Beasts' Stacks
フロストフェルの賛美歌
最終更新:
lupinduke
フロストフェルの賛美歌
A Frostfell Carol
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2006年版フロストフェルのクエスト、フロストフェルの恵み(A Frostfell Favor)の報酬です。
http://eq2.wikia.com/wiki/A_Frostfell_Favor
”フロストフェル・キャロル” |
序説 フロストフェルが一番儲かる季節だと証明するために、この忌まわしい本の著作に力を入れてみた。この本を手に取り、その手段の健全か卑怯かに関係なく、稼ぎたい者の家系に呪いあれ。 あなたの忠実なる友と下僕、M.M.M. |
第1節:あのうっとおしいフロストフェルの奴ら この20年間、フロストフェルエルフとフェイは私を変えようとあらゆる努力をしてきた。初めて奴らがフロストフェルの間に訪問してきた時、 私は一瞬だけ静止した。奴らが唱えている慈悲と平和のメッセージを考慮したのだ。 でもよく考えてみると、こんな生き方したってなんの得にもならない。血と汗と涙を流して稼いだお金を他人に寄付するなんてとんでもない話じゃないか? 正直に言うとフロストフェルの奴らが訪問してきた夜は、仕事を妨害されるからその分睡眠時間が減るんだ。 |
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利益! そう、利益!
間もなくあの陽気で間抜けなフロストフェルの連中も、毎年どのくらいの費用が掛かるかを思い知った。予算の制約のために、私の同僚の亡霊を安物で差し替えたという話も聞いた。 そこで私は、ついに安らかな夜を過ごすためのアイデアを思いついてしまったのだ。私の技術と低賃金労働力を利用し、睡眠を妨害する亡霊たちと対峙する身代わりを立てる方法を見つけたのだ。 カチーン。 |
第2節:3体の亡霊のうち1体目 誰かが私の代わりに、私の過去を決定づけた人生を生きるよう強いられている。哀れなMarlon、我がビジネスパートナー。彼の亡霊には最も手を焼かされた。彼には借金があるが返したくないのでな。 数年のうちに、フロストフェルエルフたちは私の元彼女Lani Cogspinnerを提示するだろう……彼女の亡霊は、彼女自身より更に安いからな。またある時には、ギグルギバーたちが私の父の物まねをするところを見て耐えなければならなかった。 むかつくぜ。 |
ここで登場するのがGwenda Gurgley Gigglegibber、フロストフェルパストの亡霊、貴重な酸素を無駄にする者だ。 今度は、Lani Cogspinnerの見当違いの苦悩の話だ。私がフィーストデイにあのおしゃべりな女に振られたという事を知らないのか? なんでフロストフェルエルフたちやフェイは、彼女の出現が俺の意思を揺るがすと思うのだ? まあ彼女の変わり果てた姿を見る限り、付き合い続けたとしたら、外見を維持するための化粧クリームと薬草に莫大なお金を無駄にしたところだったよ。そう思うと別れてよかったとつくづく思う。 ハッ! |
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第3節:3体の亡霊のうち2体目 フロストフェルプレゼントの亡霊、Gergus Gigglegibberは頭が切れる方ではない。彼のクロークの折り目には、惨めな若きギグルギバーのIgnorantyとWhatが寄り添っている。どうやらクロークの裏地に縫い付けられてしまったらしい。 ああ、Bobby Kritchatの家か。怒りっぽい負け犬たちが集約された家族が存在するならこいつらがそうだろう、特にTiny Jimは常に不機嫌だ! 大抵は、ギグルギバーたちが私に家事をさせようとして大げさに言ってるだけなのだ。今回はその手に乗らないぞ! |
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第4節:最後の亡霊 身の毛もよだつ亡霊Gilby Gigglegibberは、あの赤を着るべきではない。 中でも一番最悪なのがGhost of Frostfell Futureの訪問だ。暖かく居心地が悪い家の中に招くようなことはしない。代わりに、氷に覆われたクソ寒い谷のど真ん中に引きずり出され、どのように未来を見つけ出すのかヒントも与えてくれやしない。 これは19回もやった経験がある。でも君は……一人で頑張るんだな。 これだけは覚えておけ:この仕事を終えたら報酬を与えるからな! カチーン! |
なんだ? ああ……謎を解く鍵が欲しいんだな? 迷路の秘密? 役に立ちそうなアドバイスを一つ与えるぜ。高い所へ登って、渓谷のほうをじっと見てみろ。 氷と雪の峡谷は、俺たちを混乱させるようにあるようなものさ。俺たちに命がある限り、なんらかの選択を下さなければならず、時にその選択肢によって惑わされるということを教えてくれるんだ。青くきらめく壁が雪から空白の石板の様に突き出ている光景は、俺たちそれぞれが自分たちの物語を書けるという事を表しているのさ。 言葉で表せないほど面倒くさいんだ。迷路を究明するために19の季節を費やしたが、もう数える気が失せた。これ以上はごめんだ! |
そうだ! 氷の壁に私の価値がない生きざまについて落書きでもしてほしいのか! なんのためにだ? このくだらない行為になんの意味がある? 睡眠時間と時給が減るだけだ! 全くくだらない! ギグルギバーのやつらは、フロストフェルとは与える事と慈善に励む時期だと俺に分かってほしそうだが。ハンッ! 私が興味あるのは奴らが懸命に稼いだ金のみ! 慈悲活動ならMcScroogle社製の商品を買って貧しい者に再配布すればいいじゃないか! それが与えることだ。それが慈善活動だ。カチーン! |
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第5節:全ての終わり ああ、フロストフェルの最終日、なんてさわやかでエネルギーがみなぎる朝だ! 部屋の窓を勢いよく開き、通りかかった肉屋の息子に声をかけた。 ”そこにいる彼! そうそう、あなただ! 今日は何の日?” ”今日ですか? もちろんフロストフェルデーですよ!” 昨日は睡眠を妨害されなかった! 長らくの間フロストフェルの慈善家に睡眠時間を削られていた者には、充分な休息は代えがたいものだ。 |
我が友よ、ここまで協力してもらい感謝しています。私、Mergott Mizzlefig
McScroogleは、フロストフェルという忙しい時期にあなたの力を貸して頂いたお礼として、あなたの旅を称える本に加え、暖かくて今の季節には実用的なフロストフェル・クロークを差し上げます! 補足説明しますと、残り物のぼろ布から作られたので、タダでもらったも同然なんです。なので今回、あなたは面倒なことを片づけてくれただけでなく、私にとって何の価値もないガラクタをあなたが受け取ることによって価値のあるものになったという事です! これがまさしく我が社McScroogle Corporationがフロストフェルの到来と共に伝えたい大切なメッセージなのです。カチーン! |
2007年のフロストフェルも終わった今日このごろ、ようやくまともに読みました。
当時、貰った本を翻訳しながら読むのが面倒で、ただの追体験かなんかだと思ってましたが、
こんなに腹黒い裏があったとは思いませんでした。
2007年版のフロストフェルイベントで、その辺の決着がついた感じでしょうか。