Beasts' Stacks
『ジョーボとマッピーの冒険』
最終更新:
lupinduke
『ジョーボとマッピーの冒険』
Adventures of Jorbo and Mappy
\aITEM 261437565 -822639009:"Adventures of Jorbo and Mappy"\/a
リバーベイルの-831, -6, -110でクエ本を取得できます。
3連作ですが、続(2作目)と続々(3作目)はDropという渋い仕様です。
クエスト内容も10匹3セット×3セットのよくあるタイプですが、
3冊を通して最低80人のハーフリングを狩らなければいけないという猟奇的構成。
全国のハーフリングの皆さんゴメンナサイ。
『ジョーボとマッピーの冒険』 |
この本には『ジョーボとマッピーの冒険』という題名がついている。ハーフリングの子供ふたりが、胸躍る冒険に出会うという物語だ。 |
ある日のこと、JorboとMappyは、旅に出ようと決心しました。遠くの国々へ行けば、きっとわくわくするような冒険が待っているでしょう。ふたりは荷物を袋につめて、お母さんたちにお別れをしました。どちらのお母さんも、息子のひたいにキスをして、「がんばって行ってらっしゃい」と言いました。 | 旅を始めてまもなく、ふたりはオークに出会いました。そのオークは、「うまい冗談を言ってみろ、でないとこの橋は通さないぞ」と言いました。「へたな冗談だったら、橋から落としてしまうぞ」とも言いました。 |
ふたりのいる橋の下の湖には、ノーラス中でもいちばん恐ろしい魚がおよいでいたのです。その魚たちは、えさがもらえそうだとわかると寄ってきて、水が泡立つほどでした。Jorboがまず「アヒルが湖を渡るのはなぜかというと」と言い始めましたが、オークは「そいつは聞いたことがあるぞ」と言うと、持っていたマグからジャムジャム酒をぐびりとひとくち飲みました。 | この恐ろしい相手からのがれるには、何としても今までにない冗談を思いつかなくてはならないとMappyは思いました。「農民が悪魔を倒した。使った道具は?」オークはきょとんとして、それから「わからない」と言いました。Mappyが「あ、熊手!」と言うと、オークは笑い出し、笑い転げて橋から落ちました。 |
オークが水にドボンと落ちると、魚がみんな逃げました。他のオークたちが何事かと走ってくる音が聞こえましたので、ふたりは逃げました。見つかったら大きな城に連れていかれるのがわかっていましたから、あたりでいちばん大きな木まで走っていって、急いでその木に登りました。 | 木に隠れたのはいいけれど、JorboとMappyはおなかがすいてきました。持ってきた食べ物を全部食べても、まだおなかがすいています。そのとき、枝の一本からハチの巣がぶら下がっているのが見えました。そこでふたりはミツを手ですくい出してなめて、デザートにしました。ところがそこに、マルハナバチのビクシーが群れでおそいかかってきました。 |
さあ大変、くださいと言わないで取ったのですから、お母さんにも叱られるような悪いことをしたのです。ふたりは木から飛び降りて、走って逃げました。ようやくビクシーからもオークからも逃げきって、丘の斜面に埋もれているぼろ小屋を見つけ、その中に入りました。ふたりは知らなかったけれど、それは空家ではなかったのです。 | そこは魔女の住みかでした。悪い魔法使いのおばあさんで、もうふたりの名前を知っていました。魔女はふたりに話しかけて、何をしているのかたずねました。たくさんの、ふしぎな質問をしましたが、特にお母さんのことをくわしく聞きたがりました。それでふたりには、魔女がおそろしい呪文に使うためにいろいろ知りたがっているのだと分かりました。 |
JorboとMappyはなるべく失礼にならないようにしながら、口数を少なくしました。すると魔女は魔法の力を使って、いちごのケーキをだしてきました。どうぞと言われてふたりの少年はすっかりだまされてしまいました。半分ほども食べてしまってから、ようやくふたりは正気に返って、お礼を言うとまた旅に出ました。 | あぶないところを逃れたふたりは、もっと気をつけなくてはいけないと言い合いました。世の中にはたくさんの危険があるんだから、と。そのとき後ろから「そのとおりだとも」という声が聞こえました。振り向いてみると、それはおとなのハーフリングでした。おかしなことに、その人の全身はトカゲのようなうろこにおおわれていたのです。この謎のハーフリングは誰なのでしょうか?そのお話はまた今度。 |
『続ジョーボとマッピーの冒険』につづくー
ちなみに、英語版における農夫と悪魔のジョークは、
"What does the farmer say when he can't find his rake?"
(適当訳:熊手を探している農夫は何と言ったか?)
だそうです。オークが分からない、と言うと一言、
"Where's my rake?"
(熊手はどこだ?)
ここでオークが爆笑するわけですが、要するに
lake(湖)とrake(熊手)を掛けた落語っぽいジョークでしたと。
正直「あ、熊手!」もどうかと