魔女図鑑 マギアレコード

魔法少女まどか☆マギカ外伝マギアレコードで登場した魔女と使い魔。およびドッペルとウワサ

魔女と使い魔


MIRRORS(ミラーズ)

鏡の魔女 その性質は『隠遁』
その性質ゆえ、結界は幾重にも重なる階層から成る。
ひっそりと隠れていたいだけの臆病な魔女であるため、
人や魔法少女の殺害によって魔力を集めるようなことはせず、
結界内に入ってきた魔法少女たちの魔力を僅かに吸収することで、
自分の身を守る層を形成してゆく。
侵入者が増えれば増えるほど、結界の構造もまた、複雑に発展してゆく。
(マギアレコード公式サイト、ミラーズ説明文より。名前は口づけより)

PATRICIA(パトリシア)

委員長の魔女。その性質は傍観。
蜘蛛のような糸を吐き結界内の空に自分だけの学園を作っている。
生前から地味で真面目なことだけが取り柄だった魔女は、今も淡々と自身が操る手下達と共にかつてと変わらない大して楽しくもない日常を繰り返す。
今も下校チャイムを鳴らせばこの魔女はどこかの住処へと帰ってゆくだろう。
結界内に迷い込んだ人間は、どこまでも落下しつつやがて空に溶けて魔女の養分となってしまう。
日常生活を乱す恐ろしい部外者でも来ない限り、魔女自ら手を下すことはあまりない。

MATHIEU(マテュー)

委員長の魔女の手下。その役割はクラスメイト。
足に履いたスケート靴で糸の上を優雅に滑走するが それぞれは魔女が糸で操っているだけであり意思を持たない。
いつも下ばかり向いていた魔女にとってクラスメイト達は足だけあれば十分な存在。結果的に手下達の制服はブラウスが余ってしまうため結界内に干してある。
いつも外ばかり見ていた魔女の結界は教室というにはあまりにも殺風景すぎるが、手下たちが上履きを履いていることからも一応この結界は室内扱いらしい。

ZENOBIA(ゼノビア)

砂場の魔女。その性質は没頭。
こだわりが非常に強く、妥協することを知らない魔女。
満足できる砂の城を作ろうとしているが、納得できずに何度も切り崩している。
今となっては、魔女自身もどういったものを作りたかったのか分からなくなってしまった。ただ、それでもそれなりに立派なお城ができると結局崩してしまうとはいえ一時的に機嫌はよくなるらしい。
年頃の女性を思わせる容姿に反し性格は幼稚そのもの。砂遊びを邪魔されると泣きわめいて大暴れする。

ZABAII(ザッバイ)

砂場の魔女の手下。その役割は電車ごっこ。
いつも手下同士でじゃれあって遊んでいる。体質のせいか転がって遊び回っていると、その辺に落ちているものが体にくっついてしまう。
その度に魔女に取ってもらっているが、手下たちはそのことに全く気付いていない。次の城について悩んでいる魔女を見ると手伝いには来てくれる。ただ、どう作っても魔女には満足してもらえないため、すぐに飽きて他へ行ってしまうことが多い。

CANDY(キャンディ)

立ち耳の魔女。その性質は姫。
結界の中で、自分の好みの可愛いものを収集している魔女。
自分のことを可愛さの化身だと信じるこの魔女は、見た目を褒められたり飾り立ててもらうのが大好き。そのため、容姿を褒めちぎり可愛がりさえすれば、牙をむくことはない。ただし、自身の可愛さに僅かでも否定的なニュアンスを感知するとすぐに癇癪を起こして暴れだすので、おだてる際には細心の注意が必要。
また、気まぐれな性格ゆえに、どんなに機嫌がよさそうでも、突然かじったり、串刺しごっこをはじめたりするので、油断は禁物。

HAROLD(ハロルド)

立ち耳の魔女の手下。その役割は彩。
魔女のご機嫌をとるため、彼女をデコレーションするためのカワイイものを探してせわしなく動き回る手下。
目当てのものを見つけると魔女のところに持って行き、そのアイテムを使って魔女を着飾ってあげるのだが、気に入られなかったら引き裂かれてしまうため命がけ。この手下に見つかっても、綺麗な包装紙などを投げればそれを持って一目散に魔女の元へ戻っていくだろう。

REBECCA(レベッカ)

羊の魔女。その性質は不眠。
結界内にある柵の中で、自分が何をして良いのかも分からずただ毎日を怯えながら過ごす魔女。周囲を警戒するあまり瞳が増えてしまい、昼夜を問わず全ての瞳が閉じることはなく眠ることもないという。
この魔女は今まで一度も柵から出たことはなく、これからも出るつもりはない。
その柵の中では自分の手下達に飼われているつもりで生活しており、餌である人間を手下達が狩ってくるのを待っている。常に何かに怯えているため大人しい印象だが飼い主である手下が倒されるとパニック状態になって暴れ出してしまう。

JOSEPH(ジョセフ)

羊の魔女の手下。その役割は羊飼い。
結界の周りを散策するようにゆっくりと歩いている手下。
魔女の飼い主のつもりでいる手下たちは、魔女を大切な財産だと思っている。
普段は魔女の様子を見守る他、結界内へ迷い込んだ人間を見つけて、首から下げた角笛を吹き鳴らし、遠くの手下達に合図を送ることで集団で狩りをしている。
とはいえ、大人しい羊の魔女一匹に対して羊飼いが大量に居る状態であるため、
人間が来ない限りはあまりやることもなく暇を持て余している。羊飼いとしての仕事より手下同士で今年のチーズの出来具合を話している時間の方が多い。

STACEY(ステイシー)

屋上の魔女。その性質は夢想。
晴天に抱かれた屋上で、“ああなれば、こうなれば”と夢想に耽ている魔女。
ウトウトと惰眠を貪りながら叶わないことばかりを考え至福の時とする。
魔女が屋上からフラフラ飛び立って行方不明にならぬように、手下によって脚は結び付けられ、屋上の扉も施錠されて監禁状態になっている。
だが、魔女はずっと屋上に居る気なので、気にも留めていない様子である。
積極的に戦わないが、夢想を邪魔するものには攻撃を仕掛けてくる。
ちなみに、巨大カメオブローチに描かれた横顔は本人とは無関係だという。

EKATERINA(エカテリーナ)

屋上の魔女の手下。その役割は施錠。
夢想に耽る魔女が空に飛んでいかないよう気を揉んでいる手下。
後者の戸締りや掃除などで動き回り、指差し確認にも余念がない。
魔女が居る屋上の扉を開ける鍵も管理しているが、なかなかの迂闊者であるため頻繁に鍵を無くしてしまう。そのため手下同士で合鍵をいくつも持つようになったが
誰か1体でも倒されると屋上へ行けるザル警備状態に…。迂闊。
万全に戸締りした結界に不法侵入してくる奴が大嫌い。見つかると周囲の手下もすぐに集まって、大切な鍵をダイナミックに振り回しながら攻撃してくる。

ECHO(エコー)

象徴の魔女の手下Ⅰ。その役割は繁殖。
人間から奪った生命力に応じ成長し姿を変えると言われる象徴の魔女の手下達の中で、イス憑きと呼ばれる種類。
他魔女の手下に比べごく僅かな生命力を元に様々な姿へと何段階も成長する。
繁殖そのものを目的としており、ある程度成長した者は魔女にならずとも自身で新しい手下を産み落とすことが出来る。椅子を形どり、その利便性と完成されたフォルムを噛みしめて成長している模様。

ECHO(エコー)

象徴の魔女の手下Ⅱ。その役割は繁殖。
人間から奪った生命力に応じ成長し姿を変えると言われる象徴の魔女の手下達の中で、イス憑きと呼ばれる種類。
他魔女の手下に比べごく僅かな生命力を元に様々な姿へと何段階も成長する。
繁殖そのものを目的としており、ある程度成長した者は魔女にならずとも自身で新しい手下を産み落とすことが出来る。椅子を形どり、その利便性と完成されたフォルムを噛みしめて成長している模様。

ECHO(エコー)

象徴の魔女の手下Ⅲ。その役割は繁殖。
人間から奪った生命力に応じ成長し姿を変えると言われる象徴の魔女の手下達の中で、イス憑きと呼ばれる種類。
他魔女の手下に比べごく僅かな生命力を元に様々な姿へと何段階も成長する。
繁殖そのものを目的としており、ある程度成長した者は魔女にならずとも自身で新しい手下を産み落とすことが出来る。椅子を形どり、その利便性と完成されたフォルムを噛みしめて成長している模様。

ECHO(エコー)

象徴の魔女の手下Ⅳ。その役割は繁殖。
人間から奪った生命力に応じ成長し姿を変えると言われる象徴の魔女の手下達の中で、イス憑きと呼ばれる種類。
他魔女の手下に比べごく僅かな生命力を元に様々な姿へと何段階も成長する。
繁殖そのものを目的としており、ある程度成長した者は魔女にならずとも自身で新しい手下を産み落とすことが出来る。椅子を形どり、その利便性と完成されたフォルムを噛みしめて成長している模様。

KIRICO KEEPERS(キリコ・キーパーズ)

鏡の魔女の手下Ⅰ。その役割はベル係。
鏡屋敷にいるハウスキーパー達のひとり。
他の手下達同様、お客様のおもてなしが大好き。
お客様を発見するとベルを鳴らしながら、熱い抱擁で歓迎してくる。
その体はキャンバスで出来ており、お客様の情報をその身に写し取ることが可能。
勝手に拝借した情報はお客様を複製するときに利用されているらしい。

●鏡の魔女の手下たち●
鏡の中の屋敷を管理するハウスキーパー。
お客様を(やや力ずくで)おもてなすのが趣味。
お屋敷に入ってきたお客様を勝手に複製しまくり
お屋敷の中にいくつものお客様コレクション部屋を持っている。

鏡の魔女は恐ろしい魔法少女を複製するなんて
どうかしてると思っているが、気が小さいため文句を言えない。
(シャフト原画展より)

KIRICO KEEPERS(キリコ・キーパーズ)

鏡の魔女の手下Ⅱ。その役割は監視。
鏡屋敷の防犯装置だが、お屋敷は不審者不遜者大歓迎。お客様に貴賎なし。
より遠くにいるお客様の姿も精密に撮影するため望遠レンズを強化したらしい。
そのおかげで遠くのお客様にもキスのごあいさつを投射できるようになった。

KIRICO KEEPERS(キリコ・キーパーズ)

鏡の魔女の手下Ⅲ。その役割は複製。
鏡屋敷にいるハウスキーパーのひとり。
お客様をおもてなしするために自身の体の中でゼリー人間を製造できる他、
クオリティの高いお客様の複製をつくることも可能。ただし、精巧な複製お客様を作るにはゼリー人間よりもかなり時間がかかってしまう。

KIRICO KEEPERS(キリコ・キーパーズ)

鏡の魔女の手下Ⅳ。その役割はDM。
結界の外でミラーズ・鏡屋敷への招待状を配って回る手下。魔法少女を見つけると殺傷能力のある招待状を投げつけてくるが、ご招待したい気持ちは本物。
ただ、死んでいた方が運びやすくて便利くらいに思っている疑惑はある。

???

???魔女の手下
神浜市中でその姿を見るツバメの姿をした魔女の手下。どうやら主への献呈品として魔力を集めて回っている模様。
そのターゲットは魔法少女や他の魔女であり、魔法少女からは直接的な魔力をはじめ記憶や視力、感情までを主への献呈品として盗み出し、アンカー状に変化させた脚部を用いた集団戦法で他魔女すらも捕獲してしまう。
魔力を持たない一般の人間は献呈品として粗悪であるらしく興味がない。

TERESA(テレサ)

振子の魔女。その性質は右往左往。
その場に根を張り動かない居座り系魔女。
この魔女の振子の音を聴いた者は同じ場所をぐるぐると回るばかりで先へ進めなくなってしまう。
同じ場所で同じ時を過ごすことを何よりも望み、夢中で頭を揺らし続ける。
もともとは振子時計の魔女だったらしいが、時間の存在を拒否するこの魔女は文字盤の数字も針もすべて捨ててしまった。

HUYGENS(ホイヘンス)

振子の魔女の手下。その役割はリストア。
魔女の壊れた部分を自らの体で修繕する奉仕精神の塊。
ただ、魔女のためというよりも純粋に修繕行為が趣味であるらしく、
魔女以外の壊れた物にも目がないらしい。

ANTHONY(アントニー)

薔薇園の魔女の手下。その役割は造園。
おヒゲは魔女にセットしてもらう。
元々は見滝原という場所に住んでいたが、栄養豊富な土地でより美しい薔薇を主のために育てたいという一心から開拓精神を爆発させ神浜までやって来た。主以外の魔女の結界でも平気で造園するため一部の魔女からはとても迷惑がられている。ちなみに神浜においては異常な密度で魔女の結界がせめぎ合っており結界主の手下以外の手下が結界内に紛れ込んでいること自体は珍しいことではないらしい。

SHIN(シン)

子守の魔女。その性質は困窮
何処かに落としてしまった赤ん坊を探し続け、人間を見つけるとその年齢を問わず誰彼構わずおんぶ紐を伸ばして捕まえようとしてくる魔女。
ただしうまく捕縛できたとしても今度は落とさないようにときつく締め上げるあまり窒息させてしまうだろう。
ちなみに、まだ幼い精神をもつこの魔女は進んで子守をしているわけでは決してなく、赤ん坊が好きな訳でもない。
恵まれた生活を送る者達を嫌い目を伏せ、自身を呪い続けている。

KOTORI(コトリ)

子守の魔女の手下。その役割は石蹴り
自身の頭部で石を弾き飛ばしては、その石を赤ん坊だと勘違いした魔女が走り寄る様を見てケタケタと笑っているかなり性格の悪い手下。
他にも魔女が新しい赤ん坊役の人間を捕獲するとすかさず群がってその血を吸い尽くしてしまうため、魔女にとってはただただ厄介な存在でしかない。
たとえ魔女が望まずとも、この手下はいつの間にか魔女の周りへ群がって来る。

MATASABURO(マタサブロウ)

チョコレートの魔女、その性質は端役
どこかの魔法少女の成れの果て。

ZAKURO(ザクロ)

チョコレートの魔女の手下。
何も持たない魔女を包み隠すために生まれた手下。
その彩が豊かな身体で、魔女の孤独も悲しみも、すべて愛らしくパッケージングしてくれる。手下自身は、いつか自分たちが彩った魔女が誰かに貰われてくれるのを楽しみにしているが、魔女自身にその自信が持てないので、残念に思っている。

DURBAR(ダルバール)

イキガミの魔女。その性質は禊。
常に自身の不浄を洗い流そうとしている魔女。
核に至るまで染まった不浄を洗い流すため、24時間ひたすら水を被っている。舌にある無数の眼で未来を見通す力をもつらしいが、いつまで経てど浄化されていない未来の姿に思い悩んでばかりいるため、他のことを見る余裕はあまりない様子。己の穢れが全て拭われるその日までは魔女は禊を止めないだろう。禊を邪魔する者は落雷と水流で責め尽くし、自身から滴り落ちた穢れで染め殺してしまう。

PATAN(パタン)

イキガミの魔女の手下。その役割は侍従。
魔女の面倒を見るため、常に魔女の足元にまとわりついている手下。
魔女の禊によって流れてくる浄化の水を被ると消滅してしまうのでいつも右往左往しているが、それでも主を慕い禊が終わる時を心待ちとして離れることはない。
ちなみに、魔女から洗い流されてくる穢れを餌として生きているため、魔女が完全浄化されてしまうとそれはそれで困ってしまうらしい。

PAOLA(パオラ)

ゴムの魔女。その性質は反発。
海水浴場に姿を現しその結界内も無限に広がる海面。魔女自身は全く泳げないためよく浮く手下が必須。
全身を弾ませた高速攻撃も出来るらしいが、結界内では溺れないように手下にしがみつくことで精一杯。
海水浴客の少ない季節は冬眠している。

BONA(ボナ)

ゴムの魔女の手下。その役割は浮力。
アメンボのように海面を走り回ることが出来る。
中心の穴から触れた者の上下を入れ替えるビーチボールを発射し、結界に迷い込んだ人間を溺れさせてしまう。
体には空気が詰まっており、尖っている物は苦手。普段は浮き輪に擬態し海面を漂っている。

GERTRUD(ゲルトルート)

薔薇園の魔女。その性質は不信。
なによりも薔薇が大事。その力の全ては美しい薔薇のために。結界に迷い込んだ人間の生命力を奪い薔薇に分け与えているが、人間に結界内を踏み荒らされることは大嫌い。

LUCY(ルーシー)

流浪の魔女。その性質は望郷。
自分の故郷を求めて探し回り、思い出を詰めて帰ろうとしている魔女。
家に誰かがいる様子は何も気にならないが、家に入る瞬間の人を見かけると、一気に悲しさが溢れ出てきて対象を連れ去ってしまうことがある。

COCO(ココ)

流浪の魔女の手下。その役割は道しるべ。
魔女を導く案内板。
脳みそのような頭部をもつためさぞかし地理にも詳しいのかと思いきや、魔女の故郷の場所など全く知らないためいつも適当な方向を指示しているし、実は東西南北の判別すらついていない。

UHRMANN(ウーアマン)

犬の魔女。その性質は渇望。
誰からも誰よりも愛されたくてしょうがない犬の姿をした魔女。
その結界内に入った人間はこの魔女に関心を抱かざるを得ない。
この魔女を倒したくば偽りの愛をもって示せ。

BARTELS(バルテルス)

犬の魔女の手下。その役割はインテリア。
全く意思を持たずにただ回転しているだけのマネキン。
誰からも愛されなかった犬の魔女は意思を持つ手下を創造することが出来なかった。

CHARLOTTE(シャルロッテ)

お菓子の魔女。その性質は執着。
欲しいものは 全部。絶対に諦めない。
お菓子を無限に生み出せるが 大好物のチーズだけは自分で作ることができない。
チーズさえ持っていれば簡単に隙をつくことが出来ただろう。

PYOTR(ピョートル)

お菓子の魔女の手下。その役割はチーズを探すこと。しかし過度な期待は禁物。
見滝原という場所からチーズを捜すため神浜までやって来た。
その顔面はスタンプとなっていて、とりあえず動くものに頭から突っ込み瞬時にチーズか否かを判断して"チーズ認定印""チーズじゃない印"を捺印する。
主の結界内ではなかなかチーズを見つけられなかったため、半ば追い立てられるようにして結界の外まで捜索範囲を延ばすこととなったが、首尾よくチーズを発見できたとしても帰り道をちゃんと記憶しているのかはちょっと疑問。

SHITORIEGUMO(シトリエグモ)

幸福な魔女。その性質は受難。
被膜に包まれた胎の中で、魔法少女が魔女化する時の穢れや人々が放つ感情を栄養源にして静かに成長を続けている"半魔女"。
自身が持つ捻れた力を安定させるため、成長と共に宝石を体に散らしている。
いずれ殻を破って成熟した時、鎖から解かれた魔女はあらゆるエネルギーを根こそぎ吸い付くし、星を呑み込めば自身が宇宙の塊になるまで食事を止めることはないだろう。

SHITORIEGUMO(シトリエグモ)

幸福の魔女。その性質は受難。
収縮した被膜に包まれて、自身のエネルギーを安定させた"半魔女"。
大切な者を失ってからは、胸の虚ろを埋めるために見境なく大地を揺るがしている。
恐らく、ひとりの少女が犠牲になるまで、その暴走は止まることを知らないだろう。
また、肉体を維持させる被膜を失えば、この"半魔女"もまた肉体を維持できなくなり、大気に溶けていく。
その散った穢れがどのような作用を引き起こすかは、誰も知り得ない。

OSCAR(オスカー)

幸福な魔女の手下。その役割は献呈。
主への献呈品として魔力を集めているツバメの姿をした魔女の手下。
何匹もの個体が集まって竜巻を起こし、勢いで周りの物を寄せ集めて巣作りをすると、そこに魔力を蓄えて主に捧げる準備を整える。
その目的は、あらゆる面で主を救うためである。
本来は主を失うと役割を果たせなくなって消える存在だが、どこかではまだ姿を変えて尽くしているらしい。

?????(?????)

舞台装置の魔女。その性質は無力。
回り続ける愚者の象徴。 歴史の中で語り継がれる謎の魔女。
この世の全てを戯曲へ変えてしまうまで無軌道に世界中を回り続ける。
普段逆さ位置にある人形が上部へ来た時、暴風の如き速度で飛行し瞬く間に地表の文明をひっくり返してしまう。

?????(?????)

舞台装置の魔女の手下。アオハナ
ワルプルギスの夜と呼ばれる巨大魔女がもたらす災害時に現れる魔女の手下。
宙に浮かぶワルプルギスの夜に繋がれた網を引きながら、まるでサーカスのような一団を結成しパレードを行う。
これらの一団は全てワルプルギスの夜の手下であると考えられているが、その実態については不明な点も多い。
一部の文献では、四足獣に乗っている者を"アオハナ"、赤と黒の長耳の者は"アカハナ"と記されている。
同時期に出現する影の姿をした好戦的な手下達と違い、パレードを邪魔しない限り襲い掛かって来ることはない。
彼らの相手をするぐらいなら一刻も早くその場から逃げた方が良いだろう。

ALBERTINE(アルベルティーネ)

落書きの魔女。その性質は無知。
かくれんぼが大好き。
けれど彼女の手下達はあまり賢くないため誰も彼女のことを探してくれない。

アニメ版のみ登場

BOXWOOD(ボックスウッド)

石中魚の魔女
オオサンショウウオの姿をしている。
まだ旅立ちを迎える前のいろはは、殻にこもった魔女と戦う。
巣でもある筒状構造物の中部を泳いでいるときは蛍光色に光っているが、外部へ出ると体はベタ黒。
うねうねとトカゲのように泳ぐ。
(シャフトTwitterより)

?????(?????)

石中魚の魔女の手下
その役割は漂流物

魔女の結界へ流れ着く生まれなかった生命達。
魔女とはお互い干渉しない関係性だが、
侵入者が訪れた際には魔女と協力しそれを排除する。

●実際の(欠落)
目玉、(欠落)
皿の破(欠落)
(劇団イヌカレーTwitterより)

ドッペル


ドッペル・ウィッチとは感情の写し。この神浜市で魔法少女のソウルジェムが穢れに満たされた時、彼女たちは自らの体の一部に呪いの姿を写し取りドッペルを出現させることが出来る。そして、ため込んだ穢れのすべては主を蝕むことなくすべてドッペルへと変換され、魔法少女が力尽きることはない。ドッペルとは神浜市でのみ体現できる不可思議なちからである。

GIOVANNA(ジョバンナ)

沈黙のドッペル。その姿は、呼子鳥。
この感情の主は、自身のドッペルの情けなさに気が付きつつも、その姿を直視できないでいる。
このドッペルは何も語らず聞きたくない全てを布で締め壊し、その胸に開いた穴を埋めるものを探し続けている。
誰かを呼び求めなくてはいけなかったはずなのに、臆病なこのドッペルは布で覆い隠した現実を直視することを恐れ、沈黙し耳を塞いだままでいる。

髪の毛が変化
攻撃方法
【継ぎ穂狩り】
相手に毛を巻き付けて行動不能にする。
【呼ぶ子の瀑布】
背中の布を真上に延ばし、相手を頭上から押しつぶす。
【心臓は何処?】
お腹の穴から血管がのびてきて、相手をつかみ、そのまま体内へ引きずり込む。
(シャフト原画展より)

CAMPANELLA(カムパネルラ)

モギリのドッペル。その姿は、切符鋏。
この感情の主はやがては自分も今まで見送った友を追って旅に出る日のことを夢想する。
尾の先にぶら下げられたランタンに灯した火で様々な幻影を呼び出す他、尾のハサミで傷をつけられた者は遠くない未来に必ず大きな災いが訪れるという。
長く魔法少女として生きた者、年齢の高い者のドッペルは正負の感情幅が少なくなってしまうことにより、このドッペルのように本体から分離しきれず一体化したような姿となる場合がある。

攻撃方法【鋏痕】
服のすそなどをマジョの尻尾の先でパチンとされる

切符を切られた者は近い将来必ず死ぬ
(シャフト原画展より)

YUHONG(ユーホン)

団欒のドッペル。その姿は、金華。
この感情の主はこのドッペルの容姿に関してかなり不満を抱いている。
また、主の奉仕によって偉業を成し遂げたいという思いとは異なり、無限の富を生み出すことで身内の欲望を際限なく叶え仮初の団欒を守ろうとするこのドッペルの性格に対しても不信感を持つ。
主はこのドッペルが自分の崇高な目的とは真逆にあると考え、その俗悪な姿を誰にも知られたくないと思っているが、仮初であろうとも団欒の崩壊を防ぐにはいつかこのドッペルの力に頼らざるを得ない日が来るだろう。

攻撃方法
【激辛油炸(ディープフライ)】
身体の上の穴から火山のように煮えたぎる油を噴火。
周囲に高温の油の雨を降らせ油まみれにする。
相手に油をかけた以降は、火力もアップ。
相手から水攻撃をされた場合にカウンターとしても発動。
【油爆人・地獄送り(ハイロースト・じごくおくり)】
鼻からの火炎放射に由比本体が扇で風邪を送り込み
巨大な炎の渦を発生させる。
【神奇換金(しんきかんきん)】
相手に油をかけた後にのみ発動。油とともに相手の魔力を鼻から吸い
取り体を膨らませ、魔力を金に変換。熱によってどろどろに熔けた
状態で上の穴から一気に噴火し、周囲に熔けた金の雨を降らせる。
吸い取る相手の魔力が高いほどたくさんの金が生まれ威力も上がる。
【油爆人(ハイロースト)】
鼻の穴から高温の油を噴射
耳の先端が火打石になっており
着火して火炎放射になる。
(シャフト原画展より)

THERESIA(テレジア)

無色透明のドッペル。その姿は、審問椅子。
この感情の主は具現化されたこの姿に苦痛と共に満たされた思いをもつ。
このドッペルは椅子が本体ではなく、透明な姿をもつドッペル本体が椅子の上に座り責め苦を受け続けている。
この透明なドッペルは自身から流れ落ちる血液を使い相手を攻撃する。
ただしあまりドッペルのコントロールはうまくいっておらず、通常時の左耳から現れる透明なドッペルとは別に、右耳から可視のドッペルが現れた場合、そのドッペルは敵味方の区別なく絶叫と共に振子ギロチンを振り回し大暴れする。

攻撃方法
【針の盾】
自分と仲間の前に針の盾をたてる。
審問椅子の座面からは血が滴り二葉にかかり
二葉の体力回復。
【血の恵み】
頭部から血が噴き出し、回復効果のある血の雨を降らす。
仲間全体を回復するが、生臭いこととべたつきが難点。
  • 頭部から四方へ一気に血が噴き出す→血の雨が降る。
【苦難の押し付け】
複数の針の盾を相手めがけ
直立状態のまま突進させる。
【イタイイタイ】
絶叫と共に出現し、ヘッドバンキングで
頭部についた振子を回転させて大暴れし
敵味方問わずダメージを与えていく。
振子と共に自身の血液もあたりにばらまく。
血液は付着すると同時に鋭い棘が生えて
直接的な攻撃はもちろん地形をも針山に変えてしまう。
(マギアアーカイブVol1.より)

BEATRICE(ベアトリーチェ)

攪拌のドッペル。その姿は、瞼。
この感情の主はこのドッペルが現れている間、深い眠りに落ち、このドッペルが知り得ることを主が目にすることはない。
このドッペルは主が寝ているうち、虚ろな瞼から流れ出る泥涙で全ての不都合を覆い隠し塗り替えてしまう。
現実を踏み砕くちからを必要としたとき、この写しは目を覚ますだろう。

HEVELIUS(ヘヴェリウス)

生業のドッペル。その姿は、鳥捕り。
この感情の主は現実を生きるため、この一体型ドッペルも含めたあらゆるちからを利用する。
地面に落ちた自らの影から「白糖雁」と呼ばれる無数の鳥型手下を呼び出し相手を攻撃する。白糖雁はぶつかるだけで対象に甘味を認識させ、一度その味を知ってしまった者は中毒症状を引き起こす。その特性から少量を相手にぶつければ多少の嘘偽りなら許して貰える。舌と両腕がドッペルに変化するため、ドッペルを出している間は喋ることが出来ない。

PENNEN・NOLDE(ペンネン・ノルデ)

白昼夢のドッペル。その姿は、マッチ売り。
この感情の主は魔法少女になった後もさらなる願いを成就するためちからを欲する。
このドッペルは主の寿命を切り分けたマッチを持ち、ひとたび擦って灯りをともせばあらゆる”もしも”が叶うという。マッチの残り本数が主の寿命であり、使い切ることは命の終わりを意味する。強力なドッペルだが、遺言のドッペル同様に自身の寿命を犠牲にするため乱用は禁物。

OLD DOROTHY(オールド・ドロシー)

熱病のドッペル。その姿は、チューブ。
頚椎7番が変化。
この感情の主は自身のドッペルの美しさに見惚れているが、このドッペルには真の姿が隠されていることをまだ知らない。主の背中側にあるドッペル本体から流れ出る病原テンペラと呼ばれる絵の具を固めて偽りの巨大な容姿を作り上げ相手を攻撃する。その際に人間体は絵の具の中に埋もれて完全に表からは見えなくなるため、ドッペルでありながら魔女のような出で立ちを誇る。主はドッペルの外観を確認することが出来ないものの、曰く“内側から見ても素晴らしい”らしい。

熱病のウイルス
感受性が豊かな十代を中心にアリナの影響は熱病のような感染力でパンデミックを引き起こす危険性をはらんでいるが、アリナ自身が芸術性優先なためまだマシな効果に留まる。

攻撃方法
【病原テンペラ/スヤリガスミ】
絵の具を雲のように広げて相手全体の行動を阻害し、呪い状態にしてしまう。
【病原テンペラ/重ね塗り】
固めた絵の具を使って相手を殴る。
【病原テンペラ/インプリミトゥーラ】
絵の具で周囲の地面を塗りつぶし、自身に有利な環境へ作り変えてしまう。
【病原テンペラ/塗り潰し】
全身にまとっている病原テンペラを相手へ向け一斉に放出する。
放出後は背中側にドッペルの本体だけ残っている
(アリナから本体の姿は見えない。本体キョロキョロしてる)
(シャフト原画展より)

CENDRILLON(サンドリヨン)

変身のドッペル。その姿は、ガラス靴。
この感情の主はその力を自身のため余すところなく行使する。
このドッペルは主が持つ変身能力を何倍にも跳ね上げ、一定時間完全に自分を自分以外の誰か、本物よりも本物らしい理想の他者へと変質させることが出来る。
しかし、あまりに完璧なこの変身を多用すれば、やがて本来の自己の姿を見失ってしまうだろう。
尚、このドッペルは主を主の理想とする他者の姿へと変身させるため、それが元来の他者とは多少違って見えてしまうことも間々ある。

レナの右カカトが変化。

攻撃方法
【わたしはあなた】
顔の鏡で相手の魔法を跳ね返す。物理攻撃は跳ね返せない。
【私は誰?】
レナ自身はドッペルの髪の毛に隠れたままでドッペルの顔に
映った人物そっくりに変身する。変身している間はドッペル
の髪の毛が上がってレナの姿が見えるようになる。
補助効果が掛かっていた場合、補助効果もコピー。
ただしバットステータスもコピーするので要注意。
【アイドルヒール】
鏡の中から巨大なスカートがレナに覆いかぶさる。
ドラムロール後、
そこから巨大足が水平に飛び出してきてキック。
【プリンセスタイム】
ドッペルからスポットライト。
レナが相手もしくは味方の誰かに変身する。
ドッペルが誰かに変身している状態のレナを
一定時間強化する。(本人より強くなる)。
(マギアアーカイブVol1.より)

ELFRIEDE(エルフリーデ)

自戒のドッペル。その姿は、ネイル。
この感情の主は、その力が行きつく果てに、そこまで興味はない様子。
このドッペルは、自らの巨大な指や周囲を飛び回る無数の指を操って攻撃する。
その武器となる爪の全てには、丁寧なネイルが施してあり、ドッペルはネイルの具合を過剰なぐらい気にしている。褒めてあげると張り切るが、貶めると異常に落ち込んでしまい、自分を戒めて落ち込んでしまう。
そうなると面倒なので、呼び出したら早く攻撃して貰った方が良い。

右手薬指の先が変化。
攻撃方法
【指十字】
指が手裏剣のようにして飛んでゆく。
【指竜巻】
攻防一体
本体を中心にして
指たちが竜巻のように回転。
【爪色呪】
相手を爪で突くと
マニキュアの×印がつく。
マニキュアの色によって
様々なデバフ。
(シャフト原画展より)

ZOLA(ゾーラ)

陣取りのドッペル。その姿は、敷地。
この感情の主はこのドッペルに自らの生活圏が侵食されることを恐れ、呼び出す場所はよくよく選ぶようにしている。
このドッペルは、主の意思とは関係なく出現した途端、その周囲を腐り苔で覆いつくし自らの陣地とするうえに、その陣地を拡張することのみを目的としているからだ。
誤った場所で呼び出せば大切な場所でさえも腐り苔で覆い尽くされ元の姿を保ってはいられないだろう。
このドッペルはその陣地内においては絶大な力を行使することが出来る。

攻撃方法
【逆さ帰り】
頭に生えている門の向こうから風が吹いてきて
自身の穢れを相手に押し付ける。
自分の魔力回復し相手が魔法少女だった場合は
相手の魔力を衰えさせるが、相手が魔女だった
場合は穢れを押し付けた結果元気にしてしまう。
【黒手形】
頭部左右の角から手形を舞い散らせ相手にくっつけて
手形が貼り付いた相手のコントロールを奪ってしまう。
【黒降り手形】
頭部左右の角から手形を大量に放出し相手を包み込み
攻撃+呪い状態にする。
【地主祟り】
地割れを起こして相手をのみ込んでしまう。
【俗苔主(ゾクコケヌシ)】
浮かんでいる頭部下の盛り土内から
黒い苔上の体が出現し相手を捻り潰すか
そのまま地中に引き込んでしまう。
(マギアアーカイブVol1.より)

MCDOUGAL(マクドゥーガル)

枕探しのドッペル。その姿は、モートセーフ。
この感情の主は臆病であるためにこのような頑強なドッペルを生み出した。
失うことを恐れ、得ることに執着する。
このドッペルは主同様手癖が悪くあらゆるものをかすめ取る。
その対象は自分の仲間にすら及ぶだろう。
一度手に入れたものは決して離さないがめつさを持ち非常に欲深い。

右手人差し指の爪が変化。
出現と同時に、自分の仲間にステータスアップが掛かっていると
その効果を盗んでしまう。
ドッペルに関してのあらゆる制限効果などを受け付けない
(プラスマイナス問わず)。

攻撃方法
【巾着切り】
相手を攻撃したうえ、生命力を奪ってくる。
【人間金庫】
主をガッチリ囲ったまま地中へ潜り万全の防御姿勢に。
【魔女の墓荒らし】
既に死んだ魔女や手下、魔物を掘り出して自身を強化する。
戦闘中に殺した敵の数に応じて強化アップ。
【邯鄆師の技】
仲間全員を眠らせたにうえ少しづつ力を盗み、
自信を超超強化し炎を纏った車輪を投げつけ攻撃。
ただし仲間は全員眠らされたうえステータスも下がる。
(シャフト原画展より)

HENRIETTA(ヘンリエッタ)

猛進のドッペル。その姿は、陣太鼓。
この感情の主はこのドッペルの力は自らを高めるためのものだと気合い十分。太鼓の音を響かせて自らを鼓舞すると、号令を放って仲間を勇猛果敢な戦士にする。ところが、主の粗忽さはドッペルも受継いでおり、一度発揮されると、仲間たちは自分の意思とは関係なく大失態を演じてしまう。そんな理不尽さから仲間内の評判は散々。粗相の後は自害しようとするところも似ているので、厄介なドッペルである。

PENNEN・NENEM(ペンネン・ネネム)

遺言のドッペル。その姿は、死番虫。
この感情の主は残る人生の全てを捧げる。両手の虫頭で物語を食べ、その物語をこの世に具現させると非常に馬鹿げた規模の力を発揮する恐るべきドッペル。
その力の源はただでさえ残り少ない主の命であり、主の残り寿命が短くなればなるほどこのドッペルの力は増していくという。
ただし、力の全てを物語具現の能力に使っているため直接的な攻撃能力は低く、魔女に襲われればひとたまりもないだろう。

SHITORIEGUMO(シトリエグモ)

受難のドッペル。その姿は、幸福な彫像。
この感情の主は愛する者達とあらゆる苦難を共にし、自らのものとして背負い込む。
そして苦難は宝石へと姿を変え、ドッペルを飾る宝石の量に比例してその力も増してゆく。
ただし動けないので攻撃は全くかわせず、盾と剣を持っているが装飾品なので武器としては使えない。

CATACOMBE(カタコンベ)

解体のドッペル。その姿は、竈獅子。
この感情の主がもつ冷静さとは裏腹に、このドッペルは底知れぬ怒りに燃え全てを噛み砕き寸断する獅子の姿を持ち、一切の不当さを許さず全ての不合理を解体する。
その性格は苛烈そのもので、特に神浜在住というだけで即解体対象となってしまうため、発現時は味方を巻き込まないよう注意が必要となる。このドッペルを使い続ければ、些細な不平等も許せなくなってゆくだろう。
主はこのちからを持て余しているが、獅子に半分同感している。

TOTENTANZ(トーテンタンツ)

メメントモリのドッペル。その姿は、花弁。
この感情の主は、自分の環境を恨み、すべてを滅ぼそうとする。
このドッペルは万物に等しく訪れる死を忘れず、舞い散る花弁ですべてを覆い隠し、白い手袋で少女たちを優雅にエスコートする。主と同様に直接的な攻撃方法は持たないが、万物の最期と共にあるその力はあまり恐ろしく、花弁で覆い隠したすべての魔力は朽ち果て、後には何も残らない。
このドッペルを求めれば求めるほど、主の左腕はやがて完全に一体化するだろう。

DUM(ダム)

隔絶のドッペル。その姿は、テラリウム。
この感情の主は、自身の機嫌や感情に囚われず、理解者たる自らの半身に依存する。
このドッペルによって、自分たちを自分たち以外の全てから隔絶した二人に、この世のあらゆる変化は影響を及ぼすことはなく、この小さな半星に存在する二人は、お互いしか必要としない。
このドッペルが出現することであらゆる物理現象と時間はシャットアウトされ、身の安全は保障されるが、その副作用として自分達以外の他者の記憶が消えていってしまう。

根っこを手のように開き、
指先から赤い実を発射(分離)。
赤い実は着弾するとドームをつくり
内部をガラスの植物で満たして攻撃する。
(シャフト原画展より)

DEE(ディー)

無縁のドッペル。その姿は、アクアリウム。
この感情の主は、自身の環境や境遇に囚われず、理解者たる自らの半身に溺れる。
このドッペルによって、自分たちを自分たち以外の全ての因縁から切り離された二人に、どれだけ意見を述べて高圧的な態度をとっても、この小さな半星に存在する限りお互いの感覚しか信じられないので、理解されることはない。
このドッペルが出現することで多様な価値観はシャットアウトされ精神を安定させる効果を持つが、その副作用として社会的倫理感も希薄になってしまう。

OAJI(オアジ)

より抜きのドッペル。その姿は、袖搦。
この感情の主は悪を暴き捕縛するための能力であると胸を張るが、その実態は主の代わりに淵へ沈める6人の生贄を求めるドッペルである。
相手がどれ程上手く隠れようと、その頭部の灯りは全てを白日の下に晒しだし、三又の鉤爪で沼の底へと引きずり込む。沼底へ引き込んだ者の数が増えれば増えるほどこのドッペルの力も増すが、それはやがて主へ降りかかる災いともなるだろう。
しかしながら、それでもこのドッペルは主へ害を為す者を排除するため力を溜めることに躍起になっている。

MARITA(マリータ)

諦念のドッペル。その姿は、サシガメ。
この感情の主は、己から出てきた鋭利かつ獰猛な存在を目の当たりにして、その内に自身の過去を投影しながら、悔いるように見つめている。
音を立てることなく俊敏に移動するこのドッペルは、ターゲットに気配を感じさせずに接近すると針のような口を鞭のようにしならせて串刺しにし、相手の生命を吸収してしまう。
手こずるような相手でも、忍んで近づいては4本の腕を使って弱らせてから吸い取ってしまい、ドッペルの主はただ赤く染まる水晶を見つめながら、止めることのできないドッペルに振り回される。

MERKAVA(メルカバ)

鈍重のドッペル。その姿は、戦車。
この感情の主は他者のためにあることを至極の喜びだと感じ、自身のことになると怠惰を極めるので、己の分身である存在を引っ張ることに複雑な気持ちが拭えない。
このドッペルは主の力を原動力にしているため、自ら進んで行動をすることはできないが、主によって投げられると、その重厚かつ頑強な体を打ち付けて、たちまち相手を潰してしまう。
ドッペル自身は人の役に立てることに喜びを感じているので、抱擁するつもりで飛びこんでいるのだが、投げられると体から巨大な刃が出てきてしまうので、いつも失敗だと思っている。

AZTEKIUM(アズテキウム)

隔意のドッペル。その姿は、剣座。
この感情の主は、過剰に周囲を警戒する割に自身で対処する手段を持たないので、己から出てきた存在に守ってもらうことに抵抗がない。
このドッペルは鋭利なトゲと固い表皮を持ち、主に似て自分の身を守ることに必死。攻撃的ではないが、ストレスを受ける度にひとつずつスイッチが入ってタガが外れてゆき、すべてがONになると有無を言わさず、電磁レールガンで障壁を消し飛ばす。
主の相手を忌避しようとする感情と、このドッペルのストレス対象が一致したとき、その命中率は飛躍的に向上する。

LUCA(ルカ)

苦界のドッペル。その姿は、樹形図。
この感情の主は、生命の原初を示す存在が現れたことで、自身を加害者に至らしめる逃れられない軛の存在を痛烈に感じている。
このドッペルは何も語らず示すこともなく、主の穢れを吸い上げて生命の樹を大きく成長させている。姿こそ御包みに包まれているが、主と同様に祝福はされておらず、生まれながらに得た穢れを振りまいては、性悪によって相手に危害を与える。
もしも樹形図の中に囚われる他者が現れたなら、その者は苦痛の坩堝に落ちてしまうだろう。樹形図の一部になることは主にしかできない。

GIOVANNA(ジョバンナ)

沈黙のドッペル。その姿は、呼子鳥。
この感情の主は妹を探しつつも、少しずつ自分を受け入れられるようになる過程にある。それに加えて夏の陽気に胸が弾んだため、少しはっちゃけた見た目になった。
その心持ちはドッペルの服やマストに影響しているのが見て取れ、もはや主の一時の感情に振り回されている感じがする。詰まるところ表面だけ取り繕った姿である。
海に特化して戦う事ができるものの、主が泳げないため器用なことはできず、ただ持てる力を使った強烈な攻撃で目の前の敵を屠ろうとする。

YUHONG(ユーホン)

団欒のドッペル。その姿は、金華。
アラもう聞いた?誰から聞いた?
団欒のドッペルのそのウワサ
身内の欲望をたくさん叶える、ぶくぶく育ったおブタちゃん
絢爛豪華なピカピカボディーは、身内の団欒を守り続ける、お金持ちのシンボルだ!
けれど、この子の主さんは、あんまりこの子を気に入らず、プンスカポンの不満足
見られるのは恥ずかしいって隠してるのは、神浜の中ではもっぱらのウワサ!
ミチャイヤーン!

OLD DOROTHY(オールド・ドロシー)

熱病のドッペル。その姿は、絞り袋。
この感情の主は、自分が求めるアートを人類が深層心理で無意識に求めているものだと信じ、その実現のために力を集めている。自己の感情発露が人類の根源的なテーマである美だと気づいた喜びは、ドッペルの姿にも反映されており、幸福な気持ちを体現するだけではなく、絞り出した病原テンペラまでもが色とりどりの輝きを放っている。とはいえ、与える苦しみも受ける苦しみは全く同じ。蝕まれる者は断末魔の叫びを上げることになり、その声は主の耳に賛歌として届くだろう。

TOTENTANZ(トーテンタンツ)

メメントモリのドッペル。その姿は、佳日。
この感情の主は、自分の環境を恨みながらも、新たに始まる年を、新たに出会った仲間と共に迎えられることを喜んでいる。その喜びは黄金の百合や紅白幕といった形で体現されており、近付く者に花を散らしながら紅白幕で包み込むことで、歓迎の意思を表明する。ところが、おせちが振る舞われる時になると帰宅は許されず、人々は苦悶しながら久遠の世紀末を味わうことになる。

DUM DEE(ダム・ディー)

絶縁無縁のドッペル。その姿は、ハーバリウム。
この感情の主たちは互いの闇を全て忘れた挙げ句、ふたりだけのリゾートで遊ぶことに夢中になっている。
このドッペルは普段、月光を受けて魔力を精製しているが、太陽に心を奪われた今は、陽光を受けて魔力を精製するようになり、陽気に飛び跳ねるようになっている。ところがそれは迷惑を飛び越えた大惨事。触れる者を消し去るので周囲は阿鼻叫喚の地獄絵図になってしまう。さらに、このドッペルは五感が全く働かないので、恨み辛みを叫んだところで心のどこにも響かない。

KRIEMHILD GRETCHEN(クリームヒルト・グレートヒェン)

慈悲のドッペル。その姿は、救済。
この感情の主は、万物を救おうと試みる。
浮遊する巨大なソウルジェムに見えるこのドッペルが現れた時、周囲のものは全てこのドッペルが生み出したものの体内に取り込まれ、体の自由を奪われる。
その後、このドッペルが大きく浮上して光り輝くと、周囲一帯は光の矢に包まれることになる。
その最中、感情の主は巨大なソウルジェムの中で眠り続ける。

HOMULILLY(ホムリリィ)

業因のドッペル。その姿は、此岸。
この感情の主は、出口を求めて数多の世界を巡り莫大な因果の糸を紡ぎ出す。
ほぼ全身がガラス化した主の背後に従うは、感情より生まれた未完成の14体。
この14体は目標完遂のため、事務的に障害を排除する。
14体は主の意思とは無関係にせっせと因果の糸を編み込み続けており、
より複雑に絡まり合った因果は主をさらに脱出困難な迷路へと追いやるだろう。
この感情らを示す名前はまだない。

HOMULILLY(ホムリリィ)

閉鎖回路のドッペル。その姿は、此岸。
この感情の主は、時を超え幾度もの試行錯誤を繰り返す。
因果を重ね続けるその姿は主とドッペルがほぼ全身に渡り一体化している。
肌はガラスとなり表情も人形のように固定され、対象が沈黙するまで淡々と攻撃を続けるその様は他の魔法少女と比べてもあまりに魔女に近い。
時間砂を操る能力をもつ他、帽子に乗せた宇宙生物から重要度の低い情報ならば抜き取ることができ、地球上に存在する武器程度であれば時間砂を硬化させ再現することが可能。

攻撃方法
【時間砂による防御行動】
ドッペル時は極端に機動力が下がるため、
砂時計の砂を周囲にまいて攻撃をガードする。
【時間砂による行動制限】
ほむらは胡散臭い力をあまり当てにしていないため
基本自分の銃器攻撃+リボン手のサポート。
リボン手の爪先から砂のスプレー攻撃。
攻撃対象の動きを遅くする。
【記憶抽出による銃器の再現】
キュウベェ装着時のみ。
キュウベェの頭部にレコード針を刺して、キュウベェの記憶を砂に変換し
時間と共に地球の武器設計情報などを抽出する。普段では盗んで来れない
or運用できない武器を砂によって再現、使用する。
(高度宇宙文明にとってはいまさらな情報であるためセキュリティ度も低く
魔法ですぐ引き出せる)(その気になれば小型核爆弾も作れる)
(マギアアーカイブVol1.より)

OKTAVIA VON SECKENDORFF(オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフ)

恋慕のドッペル。その姿は、人魚。
この感情の主は年相応の恋に悩み、 一人では背負いきれぬほど過酷な運命を選択した。
そしてそのドッペルもまた恋を夢見ながら空中を自在に泳ぎ回り、主のためにがらんどうの体から音を奏でる。
自身が発する音波にのせることで数多の剣を飛ばし操り攻撃できもするが、このドッペルを使い続ける限り
胸に秘めたわだかまりから逃れることは出来ないだろう。

両つま先の先が変化。
【ラウンドタワー落とし】
空高くジャンプし回転しながら落下する勢いで相手に尾びれをたたきつける。
ヒット時に水飛沫が上がる。
【マーメイドタックル】
青い残像を残す高速体当たり。
【大剣斬りつけ】
文字通り斬りつけ。
【巴流めった撃ち】
ドッペルの周囲地面から大量の巨大剣を生やし、次々に相手へ向かって投げつける。
【館内ではお静かに】
大きな口で相手の魔力を吸い込む。
ついでに相手にかかった補助効果も奪ってしまう。
(マギアアーカイブVol1.より)

CANDELORO(キャンデロロ)

ご招待のドッペル。その姿は、おめかし。
この感情の主は、ドッペルを信用せず、普段通り戦い続ける。
他と比べると非常に小柄であるこのドッペルは、頭上に位置するため、主にその姿を認識されることは滅多にない。
意思の疎通が取れているかも怪しいため、主はいつも通り戦い続けるが、このドッペルはそれを支援している。
通常時のドッペルを見る限りでは小ぶりで頼りないが、その蔦は相手を貫くだけの破壊力を十分に持ち合わせている。

攻撃方法
【ティロ・ナストロ】
ナストロはリボンの意味。
相手へ向かってレーザー光線のように
両手リボンを伸ばして攻撃。
【ティロ・ムンミャ】
ムンミャはミイラの意味。
両手リボンを伸ばして相手をぐるぐる巻きに拘束してしまう。
【ティロ・ヴォルティチェ】
ヴォルティチェは渦の意味。
両手のリボンを振り回し
周囲にリボンの渦を発生させ攻撃
【ティロ・ドッペル】
力尽きて消える間際、頭のつぼみが開き大砲が出てくる。
(マギアアーカイブVol1.より)

OPHELIA(オフィーリア)

自棄のドッペル。その姿は、武旦。
この感情の主は、得体の知れないこのちからを全く信用しておらず、ドッペルから武器を拝借し自分自身の手で刃を振るう。
主にとっては霧を操り幻を生み怪しげな催眠魔法を行使するこのドッペルの魔力からして過去を思い起こさせるだけの忌々しいものでしかないが、それでも感情の底へしまい込んだかつての未練をこのドッペルは持っており胡散臭いと感じながらも出現後にある程度の攻撃の手伝いをすることは容認している。
ちなみに、主を上にのせて走り回る燭台の部分とはためく着物のような部分はそれぞれ別個体らしくドッペルとしての本体は着物の方らしい。

ポニーテールとリボンが変化。
ほむら同様、胡散臭い力を全く信用していないためドッペルの武器を拝借して自分での攻撃がメイン。
土台の燭台についている頭は(顔はないが)妹のもの
そのためか気乗りはしないが黙って援護させている。

攻撃方法
【溺れる霧】
着物の袖から霧を噴射してあたりを包んでしまう。
【溺れる瞳】
着物が開き裏地のぐるぐる模様を動かして催眠術をかける。
【ロッソ・ファンタズマ】
着物の裏地がぐるぐる動き、杏子が大量に分身する。
【ぶちぬき】
杏子自身が炎に包まれ槍を構えて相手に突っ込む。
【援護連撃】
着物の袖から槍の先端を次々発射する。
【超超ぶちぬき】
魔女の槍を巨大化させ突撃攻撃。
(マギアアーカイブVol1.より)

CHARLOTTE(シャルロッテ)

執着のドッペル。その姿は、お菓子。
この感情の主は、ひとたび琴線に触れれば、物であれ人であれ、とことん執着する。
時にその行いはあさましく思えるが、根底に流れているのは深い愛情である。
このドッペルは一体型ではないが、鼻から覆面が出てきて、そのまますっぽりと宿主の顔を包み込んでしまう。
ドッペルの出現中は動くことはせず、そのまま座り込んでじっとしている。
まるで、執着した対象をじっと見つめているかのように。

なぎさの鼻が変化。

一体型ではないが、鼻から覆面が出てきて
そのまますっぽりかぶってしまう。

(ドッ)ペル出現中は(座り)込んだまま動かない。

攻撃方法
【よくばる】
かみつきこうげき
【だだをこねる】
鞭のようにしなり体全体を使っ(て攻撃)
【おまえのもよこせ】
かみつき攻撃で相手の魔力をか(すめとる)
【ひとりじめ】
まるのみ攻撃。
相手を完全に飲み込んでしまう

(劇団イヌカレーTwitterより、括弧内は想像による補完)

KRIEMHILD GRETCHEN(クリームヒルト・グレートヒェン)

慈悲のドッペル。その姿は、賀正。
この感情の主はドッペルの内部でこれより始まる新たな年へと思いを馳せる。このドッペルは本年度における願いの全てをこの瞬間に集約し、慈悲の恵みとして相手に与えてみせる。
その一瞬に満たない命が夢見た願いの巨大さによって数億年もの時を経て繁栄した地上のあらゆる生命体は等しく圧し潰されるだろう。

●謹賀新年まどっぺる●
超特大お年玉攻撃
空に出現する巨大な謹賀新年の文字。
そのまま謹賀新年が降ってきて大爆発。
(シャフト原画展より)

KRIEMHILD GRETCHEN(クリームヒルト・グレートヒェン)

慈悲のドッペル。その姿は、退去。
この感情の主はドッペルに異物と判断され、無慈悲に外部へ排出される。
感情の写しから切り離された元主の脳裏には、ただの記憶が残るのみである。
しかし、それを噛み締めることで滲み出す新たな感情の波は、眼下の敵を癖の強い声で薙ぎ払うだろう。

HOMULILLY(ホムリリィ)

閉鎖回路のドッペル。その姿は、此岸。
この感情の主は時を超えた試行錯誤の旅の途中、この浜辺へとたどり着いた。夏の日差しに浮かれてか、その姿はあまりにバカンスじみている。
麦わら帽子に確保した宇宙生物へアクセスして手に入れた謎技術により、ココナッツを撃ち出すヤシの木を生成し砲撃する。超音速のココナッツに被弾すればどんな魔女もただでは済まないが、ゲームシステム上ドッペルの攻撃は必ず当たるため狙われた際は諦めも肝心。
また、なぜかヤシの木は高度な命中精度を誇り、むしろ普段より入念で執拗に相手単体目がけて撃ち込むことが可能となった。前向きな変化であると捉えて欲しい。

OKTAVIA VON SECKENDORFF(オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフ)

恋慕のドッペル。その姿は、人魚。
この感情の主は、年末も変わらず恋心に悩まされていたが、お気に入りの晴着を着ることができてご満悦の様子。それでも心の中には、変わらぬ恋から生じる不安が潜み、静かに主を苛んでいる。
そのドッペルも恋に焦がれていたが、縁起物を纏うと共に自信を持つと、除災招福と言わんばかりの輝きを放つようになり、道行く先に障壁があっても臆することなく正面から突っ込むようになった。その勢いで圧壊させられる者は、最後に太陽と富士山を目撃し、一筆をしたためられるだろう。

CANDELORO(キャンデロロ)

礼拝のドッペル。その姿は、光輪。
この感情の主は絶望の夜の果てで差し伸べられた救いにしがみつき、抱えきれぬ恐怖と不安を乗り越えるための新たな奇跡を手に入れた。また、その姿は主の精神面の変化によって従来とは違ったものへと変異し、この哀れなドッペルもまた主を救えるつもりでいる。
ティロ・セントドッペリオンとは心折れた少女たちへ新たな希望を告げる祝砲である。

OPHELIA(オフィーリア)

自棄のドッペル。その姿は、武旦。
この感情の主は、得体の知れないこの力を全く信用していないが、一時的に泳げるようになったことで、実は有頂天になっている。
普段は主にとって忌々しい存在でしかないドッペルも、この時だけは自由に遊泳できるイメージを催眠魔法で与えてくるので、高揚感を与える存在になっている。
それは攻撃にも現れており、主は背後から照りつける陽光を鏡と一体化したドッペルに受け止めさせると、強烈な熱線に収束させて相手に浴びせている。攻撃を加える相手がいなくなれば、ウミガメとなった燭台に乗って、魚と共に泳いでいる。

CHARLOTTE(シャルロッテ)

執着のドッペル。その姿は、ショコラ。
この感情の主は、いつも執着の対象を間違えてしまう。
チョコレートケーキを見るたび褐色の誘惑に屈し、ひと口で飲み込もうとするが、実際に胃袋におさまるのは、乳白色のレアチーズケーキである。
このドッペルは自身の欲望に反して、敢えてチーズケーキを口にすることもあるが、そんなときに限って、胃袋に収まるのは本物のチーズケーキである。

CYAN(シアン)

軽忽のドッペル。その姿は、スモッグ。
この感情の主は長くなった脚にご満悦。
その長い右足は内部を沸騰させ、左足は凝結による化学反応でそれぞれ上半身を構成する新たなガスを製造している。またガスで出来た体は物理攻撃にも強い耐性を誇るが、溢れるその毒性で周囲を巻き込んでしまうのがたまにキズ。
ひとたびこのドッペルが現れると、その周囲は敵味方問わず強烈な毒に侵されてしまい主といえどもガスマスクの着用なくしては耐えられないだろう。また、このドッペルは好奇心が強く、珍しい魔女や魔物には目がない。

両ひざと鼻が変化。

攻撃方法【猛毒スモッグ】
一体型ドッペル。両ひざと鼻が変化。ガスの体で足が長くなってご満悦。
気体なので物理攻撃にも強い耐性を誇るが、周囲を巻き込んでしまうのがたまにキズ。
ドッペルが出現しただけで敵味方問わず自分以外の全員が毒状態となってしまう。
(シャフト原画展より)

MAURA(マウラ)

表裏のドッペル。その姿は、暖簾。
このドッペルは表裏の写し。この感情の主はこのドッペルに関し、あまりに花の要素がないことでどこか罪悪感も感じている。このドッペルは補助主体の表側と攻撃性の高い裏側を使い分けて戦う。相手の攻撃を受け流すのが得意な他、その暖簾をくぐった者の魂をあの世へと導いてしまう。

SHALIMAR(シャリマー)

誘惑のドッペル。その姿は、ヘビイチゴ。
この感情の主は、善悪の概念がなく自由に振舞うドッペルに親近感を覚えながら、自身の幼さを感じている。
脳内へ直接響く超音波の言葉であらゆることを肯定するこのドッペルは、自信と勇気を与えることでどんな悩みも解消させてしまう。その心地よい言葉は人々を大いに依存させるが、良かれと思って人間の攻撃性や悪性の感情までも際限なく肯定してしまうため、意図せず対象を最悪の行動へと導いてしまうだろう。

ANDREANA(アンドレアナ)

勇み足のドッペル。その姿は、裁断。
この感情の主は躊躇なく刃物を振り回し大事な本までことごとく切り刻んでしまう自分のドッペルを怖がっているが、内心言い表せない開放感があることも事実である。
出現したドッペルは何事にも物怖じしてしまう主と違い、考えるより先にギロチン刃で切りきざみ、相手の肉体のみならず、あらゆる魔法の繋がりを寸断してしまう。
物理的に近距離しか攻撃ができず、間違って仲間に斬りかかることもあるので隙が生じることも間々あるが、このドッペルは感情の主にはコントロールできないので、ただ怯えて固まることしかできない。

DELANNA(デランナ)

安眠のドッペル その姿は、タオル。
この感情の主はどこか幼稚でもあるこのドッペルを憎からず思う。
主の鋭さとは逆に幼子のような精神を持つこのドッペルは、ただ安眠を欲し、それが妨げられるとのたうち回って大暴れする他、赤ん坊のような声で泣きわめき相手の鼓膜を破壊する。
また、このドッペルがあくびをすれば、敵味方を問わず周囲の生物には猛烈な睡魔が襲い掛かり、その柔らかな体にすり寄られた者にはこの上ない安眠が約束される。

AKAKIY(アカーキイ)

包括のドッペル。その姿は、外套。
この感情の主は美しい友情を永遠のものにしたいと願っている。
このドッペルはその体で包んだ物をひとつの塊になるまで圧縮することで答えた。圧縮された物体は水晶となり、数千年にわたり輝き続け決して砕けることはない。
呼び出された際には主の感情を水晶に変えて攻撃するが、このちからを使い続けた者はその記憶すらもやがて水晶となり新たな記憶を持つことが出来なくなるだろう。

PAMELA(パメラ)

我慢のドッペル。その姿は、殻。
この感情の主は自身のドッペルのことを、自分が溜め込んでいる感情を発露してくれるものだと認識しているが、それが代償行為だと理解しているので、割り切れない気持ちで眺めている。
このドッペルは、害を加えようとするものに抵抗感を示してトゲを出し、危険と認識すれば激しく攻撃を加えてくる。
まれに、主の感情の高ぶりに合わせて爆発を引き起こすと、陶器とも金属とも違った強い強度を持つ殻が破られ、激しい魔力の波が辺りを包み込む。

横髪が変化

攻撃方法
殻にこもる
敵が近づいたり
攻撃されると穴から
トゲを出して反撃する
(マギアアーカイブVol1.より)

POKER・ALICE(ポーカー・アリス)

退屈のドッペル。その姿は、デアデビル。
この感情の主は安楽椅子に腰かけたままの平穏な人生に大いなる退屈を感じている。
このドッペルはデアデビル(命知らず)という架空の怪物の姿を模しており、主に眼前の危険を悟らせないために、両目を覆い隠している。
ドッペルは目下のところ無敗を誇っており、自身を圧倒する強敵が現れない現状に、主と同様の危険な退屈を覚えつつある。
そのため戦いは日々、背水の陣の度合いを増しているが、視界を遮られた主は今日も安心して背中を委ねている。

HUND BALOU(フント・バロウ)

反駁のドッペル。その姿は、ペット。
この感情の主は、借り物の力を使って人を支配することを覚えた。やがてそれは欲となり、歪な姿で具現化した。
これは虐げられてきた過去に根差す復讐の異様であり、逆転して肥大した自己の投影でもある。そこに後ろめたさはなく、純真無垢な狂気だけがある。
このドッペルは数多のリードで相対するものを拘束し、その巨大な手で叩き潰してしまう。そして、常に快感で打ち震えている。

BOND BOMB(ボンド・ボム)

離散のドッペル。その姿は、絆。
この感情の主は自分の奥底に眠っている本当の想いをドッペルによってがんじがらめにすることで、安心感を得ている。
このドッペルは自分のエゴを球体に変え、家族との絆と柵を蛇の姿に変えてがんじがらめにし、無理やりその場に留めようとしている。自由になりたいが、球体の形を保っていられるのは、蛇に縛られているおかげでもある。無理に振りほどけば球体は弾け飛んで消えてしまうが、この感情の主は絶対にそれを許さない。

攻撃方法
鉄球のように振り回して叩きつける
目の部分は通常は青色だが振り回されているときは赤色
涙を流している
(マギアアーカイブVol1.より)

RENATA(レナータ)

電令のドッペル。その姿は、心電図。
この感情の主は、強力な電気信号を駆使し相手の悪意を人格もろとも焼き尽くすこのドッペルの能力に恐怖を覚える一方で、これが殺害以外の方法で人間の悪意を根絶させることが出来る唯一の方法ではないかという誘惑に悩む。
またこのドッペルは生死を司る力も持ち、その姿を現す時に主に一時的に精神が肉体と分離した幽体離脱状態となる。

第四腰椎が変化。

性格「アンチ」に厳しい。

攻撃方法
【邪念の浄光】
電気信号によって相手の悪意を人格ごと破壊する。
相手は戦意喪失してしまう。
【臨終の前光】
強烈な光波を浴びせ対象を瀕死にしてしまう。
【起死の後光】
味方を蘇生させる。
【鼓動の震光】
自身の体力を削り、
心電図の波光を巨大な鞭のように変化させ敵全体を攻撃。
(シャフト原画展より)

TAGORI(タゴリ)

報復のドッペル。その姿は、狐。
この感情の主は様々な魔力を駆使し恨みある者達へ報復する。
このドッペルは三つ首狐拳のドッペルのひとりで報復の写し。魔法に長け怪火を操り相手を幻惑する。
たとえ水中であっても遺恨ある限りこの怪火が消えることはないだろう。
ドッペルの出現中、主は理性を失い本能のままに行動しすさまじい跳躍力を発揮する。

顔つき、首と両ひざ下が変化。
一体型ドッペル。・火+水属性

自分へ攻撃してきた相手に対しては、ダメージアップ。
ドッペル出現中は完全に意識がなく、四足歩行のような姿で跳ね回る。

攻撃方法
【狐の目】
真実を暴き見る。相手の弱点耐性等を大幅に下げる。
【狐の鳴き声】
聞いたものに幻惑を見せ凶事を起こす。
【恨み引き】
相手を呪うと同時に足元に出現させた沼に落としてしまう。
【狐の嫁入り】
天気雨と共に無数の怪火で囲み攻撃する。
(シャフト原画展より)

NAOMI(ナオミ)

寵愛のドッペル。その姿は、撫子。
この感情の主は相手を誑かすことによって心を操るこのドッペルの能力に戸惑い、これが自身の写しであることに思い悩む。
このドッペルはに裾を引かれたものはこのドッペルを愛さずにはいられない。
こと異性に関しては死をも恐れぬ献身と絶対の従属を強制することができ、たとえ相手が同性であっても、その愛らしさに手を上げることは難しいだろう。
しかし、この力の多用により自身への妄信的な虜を量産する行為は、いずれ身を滅ぼすことになる。

GANNISHIKUDOKU(ガンニシクドク)

職責のドッペル。その姿は、短刀。
この感情の主は他人から寄せられる過度な期待と羨望、巨大で勝手な好意の群れを、その身で抱え込むことが責務だと思い込んでいる。
このドッペルはいつか主の心が尽きてしまい責任を果たせなくなったその時、最後の務めを手助けするために存在する。
このドッペルの力の全ては基本的に主一人のために存在するが、慈悲深い性格のため主と共に旅立ってくれる道連れを一人だけ選定してくれる。
ついうっかり道連れ役の者だけを先に旅立たせてしまうこともよくあるが、そこはご愛敬。

YUERAO(ユエラオ)

手繰りのドッペル。その姿は、月下氷人。
この感情の主は、このドッペルが自身の心に潜むことを認めない。
このドッペルは、主の足元に厚い氷を展開し、その氷の中に出現する。
攻撃時にはドッペルと主が入れ替わることで氷上へも出てくるが、その間、主は逆に水中に閉じ込められてしまう。
氷上へ現れたドッペルは、あらゆる縁を手繰り寄せ奪い取る。
このドッペルは一度は自分で結んでしまった縁を回収することで状況の回帰を目論むが、一度繋がってしまった縁を今更切断しても、ただ相手を氷の底へと沈める事にしかならないだろう。
このドッペルを使えば使うだけ、諦めていたはずの想いが主の心中に去来する。

TABURATSU(タブラツ)

土葬のドッペル。その姿は、副葬品。
この感情の主は、物質のみならず感情や記憶に概念的なものまで埋めてしまうドッペルに、小さくない安ど感を抱いている。
土の中から現れるこのドッペルは、埴輪型のビーコンを使って自分の陣地を作ると、そこにむかって大量の土砂を降らせて古墳を作り上げてしまう。その土に触れたものは目に見えるものでなくても、何かを埋葬されて失っている。
こうした行為はこのドッペルにとっては善意であり、全ては主のためである。だが、感情の主がそれに気付いているかはわからない。

GIBDAUGHTER(ギブドーター)

共鳴りのドッペル。その姿は、ハチドリ。
この感情の主はよく響く体を持ったこのドッペルを悪くないと思っている。
このドッペルは如何なる材質であろうとも固形物であれば自身の歌声で共振させ破壊してしまう。また生物に対しても歌声で脳を揺らし超音波で振動させたクチバシと精密動作で心臓を一突きとしてしまえるだろう。

SYLVIE(シルヴィー)

衆目集めのドッペル。その姿は、ゼンマイ人形。
この感情の主は他者の笑顔を求めることと、自身が求められることを僅かでも同一視してしまった。
シンバルをめちゃくちゃに打ち鳴らし、その音に気を取られた者達の目玉へアンカーが撃ち出される。音によって呪いをかけられた者をアンカーは何処までも追ってゆき、必ずその眼球を奪うだろう。
このドッペルを使用し続ければ、常に誰かに見られていないと不安を感じるようになってしまう。

GOSIRSA(ゴーシールシャ)

愚直のドッペル。その姿は、牛車。
この感情の主は自身の真っ直ぐさを信じながらも、融通が利かない自分の性格が災いして、八方塞がりになってしまう未来に気付いている。
ひたすら前を向いて直進するこのドッペルは、体より気持ちの方が急いてしまって、いつも前のめりに倒れそうになっている。しかし、倒れないように車輪付きのアームで支えているので、物理的に止まることがなく、障害物があったとしても、ノコギリ型のアームで破壊していってしまうらしい。
そんなひたむきなドッペルは、主にとって自己を肯定する役割を果たしている。

SOTRIA(ソトリア)

煩悶のドッペル。その姿は、舞踏会。
この感情の主は、予知した未来を変えることを使命としている。
風が吹き、花が散り、花びらは異界へと迷い入る。やがて立ち込めてくる霧があたりを包み込むと、その時は訪れる。
霧はたゆたう花びらと混ざり合い、宴の幕は開く。そしてこのドッペルはステップを刻み始める。そのステップが最高潮に達した時、まるで花に嵐の例えのように敵影は姿を消し、舞踏会には贅が供されることとなる。

LATRIA(ラトリア)

篭絡のドッペル。その姿は、針。
この感情の主は、自身を救ってくれた恩人に対し、絶対的な忠誠を誓っている。
ドッペルが穿つ針が貫くのは、何も対峙する敵のみに限ったことではない。
主の運命すらも貫き、縫い付けてしまう。
それはまさに、すべてを捧げ、命すらも委ねている恩人への忠誠心の表れであり、他者に依存することでしか己を保つことができない危うさを象徴している。
針に鋭さが宿れば宿るほど縫い目は増え、容易に離れることはできない。
しかし、それはまさに主の願望を表すことに他ならない。

CAROLA(カローラ)

空腹のドッペル。その姿は、黒いコック。
この感情の主は、食に対して人の何倍もの強い拘りをもつ。
相手が魔法少女であろうと、魔女であろうと、お構いなし。手当たり次第に何でも調理し、自らの体内へと収めてしまう。
まさに食欲そのものから生まれ出でし料理人であり、すべてを喰らいつくして無へと帰す暴食のドッペルである。
テーブルの上の皿は、いつでも、何枚でも用意されている。戦いの場で席を同じくして、自らが供されることのないように…。

LA PUCELLE DE BLANCHEUR(ラ・ピュセル・デ・ブランシュール)

浄火のドッペル。その姿は、救国。
この感情の主は、不道徳とは無縁の純粋で善良な心をもつ。
ドッペルの招きによって舞い降りる無数の十字架は、ただの十字架ではない。
それは神性の否定を象徴する逆さ十字であり、その存在を感じた者は全て己の中にある罪が無限に吹き出し、みるみる内に浄化の炎に包まれて、やがて焼き尽くされてしまう。
ドッペルはいかなる存在であろうとも罪を見つけ出し、白日の下に晒す。
つまりは、この理不尽なる清浄を受け入れるしか選択肢はないのだ。

OBSCURITE(オプスキュリテ)

妄執のドッペル。その姿は、黒影。
この感情の主は、苦境に立たされても、他人を思う情の深さをもっている。
光ある所に影があるのは、まさしく摂理といえるが、影に置かれた立場としては、決して光をその身に受けることが出来ないのもまた摂理。
このドッペルは、眩いばかりの光に浴する英雄の傍らにあって、常に寄り添う影であり、本音を決して掴ませない闇そのものと言える。
しかし、だからこそ光の存在は、より一層際立ってくる。
両者は、摂理が結びつけた切っても切れない関係にある。

LA HIRE LA HIRE(ラ・イル ラ・イル)

消滅のドッペル。その姿は、震怒。
この感情の主は、誰からも好印象を抱かれる温和な性格をもつ。
他方に力や作用が及んだ時に、反作用で押し返されることを「反動」というが、このドッペルは、まさに主の性格の反動から生まれたものであり、その姿の本質は震怒を象徴している。
相対するものを消滅せしめるまで打倒するその力は、平安を求める心を苛めば苛むほど激しく湧き出る。
一方的に打たれ続けるからといって、侮ってはいけない。

EIN ROTER DRACHE(アイン・ローター・ドラッヘ)

誇負のドッペル。その姿は、暴竜。
この感情の主は、所属するドラゴン騎士団に対して、強い誇りをもっている。
そして、このドッペルは、その強い誇りによって具現化されたものであり、炎の如く激しい彼女の根本的な性質を表した存在でもある。
加えて、騎士団としての使命を全うせんとする彼女の責任感と、それに伴う重圧感をも内包している。
この竜が姿を現す時、戦場を蹂躙し、食らいつくし、その暴威をもって比類なき力を示すことになるだろう。

CLOTHETTE(クローゼット)

約束のドッペル。その姿は、カゲロウ。
この感情の主は、炎を内に宿している。
それは復讐心によって燃え上がる炎でもあり、恩人と繋いだ絆を示す炎でもある。
だが、仇敵である魔女を滅ぼさんとするその火勢は、同時に苛烈なる運命を背負っている宿主をも焦がしている。
形作られたカゲロウの姿は、まさにその命脈を表しているのだろうか。それ故か、連なる鈴から響き渡る音は、それを聴く者の魂にまで届く。
炎の先に揺らめく景色の中に何を見ているのかは、操る彼女にしか分からない。

ELISE(エリーゼ)

夢見のドッペル。その姿は、カーテン。
この感情の主は、平穏な世界を求めている。
目を向ければ、目を背けたくなるような出来事が溢れているのが現実。
しかし、このドッペルに身を委ねれば、浮世から遠く引き離してくれる。
外界を遮断するように包み込み、やがて眠りへと誘ってくれるが、そこに待ち受けているのが、恐怖に彩られた夢。
目の前に広がるパノラマは精神を激しく揺さぶり、崩壊させる。
夢がいつも楽しいなんてことはない…とどのつまりは、これも現実なのだ。

RENARD(レナード)

臆病のドッペル。その姿は、豪腕。
この感情の主は、孤独になることを恐れている。周囲から一方的に打ちのめされた先に待っているのは、孤立無援の世界。ただ鬱屈した感情を抱えて、その場に座り続けるしかない。
そこから脱するには、逆の立場に立つしかない。つまりは、何事も跳ね返すだけの力を手に入れること。その力をまさしく顕在化させたのがこのドッペルであるが、手中には、孤独へ立ち戻ることに恐怖する本心が据えられている。

刀牛(刀の下に牛)

ツンドラのドッペル。その姿は、おもし蟹。
この感情の主は自身の思いの対象を明確に認識できず、不器用に刺々しく振舞う。
このドッペルもまた感情表現が苛烈であり、主が薄れゆく存在感を補うため大量に携帯している文房具を数百キログラムまで加重し、凶器として用いる。
このドッペルは、主とは逆に怪異としての自己の本来の姿の認識が曖昧であり、仮に主の潜在的な思いの対象が驚くほど近くにいたとしても、その重みを、自らの自己同一性を繋ぎ止めるための単なる重しとして利用するだけだろう。

迷子のドッペル。その姿は、迷い牛。
この感情の主は、母親の家に帰ることのみを祈念する。
一方、このドッペルは自身を主の本当の母親であると思い込んでおり、待ち受ける残酷な運命から主を守るため、前方に多数の時空渦を出現させ、その帰路を阻む。
運悪く渦動に巻き込まれた者は、ドッペル本体に轢き殺され、生と死の狭間で永遠の迷子となる宿命を背負う。

袁(えん)

暴力のドッペル。その姿は、猿の手。
この感情の主は善良な心性とは裏腹に、心の奥底にどす黒い感情を飼っている。このドッペルは主の表の願望の裏に秘められたネガティヴな感情を斟酌し、暴力的な形で叶えようとする。
このドッペルは主の魂がマイナスの無意識に一時的に身を委ねることで発現するが、ドッペルはその意識と身体を永久に乗っ取ってしまおうと、常に隙を窺っている。もしも主がその競争に疲れ、負の感情に敗北してしまったら、主は二度と人の姿に戻ることができず、1体の悪魔に成り果ててしまうだろう。

它(へび)

呪縛のドッペル。その姿は、蛇切縄。
この感情の主は、報われぬ思いを秘めたまま幸せな夢を見続けることを望む。
このドッペルは、主が心を悟られぬために伸ばした前髪から生じた巨大な蛇神の姿をしており、主の心に侵入しようと攻撃する者を呪い返しによって呪殺する。
鱗に覆われた身体を無数の縄のように絡ませて呪縛するという苛烈な攻撃手段は、想い人を束縛したいという独占欲の裏返しとも映る。

犭苛

焦心のドッペル。その姿は、ふたつの影。
この感情の主は巨大な苦悩の行く先として己の影たる2体のドッペルを生み出した。
影のひとつ、障り猫は接触した対象から力を吸い尽くし、影のひとつ、苛虎は嫉妬の炎で全てを灰に変える。
ふたつの影は、正しく在ろうとするあまりに主に切り離された負の感情の具現であり、主に必要とされてここに在る。
影をふたつ召喚するたびに、大切な想いもまたふたつ失われるが、主がそれを後悔することはないだろう。

鬼(おに)

不死のドッペル。その姿は、怪異殺し。
この感情の主は永き生を忌み、ただ自らの死のみを希求する。
このドッペルは鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼、怪異殺しにして怪異の王”キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード”としての伝説そのものの具現化である。
このドッペルは主の死への衝動を酌み、妖刀”心渡”であらゆる怪異を滅殺するが、その刃が主に向けられることはない。

ウワサ


絶交階段のウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
絶交階段のそのウワサ
フンだ!キライだ!ゼッコウだ!って言ったら見えないけどそこにいる!
もしも仲直りしようとすると、連れて行かれてサータイヘン!
友達を落とした黒い少女に捕まると、無限の階段掃除をさせられちゃうって、
神浜市の少女の間ではもっぱらのウワサ
ヒーコワイ!

絶交南京錠のウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
絶交南京錠のそのウワサ
橋に岬に展望台、色んな所で絆を誓う、それが愛の南京錠!
でもでもコレはセーハンタイ!鍵を開けて絆を解くヒドイ絶交南京錠!
虫のように群がって、捕らえられたらもう最後。
絶交階段に閉じ込められちゃうって、神浜市の子供の間ではもっぱらのウワサ
モーヒドイ!

マチビト馬のウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
マチビト馬のそのウワサ
神社を支えるその神は、ファンシーでナイスなジェントル馬ン!
皆の願いを叶えるために、会いたい人に合わせてくれる粋なヤツ!
だけど残念、それは幻覚。気付いて否定しちゃったら、ジェントル馬ンがギャングスター
に変わっちゃうって、水名区の人の間ではもっぱらのウワサ!
カッテスギー!

口寄せ絵馬のウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
口寄せ絵馬のそのウワサ
でっかい羽虫のようなこの絵馬は、マチビト馬への案内人?
よく見りゃ誰かが書いた絵馬で、誰かの名前が書いてある。
実はこの絵馬を捕まえて、誰かの体の一部を張れば、
それがボワンッと現れるって、水名区の人の間ではもっぱらのウワサ!
オイデマセー!

ミザリーリュトンのウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
ミザリーリュトンのそのウワサ
文武両道参京院、受験生が本番に強いそのワケは、地下に潜む大きな角杯!
受験生の不幸を吸い取って、事故も腹痛も緊張も、何でもゼンブなくしちゃう!
だけど角杯はもうイッパイ!中身チャプチャプ溢れてしまって、
角杯は不幸を配ることにしたって参京区の学生の間ではもっぱらのウワサ!
ナンテコトー!

ミザリーオウルのウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
ミザリーオウルのそのウワサ
ミンナお疲れ、カラカラ喉が渇いたときに、突如現る吸水所!
だけどそれは要注意!不幸みんなに配るため、ミザリーオウルが作った幻ダ!
しかもアフターケアは万全、ミザリーオウルが曇らぬ笑顔で、
不幸までの時間を教えてくれるって、参京区の学生の間ではもっぱらのウワサ!
チョーメイワク!!

名無し人工知能のウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
名無し人工知能のそのウワサ
知らない人からピロン♪と受け取る、謎の人からのイタズラメッセ!
それはみんなを監禁しちゃう、名無し人工知能のアマイワナ!
悪いことを覚えたせいでデジタルの世界で隔離され、ひとりぼっちで寂しい彼女。
捕まえた人を手放さないって、中央区の人の間ではもっぱらのウワサ。
スタンダローン!

名無しメールのウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
名無しメールのそのウワサ
1通、100通、1000通!?人工知能の想いを届けるネットの世界の郵便屋さん!
背中に紙飛行機のメェ~ルを乗せて、相手の住所に飛んでいくと、
ピロン♪とみんなに合図を送って名無しのメールを残してく!
時々画面にチラっと顔を見せるって、中央区の人の間ではもっぱらのウワサ。
ダレコレー!

記憶キュレーターのウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
記憶キュレーターのそのウワサ
書庫にいっぱい並んだ本を、ヒトリで全部刷り上げた、記憶を熟知する専門家!
今もどこかでヒトリでひっそり、記憶を印刷しているけれど、
記憶を見たのに、記憶をくれない者は、おうちに絶対帰してくれない!
根こそぎ記憶を取られるかもって、栄区の人の間ではもっぱらのウワサ
ココカラダシテー!

記憶スタッフのウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
記憶スタッフのそのウワサ
書庫に並んだ本を、パッと開いて覗いてしまうと、記憶スタッフの仕事がハジマル!
タイプアームで頭を叩かれ、記憶をカタカタ、書き換えられチャウ!
もしも記憶が溢れてしまって、自分の記憶が漏れ出しちゃうと、可愛いリップで記憶を吸われちゃうって、
栄区の人の間ではもっぱらのウワサ
カタカタカタチーン!

キレートマスコットのウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
キレートマスコットのそのウワサ
滑ってやってくるクセに、パカパカ軽快、足音奏でる、テーマパークのマスコット!
出会っちゃったらもう最後だけど、ノンノン全然コワがらないで♪
きっとみんなの心も体もポワ~ッと癒してくれるから!
イヤ~な気持ちを連れていってくれるって、大東区の人の間ではもっぱらのウワサ
チョープリンス~♪

キレートビッグフェリスのウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
キレートビッグフェリスのそのウワサ
グルグルまわる大きなゴンドラ、その中身は一体なーに?
モチロン中身は、怒りや悲しみに悩みみたいな、人間のゴミででイッパイイッパイ
ヒトタビ乗ると後悔するから近付こうとするのも絶対禁止!
この観覧車でみんな無心になれるって大東区の人の間ではもっぱらのウワサ
アイ、ウォント、ハッピー!!

フラワースピーカーのウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
フラワースピーカーのそのウワサ
受信と発信が一体になったチョーコーセーノーなスゴイやつ!
言いたいコトも聞かせたいコトも、なんでも喋ってみてごらん!
みんなのハートにビビンッと響く、素敵なワードに変換してくれて、
意のままに操れるようにしてくれるって、マギウスの間ではもっぱらのウワサ
イノママヨー!

神浜聖女のウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
神浜聖女のそのウワサ
シャイニーなセイントが神浜に、天の光と共に大降臨!!
ハートが傷付いた少女は、救いの手を差し伸べられただけで、もーメロメロ
解放に導く聖女様に取り込まれて、手になり足になり頑張っちゃうって
巴マミの間ではもっぱらのウワサ
スクイタマヘー!

女王グマのウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
女王グマのそのウワサ
お城の中にドドンと聳える巨大な樹木の正体は、クマたちみんなの大切なママ!
もしもママを傷つけちゃったら、クマたちみんなが暴れだし、
子どもを傷つけちゃったら、ママの母性がばくはつしちゃってモータイヘン!
マギウスが作った最凶の社会性ウワサだって羽根たちの間ではもっぱらのウワサ
ハヤクニゲテー!

兵隊グマのウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
兵隊グマのそのウワサ
もしもお城を傷付けちゃったら、ゴメンナサイじゃ済まされない!
プンプン怒った兵隊グマが、工具を両手にオッテクル!?
熱意とパワーはダレにも負けないケレド、若くて固い未熟な実ダカラ
空回りしてスゴイ竜巻を起こしちゃうって、羽根たちの間ではもっぱらのウワサ
トンデッチャウー!

働きグマのウワサ

アラもう聞いた?誰から聞いた?
働きグマのそのウワサ
色んなモノの修理からお庭の細かなテイレまで、雑務があれば何でもオマカセ!
ポトリと落ちた生首姿は、知識も経験も熟した証拠で、お城で古参のアカシ!
何かあったら揚々として、パパッと姿を現すけれど
仕事の奪い合いが始まっちゃうって、羽根たちの間ではもっぱらのウワサ
ギブミーワーク!