依頼者:
ファリワリ(Fari-Wari)
/
アルザビ辺民街区・茶屋シャララト
依頼内容:
五蛇将の詩の
続編を作りたいという、ファリワリ。
アルザビ人民街区へ行って
取材をしてこなければ……。
Shaeema : ねえねえ、
それから、それから?
Fari-Wari : ……でね、
わたくしは……。
Fari-Wari : 小山のような図体の
トロールどもを、ちぎっては投げ
ちぎっては投げ……
けちょんけちょんにした、ってわけですよ。
Shaeema : ほんとにぃー? すごーい!
ファリワリさん、カッコいぃー♪
Rhub Wusthamoi : ああ……胸がときめく
英雄の詩を書かれるだけじゃなくて
ご本人もそんなにお強いだなんて……!
Fari-Wari : フフ、
まあまあまあ……。
Rhub Wusthamoi : それで、それで?
ハルブーンには
やっぱりおひとりで?
Fari-Wari : ええ、もちろん……
と、正確には[Your Name]
っていう付き人がいっしょでしたけど……
Fari-Wari : で、でも
1人も同然だったんですよ。
Fari-Wari : そいつったら
道に迷うわ、トロールの衛兵に挨拶してしまうわ。
ほんと、使えないヤツでしたから。
Shaeema : あっはっは。
やーだーー。
Fari-Wari : まあ、わたくしにかかれば
トロールの1匹や2匹や10匹くらい
朝飯前ですから、なんとかなったものの……
Fari-Wari : 助けてやったときの
その付き人のマヌケ面ときたら!
きみたちにも見せてあげたかったですよ。
Fari-Wari : そうそう、ちょうど
こんな感じの顔したヤツでね……
Fari-Wari : ……って
うわぁぁぁぁあ!!
Fari-Wari : いつ、の、まに!
いるならいると言ってくださいよ!
Shaeema : あれ? ファリワリさん
この人は?
Fari-Wari : あ、うん、これが、その
付き人っていうか……
Shaeema : あ! じゃあ
ハルブーンでトロール達を怒らせた……
Rhub Wusthamoi : 孤軍奮闘するファリワリさんの
足をひっぱりまくってた
使えない人ですね!
Fari-Wari : わー! わーわー!
Shaeema : ?
Fari-Wari : ああ、うん、まあ……
あの、その……
ファリワリが、頼み込むような目でこちらを見ている。
選択肢:どうする?
ウソつくな
調子のるな
Fari-Wari : ……う、うんうん。
そうだねそうですよ。ええ、ええ。
Fari-Wari : ……お嬢さんがた、
わ、わたくしはそろそろ仕事の時間のようです。
申しわけないが、ファンの集いはまた今度で……。
Shaeema : えぇーー。
Rhub Wusthamoi : つまんなーい。
Fari-Wari : ……ふう。
失礼しましたね。
Fari-Wari : ……え、彼女たちは
何者かって?
Fari-Wari : ……いや、その
以前作った
「
天駆ける剣」の詩を覚えていますか?
実はあれが、方々で大評判でして……。
Fari-Wari : わたくし、
あちこちで、さっきみたいに
ファンに取り囲まれてしまう有様なのです。
Fari-Wari : あるミスラの女の子の
追っかけは、わたくしの部屋の窓に
びったり張り付いて覗いてたし……3階ですよ?
Fari-Wari : あるヒュームの女の子の
熱狂的ファンは、ラブレターを大量に送りつけて
ポストを埋めてしまおうとするし……。
Fari-Wari : ……いえいえ、
皆まで言わずとも、分かっていますよ。
わたくしも、浮れてばかりいるわけではありません。
Fari-Wari : 騎士が貴婦人のために
戦わねばならぬ時があるように
詩人には歌わねばならぬときがある……。
Fari-Wari : ええ、そうです。
わたくし、
再び詩作に励むことにしまして!
Fari-Wari : 五蛇将の詩を再び作らんと
ちゃんと水面下で、
準備を始めているのですよ!
Fari-Wari : ……きみ、
天蛇将ルガジーン付きの副官、
ビヤーダさんを覚えていますか?
Fari-Wari : そう、彼女から
五蛇将のお話のつづきを聞かせてもらう
約束だって、既にとりつけてあるんですから。
Fari-Wari : ふふん、どうです。
抜かりないでしょう?
Fari-Wari : さっきのことだって
女の子に囲まれてしまったのは
単なる偶然で……
Fari-Wari : 実は、わたくしは
そろそろ休憩時間になるビヤーダさんを
ここで、お待ちしていたわけなんです。
Fari-Wari : そうだ、付き人君、
きみも一緒に話を聞いていくといいですよ。
Fari-Wari : あ、いやいや。
また危険な場所に
行かされそうになったら押し付けよう、とか
そんなんじゃないですよ?
Fari-Wari : ……お、噂をすれば、
いらっしゃったようです。
Fari-Wari : さあ、
共に取材に励みましょう、付き人君。
あ、といっても給料は期待しないでくださいね?
Fari-Wari : これは、これは
麗しのビヤーダさん! このファリワリ
一日千秋の思いで、お待ちしておりました!
Biyaada : や、やあ、
待たせたね。
Biyaada : あら、あんた……。
たしか、このあいだの……
そう、[Your Name]だっけ?
Biyaada : あの時は世話になったね。
ルガジーンさまも、
本当に喜んでおいでだったよ。
Fari-Wari : いやいや、あの程度のこと
こちらこそお安い御用ですよ!
Biyaada : ……このファリワリが
他の五蛇将の詩も作るから
話を聞かせろって、うるさくてね。
Biyaada : まあ、あの時の恩もあるし
個人的に協力してもいいかな、
と思ってさ……。
Biyaada : それに、なんだかんだ言っても
こいつの詩でルガジーンさまたちのことが
世に広まるのは悪くない気がして……。
Fari-Wari : そうでしょう、そうでしょう。
Biyaada : ……で、
今日はどんなことを話そうか?
Fari-Wari : あのとき、
尻切れトンボになってしまった、
話のつづきからお願いします!
Biyaada : ……どこまで
話してたんだっけ?
Fari-Wari : ほら!
ルガジーンさまが東方戦線に赴かれ
そこで、ガダラルさまと……。
Biyaada : ああ、そうそう。
思い出した。まかせて。
Biyaada : ……ルガジーンさまは
東方に行かれた後……。
…………………………………………………………………………………………
Gadalar : ……貴様、またか!
邪魔するなと言ったはずだぞ。
Gadalar : こんな雑魚ども、
俺1人で十分だ!
Rughadjeen : それはどうかな?
Rughadjeen : ガダラル将軍。
君は兵の命を惜しむあまり
自ら突出する嫌いがあるが……
Gadalar : な、なに!?
Rughadjeen : 兵は将と共にあれば
本来以上の力を発揮するものだ。
もっと、部下を信用してやれ。
Gadalar : ハッ!
知れたことを。
Rughadjeen : それに
私の剣が敵を近づかせなければ、
君は本来の火力を存分に発揮できるはずだ。
Gadalar : ……フン。
好きにしやがれ。
Gadalar : 俺サマの
サラマンダーフレイムを見て
腰を抜かすんじゃねぇぞ。
Rughadjeen : フッ、抜かせ。
…………………………………………………………………………………………
Biyaada : ……まぁ、そんな感じで
天蛇将ルガジーンさまの志に共感した
我が国最強の英傑たちが皇都に集結した。
Biyaada : その数は、
ルガジーンさまも含め
奇しくも5人。
Biyaada : そう、我が国の象徴
ザッハークの伝説に登場する
蛇の使徒と同じ数だった。
Biyaada : だから、
誰からともなく、ルガジーンさまたちは
こう呼ばれるようになったのさ。
Biyaada : 「五蛇将」と……。
Biyaada : ……はい、おしまい。
Fari-Wari : ……あの、あれ?
ちょっと、待ってください!?
Fari-Wari : それだけですか……?
Biyaada : そうだけど?
Fari-Wari : えぇ~。ダメですよ~。
ガダラルさまの話だって
前回から飛んじゃってるし、
物語には、起承転結ってもんがあるでしょう?
Biyaada : 起承転結って?
Fari-Wari : ……え?
え~と、友情とか誤解とか愛憎とか嫉妬とか……
なんか、そんな熱いドラマのあれこれですよぅ!
Biyaada : う~ん、
そんな話あったっけ……。
Fari-Wari : なあ、付き人君?
きみだってそう思うでしょう?
選択肢:そう思う?
>>そう思う
Biyaada : ……話を詳しく……ねぇ。
でも、私は五蛇将結成時のことを
そんなには知らないんだ。ごめんね。
>>他の将軍の話が聞きたい
Biyaada : ……うーん、でも
私は天蛇将さま以外の将軍さま方については
詳しくはないんだ。ごめんね。
Fari-Wari : えええぇぇぇえーー!?
Biyaada : そもそも
私はルガジーンさま付の副官だし、
そんなにがっかりされてもなぁ……。
Biyaada : そうだ!
Biyaada : せっかくだから
将軍さまたちに自分で取材してみたら?
Fari-Wari : えええええぇぇぇえーー!?
Biyaada : だいじょうぶだよ。
橋渡しぐらいなら私がしてあげるし。
Fari-Wari : ……いやぁ、
そういうことじゃなくて……。
…………………………………………………………………………………………
Fari-Wari : 炎蛇将軍!
五蛇将結成の経緯について
お聞かせください!
Gadalar : ……その名で呼ぶな……。
Fari-Wari : ?
とにかく一言ください。
炎蛇……
Gadalar : 俺をその名で呼ぶな~ッ!
Fari-Wari : ヒイイイィィィ!!
…………………………………………………………………………………………
Fari-Wari : ……という風に
取り付く島もなかったわけでして……
Fari-Wari : ビヤーダさんだけが
頼りだったのですが……。
Biyaada : そうか……。
Fari-Wari : しかぁし!
わたくしとて吟遊詩人の端くれ。
命を惜しんで詩は作れません!
Biyaada : おお……。
Fari-Wari : かくなる上は
腹をくくり……
Fari-Wari : 付き人君!
Fari-Wari : 私にかわって
五蛇将のみなさんに
体当たり取材を敢行するのです!
Fari-Wari : おねがいッ!!
選択肢:どうしよう?
いいよ
やだよ(ループ)
Fari-Wari : そうこなくちゃ!
さすがは愛と勇気を詠う詩人
ファリワリの一番付き人!
Biyaada : 待って。
Biyaada : よくも悪くも
名の知れたファリワリならともかく
[Your Name]は
一介の冒険者だろう?
Biyaada : お忙しい五蛇将の皆さまが、
突然、取材なんて言われても
応じてくれるかなぁ……。
Fari-Wari : そんな……。
Fari-Wari : なにか、
手はないものでしょうか?
Biyaada : 無理いわないでよ……。
Fari-Wari : そうですか……
Fari-Wari : ああ……
かくして、大傑作間違いなしの冒険譚は
日の目を見ることなく街路の露と消えたのです……。
Biyaada : ま、まあまあ。
そう気落ちしないで。
Biyaada : そうだ!
「将を射んと欲すれば先ずチョコボを射よ」という。
将軍の側に控える者にでも訪ねてみたら?
Biyaada : さいわい
私は風蛇将の副官の
ガウィーシュ(Gaweesh)や、土蛇将旗下の
タイハール(Talhaal)と顔見知りだし。
Biyaada : 必要なら
紹介状を書いてあげるよ。
Fari-Wari : !!
Fari-Wari : さすがはビヤーダさん!
聡明な貴女に紹介していただけるだなんて
我々、もう大砲満載の大船に乗った気分です。
Biyaada : そ、そう……?
Fari-Wari : 聞きましたか?
付き人君。
Fari-Wari : ただちに人民街に行き
ターゲットに取材を試みるのです!
Fari-Wari : またしても、
世紀の大傑作が
きみの双肩にかかっているのですよ!!
だいじなもの:ビヤーダの紹介状を手にいれた!
ビヤーダの紹介状
天蛇将ルガジーンの副官
ビヤーダが認めた紹介状。
五蛇将の部下への取材に
役立ちそうだ。
Fari-Wari : なにをしているのです、
付き人君!
Fari-Wari : こんなところで油を売ってないで
さあ、さあ! 取材ですよ!!
Fari-Wari : おお、付き人君!
待ちわびたよ!
Fari-Wari : さあ、さあ!
首尾はどうであったね?
Fari-Wari : ………。
Fari-Wari : 風蛇将、そして土蛇将……。
Fari-Wari : ……ああ、やはり!
彼らには、彼ら五蛇将には
友情や誤解や愛憎や嫉妬のドラマが!
Fari-Wari : いや、一部は
ないかもしれないけれど、あったのですね!
Fari-Wari : む。
Fari-Wari : むむむむむ!
Fari-Wari : 来ましたぁぁぁっ!
スペクタクルなイメージが来ましたよぉっ!
Fari-Wari : 予感がします。
不朽の名作が生まれる予感が!
ありがとう、ありがとう、付き人君。
Fari-Wari : これは今回の取材費です。
アトルガン黄金貨を手にいれた!
アトルガン黄金貨
金で鋳造されたアトルガンの通貨。
皇国のシンボル蛇王ザッハークが刻印されている。
Fari-Wari : なに、少ない?
きみは傑作の生まれる
歴史的瞬間に立ち会えたんですよ?
お金を払ってもいいぐらいです。
Fari-Wari : さ~て
わたくしは早速、
執筆に取り掛からねば!
Fari-Wari : だけど、付き人君。
これですべての取材が終わったわけではありません。
あなたが取材に旅立つ日はきっと近いですよ!
■関連項目
アトルガン白門
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最終更新:2015年08月04日 18:56