辛うじて天晶元年の再来を防ぐことはできたが
その犠牲はあまりにも大きかった。
とりあえず、ことの顛末を
ナジャ社長に報告しに戻ろう。
Alexander : 私を……
崇めよ……私を……畏れよ……
Alexander : 私を……私……を……
お……畏れ……おそ……れ……。
Nashmeira : と、止まったの……?
Alexander : ……おそレルニ、タラ~ズ!
Nashmeira : アヴゼン!?
Alexander : …………。
Nashmeira : ……ありがとう
アヴゼン、メネジン。
Nashmeira : [Your Name]!
わたし……わたし、やったわ!!
Nashmeira : 巨人を操作して
機関を停止させたの。
Nashmeira : あなたが、巨人の
注意を引きつけてくれた、おかげよ!
ありがとう、[Your Name]♪
Nashmeira : あとは、兄さまを
あの中から助けないと……。
Luzaf : アフマウ!
Nashmeira : ルザフ!?
Nashmeira : 無事だったのね!
よかった……。
Nashmeira : 聞いて!
機関巨人は止めたわ。
アレキサンダーは還っていったのよ!
Nashmeira : もう、倒す相手はいない……。
オーディンになる必要もない……。
Nashmeira : ルザフ……
あなたは自由なのよ!
Luzaf : 気をつけろ、アフマウ!
俺の中のオーディンは消えては……
Luzaf : アフマウ!!
Alexander : ……崇めぬ……者に……
……天罰……を……。
Luzaf : …………。
Luzaf : ァアレキィサンダァァァアッ!!!
Odin : ハハハハハハハハッ
我が騎士よ、見事だ!
実に心地よい怒り……。
ふたつのかたまりが出会うとき。
Alexander : ……オーディン……
再び、裁きの時、満ちれり……
汝に、審判を、くださん……。
Odin : 笑止!
アレキサンダー、汝が鉄屑の骸
再び現象の世にさらすがよい。
Ghatsad : まさか、ラグナロクが
始まるというのか……!?
Alexander : XIII……
Alexander : XII……
Alexander : XI……。
Odin : 懐かしや、
審判の光
なれば、我も魔槍を馳走せん……。
Ghatsad : ぅわあぁああああッ!
ひとつのかたまりは黒きを感じ。
Alexander : VI……
Alexander : V……。
ひとつのかたまりは白きを思い。
Alexander : II……
大きな嵐が生まれる。
嵐は天にのぼりはじめ。
ぶつかり砕け散るだろう。
Alexander : I……。
Nashmeira : ……ダメ、よ。
Nashmeira : やめてぇえええーーーーっ!
…………………………………………………………………………………………………
Nashmeira : ここは……?
Razfahd : (ナシュメラ……。)
Nashmeira : ……兄さま……?
Razfahd : ……安心しろ……。
Razfahd : ……愛する……
……アトルガン……
……神々の……好きにはさせん……。
Nashmeira : ……ねぇ、兄さま
なんて言ってるの? よく聞こえないわ……。
Razfahd : もう……一度……
……お前の……笑顔……が、見たかった……。
Nashmeira : ……ま、待って!
Razfahd : ……さらば……だ……
Nashmeira : ……マウを……
マウを独りにしないで……
Nashmeira : 兄さま……
兄さまぁ!!!
Nashmeira : ……にいさ、ま……
…………………………………………………………………………………………………
Razfahd : …………ナ……シュ……。
Odin : ……何故、剣を納めた?
Luzaf : …………。
Odin : ……余の騎士よ……
我が神意に……背く…………とは……
Odin : ……血迷うた……か。
Luzaf : ……くっ、アフマウッ。
Luzaf : ……君には
まだ、なすべきことが山ほど残されている……
Luzaf : 死なせはしない……
……死なせは…………。
Luzaf : 冥界の主オーディンよ!
Luzaf : 俺は、貴方の意に背いた!
Luzaf : だが、俺は生きている……。
Luzaf : 何故だ?
Luzaf : 俺は神意を知りたい……。
Luzaf : だから、この娘
アフマウに、この仮初の命を譲り……
Luzaf : 貴方に会いに
ふたたびヴァルハラに行こう。
Nashmeira : ……う……んっ……。
Luzaf : アフマウ……。
Nashmeira : ……ん、ルザフ……?
マウは……いったい……
Luzaf : よかった……
Luzaf : 君とはもっと話をしたかった……。
Luzaf : だが、もう俺には
時間が残されていない……。
Nashmeira : ルザフ……。
Luzaf : 君には、未来がある。
いや、君だけじゃない……
Luzaf : 皇国の民、イフラマドの民……
君は、みんなの未来を背負わなければ……。
Nashmeira : 行かないで……!
だったら、あなたもいっしょに……。
Luzaf : 君はひとりじゃない。
愛すべき将兵や民がいる。
頼りになる[Your Name]も……。
Nashmeira : うん、そうね……
マウに、すべて……
Nashmeira : まかせるがよい!
Luzaf : ははは……
その意気だ、アフマウ。
Luzaf : ……おお、海が見える!
おもしろい、今度の戦場は冥界の海のようだ。
Nashmeira : …………。
Nashmeira : ……[Your Name]。
Nashmeira : わらわは
長らく、皇宮を空けてしまった……。
Nashmeira : 帰りましょう、アトルガンへ!
最終更新:2013年01月20日 17:26