「
黄忠
」の項目の続き。黄忠の各種弓攻撃に関しての、具体的な使い方の補足。
チャージ弓攻撃
CR矢(近距離)
対単体接近戦時は絶大な破壊力を誇る黄忠にとっての伝家の宝刀。
しかし実は雷玉装備時には、単体戦でCRにお世話になる事はあまり無い。雷玉装備時は対単体には雷仙丹C6の地上2Hitがあり、こちらはCRと違い非常に当てやすい。わざわざ空振りのリスクが高いCRを無理して使うより遥かに安定して戦えるだろう。
しかしどうせ黄忠を使うなら、他キャラと大差の無いコンボよりは、当て難いCRを何とか工夫して当てるという点に楽しさを見出す人も、中には居るかも知れない。
CRはある意味黄忠を象徴する技だが、その極端な当て難さと、その代わりに当たった時の威力の大きさから、非常に趣味性の高いギャンブル技でもある。
対単体武将へのコンボとして使うには制約も多いので、当てる為の条件をしっかり整えてから使うようにしたい。
【ヒット条件】
まず、CR矢が空振りしない為の条件を把握しておこう。普段のCR矢の当て難さの原因は、「N1をヒットさせた時点」で「敵を黄忠の真正面に捉え、尚且つL1ボタンで画面奥方向を向いた状態」の最適な位置関係でないといけない事だ。
少しでも黄忠が敵に対して斜めを向いていたり、敵が画面奥側に居ない状態でN1を当てたりすると、早くもCR最後の矢が外れる可能性が濃厚になる。
一応、斜め前方に居る敵に対しても、偏差射撃の要領でヒット時のズレを予測して、スティックによる方向制御で強引に当てる事も出来るがリスクが大きい。
基本的にCRは敵が真正面に居る時のみの連続技と思っておいた方が無難。少しでも斜め方向にずれた場所に居る敵には、CRに繋ぐのは控えた方が良いだろう。
なお、浮かせた敵には簡単に全段Hitするのだが、空中Hitだと威力が激減してしまうので使う価値が殆ど無くなってしまう。また、貫通性能が無い矢なので、周囲の敵味方の雑魚が間に割り込んでくると矢が消されてコンボが途切れてしまう。
つまり、この技を単体武将戦で使う場合は、雑魚を先に片付けるか武将を誘導する等して、周囲に雑魚が少なくほぼタイマンに近い状況が必要になる。これらの条件のせいでかなり使える状況が限られる技と言える。
【鍔迫り合い→CR】
最適な位置関係を知る目安は、「鍔迫り合い直後」の状態だ。
鍔迫り合いに打ち勝った直後にL1ボタンで視点を回転させて、黄忠が画面奥正面を向いた状態にすれば、敵も真正面に捉えている最適の位置関係になる。
後はそのままCRを繰り出せば連続ヒットが容易になる。ヒットバックで左右にずれても僅かなスティック調整で全段ヒットが狙える。
この位置関係を体で覚えれば、敵をダウンさせた起き上がりに敵の正面に立ちL1で画面奥を向くだけで、CRを全段ヒットできる様になる。また少し離れた画面奥方向から迫る敵にも、少し距離さえ空いていれば決まる様になると狙えるチャンスが増える(無理は禁物)。
【凍結→CR】
そして一番簡単なCR矢を当てる方法としては、凍結した敵にCRを決める事である。
凍結した相手に対してなら、落ち着いてL1ボタンを押す時間的余裕がある。L1で黄忠を敵の真正面に正対した最適な位置関係に調整してからN1を当てる事が可能になる。
普段は異様に全段ヒットが難しいCRも、凍結中は敵のやられ判定が大きくヒットバック量も少ないので安定して全段ヒットさせられる。しかも、凍結状態だとCR矢の威力が更に増すので、コンボの難易度は下がるのに威力は上がる。CRにとって凍結の恩恵は非常に大きい。
凍結CRを狙うにはC4かC5が最適。敵を吹き飛ばしたい場合はC4、敵を吹き飛ばさずその場に残したい場合はC5を主に使う。つまり、氷玉装備時は「氷玉C4orC5を連発」→「凍ったらCRで大ダメージ」、と割とシンプルな方法で戦う事が出来る。
なお注意点として、凍結CRを狙う際は浄炎火矢は装備しないでおこう。凍結中に火矢で燃焼効果が付いた途端に凍結のダメージ増加補正が消え、凍結解除後に数秒間敵がのけぞらなくなるバグ現象が起きる。
【氷玉時以外CR】
氷玉時以外で当てる時には、まず武将と戦う環境作りから始める必要がある。
コントローラーのアナログスティックの感度を調整できるタイプの場合、感度が高すぎると少しスティックを操作しただけでも自武将が過敏に向きを変える事があるので適度に調整しておこう。
【1】壁際誘導
CRは貫通性能が無いので周囲に雑魚が多いと途中から矢が当たらなくなってしまう。
CRを当てる際に周囲の雑魚を先に片付けられるならそれがベストだが、黄忠のN攻の攻撃範囲でそれが難しい場合なら、敵を誘導して雑魚の居ない場所に呼び寄せるのも手だ。
遠距離に居る敵武将に矢を1発当てる等して、敵武将のターゲッティング相手を黄忠に向けさせ、後はレーダー内の視界外領域に放り込んで、雑魚の少ない場所まで誘導しよう。
壁のある場所ならCRをかなり当てやすくなるので、単体戦でCRを狙うなら壁際に誘導したい所。敵との一直線なラインを確認しやすい上に、矢が当たってのけぞる敵の動きも壁に沿って直線的に修正される。
たとえ敵武将にCR矢を1発外してしまい途中からガードされても、最後の1発をガードさせれば反撃は受け難いので、壁際なら比較的顔あり武将相手にも積極的にCRを撃っていける。
【3】壁際CRコンボ
もし壁際でCRをヒットさせて気絶状態にできたら、追撃でCR→C5と当てた後に更にCDまで繋がる可能性が出てくる。黄忠のCD発生速度は結構早いので、浮かせた敵へC5を当てても受身を取られる前に強引にCDまでヒットする事がある。
CDは剣を右に払うので、黄忠の右手側(敵は左手側)が壁に当たる様に向き合うと、追撃のCDまで決まるチャンスが出てくる。
空中補正のかからない斬玉時と、受身を取られない雷玉時は積極的に狙っても良い。雷玉・斬玉時以外なら、CR後はもう一度CRに繋いだ方が安定する。
もちろん受身を取られる可能性はある上に、残念ながらCDのリーチが短いので壁際で敵のアルゴが低い時しかまず当たらない。
しかし、もし斬玉時に壁際で敵武将と戦い、CR気絶→(接近して)C5→CD等と決まると大ダメージを与えられる。普段はCR→斬C5で止めた方が無難だ。これでも十分大きいダメージを与えられる。
雷玉時は地上ヒットでC5を当てても追撃のCDは空振りしてしまうが、一旦浮かせた敵にC5を決めた場合は続けてCDが当たる事がある。
CDが右方向に刀を振るので、地上で斬っている時に敵を若干右斜め前に捉えておくと決まりやすい。これもCDのリーチが短い関係で壁際等以外ではCDが空振りする事が多い
【まとめ】
この様に、実用性だけ考えるなら、CRコンボは制約が多すぎてリスクとリターンの関係がイマイチ釣り合わない面もある。ただその分、それらの苦労を全部乗り越えて全段ヒットした時の達成感もまたひとしおだ。
そして実用性が全く無い訳でもない。CRコンボを確実に当てられる様にマスターしておけば、属性玉に頼らずに仙丹(11武器)さえあれば十分高いダメージを出せる様になれる。
対単体へのここぞという時の一発の火力があるのはやはり強みだ。
夏侯淵にはリーチで負けていても、最大火力で上回っている黄忠は、体感的な頼もしさを感じる度合いは大きい。
属性玉アイテムが使えないターンの戦闘でも黄忠を出撃させて有効に起用できる様になれば、自軍全体の戦力をアップする事ができるだろう。
CR矢(遠距離)
単体へのコンボとして使う事が多いCR矢だが、威力が大きいので虎戦車の破壊にも便利。
近距離でもC1矢の様な強制ホーミングがかからない上に、仙丹付きなら1発辺りの威力はC1矢が5発ともフルヒットした時の威力に匹敵する。通常のN矢やC1矢だと敵弓兵を1撃で倒せなくなった時でも、このCR矢なら1撃で倒せる事も多い。いわば「矢数を消費せず連射可能な高威力のN矢」として使える。
遠距離の敵に対する狙撃技としては、貫通性能が無い上にC1矢と違い1本ずつしか飛んでいかないのでイマイチな面も多い。
だが、C1矢だと離れた相手に撃った場合に僅かでも方向がずれていると5本とも空振りしてしまう事がある。その点、CR矢なら飛んで行った方向を見ながら1発ずつ着弾位置を修正できるので、全部の矢が空振りする事態は避けやすい。
また、視界ギリギリの遠距離に耐久力の高い弓兵が居て、歩いて近づくと時間がかかりそうな場合なら、CR矢で弓兵長だけ倒して少し移動すれば、レーダーの視界から弓兵が消失して倒した事にできる。こういう場合は歩いて接近して斬るより早く拠点制圧が完了する場合がある。
遠距離に部隊長を含む少数の敵が居た場合のみ、と状況はかなり限られるが、CRを遠距離狙撃技として使うのも悪い選択肢ではない場合が存在する。
C1矢
仙丹や属性玉による強化には未対応で浄炎火矢による炎属性追加のみ有効。
その為N矢と同様、火力にやや欠けるのが欠点だが、矢数を消費せずにN矢並の威力の矢を5本同時に放てるので補助技としては十分に使える場面がある。僅かながらゲージも溜まる。
軍師ビーム系よりも隙が大きいのが弱点だが、こちらは矢なので飛距離が非常に長く画面の遥か奥まで飛んでいくのが利点。よって、敵の巫女兵団や妖術師団は敵のビームの射程外からC1で一掃できる。
C1矢1発で弓兵が倒れてくれる様な場合には、ゲージが溜まる遠距離攻撃として結構便利だ。逆にC1矢を3発くらい当てないと弓兵が倒れない位に敵の耐久力が高い状況では出番が殆ど無くなるだろう。
【遠距離ロックオン方法】
遠くの弓兵や巫女兵団等を狙う際は、スティックで自分で狙いを定めると僅かなズレでも当たらない事が多い。
そこで、一度R1ボタンの通常の弓視点モードで対象をロックオンだけ行い、すぐ通常視点に戻ったらそのままスティックを一切操作せずにC1矢を放つと、ロックオンした方向に向かうので正確に当てる事が可能。
遠くの弓兵を狙う場合は、敵弓兵の"構え"に注意して間合いを調整しよう。
敵弓兵がこちらを認識して弓を構えている状態では、こちらがC1矢を撃った際の硬直に敵の矢も喰らってしまう可能性がある。敵弓兵が構えを解く程の遠距離になれば、敵弓兵がこちらを認識していない状態なので安心して攻撃できる。
【遠距離(追尾性能なし)時】
通常のR1矢は自動照準なので横方向に動き回る敵に当て難い。
そこでC1矢は遠距離ではホーミング性能が無くなる点を利用して、横に動く敵の予想到達地点にスティック調整でC1矢を放つと、5本の矢が幅広く平行に飛んでいくのでヒットさせやすい。
青ゾーンから逃げる敵を一旦ダウンさせてその間に追いつく場合等に重宝する。ただしホーミングしないので段差があると当たらない。N矢との使い分けが必要。
遠距離の弓兵を倒す場合には、弓兵がこちらから見て横一列に並んでいるなら、少し距離を置いてホーミングの掛かっていない5本平行に飛んでいく矢を当てる。近距離だと追尾性能が邪魔して1体にしか当たらないので距離が大事になる。
もし弓兵が縦一列に並んでいるなら、縦列が僅かに斜めになる様にしてC1矢を出せば、1体1体に別々の矢がヒットして一掃できる。或いは完全に縦一列になっている場合なら、先頭の弓兵にだけ矢を当てても人間爆弾を起こして残りを始末してくれる事もある。
いずれの場合も敵弓兵の耐久力が高くてC1矢2発でも倒れない状況なら、C1矢を無理して使う必要は無い。代わりに威力の高いCR矢やC矢を使うか、歩いて接近して直接斬った方が早いだろう。
【近距離(追尾性能あり)時】
近距離時は一転してかなり強力なホーミング性能がかかる。高低差にも強く、敵の象騎乗武将が壁に引っ掛かって足踏みしている時など、真横に立ってC1矢を撃つと矢がほぼ垂直に上昇して象騎乗武将を落とせる程だ。馬騎乗武将も落としやすい。
逆に言えば近距離では1体の敵に5本の矢が集中する上に貫通性能が無いので、集団相手にはまるで役に立たない。威力も大して高くないので、ホーミング性能で単体敵を確実にダウンさせる補助技としての使用に留まる。
なお、C1矢が1発だけ当たった場合はN攻1~2発分程度の威力だが、近距離でC1矢が5本ともヒットした場合は、N3途中止め程度のダメージ量がある。
【対単体武将】
その他の使い方として、かなり離れた遠距離に居る敵武将に対して使える事がある。C1矢の射程は長く、視界の遥か彼方にギリギリ見えている様な敵にも当てられる。
離れた位置に居る敵武将は、C1を出すと即座にガード姿勢を取るものの、矢が武将の所に着弾するまでに時間がかかるので、途中でガードを解いてしまい、結果としてC1の矢を喰らう事がある。ただ、矢に貫通性能が無いので、敵武将と黄忠の間に雑魚兵が入ると使えない。
使える状況は限られるが、矢のストックが不足して普通の矢が使えない時に苦手な顔あり武将に近づかれた場合は、接近戦を挑む前にC1矢で安全に体力を削っておけると少し有り難い。
R1視点弓攻撃
N矢
通常のN矢攻撃(R1ボタン+□ボタン)は遠距離の弓兵等の駆逐や騎乗武将落としに使う事がある。もちろん弓兵に歩いて近づいて直接斬った方が早い場合はそちらの方が良い。画面の遥か彼方の弓兵など、脚が遅い黄忠だと歩いて近づくより弓攻撃の方が早く倒せる、と判断した場合にのみ使っていく。
敵の耐久力が上がってくると、N矢では威力不足で1撃で倒せなくなってくるので、そうなったら高威力のCR矢やC矢で代用するか、接近して中距離からのC6や近距離からのN攻で攻撃する方が早い。状況に合わせて戦闘スタイルを切り替えよう。
C矢
C矢(R1+△ボタン)は遠距離レンジで結構重要な役割を果たす。
最大の特徴は、遠距離では敵武将がC矢を殆どガードせずに喰らってくれる事。C矢がヒットした敵は気絶するので、敵が離れていれば確実に気絶を誘発できる。極論すれば、「C矢気絶→追撃→C矢気絶→追撃…」を繰り返せばどんな苦手な武将も接近戦を挑むリスクを冒さずに倒してしまえる事になる。
黄忠の高い弓攻撃力に11武器や仙丹の補正が加われば、「C矢気絶→C矢」だけで敵武将の体力を4割強奪う事もあり、更に起き上がりにもう1発C矢を重ねれば、接近戦を待たずして敵武将が倒れる事もある。
他キャラだと威力が低く決定力に欠ける場合もある弓攻撃だが、流石に黄忠クラスになると十分有効なダメージを与えられる。特に弓防御力の低い敵武将には効果が大きい。
もちろん、実戦では集団の中で戦う事が多いので、貫通性能のない弓攻撃をそうかんたんに狙った相手にヒットさせる事は難しく、有効活用できる場面は限られる。
だが、敵武将と接近戦を開始してからでも、C4等で吹き飛ばした敵に狙い気絶させられるなど、苦手武将相手にはC矢から一発逆転のチャンスを掴める事もある。要所ではキッチリ決めて行けると効果が高い。
最終更新:2010年03月12日 18:40