マビノギ限定ギルド@Wiki内検索 / 「オタクとは何か」で検索した結果

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  • オタクとは何か
    イメージと異なり、「オタク」は高度なコミュニケーション能力を持った存在である。 コミュニケーションの手段として特異な能力を備えていることが多い。 これは独自の分類であるが、世の中には3種類の人間がいる。 どのような種類かを簡単な理科の実験を想像しながら説明したい。 水に食塩を入れる 水に油を入れる 水にビー玉を入れる 「水」は人間の社会体制全体を表し、入れる物質は「個人」を表している。 水に食塩を入れて混ぜるとどうなるか。 ある一定の量の食塩は、水に完全に溶ける。 それ以上は溶けることができず、食塩のまま残ってしまう。 しかし温度を上げることによって溶ける量を増やせるようになる。 これが「一般的な人間」である。 つまり社会にごく自然に溶け込むことができ、過剰な分は「仲間外れ」として出てきてしまうが、 基本的にはすべてを受け入れる体制が整っている...
  • 冒涜絵画教室
    ...解 意図して似せる オタクとは何か 自意識過剰をやめよう 隣の芝は青い 楽しいことは仕事にならない もしスランプに陥ったら 矛盾しているのではないか デッサンに適した鉛筆とは ワンパターンは長所 キャラクターの設定は後回し 他人の絵のほうが上手く見える 1番にこだわりすぎないように 「既出」はいけないのか 美術には「非人道的」ともいえる側面がある
  • お絵描きのメカニズムを基礎から学ぶ
    ...解 意図して似せる オタクとは何か 自意識過剰をやめよう 隣の芝は青い 楽しいことは仕事にならない もしスランプに陥ったら 矛盾しているのではないか デッサンに適した鉛筆とは ワンパターンは長所 キャラクターの設定は後回し 他人の絵のほうが上手く見える 1番にこだわりすぎないように 「既出」はいけないのか 美術には「非人道的」ともいえる側面がある 課題2:「面倒だ」と感じるまで描いてみよう 自分の顔を描く際の注意 道楽で絵を描くこととプロになることの違い 評論家気取り みんな同じに見える 「楽しい」と感じるとき 素人が描いたようには見えない絵 「一発で」完成するわけではない 誰でも絵は描ける あなたの絵はいくらで売れる!? 写実的な絵は淘汰される 作品の本当の価値 好きなことが嫌いになる? ※注意 この講座(?)は、「絵がぜんぜん描けない」「まったく描けない」人を対象にしており、...
  • 同族嫌悪
    ある学校生活のお話。 あるところに学生がいました、友達はほんの一握りしかいなく、他の人からは罵られたり、白い目でよく見られました。 何故かって、その学生は一般的に言われる「オタク」という者だからです。 それが何かがきっかけに広まり、皆からは、キモイ、死ねよ、などと罵詈雑言を浴びせられていました。 この学生が本を読んでいると、周囲からキャーキャーと声が聞こえました。 (うっさいな…) と思いつつも何か言えば集団で理不尽な事を言われるに違いないと思った学生は、ただ聞いてるだけにしました。 女学生達はこう言っていました。 「ねぇねぇ、ジャニーズの何々くんかっこいいよね!」 「うんうん、何々君は何々の番組でも活躍してるからねぇ」 等と言っていました。 オタクの学生はこう思いました。 (あいつらだってジャニーズオタク...
  • 写実的な絵は淘汰される
    現在進行形で「淘汰されている」? 今日、「まるで写真のようだ」と思える絵を描く技術は、実は数百年も前に確立されており、 それを描いているだけでどんな絵描きも生きていけるとは限らなくなっている。 絵を学び始めた人や、見るだけの人にとっては、写実的な絵ほど興味深いものはないかもしれないが、 いざ絵を描く立場になったとき、はたして自分を維持していられるだろうか? 「三次」と「二次」 本当に見たいと思っている絵。 描きたいと思っている絵。 どのような絵なのか考えてみよう。 一見「写真」のような絵なのか、あるいはそうではない絵なのか? 現実を考えてみてほしい。 (実際の人間に比べて)異様に大きな目、 緑やピンクなどのありえない髪の毛の色、 肩幅に比べて巨大な頭部、 内臓の状態が心配になってしまうほど細い胴体、 細いにもかかわらず豊...
  • 皆が家族になれる店
    ある町に一人の男がいた、その人物の名前は西条武、この世に面白味を見出せない男のある出会いの物語である。 (はぁ…毎日毎日同じ行為を繰り替えして、何が楽しいんだ…)と西条は思う。 そして電車に乗り職場へ行き、同じ行為を繰り返す、そんな自分に飽き飽きしていた。 だがその日は少し違った。 (ん…あそこ工事してるのか、何ができるんだろうか…)と少しだけわくわくした気持ちが込み上げた。 そして数日後、その工事した場所には、一つの店「ファミリーマート」ができていた。 西条は何を思ったか行ってみようと考えた。 そして店内に入店した時、初めて来たのに何故か昔から来た事があるような気がした。 そして店員一人が「おや、貴方が初入店ですよ、おめでとうw」と言った。 そして西条は(初入店?コンビニなら人がもう入っていてもいいはずだが…)と思っ...
  • 選り好み
    ( ・∀・)<エロイな                 エロイよ>(・∀・ ) aspirinと凪史巧が昼間から、好きな女性NPCは誰かということを話し合っていた。 マビノギはテキストの誤植や、理解不能な言語、文字化け、使い回しの表現が非常に多く、 そのクオリティの低さには誰もが萎えるが、NPCのイラストには目を見張るものがあるといい、 全国のオタクや腐女子と呼ばれる人種の関心を引きつけてやまない。 aspirin「ファーガスは(゚⊿゚)イラネ」 凪史巧「Σ(;´△`)エッ!?」 aspirin「増水したアデリア川に流されて(゚∀゚)シネ!」 凪史巧「ファーガスは女性じゃネ━━━━(゚д゚;)━━━━!!」 エロい凪史巧とは異なり、シャイなaspirinはなかなか女性NPCについての話題を振ることができずにいた。 as...
  • 第11エルグ - アカウントハックの絶望
    最初のほうでトロイの木馬が引っかかったら間違いないっすよ。 血も涙もないギルド「限定」に入って間もないころ、 パソコンに不正アクセスされて致命傷を負ったュシールルは、 昭和の時代を連想させる肉声でメンバーに挨拶をした。 そして、誤解と被害の拡大は阻止された。 ……かと思われた。 aspirin「;うぃるす が心配だから、みんなもチェックしてヽ( ゚д゚)ノクレヨ」 鈴仙紅朔「(「・ω・`)・・・ドレドレ」 ュシールル「σ(゚∀゚ ∬オレりんさんのスリーサイズとか聞いてないって…」 aspirin「0),,゚Д゚)」 ュシールル「ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 鈴仙紅朔「ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 キムタカ「ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwww(´・ω・`)ん?ちょwwwwwwwwww...
  • aspirin用個人メモ2
    追加~2011-07-24 あすさん 2011/7/24 (Sun.) 01 55 44 頭部しか描かない経験はほとんど益をもたらしません。 際限なく繰り返し描かれた「顔」はまったく役に立たないのです。 たとえ顔だけの画家を目指すとしても、顔だけ描いていては何もかも不足してしまいます。 どうでしょう。 顔だけを描いている人は「自分は一生懸命だ」「満足だ」と言います。 しかし顔から下、つまり「体」を描いてみると、あまりの出来の悪さに投げ出してしまいます。 私がそうだったのです。 「バカの一つ覚え」で顔を延々と描き続け、そこから収穫するものなど何一つありませんでした。 ほかにも「髪の毛だけ」「瞳だけ」「衣服の装飾の一部だけ」を熱心に描いたり、それしか描かなかったりする人は多いと思います。 それ以外の部分は描かないか「省略」してしまいます...
  • 道楽で絵を描くこととプロになることの違い
    ただ趣味で絵を描いてみようと思うことと、 それを仕事として代価を得ることは何が違うのか。 この点は、少しでも絵心があって画力にもそれなりの自信を持っている人ならば いつかは考えるようになる事柄である。 しかし、その全員が仕事につけるわけでもなく、また全員が趣味の領域にとどまるわけでもない。 「道楽」と「仕事」。 この決定的な違いを分けているものは何なのだろうか。 仕事として絵を描き、代価を得るという工程には、 必ず「報酬を与える人また組織」が存在する。 ここで注目してもらいたいのは、絵を描く側ではなく、それに対して報酬を与える側である。 報酬を与える側は、当然、その作品に「見合った」金額を決めている。 この金額が大きければ描き手の給料は多くなり、金額が小さければ給料は少なくなる。 作品のできばえを描き手が評...
  • clover 3話
    早速柏山にさっきの話をしてみることにした。 海谷「さっきさ、変な所にいたんだよ」 柏山「変なところ?お前さっきまで教室にいたぞ?」 海谷「違う」 俺は即答した。 柏山「そう言い切られると…俺の方がおかしいのか?」 海谷「いや、お前はおかしくない。俺がおかしいだけだろ」 柏山「まあお前がおかしいってことにしとこう!それで?」 なんだか今のは納得いかないが話をしてみた。 海谷「さっきさ、その変な所で目を覚ましたんだよ」 柏山「…うーん…意味がわからん」 海谷「端折りすぎたか…えーっと…あ!架空の学校みたいなところで目を覚ましたんだよ」 柏山が少し妙な顔になった。 柏山「…へえ…それで?」 海谷「…そこでさ…本当におかしいんだよその世界。なんせ周りに人が一人もいなくて全部 形だけ の世界だったんだぜ?」 柏山「...
  • デッサンや模写から始めてみよう
    始めに デッサンとは何か? デッサンに必要な能力は? デッサンは身近な道具だけでできる紙 鉛筆 ノート 落書き帳 ペンタブレット シャープペンシル 落書きの種類誰かを描く 誰かの絵を描く 誰かが描く 誰かと描く 2ちゃんねる 病的・カオス ちょwwwデッサンの説明はどうなったwwwデッサンとそうでないものの違い 模写はこういうもの デッサンは何の手段? スケッチ、ラフスケッチ、クロッキー? とりあえず描いてみよう 練習する際の注意点 フリーハンドで直線を描いてみよう 写真を簡単に観察してみよう写真に対角線を引いてみよう 写真の中心から垂直な線を引いてみよう 4つの長方形をさらに4つに分けてみよう もっとよく観察してみよう 写真の縦横比と分割をそのまま用紙に反映させよう上手くいかない場合デッサンスケール(デスケル)を使ってみる 1つの長方形の「内側」を描く見るべきところは「ネコ以外」の空間 ...
  • マビノギとは?
    無料オンラインゲーム マビノギ - Fantasy LIFE! 「マビノギ」(Mabinogi)はファンタジーの故郷である北ヨーロッパで、古くから吟遊詩人たちの間で伝承された歌を意味する言葉です。 ケルト神話をモチーフに、その壮大な世界観、ファンタジー世界をゲーム内で表現しています。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ハンゲームの人はこちら。 ほのぼのRPGマビノギ Let s Temporary Maintenance M.A.B.I.N.O.G.I. 子供から大人まで夢を与えるファンタジーワールドへようこそ! どんなゲーム? 「マビノギ」はずっと無料のオンラインゲーム 「エリン」にある二つの大陸 あなたは旅人となってエリンへやってくる よくある質問と1プレイヤ...
  • 生徒作品(!)
    デッサンや模写から始めてみようの要領でどのような変化が起きるのか、実例を紹介したいと思います。 当時「バイオハザード2」が学校で流行りすぎていたため、題材のほとんどがバイオです≧∀≦ブハハハハハハ このように興味の対象を共有できると上達しやすいですね。 その1 その2 その3 (,,゚Д゚)∩先生質問です! その1 1-1 初めの模写 形を上手く「収めよう」とする努力が払われています。 注意深く描写しようとするあまり、その部分だけが大きくなりがちです。 「描く」ことよりも、まず「見る」ことを優先しなくてはなりません。 1-2 要領を覚えた模写 初めの模写とは違い、形を上手く作り出すことができつつあります。 周りの形を参照しながら描いていくことにより、レオンも男前になるのです。 1-3 形を十分に把握できている模写 全体のバランスが明ら...

  • さて、ここでは何の話をしようか… そうだ、昔の話でもしようかw 昔の凪は、ほとんどオフゲしかやってなかったんだっけ… んで、パソコンが欲しくて欲しくてたまらなかったんだw それで、金貯めてかったんだよなぁw懐かしいw それで初めてPCと言うものに触れたw そして、「マビノギ」と言うオンラインゲームを知った、そしてやってみたんだw 最初のころは何も分らなくて心細かったんだっけな、今じゃもう覚えてないやw そして、色々理解してきて、何かやろうと思ったとき、あすさんに出会ったんだ。 そう、それが限定への扉だった。
  • 番外編あすさんの家庭教師 - あすさんのバレンタイン2011
    あすさんの家庭教師 番外編 今日は月曜日。 土日の開放感とは打って変わって倦怠感に襲われる1週間の始まりであるが、 いまだに中学3年の夏休みが続いているあすさんにとっては無関係の曜日であった。 明海「あすさん! 今日は何の日か知ってる~?」 あすさん「ふむ。検索してみるか…」 明海「いやいや、普通に答えてよ」 あすさん「節分かな」 明海「それはちょっと前だね」 あすさん「建国記念日だったか」 明海「惜しい。それは11日」 あすさん「終戦記念日」 明海「もうそれ適当に言ってるでしょ。2月14日といえば~?」 あすさん「214で、にいよんの日」 明海「にいよんって何?」 あすさん「お兄さんのこと?」 明海「はあ…もういいわ。ヴァレンタインデーよ!」 あすさん「バイオか」 明海「さあっ! この箱をあすさんにあげましょう~~」 あ...
  • ギル伝サンプル
    作文に必要なネタは日頃から記録を。 「ライトノベル」という用語には厳密な定義がないらしいので、あさっての方向に進むかもしれませんが、 とりあえずキャラクターを中心として作られており、内容が薄く、読みやすいものと理解して 書き込んで(読み取って)いくことにしましょう。編集はまだ終わらないわ。 「ライトヘテロカイトシールド」や「ライトメルカチェーンメイル」の「ライト」でしょうね。「ライトニングボルト」は違うわね。 とりあえず何か書いてみましょうか。ご飯でも食べましょうか。 文章を書く能力なんかなくたって大丈夫。むしろ文書力のない人でも書けるといったほうがいいわね。 しょせん同レベルの人の集まりなんだから、変な文章になっても気にしないことね。 物語を書いてもいないうちから過度の「設定」はしない(考えない)ほうがいいわ。最初からキャラクターのイメージなどを厳密に設定してしまう...
  • デッサンに適した鉛筆とは
    よい道具を使ったからといってすぐに上達するわけではないが、 それによって気持ちを引き締め、モチベーションを高めることができる。 あなたは普段どのような道具で絵を描いているだろうか。 シャープペンシル ボールペン 鉛筆 マウス ペンタブレット もっとも普及しており、誰にでも利用されているのがシャープペンシルであろう。 これで絵を描いている人も多いと思われる。 ここではシャープペンシルではなく、鉛筆について少し考えてみたい。 鉛筆には種類があるということをご存知だろうか。 芯の硬度(濃さ)によって分けられている。 しかし2Hや4Bといった硬度以外にも種類があるということは、あまり知られていないのだ。 それは鉛筆そのものの種類、品質による違いである。 キャラクターものの鉛筆 事務用、一般筆記用の鉛筆 製図、絵画用の鉛筆 この...
  • 楽しいことは仕事にならない
    現実は決して甘いものではない。 努力だけで趣味と仕事を両立させることのできる人は少ない。 「楽しいことだから続けられる」というのは間違ってはいない。 しかし 「楽しいことだから仕事として成り立つ」とは限らない。 実際、そんなに甘くはないからである。 たとえば絵を描くのを仕事とし、それで代価を得ようとするのなら、 ときには自分の苦手なジャンルにも着手しなくてはならない場合もあるだろう。 しかも締め切りの時間に間に合うように仕上げなくてはならない。 自由気ままに描いていればいいというわけではないのだ。 それができなければ、もうその人に仕事は与えられなくなるかもしれない。 「絵描き」を名乗るのは自由であるが、仕事をしていなければただの絵描きに過ぎない。 安定した収入が得られるという保証はまったくなく、 どんなに絵を上手に描けると...
  • よくある質問と1プレイヤーとしての立場からの答え
    このページには、ネタバレ以上にゲームの核心に触れている恐れのある内容が含まれています。 純粋にファンタジーを満喫したい方は読まないことをお勧めします。読んでしまうとハァンタジーになる恐れがあります。 質問をクリックしなくてもスクロールで全部読めます。 Q 1. 本当に無料でプレイできますか? Q 2. 家を建てられると聞いたのですが… Q 3. 結婚はNPCとできるのですか? Q 4. aspirinさんは女性ですか? Q 5. あの人の性別が気になって仕方ありません。 Q 6. 知識王で質問したら叩かれてしまいました… Q 7. 剣士や商人など特定の職業(ジョブ)につくことは可能ですか? Q 8. 何をすればいいのでしょうか… Q 9. 危険なプレイヤーの見分け方を教えて。 Q10. 初めのうち気をつけたほうがいいモンスターは? Q11. やはり強い武器がないと戦闘できませんか...
  • 1番にこだわりすぎないように
    「1位」「最高」「頂点」を目指すのは大切なこと。 でも、必ずそうでなければいけないわけではない。 マラソンや徒競走などで「1位」に輝くのは素晴らしいことである。 さまざまな競技において、ある種目の頂点に立つことには大きな意義がある。 だが、少し考えてほしい。 「順位」を競っている場合、「1位」に立つことができるのは「1人」だけである。 ……では、はたして、その「1人」以外の大勢の人たちには、何の意義も「ない」のだろうか? そんなはずがない。 優勝することにしか意義がなく、他の人には「やりがい」も「達成感」もないわけではない。 「頂点」を目指して競技に臨むが、結果がどのようなものであれ有意義であるはずだ。 「参加することに意義がある」 とはよく言ったものである。 一度、自分自身のことを振り返ってみよう...
  • あすさんの家庭教師26 - 明海の朝
    「(^q^)うぃくwwwwwwwwうぃくwwてんすwwwwwwぼくてんすwwwwwww」 午前6時を告げる、いけぬまの目覚まし時計である。 明海「ふう、もう朝か~。あすさんは……」 明海は床に敷かれた布団の周囲を見渡し、あすさんの姿がどこにもないことに気がついた。 明海「あれ……あすさん? どこ??」 布団は何者かに荒らされたかのように乱れており、何かを引きずった跡がカーペットに広がっていた。 その跡を慎重にたどっていく明海。 すると… その跡は明海のベッドの下に続いていた。 明海「あすさん……」 あすさんは非常に寝相が悪いため、床を転がってベッドの下に入り込んでしまったのである。 明海「あすさん……なるほど……これじゃあベッドで寝られないわけよね……落下しちゃう……」 明海はベッド...
  • ドクターあすさん3
    「私は研修医なんかじゃない…。ただ医者になりたいだけの人間だ…」 田中信一の正体は医師ではなく、大学の医学部に通っているだけの青年であった。 田中「あの子を助けたのは私じゃない……。本当はあすさんが……」 田中「クソッ……! あれが激励だと…。私を見下したような言い方をしやがって…。  いや………違う……。私がダメなんだ……。大学にだって、たまたま運よく入れただけ…。  ここで私は何をどうしたいと思っていたんだ…? 私は勉強などしたくない、嫌だ……」 田中は悩んでいた。 大学で特に何かをするわけでもなく、今の自分について悩んでいた。 肩書きが立派そうで、自分にもそれなりの興味があり、周りの人から賞賛されるであろう 「医師」という立場を勝手に名乗ったことにより、悩みは悪循環に陥っていたのである。 田中「私は…あの子...
  • 「既出」はいけないのか
    まったく問題はない。 もし「既出」を完全にタブー視するのならば、人間は生きていけなくなる。 人間というのは「有限」の存在である。 「無」から何かを作り出すことは誰にもできないため、 人間の業は、すべて既存の事象の応用なのである。 100%、完全な「オリジナル」など存在しない ということは以前にも説明した。 人の姿を絵に描くのなら、それは 「すでに形を成した状態の人間」の「複製」や「模写」をしているにすぎないからだ。 また、ある人がある事象について「知っている」としても、 別の人は「知らない」場合がある。 自分が「知っている」立場の人間だからといって、 誰かが同じことを話しているところに向かって 「それは既出」 と言うのは、愚かな行為である。 その人自身が状況をまったく「知らない」でいるではないか。 絵についても...
  • あなたの絵はいくらで売れる!?
    ゲームやアニメなどの絵には「デジタル」なものが多い。 配布や普及に便利である反面、複製や加工を容易に許してしまう。 そのため、伝統的な油絵や彫刻などに比べて価値が低くなる傾向がある。 基本的にデジタルデータは、オリジナルにもコピーにも質的な違いがないからだ。 日本製のゲームやアニメなどが、とある国で違法にコピーされたものが広まっており、 当然のように不利益や損害を生じさせる結果となっているのである。 しかしデジタルの絵、CG(コンピュータ・グラフィックス)をどんなに鑑定しても、 コピーとオリジナルを見極めるのは容易なことではない。 「パクり」だったり「コラージュ」だったりする場合も、巧妙に細工されているものは やはり見極めることが難しい。 ましてやその国で「大衆に受け入れられている現状」で違法性を指摘しても、 猛反発を食ら...
  • ルールおよびマナー
    「船頭多くして船山に登る」ということわざがあります。 船頭というのは船の運転手のことです。 一つの船に船頭が多く乗っていると、船をどのように操縦すればいいのか混乱し、 かえってまともに進むことができなくなってしまう、という意味です。 「私はこっちに進みたい」 「いや、僕はこっちへ」 「俺はこっちに進むんだ」 公式サイトの「知識王」を見たことがあるでしょうか。 知識王が荒れるのは、船頭が多すぎるのが原因であることがほとんどです。 船頭A「私が答えますよ」 船頭B「いやいや、僕がもっと適切な回答をしてみせますから」 船頭C「俺が答えるから、お前ら黙ってろ」 船頭D「必死だなw」 船頭E「余計なことを書き込まないでください」 船頭F「あなたも書かないでくださいよw」 質問者「?????????????」 こんな状況になれ...
  • clover 4話
    … …… ……… 目が覚めた。 後頭部がズキズキする。 そうか…俺はまたこの変な所に来たのか…。 俺は授業中寝ずに考えたことがある。 簡単な話だ。 ここはどこなのか 俺はそればかり考えていた。 もちろん夢なのだろうと思い直しもした。 だけどそれを思うたびにガラスのようなものを殴ったときの手の痛みと何もかも鮮明に覚えている記憶が俺の考えを鈍らせた。 辺りを見回す。 一見するといつもの風景だが一つ、全く違う点があるのに気づいた。 この世界には 太陽のようなものが一切見当たらなかった もちろん周りは普通に明るいのだからただ単に曇って見えないだけなのかもしれない。 だけど、俺はこんなにも白い空を見たことはない。 曇りなら普通灰色になるだろう。 ここの空は白かった。 俺の知って...
  • ドクターあすさん19 - 気になるものは
    核心的な答えを得られないまま夜が明け、寝不足の田中は大学へ行く準備をしていた。 不安は数多く残っているものの、以前よりはいくらか楽になったからである。 田中が玄関を開けて外へ出た瞬間、携帯電話にメールが届いた。 「ブヮ~ッハッハッハッハ・・・」 法闘士の効果音である。 田中「ん? 誰からだ?」 知らないアドレスであった。 σ(゚∀゚)オレオレ σ(゚∀゚ ∬オレだよσ(゚∀゚ ∬オレ ついにケータイ買ったぜ( ^ω^) おっと…自己紹介が遅れたな(;^ω^) あすさんだ(笑) 昨日は遅くまでマビをやったんで眠くてしょうがない(;^ω^) 田中「…………どう見ても仁岡です。本当にありがとうございました。…と」 田中はさっさと返信して玄関に鍵をかけ、大学へ向かった。 田中「待てよ……ゆうべ、あすさんは...
  • あすさんの家庭教師7 - 退屈な明海
    明海「はぁ……。なんだろ……なんかマビをやるのも面倒になってる気がする……」 学校であったこと、原因不明の寒気と恐怖感、マビノギのメンテナンス── さまざまな要因が重なり合い、しだいにやる気を失っていく明海であった。 明海「ゲームにすら退屈するあたしって…もう末期なんじゃないかな…」 マビノギとは、不思議な世界で冒険または生活をするMMORPGのことであり、 その舞台は壮大なファンタジーを描いたものであるとされ、 一生無料でプレイすることができ、ほのぼの系であるといわれている。 そのゲームで明海がしていることといえば、アイバの錬金術師の家アルバイトくらいで、 アルバイトの合間にはあすさんとチャットをするだけであった。 明海「あ~つまんない~! あすさんも退屈だし! もっと楽しいことはないのかな…」 つまらない、退屈だ、と言いながら...
  • まず観察の方法を知ろう
    顕微鏡や携帯電話などの器具に「使い方」や「手順」があるのと同じように、 描きたい対象を観察するための「方法」がある。 顕微鏡は暗闇では何も見えないし、レンズを正しく取り付けないと始まらない。 光学顕微鏡は光の波長よりも小さい物体を観測することができないので、 ウイルスや分子を見るには電子顕微鏡を使う必要がある。 こういった操作方法を「知らない」でいると、顕微鏡も単なるインテリアになってしまう。 当然だが、使うためには「使い方」を知っていることが必要なのである。 コンセントにつながっていないはずの携帯電話で なぜ 通話やメールの送受信ができるのか。 携帯電話にバッテリー(蓄電池)が内蔵されているからだ。 バッテリーの存在を「知らない」と、電源がないのに動く不思議な機械のように思えるだろう。 相手の電話番号やメールアドレスを「知らない」のに連絡を取ること...
  • 他人の絵のほうが上手く見える
    自分よりも他人の描いた絵のほうが上手く見える場合がある。 そう見えるのはあなた自身の長所である。 他人の絵のほうが上手く見える場合がある。 いや、ほとんどの場合、上手く見えるといってもいいかもしれない。 本当に「上手い」と思えるのなら、それはあなた自身に備わっている長所の一つが表れているのだ。 人のよいところを見つける。 これは教えられてできるものではない。 「上手い」と感じる何かを敏感にとらえる素晴らしい能力なのだ。 理論というよりは感性によるものであり、芸術には欠かせない特質であるといえる。 逆に、人の悪いところばかりが目についたり、揚げ足を取ったり、中傷したりする人がいる。 だからといって、「他人を見下すのだから、それ相応の能力を持っている」とは限らない。 むしろ、ほとんど逆といってもいいだろう。
  • あすさんの家庭教師19 - どっちが先生?
    家庭教師というのは、いわゆる学校の先生とは異なり、免許や資格を必要とするものではない。 そのため学校の先生以上に実力や人柄、生徒との相性が問われる分野であるから、 あすさんの出る幕などほとんどないといっても過言ではないのであった。 明海「あすさんは何を教えてくれるの?」 あすさん「何を教える……うーん……」 明海「何を勉強したらいいのかわからないね」 あすさん「ちょっと教科書を見せてもらってもいいかな?」 明海「どぞ~」 明海は席を立ち、教科書のあるところへ歩いていった。 あすさんはあわてて呼び止める。 あすさん「待て待て、まさか…教科書が遠くにあるのか…」 明海「うん~」 あすさん「じゃあ…そこでやろう…」 明海「はーい」 レストランから2分ほど歩いていくと、明海の学習机らしきものが置かれているところにたどり着いた。 あすさん...
  • clover 2話
    柏山とトイレに行った後の事だった。(俺はトイレの外で待っていた) 丁度ホームルームが始まるくらいの頃。 教室にたどりついた俺はすぐに自分の席に座って寝ることにした。 柏山に付き合って疲れたからだ。 (ったく…前々から思ってたけどあいつはなんであんなにテンション高いんだ?) そう思って聞いたことがあったが何度聞いても 「明るくないと人生損だろ?暗くしてるより楽しいって!」 と答えるばかりだった。 (まあ納得できる返答ではあったけど…なんか引っ掛かるなぁ…) そんなことを考えているうちに眠気が来たのでそのまま寝た。 … …… ……… どれだけ寝てたんだろう。 気付くと校舎には誰もいなくなっていた。 (というかここは校舎…なのか?) 確かに形は全部校舎で間違いない。 でも何か自分は異質の空気を感...
  • ドクターあすさん13 - あすさんの反撃
    ここで起きていることは現実なのか…。 致命傷を負っていることが素人目にもわかるあすさんの体と、 刃物を振り回す狂気の男、切られて出血した田中、 そして、謎の女の声。 仁岡「な、なんか……変だぞ……」 田中「ああ……いつも以上に変だ……」 運転手「おお、女神よ、姿を見せてください!」 あすさん「早く復活してください」 仁岡「…こいつらも変だが、周りを見てくれ。もっと変なことになっている」 気がついてみれば、周りの世界が止まっているではないか。 事故現場を見て凍り付いているのとは違う。 時間そのものが止まっているかのようなのである。 田中「これも……あすさんの仕業か…?」 仁岡「MOB鯖が…止まったみたいだな…」 あすさん「…………」 運転手「おお、どうしたのですか、女神よ! 私の前に、その姿を…を……」 仁岡「………チャン...
  • ドクターあすさん16 - 具合の悪い田中
    「あすさん!!」 フレンドリストであすさんの存在を確認するや否や、自分の目の前にいることに気づいた田中。 あすさん「(^ω^ ≡ ^ω^)おっおっおっ」 仁岡「(^ω^ ≡ ^ω^)おっおっおっ」 田中「あすさん!」 あすさん「(^o^)ノ < おやすみー」 田中「ちょ!!!!!!!!!」 あすさん「(´・ω・`)ん?」 田中「待って!」 あすさん「( ゚ω゚)ホゥ」 日付が変わるころには落ちてしまうあすさんを、田中は引き止めることに成功した。 あすさん「今夜はティルコで歓談をしていました」 仁岡「σ(゚∀゚ ∬オレは転生でウルラを選択して、今ここに戻ってきたところだ」 田中「それで、あすさん」 あすさん「( ゚ω゚)フム」 田中「あれ…」 あすさん「Σ(;´△`)エッ!?」 田中「……何を言おうとしてたんだっけ……」 ...
  • あすさんの家庭教師31 - 女子高生たちの罠
    樽帝院病院から飛び立った教師を乗せた熱気球が高校へ到着すると、 周辺は急に悪天候に見舞われた。 教師「……これは…吹雪になりそうですね……」 養護教諭「生徒たち、大丈夫でしょうか……」 正面玄関の扉にはタオルや新聞紙が当てられ、金属部分に触れて凍傷にかかる恐れのないように対策がとられていた。 教師「病院へ搬送した生徒は無事です。ですが、この天気では往来が困難で……」 教頭「今夜は全員、高校に避難することになりましたよ。今、保護者に連絡を取っているところです」 教師「お疲れさまです」 教頭「先生も少し休んでください。この寒さで汗をかくと風邪をひいてしまいますからな…」 教師「天気予報はどうなっています?」 教頭「はるか上空にあるはずの氷点下40℃の寒気が、地上にまで降りてきているという信じがたいニュースをやっていましたな」 養護教諭「……水道管も凍結...
  • もしスランプに陥ったら
    スランプは自ら作り出してしまうものである。 「時間」がそれを解消してくれるかもしれない。 「自分の好きなものを描いていればいい」 「描きたいものを描けばいい」 「いつものように描けばいい」 「仕事」を別にして本来、絵を描くというのは自由に行ってよいものである。 「当たり前」のことであるにもかかわらず、人はスランプに陥ってしまう場合がある。 描くのが「嫌」になったとか、直接的な負担を感じたからではない。 自分が描きたいと思っているタイプの絵であっても、 それが本来の自分の絵とわずかにでも異なるものであれば、 それを描き続けることはストレスになるのだ。 さらに、他人の絵を見たときに、その嗜好や傾向などを分析することがあるが、 それらの要素を自分と比較して「劣等感」や「違和感」を覚えるケースも少なくない。 もともと絵を「完璧に似せて描く」こ...
  • 作品の本当の価値
    ここに1枚の絵があるとしよう。 誰かが1万円で売ると言い、誰かが1万円で買ったとする。 1万円で取引が成立したら、絵の価値は1万円である。 その絵に対して、誰もが1万円という共通の価値観を抱いているのかというと、そうではない。 絵を欲しいと思わない人にとっては“1円の価値もない”のである。 これは絵などの美術品に限った話ではない。 あらゆる製品は、それに価値を見出す人に限り、それだけの価値を持つことになっている。 ある程度、固定された価値であるものが多いが、たとえばブランド品のカバンや、外車などはどうだろうか。 カバンとしての機能は同じなのに、1000円のカバンと10万円のカバンは何が違うのだろうか。 「機能が同じなら、安いほうがいいではないか」と思う人もいるだろう。 そう思う人にとっては、10万円のカバンには10万円の価値はない...
  • 素人が描いたようには見えない絵
    絵の「上手い・下手」を注意深く考えていこう。 どんな絵が上手くて、どんな絵が下手かというのは、見る人によって異なるし、 文化や風潮、流行などによって敏感に変化しているからである。 エジプトの洞窟で発見された古代の壁画から、現代美術──アニメやゲームに至るまで──の 数え切れないほどの、しかも確実な方法で保存され、現代まで残っているそれらの絵は、 画材も、画風も、描かれた対象もまったく異なるものだが、時代や生活様式、事象、信仰、 神々から与えられた啓示に至るまで、実に多くのものを反映していることがわかる。 エジプトの壁画を見て「萌える」現代人は少ないだろう。 中世の、肉付きがよくて太ましい女性(笑)の絵を見て興奮を覚える男性も多くはいない。 中国の荘厳な山々を描いた水墨画や、日本の歌舞伎絵、屏風に描かれた猛獣、伝統的な版画、 壷や皿に描かれ...
  • あすさんの家庭教師38 - ボケるあすさん
    同じ2本の足がついているといっても、明海とあすさんのそれは違う。 安静が必要な体でありながらも自由に歩き回る明海と、 健康体のくせに椅子に座ったまま硬直しているあすさんなのである。 明海の母「昔から落ち着きのない子でしたから、そんなに心配することはないですよ」 執事「は、はい……aspirinさま、どうかご安心を…」 あすさん「たとえ怪我をした部位が手だとしても、傷口が化膿すれば発熱や全身の倦怠感が起きる場合がある…」 明海の母「……というと?」 あすさん「絶対安静が必要なはず…」 執事「あ、ああぁ……やはり明海さまの身に何かあったのでは……!」 あすさん「おや? 誰か来たようだ」 エレベーターから降りてきたのは、車椅子に乗った明海と、それを押す凛であった。 明海の母「明海!」 執事「ご無事で……」 明海「…あ、あすさん…」 あすさ...
  • 「一発で」完成するわけではない
    どんなに熟練した画家でも、何の準備もなしに絵を「完成させること」はできない。 普段、「完成された絵」しか見ることのない人も多いかもしれないが、 一つの絵を完成させるまでには多くの段階があるのだ。 真っ白なキャンヴァスの上に、いきなり作品が描き出される── 超能力者でもない限り、決してこのようなことはないのである。 「家を建てること」を例に考えてみよう。 大工や、家の設計図を書く人、最近ならCADオペレーターや、地盤をならす重機、 材料を運搬するトラック、電気・水道・ガスの整備など、 何もないところに家を建てるためには多くの工程が必要である。 どんなに優れた腕を持った建築士であっても、現場の「寸法」を知らずに設計することは不可能である。 大工が材木を切るとき、「寸法」を測らずにのこぎりを動かすことはない。 どれほど目が肥えてい...
  • clover 1話
    昔見ていたおとぎ話を思い出していた。 ずっと前、知らないおじさんから聞いた話だった。 でもそのおとぎ話は子どもに聞かせるにしてはあまり明るい話じゃ無かった気がする。 気がする、というのはよく覚えていないのだ。 内容は確か小学生くらいの子供二人が遊んでいる話だ。 二人とも友達といえば一人だけしかいなかった。 でもその二人も二人とも完全に理解しあえているわけではなかった。 友達、と言えば聞こえはいいがどちらかというとよく遊ぶ知り合い程度の仲だったのかもしれない。 その話は本当に長い話だった。 でも、最後に二人がどうなったのか…そこだけはどうしても思い出せない。 いつになったら思い出せるのだろう…そう思っていたら突然携帯が鳴りだした。 セットしていたアラームが鳴ったみたいだ。 (もう8時か…随分長い時間考えてたんだな…) すぐに制服に着替え...
  • clover
    昔見ていたおとぎ話を思い出していた。 ずっと前、知らないおじさんから聞いた話だった。 でもそのおとぎ話は子どもに聞かせるにしてはあまり明るい話じゃ無かった気がする。 気がする、というのはよく覚えていないのだ。 内容は確か小学生くらいの子供二人が遊んでいる話だ。 二人とも友達といえば一人だけしかいなかった。 でもその二人も二人とも完全に理解しあえているわけではなかった。 友達、と言えば聞こえはいいがどちらかというとよく遊ぶ知り合い程度の仲だったのかもしれない。 その話は本当に長い話だった。 でも、最後に二人がどうなったのか…そこだけはどうしても思い出せない。 いつになったら思い出せるのだろう…そう思っていたら突然携帯が鳴りだした。 セットしていたアラームが鳴ったみたいだ。 (もう8時か…随分長い時間考えてたんだな…) すぐに制服に着替え...
  • あすさんの家庭教師9 - とてつもない機転
    明海は、あすさんに対して期待しすぎることはなかった。 あすさんはあくまで「助言を与える機械」にすぎず、問題を解決するのは機械ではなく自分だ、と思っているからだ。 この冷淡すぎるほどの合理的な思考により、明海はすぐに立ち直ることができるのである。 明海「高校進学していないあすさんには、やっぱり難しいのかな…」 あすさん「難しいもなにも、高校という時点でお手上げだよ。私の守備範囲を完全に超えている」 明海「ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…」 あすさん「明海が自分の力でどうにかできるのが一番いい」 明海「(。-`ω´-)ンー」 あすさん「私が解決したらおかしいじゃないか」 明海「それもそうだね……なんで他人が……って……」 あすさん「しばらく考えてみるかね?」 明海「……待って……」 あすさん「あわてることはない」 明海「待って、あたしには無理……今のままで学校に行...
  • aspirin用個人メモ
    もう休憩? 無駄な話ばかりで、ようやく本題に入ったと思ったのに、もう休憩ですか!? はい。休憩です。 私が非効率的な独学で10年かけて習得した技術を、たったの数日で説明することは不可能です。 ここに貼られている絵(特に鉛筆の絵)は今から6年から10年ほど昔に描かれたもので、 ちょうど「高校生」の年齢に相当する時代です。 私は高校へ進学していないため、絵を描く時間は無駄に長かったようです。 それがWindows XPの発売とともにパソコンとインターネットの環境が手に入るようになり、 絵は一気にデジタル化!!!!!!!!と思われましたが、ほとんど進展しませんでした。 むしろ、絵を描く機会をほとんど失ってしまいました。 今までのように絵で表現しなくても、キーボードで文字を入力すれば十分だからです。 そのため、以前はほぼ一日中、絵を描いていたのに、まるっきり描か...
  • あすぴん特別編 - 寝顔が予告した死
    あすぴんは結婚1年目のごく普通のサラリーマン。 明るく社交的で、ごく優しい好青年である。 妻のあすさんは、あすぴんが通っていた精神病院で知り合った少女。 内向的だが口数は多く、あすぴん以外の存在が目に入らないという一途な性格である。 二人はマンションの11階に住んでいる。 毎朝あすさんは夫よりも早く起き、彼の寝顔をカメラで撮影することを日課としていた。 寝顔をプリンタで印刷し、毎日欠かさずアルバムに収めていたのである。 あすぴんは当初、そのような妻の行動を不思議に思ったが、愛情表現の一つであると認識し、 毎朝自分の顔を楽しそうに撮影してくれる彼女を快く受け入れていた。 今日もいつものように彼の寝顔を撮影したあすさんは、朝食の準備を済ませ、 まだ寝ているあすぴんを起こすためにベッドに飛びかかった。 あすぴん「うはwwwwwww...
  • ドクターあすさん15 - 現実逃避
    仁岡「じゃあ、またな。俺、ちょっと明日からバイト探してみるわ」 田中「お、おう。頑張れよ」 買い物を終えて別れる二人。 仁岡の携帯電話は人気のカラーであったため在庫がなく、 1週間後の入荷を待って購入する予定となった。 一方、田中は得体の知れない不安感にとらわれた。 自分は、明らかに仁岡やあすさんよりも有利な立場におり、 将来性が十分に見込まれている存在であるのにもかかわらず、 不安で不安でどうしようもなかったのである。 田中「私は……大学から家に帰ると……居場所がない……」 大学での生活は充実していて、人望も厚い田中であるが、 それ以外の場面では、自分が何者なのかわからない。 もともと勉強だけが取り柄で、遊びや趣味をろくに持たずに育ってきたからだ。 田中「…家に帰ってくる。玄関の扉を開けて中に入る。鍵をか...
  • あすさんの家庭教師13 - 迷子のあすさん
    (^p^)たるていいーんたるていいーん(^@^)おりぐちわみぎがわです (^p^)おにもつのおわすれもののないよう(^@^)おたしかめください 2時間半の旅を終え、ようやく目的地・樽帝院に到着した。 あすさん「ぬうああああああっ!!ついたぞ~~~! やったぞ~~~~!」 新幹線から降りたあすさんはもう疲労の限界を超えるところであった。 手ぶらで来たため荷物はなく、忘れることはなかった。 あすさん「ふー……明海に連絡を……もしも~し」 明海「もーしもーし」 あすさん「もう、ぐったり……ただいま到着しましたよっと…」 明海「お疲れ~」 あすさん「で、ここから先の行き方は……」 明海「行き方ね~」 あすさん「こんな大都市、東京の修学旅行以来だよ。右も左もわからない…」 明海「高層ビルがいっぱい見える?」 あすさん「うちの近所にはないビルディン...
  • あすさんの家庭教師17 - 食後
    カレーライスとレアチーズケーキという安易な食事で腹を満たしたあすさんは 今度は睡魔に襲われるのかと思いきや、むしろ元気になった。 危なっかしい本能に導かれるままの欲望が目を覚ますわけでもなく、 自分に与えられた課題──明海の家庭教師の役割を果たすためである。 あすさん「さて、満腹になったことだし、そろそろ授業を始めようか」 明海「あ、その前に、ちょっと」 フレイザー「私は見習い調理師…」 あすさん「お?」 フレイザー「んー、やっぱり固くるしいのは駄目だなぁ。いらっしゃい!私はフレイザー。ここで料理を習っているんだ」 明海「紹介するね。これがトレイムスコイデの見習い調理師、フレイザー」 あすさん「…だからロフリオスじゃ……」 明海「アッー!」 フレイザー「女神を救出したって?うわ~すごいね~」 あすさん「…はぁ?」 明海「ゲラッゲラッ! あすさん、あたしと...
  • あすさんの家庭教師8 - まだ暗い将来
    あすさんは信用できる。 信用できるだけの何かがある。 その正体はわからないけれど、信じてよいという確信がある── 明海はそう思ってあすさんを信用し、学校で味わった苦痛を打ち明けた。 あすさん「それは…苦痛だ…」 明海「気にしないつもりでいたのに、もう学校へ行けなくなって……」 あすさん「明海が悪いわけじゃない。トイレに紙がなかったのが悪いんだ」 明海「先生にさらし者にされるなんて……あたしはもう一生バカにされる…」 あすさん「次の日から、自分の意思で学校を休むようになったわけだね?」 明海「どうだったか…わからない…体が…本能的に避けている…」 あすさん「ヽ(・ω・`)ヨシヨシ…明海の判断は正しい。それでよかった」 明海「でも………」 あすさん「今、こうして打ち明けるまでは、誰にも相談できなかったんだよね?」 明海「相談できる人なんているわけない...
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