。
※”古代の舞”に関しては、”ダンス・オブ・エンシェント”に詳細な記述があります。そのうち更新。