Beasts' Stacks

『続々ジョーボとマッピーの冒険』

最終更新:

lupinduke

- view
管理者のみ編集可


『続々ジョーボとマッピーの冒険』
Even More Adventures of Jorbo and Mappy
\aITEM -1603038897 -2111806229:Even More Adventures of Jorbo and Mappy\/a
リバーベイルのMobより箱Dropでクエ本を取得できます。
「続」と同様、色んなMobから出るようですが、
続々に関してはどこで手に入れたか覚えてません。

『続々ジョーボとマッピーの冒険』

この本には『続々ジョーボとマッピーの冒険』という題名がついている。ハーフリングの子供ふたりが、胸躍る冒険に出会うという物語だ。
JorboとMappyは、お母さんのいる台所を離れて以来、たくさんのどきどきするような冒険に出会いました。オークと魔女の手を逃れ、ドラゴンのようなハーフリングにも出会いましたが、外の世界にはまだもっと発見があるとわかっています。ドラフリングに少し助けてもらって、これからもまだ冒険を続けようと思うのでした。 ドラフリングに教えられたとおりに、たくさんの丘や谷を越え、農場を横切り家々を通り過ぎて、ふたりは謎の人が言っていたものを見つけました。目の前に立っているのは、時間の中で凍りついた巨大なトロルでした。大きくてひょろ長い脚と長く伸ばした腕をしたそのトロルは、全身が木でできていました。
今までに一度もトロルを見たことがなかったので、ハーフリングのふたりはどうしていいかわかりませんでした。ドラフリングは危険は全くない、と言っていたので、遠くまで見えるように木のトロルの頭までよじ登ってみました。本物の立ち木と同じくらいの高さがあったので、かなり時間がかかりましたが、ふたりはついにてっぺんまで登りました。そのときトロルは目を開け、動き始めたのです。 トロルの足取りはしっかりしていて、目的を持って歩いているようでした。ふたりの少年はこわいよりも先に、風景が動いていくさまに目を奪われて夢中になりました。けれどまもなく1人のオークが、トロルの頭に乗っている彼らを見つけて、大声で仲間を呼び集め、トロルに向かって「その子供たちをよこせ」と言い始めました。
木のトロルは最初、オークには全く注意を向けていないようでしたが、とてもたくさんのオークがまわりに群がってきたので立ち止まりました。オークの1人が進み出て、奇妙な言葉でしゃべり始めました。3つの言語を話せるゴブリンと会っていたので、ふたりの少年はオークが何を言っているのか聞き取ろうとしましたが、風に鳴る木の葉の音と同じくらい、何もわかりませんでした。 木のトロルは突然腕を動かして、頭の上に居たふたりをつかみ、下に降ろしました。ドラフリングは嘘をついたのだろうか、とふたりは思いました。今やオークにつかまってしまったからです。今度こそ逃げようがなくて、とうとうこれで冒険の旅もおしまいかと思われました。
捕虜としてオークの町を行進させられ、この残酷な悪者たちの手でむごい目に遭わされるのだとふたりは覚悟を決めました。あたりを見回すと、捕虜になっているのはふたりだけではなく、なんとリバーベイル全部だったのです!もう望みはないと思ったとき、ひとすじの希望の光が見えました。オークたちは、ふたりの家へとまっすぐ向かっていくではありませんか。 オークに連れられてJorboとMappyが家に近づくと、ふたりのお母さんが戸口に立って待っているのが見えました。いらいらと足踏みをしながら、腕を組んでいます。それを見たふたりは、今度こそ望みが絶たれたのを知りました。あの悪い魔女がお母さんたちを操っているのがわかったからです。実際、お母さんたちの後ろに、あの老婆が立っているのが見えました。
お母さんたちはいきなり、「どうしてDeputy Dopkinを池に落としたりしたんだい?」と言いました。何のことかわからずにふたりがぽかんとしていると、オークの1人が、「Deputy Dopkinならさっき橋のところでジャムジャム酒を飲んでいるのを見たよ」といいました。たったそれだけで、魔法の呪文は解け、オークはみんな元どおりにハーフリングの姿に戻ったではありませんか! そこでふたりの少年は、お母さんとまわりのみんなに、その日の出来事を話しました。そして、「晩ご飯はなあに」とお母さんに訊いたとき、まだあの悪い魔女がお母さんたちを放していなかったことがわかりました。なぜならお母さんたちはこう返事したからです。「今日はデザートなしですよ、だってさっき、いちごのケーキをたくさん食べたじゃないの」 - おしまい


このラスト4,5ページの流れは結構好きです。

1作目は「ヘンゼルとグレーテル」的でしたが、だんだんルイス・キャロル的展開にシフトしてるような。
雰囲気的に「3つのかぎ」と似てますが、同じ人が書いたんでしょうか?

ウィキ募集バナー