天駆ける剣

Saga of the Skyserpent
依頼者:
 ビヤーダ(Biyaada)
  / アルザビ辺民街区・茶屋シャララト
依頼内容:
 トロール達に持ち去られたらしい
 天蛇将の「だいじなもの」を
 ハルブーンに行って探してきてあげよう。


アルザビ


Biyaada : あの御方は、
天蛇将のルガジーン(Rughadjeen)さま。
五蛇将を束ねておられる立派な御方だよ。
Biyaada : 本来なら、あんたら傭兵が
近寄れるような御方じゃないんだ。
くれぐれも気安く声をかけるんじゃないよ。

Rughadjeen : 君ら傭兵と私たち皇国軍は、
聖皇さまの御ために戦う、いわば同士。
Rughadjeen : ひとたび有事あらば、
共に命を捨てようぞ。

>>Rughadjeen捕虜時
+ ...
Biyaada : もはや、
我が国は風前の灯火だよ……。
Biyaada : この間の市街戦で、総大将の
天蛇将ルガジーン(Rughadjeen)さまを、
失ってしまったんだからね……。
Biyaada : でも、余所者のあんたまで、
城を枕に討死することはない。
悪いことはいわない。今のうちに故国に帰んな。


アトルガン白門 / 茶屋シャララト


>>通常時
+ ...
Fari-Wari : 吟遊詩人たるもの
常に美声を維持しなくては
いけませんからね!
Fari-Wari : ここのチャイで咽喉を潤して
発声練習に励んでいるわけですよ。

Fari-Wari : あーあーあー
てすとてすと。
Fari-Wari : あえいう、えおあお。
かけきく、けこかこ。
Fari-Wari : ♪らららーららららー
るるるーるーー♪
Fari-Wari : はっ、失礼失礼。
発声練習を聞かれてしまったようで
おはずかしい。
Fari-Wari : わたくし、吟遊詩人を
生業としております
ファリワリ(Fari-Wari)と申す者。
Fari-Wari : この美声を披露しつつ、
諸国をめぐり、各地で血湧き肉躍る英雄の話を
取材しては、新しい詩を書き糧として参りました。
Fari-Wari : しかし、中の国の英雄譚も
あらかた集めてしまいましてね。
ついに一大決心をして、はるばる海をわたり、
こうしてアトルガン皇国にやってきたわけなのです。
Fari-Wari : ……ところで。
あなたは、なかなか
この街に精通しておられるご様子。
Fari-Wari : ここで
お会いしたのも、なにかの縁。
Fari-Wari : どうです?
わたくしの付き人となって
この街を案内してはいただけませんか?

選択肢:付き人になる?

>>いいよ
  Fari-Wari : おお! 話がはやいですね!

>>付き人ってなに?
  Fari-Wari : 付き人というのはですね……。
  Fari-Wari : 道を案内したり、
  飲み物を買ってきたり、
  熱狂したファンを制したり、
  楽屋にお菓子を差し入れしたり……。
  Fari-Wari : 創作の手助けをしたりする、
  ステキな仕事のことですよ!

Fari-Wari : では、さっそくですけれど
この国の英雄は誰か、街の人々に取材したいので
手伝ってくださいね。
Fari-Wari : さてと、
どなたに取材しましょうか……。
Fari-Wari : そうですね、例えばあの
物々しい装備の、彼女とか……。
Fari-Wari : もしもし、美しいお嬢さん?

Biyaada : なんだ、あんた?

Fari-Wari : ちょっとお話を
いえ、チャイを一杯ご馳走させ……

Biyaada : いい度胸だね。
私を天蛇将ルガジーンさま付の副官、
ビヤーダ(Biyaada)と知っての軽口か?

Fari-Wari : す、すみません。
白鳥と見まごう、あなたさまの典雅な物腰に
見惚れてしまったもので、つい……。
Fari-Wari : ……ところで
いまなんと仰いました?

Biyaada : ビヤーダだ。

Fari-Wari : いえ、その前。

Biyaada : まさか、ルガジーンさま?

Fari-Wari : え、ええ。
すみませんが、有名な方なのでしょうか?
いえ、わたくし、まだこの国を訪れて
日が浅いものでして、右も左も……。


Biyaada : いくら、異国人だからって
ルガジーンさまの名を知らないだなんて、
ものを知らないにもほどがあるよ。
Biyaada : ここ皇都の守護神にして、
五蛇将を束ねておられる、
それはそれは偉大な御方なんだよ。

Fari-Wari : ……ほぉぉう。きっと
剣虎のごとく猛々しく、
獅子のごとく雄々しい御仁なんでしょうねぇ?

Biyaada : もちろんだとも!

Fari-Wari : よろしければ、
そのルガジーンさまのお話、
わたくしにもお聞かせ願えないでしょうか?
Fari-Wari : いえね、決して
怪しい者ではございません。
わたくしは英雄の詩を詠いながら旅をしている
しがない吟遊詩人でございまして……。

Biyaada : なるほど、
それで、ルガジーンさまの話を聞いて
詩想にしたい、と。それは素敵……
Biyaada : ……と、ダメだ!
いま、ゴタゴタしてて、
それどころじゃないんだったよ。

Fari-Wari : !?
Fari-Wari : まぁまぁ、そう仰らずに。
私にできることなら、
なんでも致しますから!

Biyaada : 大きなお世話だよ。
だいたい、あんたみたいな
非力そうなヤツに、何ができるっていうんだい?

Fari-Wari : 失敬な!
たしかにわたくしは、
非力でかよわい、詩うたい……
Fari-Wari : し、しかし、こちらの
付き人は、その限りではない!

Biyaada : ん?
あんたは傭兵じゃないか。
Biyaada : ……ふむ、そうだね……。
傭兵ならば、数々の修羅場を
くぐり抜けてきているだろうし……。

Fari-Wari : そうですとも!
この付き人は、千軍万馬。古今無双。一騎当千……

Biyaada : ちょっと、その付き人と
話がしたいんだけど、いいかな?

選択肢:話を聞く?
  はい
  いいえ(ループ)

Biyaada : 話というのは他でもない。
そのルガジーンさまについてのことなんだ……。
Biyaada : 近頃、度々蛮族が
襲来するようになったため、
ルガジーンさまは一刻も休まず、常に神経を
張りつめて、防衛軍の指揮にあたっておられる。
Biyaada : だから、そのお疲れたるや、
我々の想像をはるかに絶するものだろう。
Biyaada : それは先日、
皇都に侵入してきたトロール傭兵団を迎撃するため
いつものように軍を指揮しておられた時のことだ。
Biyaada : ルガジーンさまは、
とても大切にしていた「あるもの」を
紛失されてしまったようなのだ。
Biyaada : ほんの一瞬、
ふと気を緩めた隙にね……。
Biyaada : おそらく、乱戦のさなか、
落とされてしまい、それを偶然見つけた
敵兵が、持ち去ったんじゃないかと私は思う。
Biyaada : やつらトロール傭兵は、
戦果を過大に報告するため、証拠品として
我が軍の将兵の装備品を持ち去ることが
しばしばあるからね。
Biyaada : その後も、
ルガジーンさまは平素と変わらず、
職務に励んでおられるけれど……
Biyaada : 側で御仕えしている私には
気落ちされていることがよく分かる。
なんとおいたわしい、ルガジーンさま……。
Biyaada : できれば、私が代わって
お探しして差し上げたい。
Biyaada : しかし私事で、しかも
御自分のために、部下が持ち場を離れたと知れば
さらに、ルガジーンさまの嘆きを増すことになる。
それは正規軍人である私には適わぬ夢なのだ……。
Biyaada : そこで、
その付き人に頼みたい。
Biyaada : トロール共の拠点、
ハルブーンまで行って、その「あるもの」を
探してきてくれないだろうか?

Fari-Wari : なあんだ。そんなことですか。
お安い御用ですよ!
Fari-Wari : この付き人が
狼のごとくハルブーンまでひた走り、
鷹のごとく失せ物を見つけ出すことでしょう。
Fari-Wari : そうしたら、
ルガジーンさまの英雄譚を、
わたくしにお聞かせくださいますか?

Biyaada : ……本当か?
ああ、もちろんだとも。
約束しよう。
Biyaada : その「あるもの」というのは、
ルガジーンさまの独り言から推察するに、
布のようなものらしいのだが……。

Fari-Wari : 了解しました!
さあさあ、付き人君!
いざ、旅立たん。ハルブーンへ!
Fari-Wari : この街の守護神のため!
主君を案ずる、忠義の貴婦人がため!
そして……
Fari-Wari : 古今東西随一の名詩を、
わたくしに書かせるため!!



Fari-Wari : あああん。付き人君!
ボヤボヤしてないで
さっさとハルブーンに
行ってきてくださいよ!
Fari-Wari : 世紀の大傑作が
生まれるか否かが、
あなたの双肩にかかっているのですよ!


アルザビ


Biyaada : ……例のものは、
見つかったのか?
Biyaada : すまないが
いまは任務中なんだ。
後で、茶屋で話を聞こう。


ハルブーン


(???を調べる)

だいじなもの:ライラック色のリボンを手にいれた!
ライラック色のリボン

ライラック色の
美しいビロードのリボン。
一部が黒く汚れている……。



(???を調べる)

特に何もないようだ。


アトルガン白門 / 茶屋シャララト


Biyaada : あっ、それは!!
Biyaada : ルガジーンさまが
大事そうに眺めておられるのを見たことが……
探しておられたモノは、きっとそれに違いない!
Biyaada : ありがとう、
探してきてくれたんだね。

Fari-Wari : だから申しましたでしょう?
なんたって、この者はわたくしの付き人。
そんなことは、御茶の子さいさいだって!

Biyaada : ふふ。
では、礼といってはなんだが
約束どおり話して聞かせよう……。
Biyaada : ルガジーンさまの
運命を変えた、あの夜の出来事を……。
Biyaada : ……それは、2年ほど前のこと。
当時は、ミッサード(Missahd)という皇族の元帥が、
西部方面軍の総指揮を一手に任されていてね。
Biyaada : ルガジーンさまは、
まだ、その麾下で大隊長を任じておられた……。

…………………………………………………………………………………………

Missahd : ……ふむ、なるほど。
キミの言わんとしていること、よく分かった。
作戦参謀たちに、一案として検討させておこう。

Rughadjeen : ……ことは急を要するのです!
近々、敵が大規模な攻勢に出る兆候があります。
増援を待っていては手遅れになる危険性が!

Missahd : ふぅ……、ルガジーンくん。
バルラーンラインの防壁を思い出してみたまえ。
そして、そこに配置された我が軍の兵士の数を!
Missahd : たかが蛮族ごとき、
束になって押し寄せてこようが、
物の数ではないのだよ。


Rughadjeen : ……。
Rughadjeen : せめて……

Missahd : ……。

Rughadjeen : 今夜、夜陰に乗じて
敵陣に接近し、出端をくじくのです。
Rughadjeen : 挙兵して
まだ日の浅い蛮族どもは、
士気旺盛なれども烏合の勢。
Rughadjeen : うまくゆけば、
同士討ちを誘引し、我が軍が
皇都防壁を強化する時間を稼げるかもしれません。

Missahd : ……ルガジーンくん。

Rughadjeen : このまま、手をこまねいていては、
バルラーンラインを一点突破され、
防備の手薄な皇都が火の海となる危険性すら……。

Missahd : ルガジーン!!

Rughadjeen : ……はっ。

Missahd : そろそろ口を慎みたまえ。
たかが、大隊長の戦術レベルの具申を、
くどくど聞いているほど、吾輩は暇ではないのだよ。

Rughadjeen : ……。

Missahd : なんだね、その不敬な態度は?
よかろう……ルガジーンくん。
貴様を本日付で大隊長より解任する。

Rughadjeen : ……なっ!?

Missahd : 上官不敬罪により
鞭刑を受けた後、一兵卒として
原隊に復帰。後任の指示に従いたまえ。

Rughadjeen : ……はっ。

Missahd : ふん……。
戦略も知らぬ、たかが大隊長風情が
でしゃばりおって……。

Rughadjeen : ……ん? なんだ?

Vatharad : どっちだ!?

Yamuld : 西門のほうだ!

Rughadjeen : ……おい、どうしたっ!?

Yamuld : あっ、ルガジーン大隊長どのっ!
た、大変です!
Yamuld : ワジャームの
バルラーンラインが突破され、大量の……
Yamuld : 大量のトロール兵が……
皇都を包囲しています!

Rughadjeen : なんだと!?

Yamuld : やつら、
攻城兵器まで持ってきています。
このままでは皇都に雪崩れこむのも……

Rughadjeen : バルラーンラインの
防衛軍はどうした? あれだけの大軍だ。
全滅したわけではあるまい。

Vatharad : 後続してきた、
マムージャ蕃国軍に翻弄され、
釘付けにされている模様です。

Rughadjeen : くっ、遅かったか……。
Rughadjeen : 蛮族め……ついに。

Yamuld : ……我が装甲大隊は、
こちらに集結しつつあります。
Yamuld : 大隊長どの、ご指示を!

Rughadjeen : ……すまない。

Yamuld : 大隊長どの?

Rughadjeen : ……私は
先ほどミッサード閣下に、
大隊長を解任され、指揮権がないのだ……。

Vatharad : ……その閣下なら、
あそこに……。

Rughadjeen : !?

Vatharad : なぜ、戦線へ向かわれない?
まさか、将兵や民を見捨てて、
逃げ出されるおつもりか……?


Rughadjeen : ……。
Rughadjeen : 仕方ない。
私が臨時で指揮をとろう。

Vatharad : は、はい!

Rughadjeen : 総員、抜刀!
五列縦隊を組み、白兵戦用意ッ!!
Rughadjeen : ……市街戦になるぞ。




Rughadjeen : うろたえるな!
Rughadjeen : 長い行軍で、
敵も疲れている。
Rughadjeen : いま少し、
持ちこたえれば、勝機は見えるはず。
この戦、必ず勝てる!
Rughadjeen : いいか。
建物は、敵に好きなだけ壊させておけ。
むしろ、火の拡大を防いでくれる。
Rughadjeen : だが、市民の命だけは、
なんとしても守り抜くんだ。
この街の未来が、諸君の双肩にかかっている!

Yamuld : おおっ!!

Rughadjeen : !?
Rughadjeen : おい、君!
どこに行くつもりだ?
Rughadjeen : そっちは危険だ。
戻れ!
Rughadjeen : サジャルダ(Sajalda)、
しばらく、指揮を頼む……。


Sajalda : はっ。

Ovjang : あふまうヨ……
きイタトオリダナ、アレヲみヨ!

Aphmau : ……そうね。
逃げ遅れたみたい……。
Aphmau : アヴゼン……?

Ovjang : ウム。
Ovjang : あふまう、つイテくルガヨイ!

Rughadjeen : おい、きみ
待ちなさい!
Rughadjeen : 危ない!
下がれ!!

Rughadjeen : !!
Rughadjeen : くそっ!!


Rughadjeen : おい!

Ovjang : ……。

Rughadjeen : 彼女は……?

Ovjang : …………。

Rughadjeen : !!


Aphmau : ……ん……。

Nateeyu : おねがい。
おねえちゃん、目を覚まして……。

Rughadjeen : 心配ない。
気を失っているだけだ。

Aphmau : ……ンッ……
……ケホッ…ケホッ……。

Rughadjeen : もう、安心だ。
しっかりしろ。

Aphmau : ぶじ……
だった……の?
Aphmau : ……よかった……。
Aphmau : あなた……が、わたくしを?

Rughadjeen : ああ。

Aphmau : ……ありがとう……。

Rughadjeen : ……無謀だ。
命を粗末にするな!
Rughadjeen : ……だが、
見上げた勇気だ……。

Aphmau : ……おねがい。
……もう、行って……。

Rughadjeen : なんだ?

Aphmau : ……わたくしは
大丈夫ですから……。もう……
行ってちょうだい。
Aphmau : ……街では、あなたを
必要としてる人が、まだまだいるはず……。
Aphmau : だから……
はやく行って、助けてあげて……。

Rughadjeen : しかし、
ここに子供2人、残すわけには……。

Rishfee : あっ!
アフマウ様!
Rishfee : ご、ご無事でございますか?
どこか? どこか、お怪我は!?

Aphmau : ……だいじょうぶよ。

Rishfee : よかった……。
Rishfee : じゃなくて!
御身になにかあったら、どうするんですか?
ご自重ください!!


Aphmau : ご、ごめんなさい……。

Ovjang : (りしゅふぃーハ
しんぱいガ、すギルトおもウゾ。)

Rishfee : ……アフマウ様、
あの者は?

Aphmau : 彼は、
わたくしのために……
Aphmau : 待って!
Aphmau : その腕……ケガをしているの……?

Rughadjeen : ん?
ああ、たいしたことはない。

Ovjang : いたいたシイゾ!
ヤセがまんスルナ。

Rughadjeen : ……。

Aphmau : これ……。


Rughadjeen : すまない……。

Aphmau : あ、あの……
……お名前は……?

Rughadjeen : ルガジーン。
……皇国軍の兵士です。

…………………………………………………………………………………………

Biyaada : ……それから、
再び戦場に戻られたルガジーンさまは、
散り散りになっていた他隊の兵士まで
まとめあげられ、獅子奮迅のご活躍……
Biyaada : ついに、トロール傭兵団と
マムージャ蕃国軍を撃退し、
見事、皇都を護られたのだ。

Fari-Wari : その少女の言葉が、
ルガジーンさまに
本来以上の勇気を与えたのですね!

Biyaada : そうかもしれぬ。

Fari-Wari : それで、それで、
ルガジーンさまは? さぞかし
すばらしい恩賞を授かったんでしょうね?

Biyaada : それが、ルガジーンさまの行動は
非常事態とはいえ、越権行為があったのは事実。
軍では、それを問題視する向きがあってね。

Fari-Wari : なんですって?
まさか、あのミッサードとかいう元帥が、
よからぬことを吹き込んだのでは?

Biyaada : さぁ、それは分からぬ。
ただ、下された謹慎命令に、ルガジーンさまは
一言も反論せず、唯々諾々と従い、
営舎で軟禁生活を送られることに……。

Fari-Wari : おお、なんたること!
天道、是か? 非か?

Biyaada : しかし、ある日のこと。
ルガジーンさまのもとに使者が来られ、
皇宮への召喚命令が伝えられたのだ。

Fari-Wari : ほほおおう!
Fari-Wari : ま、まさか、
聖皇さまに謁見されたのでは?
Fari-Wari : そ、それで、それで
ルガジーンさまは!?

Biyaada : ……あ、っと。いけない。
もう、休憩時間が終わる。
持ち場に戻らねば……。

Fari-Wari : ええええーーー??

Biyaada : 悪いが、
続きはまた今度な。

Fari-Wari : ちょっと、ビヤーダさん!
そんなあああ。これじゃあ、
文字どおり、蛇の生殺しですよ~。



Fari-Wari : あああん。もう、
ルガジーンさまの話の続きが気になって
夜も眠れませんよ!!
Fari-Wari : 皇宮に召喚されて
それから、どうなったんだろう?
ビヤーダさん、まだかなあ……。


アルザビ


Biyaada : 今は任務中だ。
話しかけるな。
Biyaada : (……時間ができたらまた
茶屋へ行くから、そこで待っていて。)


アトルガン白門 / 茶屋シャララト


※ヴァナ0時経過後。

>>Rughadjeen捕虜時
+ ...
Fari-Wari : ビヤーダさん、
休憩時間のはずなのに、
茶屋に来てくれないんですよ。
Fari-Wari : なにか、
あったんじゃないでしょうか……?

Fari-Wari : あ、付き人君、
いいところに!
Fari-Wari : さっき、連絡がありましてね。
これから、ビヤーダさんがいらして
前回の話の続きをしてくれるそうなんですよ!

Biyaada : 待たせたね。

Fari-Wari : ええ、もう!
一日千秋の思いで
首がダルメルのようになるところでしたよ!

Biyaada : ……う、うん。ええと……
どこまで話してたんだっけ?

Fari-Wari : んもう、いけずだなぁ。
皇宮に赴き、諸侯が固唾を飲んで見守る中、
いよいよ、聖皇さまのおな~り~!
Fari-Wari : ……って、とこまでです!

Biyaada : えっ、そうだったっけ?
Biyaada : まあ、いいや。
それで、聖皇さまがね……

…………………………………………………………………………………………

Nashmeira : ……ルガジーン。
先の戦における、そなたの活躍
わらわの耳にも入っておる……。

Rughadjeen : 恐悦に存じます。

Razfahd : しばらく
謹慎していたと聞いたが……?

Rughadjeen : ははっ……。

Nashmeira : ……すまぬことをした。

Rughadjeen : 勿体無きお言葉……。

Razfahd : ルガジーン殿。
貴公の活躍、なぜ陛下の御耳に
入ったか分かるか?

Rughadjeen : 恐れながら……。

Razfahd : 貴公は
兵に愛されているな。
嘆願書が山のように届いたのだ。

Nashmeira : ……わらわも同感ぞ。
そなたは皇都を……そして、
ひいてはわらわを護った最大の……

Razfahd : 陛下……。

Nashmeira : ………………。

Razfahd : ルガジーン殿よ。
勅命により、貴公を天蛇将軍に任命する。

Rughadjeen : !?

Razfahd : その名が
なにを意味しているか、
貴公なら、分かるな……?


Rughadjeen : ……はっ。

Razfahd : 皇祖ウルタラムにより、
我が国存亡の危機に際してのみ設置を許された
国防の全権を担う、名誉ある役目である。

Nashmeira : ……皇国のため、
そなたの命、捧げてほしい……。

Rughadjeen : 身に余る光栄。
我が身、朽ちるまで、
全身全霊、御仕え致しまする。

Razfahd : たのもしい限りだ。
Razfahd : そこにある大剣は
陛下からの贈り物。
Razfahd : 勇者バルラーンが
帯びていたと伝えられる
国宝の霊剣である。

Nashmeira : ……そなたこそ、
その所有者に相応しかろう……。

Rughadjeen : 私にアルゴルを?
……ありがたき幸せ。


Rughadjeen : ………!!

Razfahd : さて、天蛇将よ。
最初の任務を与える。
Razfahd : 貴公も知っていよう。
現在、我が国は東西に憂いを抱え
古今未曾有の危機にある……。

Razfahd : これからは、
門閥や序列によらぬ、有能な将が必要となろう。
Razfahd : 来るべき決戦に備え、
貴公が人材を集めよ。

Rughadjeen : 御意。
Rughadjeen : ……この足で探し、
この目で見、アトルガン屈指の猛者、
必ず揃えて御覧にいれまする。

Nashmeira : そなたの働きに、
期待しておるぞ……
Nashmeira : 勇壮なる天蛇の騎士よ……。

…………………………………………………………………………………………

Biyaada : こうして、
ルガジーンさまは、我が国の守護神
天蛇将となられた、というわけだ。

Fari-Wari : なるほど~。
あの若さで重職についておられるのには、
そんな物語があったんですね~。
Fari-Wari : それで? それで?
他の五蛇将の方々とは、
いつ出会われたんです?

Biyaada : うん。ルガジーンさまは、
トロールとマムージャが、しばらくは
戦力を回復できないことを確認すると、
すぐに、東方の視察に赴かれた……。
Biyaada : 長い間、皇国軍は
西方の蛮族を見くびり、兵力のほとんどを
膠着している東部戦線に張りつけていたからね。

Biyaada : そこで、ルガジーンさまは、
あの御方と出会われたのだ……。

…………………………………………………………………………………………

Gadalar : はは~ッ!
死ねッ! 死ねッ! 死ねッ!

…………………………………………………………………………………………

Biyaada : ……ガダラル将軍の
旅団は、敵の謀略により潰走。
Biyaada : 兵を1人でも
敵地から逃がそうと、将軍は敵を
一手に引き受け、孤軍奮闘しておられた……。

…………………………………………………………………………………………

Gadalar : はァ……はァ……
畜生ッ!
次から次へと、烏どもめッ!
Gadalar : クックックッ……
いいだろう……
まとめて、消し炭にしてやるッ!
Gadalar : ファ・イ・ガ~ッ!!!!!
Gadalar : はァ…はァ…はァ……
雑魚がァ……はァ…はァ……
てこずらせやがって……。
Gadalar : ……?
Gadalar : ……貴様ァ、なにもんだ?

Rughadjeen : 味方だっ!
報せを聞いて、助けにきた。
私は西の皇都から……。

Gadalar : …………。
Gadalar : クククククッ……
ハ~ハハハッハッ~!


Rughadjeen : ……なんだ?

Gadalar : 敵はなァ……。
Gadalar : みんな、そう言うんだよッ!!

…………………………………………………………………………………………

??? : ビヤーダ!!

Biyaada : はっ、はい!

Rughadjeen : こんなところで、
油を売っている場合ではないぞ。
マムージャの偵察兵が皇都に潜入したらしいのだ。

Biyaada : なんですって!

Fari-Wari : ああ!!
あなたが、あなたが、
そのルガジーンさまっ!!
Fari-Wari : 想像していたよりも、ずっと
凛々しく、それでいて気品も備えている!
まったくもって、英雄と呼ぶに相応しい御方!
Fari-Wari : あなたの叙事詩、
是非、わたくしに書かせてください。
タイトルは、そう『天駆ける剣』!

Rughadjeen : な、なんだ、この者は?
Rughadjeen : ビヤーダ。
まさか、私の話を?

Biyaada : ……も、申し訳ありません!
Biyaada : でも、この者の付き人が、
ルガジーンさまの大切なものを……。

Rughadjeen : おお、君たちだったのか。
これは失礼をした。お許し願いたい……。

Fari-Wari : そんな、いいんですよ!
敵の牙城ハルブーンの険しい断崖をよじ登ったり、
小山のようなトロール兵を倒したり……
Fari-Wari : 些細なことです。
ええ、ええ、
礼には及びませんとも。

Rughadjeen : ……あの日、
あの場所で教えられた、
勇気と、そして慈愛の心……。
Rughadjeen : このリボンは、
殺伐とした戦いの日々の中、それを私に
思い出させてくれる、大切なものなのだ……。
Rughadjeen : 君、
名を聞かせてもらえないか?
Rughadjeen : ……よい名だ。
Rughadjeen : [Your Name]。
感謝する……。

Fari-Wari : コホン……。

Rughadjeen : ああ、
詩人どのにもな……。
Rughadjeen : 単身、敵の都に乗り込むような
勇敢な傭兵と、くつわを並べて
戦えること、私は誇りに思うぞ。


アトルガン黄金貨を手にいれた!
アトルガン黄金貨
金で鋳造されたアトルガンの通貨。
皇国のシンボル蛇王ザッハークが刻印されている。

皇国軍戦績が上がった!


称号:天蛇将の遊撃隊


Fari-Wari : ♪るるる~
皇都の~守護神~
雄々しく麗しき~我らの~五蛇将~♪
Fari-Wari : ……おお!
どんどん創作意欲が湧いてくる!
名作が書けそうですよ!!


アルザビ


Rughadjeen : おお、
[Your Name][君/階級]。
一騎当千の君が、
皇都の護りについてくれるなら心強い。
Rughadjeen : 聖皇さまの御ため
くつわを並べて戦おうではないか。


天駆ける剣 詠うは誰そ彼の 水和ぐ盾 炎熾す鎌
風纏う弓
土噛みし拳

■関連項目 アトルガン白門
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最終更新:2014年06月04日 23:53
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