聖皇の御命を狙ったと
噂される「腹黒のドゥザフ」。
ナジャ社長は、金蛇勲章ものの
懸賞首と意気込むが……。
選択肢:噂を知っていますか?
>>はい
+
|
... |
Naja Salaheem : ちっ……つまんないネェ。
Naja Salaheem : まぁ、いいさ。
Naja Salaheem : 今回ばかりは、
あたいも心底驚いたよぉ~。
Naja Salaheem : まさかまさか……
Naja Salaheem : あのコルセアの一派が、
聖皇さまのお命を狙っただなんてネェ!!
|
>>いいえ
+
|
... |
Naja Salaheem : なぁあんだって!?
まだ知らないっていうのかいっ!
Naja Salaheem : フフン♪
まったくもう、しようがないネェ。
Naja Salaheem : 心の準備は……OKかい?
Naja Salaheem : あたいが教えたげるから
耳かっぽじって、よぉ~くお聞き!
Naja Salaheem : なんとっ!
Naja Salaheem : あのコルセアの一派が
あろうことか、聖皇さまの
お命を狙ったって話さ!!
|
Naja Salaheem : いやはやいやはや……
Naja Salaheem : そんな大胆不敵なことをする
ヤツが、この国にいようとは恐れいったネェ!
Naja Salaheem : しかも、ウソかマコトか
あの警備厳重、堅牢無比な白門を突破して
さらには皇宮内にまで忍び入ったらしいのさ。
Naja Salaheem : だけどさ、
不謹慎だとは思うんだけど、
ちょいとわくわくしないかい?
選択肢:ナジャ社長に本当のことを言いますか?
>>はい
Naja Salaheem : あん?
なんだい、あらたまって?
>>いいえ
Naja Salaheem : おやぁ……なんだか
目が泳いでるネェ、[Your Name]……。
Naja Salaheem : さては、あんた
なんか知ってるね!!
Naja Salaheem : それについて、
あたいにきっちり話してもらおうじゃないか。
んんん?
…………………………………………………………………………………………
Razfahd : ……魔笛が完成した、
というのは本当か?
Ghatsad : はい。
座に設置してみましたが、
間違いなく認証されました。
Razfahd : これで我々は、
不可能かと思われた
魔笛探索のくびきから解放され……
Razfahd : 父上……
いや、アトルガン歴代王朝にまたがる
宿望をやっと果たすことができるのだ。
Ghatsad : それは、
まだ早計にございます。
Razfahd : なぜだ?
魔笛はそろったのだ。
後はあれを起動するだけだろう?
Ghatsad : 確かに、
私の作った新型魔笛は
古の魔笛と同様……
Ghatsad : いえ、それ以上の力を
発揮できるものと確信しております。
Ghatsad : しかし、
5つの魔笛を制御する装置の
完成の目処が、立たぬのです。
Razfahd : それは、
あれには不可欠なものなのか?
Ghatsad : ……はい。
5つの魔笛が生み出す力は
あまりにも膨大。
Ghatsad : ひとつ制御を誤れば、
我が国土が一瞬にして灰燼と帰すでしょう。
Razfahd : むう……。
Ghatsad : ご存知でしょうか? 我々人間は
心の臓で考えているのではなく
頭の中、つまり脳で考えているということを。
Razfahd : ああ。
幼少の頃、お前から教わったな。
Ghatsad : 恐れ入ります。
Ghatsad : 人間は、脳の制御なしには
見る、聞く、話す、手足を動かすは無論のこと
呼吸や鼓動すら、ままなりませぬ。
Razfahd : ふむ、つまり
心臓にあたる魔笛はできたが
脳に当たる制御装置が不完全なため……
Razfahd : あれは、
いまだ木偶にすぎぬ、と?
Ghatsad : そのとおりです。
Razfahd : 昨今の第2次遺跡調査でも
制御装置は見つからなかったのか?
Ghatsad : 残念ながら。
それが、設置されていたらしき場所は
発見できたのですが……
Ghatsad : 恐らくは、
前回の騎士との戦闘後、
墜落する前に意図的に破壊
もしくは退避させたのかと……。
Razfahd : 破壊、だと?
おかしいではないか?
Razfahd : 復活は、
アレキサンダーの意思でもあるはずだぞ?
Ghatsad : ……はい。
そこでございます。
Ghatsad : まずは、こちらをご覧ください。
Ghatsad : ご存知のように、
墜落地点は全部で5ヶ所……。
Ghatsad : ナイズル島にある
指令ユニット……。
Ghatsad : アラパゴ諸島にある
右推進ユニット……。
Ghatsad :
バフラウ段丘沖にある
左浮揚ユニット……。
Ghatsad :
ゼオルム火山のふもとにある
左推進ユニット……。
Ghatsad : そして、銀海に沈む
右浮揚ユニットです。
Ghatsad : まず考えられるのは
これらのいずれかに、制御装置が
いまだ発見されず保管されている
可能性です。
Razfahd : あれだけ大規模な
調査を行ったのに、か?
Ghatsad : はい。そうは申しましても
我々が調査できたのは
広大な遺跡全体の3割程度。
Ghatsad : 調査の及んでいない
場所にそれは隠されている……
Ghatsad : あるいは、発見したものの
まだ用途を解明できていない遺物の中に
制御装置が含まれている可能性も
十分考えられます。
Ghatsad : ひとつだけ、確かなことは
各々の遺構が緊密に連絡を
とりあっている節がある……ということです。
Razfahd : ……ほう?
崩壊して、ばらばらの状態にある
これらが、か?
Ghatsad : 各遺構の内部では
今も、修復装置や防御装置が機能しつづけて
いるのはご存知のとおりですが……
Ghatsad : あれらの装置は、
状況に応じて離れた遺構間を自在に
行き来していることがわかったのです。
Razfahd : つまり……
それらに指示を出している指令装置が
必ずあるはずだ、と?
Ghatsad : ご明察のとおりです。
それに……
Ghatsad : 遺構を調査していると
ふと、気配を感じるのです。
Ghatsad : うまく言えませんが、
そう……視線のようなものを……。
Razfahd : どうした?
空想話など、お前らしくもない。
Ghatsad : 恐れ入ります。
Razfahd : まぁいい。
いずれにしろ、我々には
気長に調査結果を待つ余裕はない。
Razfahd : で、もう1つの可能性とは?
Ghatsad : はい。
これだけ大掛かりな施設です。
必ず、記録が残されているはずなのです。
Ghatsad : もしものとき、
修理や再建できるよう、ある程度
恒久的な方法によって……。
Razfahd : その設計図を見つけるほうが
早道かもしれぬ、というわけだな。
Ghatsad : しかし、
それも私の推論にすぎません。
はたして、いかなるものか、皆目……。
Razfahd : …………。
Razfahd : ……ふふふっ。
Razfahd : ……はははははははっ。
Ghatsad : いかがされました?
Razfahd : その設計図とやら
すでに我々の手中にあるかもしれんぞ。
Ghatsad : なんですと?
Razfahd : ナシュメラは愚かよ。
Razfahd : ……だが、
やはり聖皇の血は濃いのかもしれん。
Razfahd : 幼き頃より
あれに異常な関心を示していたからな。
Ghatsad : !
Ghatsad : まさか……
あのゴルディオスが?
Razfahd : 灯台下暗しとは、
このことだな。
Ghatsad : しかし、そうだとしても
ワラーラが死んだ後、かれこれ数百年
あの謎を紐解いた者は1人としておりませぬが。
Razfahd : 安心しろ。
……方法ならある。
Razfahd : 急がねばならぬ。
Razfahd : 審判の日は、
そこまで迫っている……。
…………………………………………………………………………………………
Naja Salaheem : ったく、バカも
やすみやすみ言っとくれっ!
Naja Salaheem : ほんっとに!!
Naja Salaheem : 大御言まで、
賜っておきながら!!!
Naja Salaheem : 聖皇さまがっ!
Naja Salaheem : ……ハァハァ、ゼィ、ハァ。
Naja Salaheem : 家出しただなんて、
ご無礼なホラ話っ!!
Naja Salaheem : いったい、
どの口が言ってるんだいっ!
Naja Salaheem : ハァ~。
Naja Salaheem : あんたのくだらない妄想より
あたいの方がずうぅぅぅ……っと
おもしろい話を知ってるよ。
Naja Salaheem : 耳かしなっ。
Naja Salaheem : あんたが帰ってくる
ちょいと前のことさ。
Naja Salaheem : 1通の封書が
早便で我が社に届けられたんだよ。
Naja Salaheem : 宰相さまの
王虎の紋章が押された封蝋付きでね!
Naja Salaheem : ふふん、驚いたかい?
Naja Salaheem : で、開封すると
中には長い黒髪の男の似顔絵がついた
緊急手配書が入ってたのさ……。
Naja Salaheem : 手配書によれば、
そいつの名は「腹黒のドゥザフ」。
Naja Salaheem : コルセア頭目の1人らしい。
Naja Salaheem : ……罪状は、
皇国民殺害、船舶強奪、輝金密輸
通貨偽造、結婚詐欺、狩場独占……
Naja Salaheem : ずいぶんと
派手な御経歴のオンパレードさ。
Naja Salaheem : けど、
あたいには気になることがあってネェ。
Naja Salaheem : ケチな海賊1人の
賞金額にしたら、ちょいと
お値段が高すぎるのさ。
Naja Salaheem : その額、なんと
アトルガン黄金貨、2000枚っ!
Naja Salaheem : 最近、この街を騒がしてる
海猫党の首領、クルタダより50倍
お高いときたもんだ!
Naja Salaheem : ふふん……
あんたは、なんでだと思う?
Naja Salaheem : ……仕方ない。
教えてやろうかネェ?
Naja Salaheem : この、腹黒のドゥザフが
聖皇さまの御命を狙ったと
巷で噂の犯人だからさ!
Abquhbah : (あああ……なんて、
なんて、お見事な推理……。
ほれぼれしますー。)
Naja Salaheem : いいかい?
[Your Name]!!
Naja Salaheem : こいつは一攫千金、
金蛇勲章ものの、またとないチャンス!
Naja Salaheem : どんな汚い手を使おうと……
Naja Salaheem : いかなる犠牲を払おうと……
Naja Salaheem : 皇宮御用達企業の
名にかけて、こいつはウチがぱくるよっ!
Naja Salaheem : ……いや、
ここに生死を問わずって書いてあるし、
いっそのこと殺っちまったほうが
手っ取り早いかもしれないネェ。
Abquhbah : (ひ、ひどいです……。)
Naja Salaheem : ちょいと殺すには
惜しい色男のようだけど……。
Abquhbah : そ、そんなっ!
Naja Salaheem : なんだい!?
アブクーバッ!!
Abquhbah : はっ、はいぃぃ!
Naja Salaheem : さっきから後ろで
何をチョロチョロしてるんだいっ!
Abquhbah : すっ、すみません!
Abquhbah : 先ほど皇宮から
伝令の方が来られて、報酬……
それも大金を置いてゆかれましたッ!
Naja Salaheem : なんだって!?
大金!!!!!
Naja Salaheem : って、ウチは
まだドゥザフを捕まえちゃいないよ?
Abquhbah : やだなぁ、もう。
違いますよ~。
Abquhbah : はい、[Your Name]さん。
丁度いてくれてよかったです。
Abquhbah : アトルガン黄金貨が、
全部で10枚ですー。
Abquhbah : あとで、確認しておいてください。
Naja Salaheem : ……お待ち。
アブクーバ。
Abquhbah : はい?
Naja Salaheem : ……マージンや諸経費は、
きっちりさっぴいてあるんだろうネェ?
Abquhbah : !!!
ぅあ、いいえ……まだでした。
Abquhbah : え~と、公務仲介料……
傭兵保険料……傭兵年金……
モグ社宅管理費……傭兵所得税……
Abquhbah : 現金一時保管料に……
社長薫陶費……っと。
Abquhbah : す、すみません……
[Your Name]さん……
Abquhbah : アトルガン黄金貨、9枚、
天引きとさせていただきます。
選択肢:アトルガン黄金貨9枚の天引きを承服しますか?
>>はい
Abquhbah : よ、よかった……。
Abquhbah : ありがとうございます!!
>>いいえ
Abquhbah : そんなあ!
じゃあ、僕と死んでくださいー。
Abquhbah : それが嫌ならお願いしますー。
Abquhbah : マージンと諸経費……
Abquhbah : アトルガン黄金貨、
9枚、天引きさせていただきますからッ!!!
アトルガン黄金貨を手にいれた!
Naja Salaheem : ……ん?
何かご不満でも?
Naja Salaheem : あんた、傭兵の癖に
細かいことほざいてんじゃないよっ!
Naja Salaheem : アブクーバッ!!!
[Your Name][階級]!!!
Abquhbah : はっ、はいぃぃ!
Naja Salaheem : 社歌、
「山猫傭兵隊歌、第壱番」斉唱!
Naja Salaheem : 愛社精神を
骨の髄まで叩きこみなっ!
Abquhbah : はっ、はいぃぃ!
Abquhbah : さぁ、
[Your Name]さんも御一緒に!
Abquhbah : 傭兵は、行く~、いくさ場へ~♪
Abquhbah : 敵は~、邪悪な~、蛮兵ぞ~♪
Abquhbah : 社章の山猫~、胸につけ~♪
Abquhbah : 社長の言葉~、胸に抱く~♪
Abquhbah : 我らは~、無敵の~、傭兵隊~♪
Naja Salaheem : はいっ、「第弐番」斉唱!
Abquhbah : ふっ、ふひー!
Abquhbah : 傭兵は、散る~、いくさ場で~♪
Naja Salaheem : 忘れるんじゃないよ?
[Your Name]。
Naja Salaheem : 腹黒のドゥザフは
皇宮御用達企業の名にかけて、
ウチがぱくるってコトをさ。
Naja Salaheem : 一攫千金、
金蛇勲章ものの
またとないチャンスなんだからネェ♪
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最終更新:2015年07月21日 22:33