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採鉱の基礎 - 第1部

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lupinduke

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採鉱の基礎 - 第1部
Basic Mining Guide, Part One
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ブラックバロウ対象のクエスト本。
南Qyのメイジタワー販売品です。

採鉱の基礎 - 第1部

『採鉱の基礎 - 第1部 ブラックバロウ』。セイバートゥース採鉱ギルド編。知恵ある一族によるブラックバロウ鉱山開発の歴史を知る本。
鉱山の中は暗いので、ランプの光を頼りに働きます。鉱石を掘り出せば売ることもできるし、鉱石を使ってさまざまなものを作ることもできます。だからトンネルを掘るのです。セイバートゥースのノールは鼻がきくので、鉱石が土の下や岩の後ろにあっても嗅ぎつけることができます。遠い昔にブラックバロウにやってきたのも、匂いにひかれてのことでした。 セイバートゥース族のノールは、4本の脚で地を駆ける者たちとは違って知恵があります。そして、昔見つけた宝物を守っています。坑道掘りを知らなかったころには、好きなものを狩って暮らしていましたが、知恵の光が訪れ、一族の役にたつ坑道掘りが始まりました。大賢者さまの教えです。「”毛なし”たちは暗い闇に光をともす。我らも光をともそうぞ!」
大賢者さまは最初から坑道掘りをしていたのではありません。まず”毛なし”たちの言葉を教えてくれました。遠くまで旅をして、とても物知りだったのです。旅といっても、決して一族を捨てたのではありません。一族をもっと強くするために、”毛なし”たちのところでいろいろ勉強して、それを教えに戻ってきたのです。そのころは使っていなかった鉱山でも、よそ者に使われないよう一族が守っていました。 ”毛なし”の欲しがる石がわかったので、それを掘って売るようになりました。するとあいつらは攻めてきました。けれど一族のみんなは、”毛なし”を地の底から出口まで押し返し、ついには追い払いました。あいつらはたくさんのトンネルをすばやく逃げ回りましたが、楽しい遊びでもするかのようにして狩り出してやりました。それでも”毛なし”は懲りずにやってきました。
そのうち”毛なし”たちはお互いに争い始めたので、一族はほっとしました。こっちまで来るどころではなくなったからです。一族は暗い坑道で働いて、たくさんの鉱石を掘り出しました。”毛なし”どうしが戦っているあいだ、セイバートゥースはここから動きませんでした。大賢者さまの言葉を信じない者たちが勝手に戦争しても、かまいはしないからです。 ここで坑道掘りのやり方を少し話しておきましょう。鉱石採りにはツルハシを使います。ツルハシには牙のようにとがった先端がついていて、これを振り上げ、鉱石を隠している岩に何度も打ち込みます。すると岩が割れて鉱石が出てくるのです。坑道で働く仲間が、奥から出口へと荷車を押してきたら、そこへ鉱石をいっぱい積みます。これが採掘ということです。では、歴史の話に戻りましょう。
こうして一族は、奥へ奥へと掘り進みました。岩を割って鉱石を見つけ、それを集めるというやり方を繰り返し、何十年もブラックバロウで採掘をしました。そうしてできた空洞のいくつかは、家族の住みかになりました。また、別の空洞は食料の倉庫になりました。”毛なし”どうしが戦っていた年月、セイバートゥース一族は変わらぬ暮らしを続けていました。 けれど”毛なし”は、お互いに争うだけでは満足せず、このブラックバロウにまで自分たちの戦争を持ちこんできました。鉱石ではなく、今度はトンネルが目的でした。トンネルなんて、暗い中でもちゃんと見えるノール族でなければ使えないものなのに。それでも力ずくで占領しようとした”毛なし”たちは、とても大きくて緑色でした。そして、たとえ毛があったとしても隠せないくらい、恐ろしくみにくい顔をしていました。
我らの一族は知恵があります。負けて逃げたと見せかけて、ブラックバロウのもっと下にある、別の秘密の道に行きました。けれど”毛なし”の中にそれも見つけた者がいて、聖なるトンネルを集合場所に使いました。一族がたくわえた食糧をあらし、弱いものを追い立てました。”毛なし”たちに呪いあれ! ここで、一族の栄光ある歴史の第1部は終わりです。第2部に進む前に、試験があります。ノールの子供たち、尾をピンとのばして頑張るのですよ!


最後の言い回しなんか結構好きですが、ですます調で話すノールもまた。

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