さやかが想いを寄せる幼馴染。幻想殺しでもないし仮面ライダーでもない。
しかし彼女から恋愛感情を寄せられていることには気がついておらず、その近すぎる関係もあって異性としての意識にも乏しい。
かつては将来有望とその資質を認められるヴァイオリニストだったが事故で指が動かなくなって演奏できなくなり、病院でリハビリを受けていた。
事故により入院していて、連日さやかの見舞いを受けていた。
初期はさやかと良好な関係であった様子で、一つのイヤホンを片方ずつ使って一緒に曲を聴くなど親しげな姿を見せていたが、医者に現状の医学では左手を治せる見込みが無いという事実を聞かされ、自暴自棄になる。
それを見かね魔法少女になることを決意したさやかの癒しの祈りにより手が治るが本人が奇跡の理由を知ることはなく、その翌日の見舞いでさやかに連れ出された病院の屋上で快復祝いを行い、蘇ったヴァイオリンの腕前を披露した。
その後、怪我の回復により中学校に登校し始めるが…
さやかの他にもその親友である
志筑仁美から想いを寄せられている。
彼の行動次第でさやかの運命が大きく変化する可能性があったため、視聴者から注目されていたキャラクター。
できることならさやかと一緒に幸せになってもらいたかったのだが、現実は…
名前について
元々は上條だったのだが、いつの間にか公式サイトや漫画版で「上条」表記になり、第7話EDでも「上条」になったので、現在はこちらが正しい事になってしまった。どういう事だおい…
似た苗字の繋がりで、しばしば
上条さんと呼ばれていたが、読みだけでなく本当に同じ苗字になってしまった。
腕が治ったからといって幻想殺しが使える訳ではないし、もちろんさやかの身体に起きている異変も、幻想殺しのせいで無効化されることはない。もちろんアンデッドを召喚することもできないし、滑舌の悪い師匠もいない。
彼のさやかへの感情については疑問が多かったが
「さやかとは親友同士と思っていて、恋愛感情を持たれているとは思っていなかった」
「退院のことのことを知らせられなかったのは単に急だったからで、学校で声をかけられなかったのは先に声をかけてくれた子の相手で手いっぱいだったから」
と雑誌のスタッフインタビューで明かされた。
また、脚本の虚淵玄氏は、「恋愛より音楽を優先するような人間だから、さやかが付き合ってもあまり幸せになれなかったのではないか」とも供述している。(さやかに限らない事だが)
それでも、二人が半歩踏み出せていれば、(両者にとっての)後悔の無い結末があったのかもしれない。
TV版本編中での入院時は看護師達に「難しい患者」と影で言われており、また4話では手が治らないことを告げられるとさやかに当たり散らしてCDを割り怪我をするなど(悪意はなかったとしても)自分のことで頭が一杯になると他者への配慮がややおろそかになりがちな面があることが示唆されている。
それに加えて彼はさやかが自分のために命を差し出してまで魔法に頼ったことを知らなかったので、さやかへの感情が格別進展しなかったのも無理はない。
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ポータブルでの恭介 |
ゲーム版では、さやかに対する彼の気持ちが、一部ではあるが補完されている。
あるシナリオでは、(魔女による精神攻撃の可能性あるが)自殺しようとした所をさやかに止められており、その事についてさやかに感謝の意を示している。
また、魔法少女であるさやかの姿を見た時の反応は、二つのシナリオで全く異なる展開を見せている。
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最終更新:2012年12月07日 17:29