昇進試験~少尉(前編)

Promotion: Second Lieutenant
依頼者:
 ナジャ・サラヒム(Naja Salaheem)
  / サラヒム・センチネル
依頼内容:
 将校への道を開くために、
 士官学校へ入学することになった。
 さあ、華の学校生活を満喫しよう!


アトルガン白門 / サラヒム・センチネル


Falzum : ……でも、ボク
大した戦果だって
まだ挙げてないんですけれど……

Naja Salaheem : おや、まあ!
あんた、自分で気づいてないってのかい?

Falzum : え? え?

Naja Salaheem : やれやれ、
能あるアプカルは爪を隠すってか?
あんたには才能があるんだよ。

Falzum : 才能ですか……?

Naja Salaheem : そうさ!
Naja Salaheem : 他の社員には
内緒にしておいてほしいんだけど
あんたは、我が社のエースなんだよ。

Falzum : エ、エース!?

Naja Salaheem : つまり
サラヒム社の希望の星ってわけさ。

Abquhbah : ファルズンさん!
すごいじゃないですか、星になるなんて!

Falzum : ボ、ボクがエース。
ボクは……星!
Falzum : でも、待てよ。
星って空より高い……。

Naja Salaheem : そうさ!
傭兵よ、大志を抱け!
空よりも高く、羽ばたくんだよ!

Falzum : そっ、そうですね!

Naja Salaheem : ファルズン!
いや、ファルズン士官候補生!!

Falzum : は、はいっ!

Naja Salaheem : さあ、
これから、あんたは忙しくなるよ~。
書類にサインしたり、教材をそろえたりっ!

Abquhbah : ファルズンさん、
教材の購入なら、僕に言ってくださいね。
次回の給金から天引きしておきますから。

Falzum : えっ? えっ?
Falzum : あっ……はい。
Falzum : え、えと……。
Falzum : ごめんなさーーーいっ!!

Naja Salaheem : チッ
あたいとしたことが、急ぎすぎたよ。

Abquhbah : あ、あの社長……。
ファルズンさんをどうしましょう?

Naja Salaheem : ……。

Abquhbah : い、いえなんでもないです~。
Abquhbah : えと……えと……
Abquhbah : あっ、[Your Name]さん!
ちょうどいいところに。

Naja Salaheem : おや、
渡りに船とはこのことだねぇ。
特務曹長様のお出ましだよ。
Naja Salaheem : ほら、アブクーバ。

Abquhbah : はい?

Naja Salaheem : たく……
モードΣだよ!

Abquhbah : あ!
Abquhbah : パンパカパ~ン♪
[Your Name]さん
おめでとうございます!
Abquhbah : なんと、あなたは
5000人の傭兵の中から選ばれ、
サラヒム傭兵士官学校の
社長推薦枠に内定しました!

Naja Salaheem : いやあ、
あたいもずいぶん悩んだんだけどね~。
Naja Salaheem : やっぱり
最後に残ったのは、あんたの名だったのさ。
[Your Name]特務曹長。
Naja Salaheem : あたいらも
職務さえなかったら、通ってみたいもんだよ。
華の傭兵士官学校にさ。ねぇ、アブクーバ。

Abquhbah : え、ええ
そうですとも。
Abquhbah : 最新の設備。豪華な食事。
親切で経験豊かな教師陣。
まるで夢のようなエリート養成校ですから。

Naja Salaheem : [Your Name]。
当然、サラヒム傭兵士官学校に
入学を希望するだろう?

選択肢:どう思う?

>>できるものなら
  Naja Salaheem : 決断が早いじゃないか!
  傭兵はそうじゃなくちゃねぇ。
  あたいの目にくるいはなかったよ。

>>士官学校?
  Naja Salaheem : 慎重だねぇ。
  やっぱり、傭兵はそうじゃなくちゃ。
  戦場で生き残るのは、あんたみたいなヤツだよ。

Naja Salaheem : アブクーバ。
士官候補生殿に
学校概要を説明してさしあげな。

Abquhbah : 了解です!
Abquhbah : 実はですね。
我が社には「サラヒム傭兵士官学校」という
系列の学校法人があるんですよ。
Abquhbah : 学校といっても
傭兵指揮官を養成するための私設訓練所に、
毛のはえたようものなんですけれどね……。
Abquhbah : で、通常、士官候補生は
我が社専属のヘッドハンターが全世界から
優秀な人材をスカウトしてくるんですけれど……。
Abquhbah : (……実は今期、
予算の関係で定員割れに……)

Naja Salaheem : アブクーバ!

Abquhbah : は、はい~!
だから、下士官や傭兵の中から適任者を選抜し
入学者を募っている、というわけなんです。

Naja Salaheem : あんたはラッキーだねぇ。
本来なら、そりゃあ厳しい入学試験を
パスしなきゃくぐれない狭き門なんだよ。
Naja Salaheem : だけどねえ。あたいは
あんたの可能性にかけてみることにしたのさ。
その指揮官としての才能にね!

Abquhbah : すごいじゃないですか
[Your Name]さんっ!
未来の我が社をしょって立つ人材ってことですよ?

Naja Salaheem : このまま
傭兵稼業を続けても、あんたは下士官どまり。
それはそれで、現場第一で立派だろうけど……
Naja Salaheem : この学校を
卒業さえすれば、
高級将校への道が開けるんだ。
Naja Salaheem : あんたの
その指揮の才
このまま眠らせておくには惜しいだろう?
Naja Salaheem : さあっ!
そうと決まれば、早速、ご入学手続きだよ。
アブクーバ、願書を持ってきな!

Abquhbah : はっ、はい!
いいんですよね、[Your Name]さん?

選択肢:どうする?

>>入学する。
  Naja Salaheem : アブクーバッ!
  Naja Salaheem : [Your Name]は
  とっくに腹くくってるんだ。
  野暮なこと聞くもんじゃないよ!

>>怪しい……
+ ...
Naja Salaheem : ……。
Naja Salaheem : おや?
あんた、ちょいと足下見てみなよ!
Naja Salaheem : ひょっとして
それ、アトルガン黄金貨じゃないのかい?

床には何も落ちていなかった!

Naja Salaheem : おや
見間違いだったかねぇ……。
Naja Salaheem : ところで、アブクーバ。
今[Your Name]が
頷いたように見えたのは、あたいの気のせいかい?

Abquhbah : えっ?
いいえ、[Your Name]さんは
確かに大きく首をたてに……。

Naja Salaheem : そうかい、そうかい。
そんなに、入学の御意志が堅いのかい。
あたいも推薦のし甲斐があるってもんさ♪

Naja Salaheem : さあ。
そうと決まったら、
アブクーバ、手続きの準備だよっ。

Abquhbah : かしこまりました!

Naja Salaheem : ……アブクーバや、お待ち。
Naja Salaheem : [Your Name]は
確かに、あたいの推薦だけど
特待生ってわけじゃないよねえ?

Abquhbah : そ、そうでした……。
Abquhbah : あ、あの
[Your Name]さん。そのう……
Abquhbah : 入学に際しては
ちょっとばかり費用をいただいてるんです。
……すみません。
Abquhbah : ……まず入学金。
アトルガン黄金貨1枚。
Abquhbah : それと、前期授業費。
アトルガン黄金貨1枚。
……あの~、前払いになります。
Abquhbah : それから
教材費。給食費。実戦費。その他諸経費に
雑費を加えましてアトルガン黄金貨1枚。

Naja Salaheem : しめて、いくらだい?

Abquhbah : ぜ、ぜんぶで……
アトルガン黄金貨3枚です。
す、すみません!

Naja Salaheem : おや、まあ
驚きの安さってやつだねえ。
まるで慈善学校みたいじゃないか?
Naja Salaheem : さてと
後はサイン、サイン、サイン。
アブクーバ、向こうで手続きしておやり。
Naja Salaheem : あ、それから
分割払いは認めないよ♪

…………………………………………………………………………………………

Naja Salaheem : ……こちら、カプラン。
ドムズ08はエサを喰ったよ。

??? : こちら、ユラン。
了解した……これでドムズは5匹。
まだ、目標まで1匹足りないが……。

Naja Salaheem : もう1匹かい?
すでに袋のネズミだから、心配無用だよ。
いま、ちょいと現実逃避してるのさ。

??? : ふん、くだらん。
あとで叩きなおしてやる。

Naja Salaheem : そんなことより
耳寄りな情報があるのさ。
さっき確保したばかりのドムズ08だけど……
Naja Salaheem : ユラン……
あんたの上官殿だよ。

??? : …………。
用は済んだな?
??? : ザザッ……………………。

Naja Salaheem : おお、こわ……。
Naja Salaheem : でも
これで仕込みは上々。
あとは頼んだよ……。
Naja Salaheem : ロンジェルツ軍曹♪



Abquhbah : 入学金は
総額でアトルガン黄金貨3枚です。
大変だと思いますけど、がんばってください~。
Abquhbah : 僕にお金を預けてくれたら
すぐに入学手続きを始めますので。
お待ちしてますよ……。



(Abquhbahにアトルガン黄金貨を3個トレード)

Abquhbah : えーと、アトルガン黄金貨
ひぃ、ふぅ、みぃ……と。
確かに3枚ですね。
Abquhbah : ごくろうさまでした。
では、この書類とこの書類とこの書類と
この書類に、サインをお願いしまーす。
Abquhbah : …………。
はい、おつかれさまでした。
これで、ご入学手続き完了です~。
Abquhbah : ではこれから、
学校案内の方をここへお連れしますね。
Abquhbah : すぐ戻ります~。
Abquhbah : お待たせ致しました~。

Silver Kettle : こん人が士官候補生だか?

Abquhbah : ええ、
[Your Name]さんです~。

Silver Kettle : はあ~
今期は採用方針さ
がらりと変えただな……。
Silver Kettle : ま、ええが。
おら、この人さ学校に連れてぐから
アブさん、目隠しさしてけろ?

Abquhbah : 士官学校の場所は
安全対策のため極秘なんです。
すみません~。
Abquhbah : あと、これ。
基礎的な訓練の受け方について
まとめたマニュアルです。なくさないように。

サラヒム傭兵士官学校教本」を手渡された!
サラヒム傭兵士官学校教本

本校は、聖皇陛下の勅命に……中略……
「実習費」はサラヒム社の人事担当に
納入すること……後略……
と、記されている。

Abquhbah : それじゃ、
目隠ししますねー。

Silver Kettle : 準備はええが?
Silver Kettle : だば、出発進行ぉ~!
Silver Kettle : おらは運び屋~♪
人さ肩のせ、右がら左ぃ~♪
ヘイボーサ♪ ヘイボーサッサ♪
Silver Kettle : おらは運び屋~♪
重いヤヅほど、帰りは軽い~。
ヘイボー……

…………………………………………………………………………………………

Falzum : あれ
[Your Name]さん?
Falzum : あっ、やっぱりそうだ!
お久しぶりです。ファルズンです。
Falzum : ……やはり
社長の絶対命令で
ここに入学されたんですよね?
Falzum : 実はボクもそうなんです。
でも[Your Name]さんと
同級生だったなんて
なんだか、わくわくしてきましたよ。
Falzum : よーし。
ボクも落ちこぼれないよう、がんばるぞ~!

Neosaliat : やれやれ
君たち、少しは静かにしたまえ。
Neosaliat : ここは、エリートの学び舎だよ?
腐ったオレンジなど
端から存在しないはずなんだから。

Falzum : そ、そんな……
すみません……。

Neosaliat : 分かればいいさ。
君たちが「特例」で入学試験を
免除されたという候補生だね。

Falzum : そうですけど……。


Neosaliat : 私はネオザリヤ。
以後、お見知り置きを……。
Neosaliat : ん……
ということはもしかして
君が[Your Name]?
Neosaliat : 噂は聞いてるよ。
冒険者あがりの
叩き上げの傭兵が入学するってね。
Neosaliat : おっと、失敬。
冒険者崩れの間違いだったかな?
Neosaliat : はっはっはっはっ!
まあ、せいぜい頑張りたまえ。

Yasmeel : ……気にすることないわ。
Yasmeel : 彼、サンドリアの
伯爵家の御曹司なの。しかも王立大学を
首席で卒業。あたしたちとは格が違うんだもの。
Yasmeel : でも、フフ……。
彼、ちょっと気にしてるのよ。
あなたの方がここでは有名人だから。
Yasmeel : だって
噂の[Your Name]さんなんでしょう?
Yasmeel : そして
あなたが……

Falzum : ファルズンです!
それで、あなたは?

Yasmeel : あたしはヤスミール。
Yasmeel : ツァヤ自警軍出身、18歳。
今日から、あなたたちと同じ士官候補生よ。
よろしくね!

Falzum : よろしくお願いしますっ。

Yasmeel : ねえ、もう
始まりそうよ、入学式。
そろそろ準備しておきましょう。
Yasmeel : 軍隊では
万事、先を予測して行動する癖を
つけておくと後で楽よ。

Tohka Telposkha : ねぇ。
わたし、やっぱ帰るわ。
だって噂が本当なら、この学校って……。


Kubhe Ijyuhla : なに心配してんのよっ。
あんなの都市伝説に決まってるじゃない。

Tohka Telposkha : えー。でもぉ……。

Kubhe Ijyuhla : んもぅ! バカっ。
よーく考えてみて。
アタシたちは士官候補生。エリートなのよ?

Kubhe Ijyuhla : なにが出ようと
アタシたちの敵じゃないわっ。
たとえ、それが「鬼」だとしてもよ!

??? : あ~、あ~。
只今、伝声管のテスト中。

Tohka Telposkha : シ~ッ。
始まるみたいよ……。

??? : 士官候補生の諸君。
ようこそ、サラヒム傭兵士官学校へ。

Falzum : あ、あれ?
あれってもしかして……


Koja Salaheem : あたくしが
校長のコジャ・サラヒムでございます。
Koja Salaheem : みなさんは、
ここで大いに学校生活を満喫してください。
Koja Salaheem : 死に物狂いで……。
Koja Salaheem : 以上!


Arcuhbah : こ、校長訓示
終わり……。
Arcuhbah : 私が教頭のアルクーバです。
Arcuhbah : つづけて
訓練概要の説明に入ります。

Kubhe Ijyuhla : ねぇねぇ! あの教頭……
あの頼りなさそ~な感じとか!
サラヒム社の人事担当に似てない?

Tohka Telposkha : あっ、いま
わたしもそう思ったとこよ。
でも、ほら。似た人なら他にも見るし……。

Kubhe Ijyuhla : 気のせいかなぁ……。

Arcuhbah : ゴ、ゴホン!
え~、前期のカリキュラムでは
主に次の実習を受けていただきます。
Arcuhbah : 「敵地潜入訓練」
Arcuhbah : 「小隊実戦演習」
Arcuhbah : 「サバイバル訓練」
Arcuhbah : 以上3つの実習を
すべてクリアすれば、
前期課程は修了となります。
Arcuhbah : ただし!
途中で脱落した者には「退学料」が
課せられます。注意するように。

Yasmeel : やり遂げるしかないってことね。

Neosaliat : ふっ、楽勝だな。

Arcuhbah : なお、実習の
受講申請方法については、事前に渡してある
サラヒム傭兵士官学校教本」を
見ておいてください~。

Falzum : うわあ!
[Your Name]さん、ここ、ここ……。

Yasmeel : ……なになに
各実習につき、アトルガン霊銀貨2枚を
人事担当まで事前に納入のこと……。

Arcuhbah : それでは、
次に本日のメインイベント。
本校の主任教官にして、歴戦の勇士……
Arcuhbah : ロ……

Koja Salaheem : ロンジェルツ教官の入場です!!

Arcuhbah : (ああ……僕の魅せ場が……。)


Rongelouts : ふん。
てんでばらばら……か。
そうか、お前らはウジ虫なんだな?

Falzum : (くすっ……。
あの教官、言ってること変ですよね。)

Rongelouts : 私語は許さん、
ウジ虫ども……2列縦隊!
Rongelouts : もたもたするな。
ここはたった今から戦場であるっ!!

Tohka Telposkha : (……ねぇ。)

Kubhe Ijyuhla : (これってまさか……?)

Rongelouts : よーし!
耳かっぽじって聞きやがれ。ウジ虫ども。
Rongelouts : 私が教官の
ロンジェルツ軍曹である!
Rongelouts : いいか。
ここでは、私が絶対である!
貴様らウジ虫には、なんの価値もない。
貴様らの階級もくそくらえだ!
Rongelouts : いつでも
好きなときに踏み潰してやる。覚えておけ!

Falzum : (あ、あの猛烈に
怖い人が、きょ、きょ、教官!?)

Rongelouts : 誰だ!!
私の許可なく口を開いたウジ虫は!!

Falzum : ひえっ!

Rongelouts : ほう、貴様か?
さっきも口を開いていたウジ虫だな?

Falzum : ひぃーーっ、
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!!

Rongelouts : そんなに
口を開きたいかっ!?
Rongelouts : ならば
好きなだけ開いておくといい。
Rongelouts : その代わり
許可なく閉じたら
貴様のその口を草糸で縫いつけてやる!

Falzum : ぎゃーーーー、た、助けて
[Your Name]さぁん!

Rongelouts : ……なに?
[Your Name]だと?
Rongelouts : そうか、
貴様がドムズ08か……。
Rongelouts : よし、気に入った。
特に貴様らは特別メニューで
可愛がってやろう……血を吐くなよ。

Falzum : あわわわわ……

Koja Salaheem : ……はい、そこまで。
候補生諸君、よかったですね。
すばらしい教官に恵まれて。
Koja Salaheem : あたくしは
諸君全員が生きて無事に
卒業式を迎えることを祈ってますよ。

Arcuhbah : え~、それでは
これにて入学式を閉式いたします。
Arcuhbah : あの~
ロンジェルツ教官。
あと、お願いしてよろしいでしょうか?

Rongelouts : ウジ虫は私の専門だ。
任せろ……。
Rongelouts : 総員傾注~ッ!!
Rongelouts : ウジ虫の頭でも
字ぐらい読めるな?
ウジ虫の財布にも金ぐらい入ってるな?
Rongelouts : ……返事はどうした?

Falzum : は、はい、教官どの……。

Rongelouts : 聞こえんぞ!!

Yasmeel : はいっ!!
教官どのっ!!

Rongelouts : よーし。
では、すぐに受講費を用意しろ。
これより実習を開始するっ!!



Abquhbah : あっ、
[Your Name]さん。
どうです、学校の方は?
Abquhbah : 学校で実習を受講するには
以前にお渡しした
サラヒム傭兵士官学校教本」を
参照してくださいね~。
Abquhbah : あれはとっても
「だいじなもの」なんです。前期のカリキュラムが
終わるまで、肌身離さず持っていてくださいね。
Abquhbah : ちなみに、「実習費」は
1回につき、アトルガン霊銀貨2枚
ですから。念のため。



(Abquhbahにアトルガン霊銀貨を2個トレード)

Abquhbah : ……。
アトルガン霊銀貨2枚ですね。
はい、確かにお預りしました。
Abquhbah : それでは、学校案内の方を
お連れしますので、少しここで
待っててください~。
Abquhbah : すぐ戻ります~。
Abquhbah : お待たせ致しました~。

Silver Kettle : ……おう、待っただか?
おら、おめえさ、学校に連れてげて
また頼まれちまっただよ。
Silver Kettle : ほれ、目隠しだ。
Silver Kettle : おらは運び屋~♪
人さ肩のせ、右がら左ぃ~♪
ヘイボー……

…………………………………………………………………………………………

Tohka Telposkha : やっぱり都市伝説は
都市伝説じゃなかったじゃない。

Kubhe Ijyuhla : ありえなくない?
まさか、本当に「鬼」だったなんて……。

Tohka Telposkha : こんな学校
はやく辞めたいのに……!

Kubhe Ijyuhla : へえ、「退学料」払えるの?
……無理でしょ? アタシたち、
あの眼鏡にはめられたのよっ。

Yasmeel : あ、よかった~。
[Your Name]さんもファルズンさんも
あきらめてなかったのね……。
Yasmeel : ねぇ。今度の実習
「敵地潜入訓練」ってどんなのかしらね?
[Your Name]さんは
クリアする自信ある?

選択肢:自信ある?

>>もちろん!
  Yasmeel : ふふっ、さすがね。
  Yasmeel : あなたを見てると
  あたしの不安もどこかに吹き飛ぶわ。

>>とても不安……
  Yasmeel : ふふ……。
  実はあたしもそうなの。

Yasmeel : ところで、
ファルズンさん、どうしちゃったの?

Falzum : (ごめんなさい……教官どの。
いや、違うかも……申し訳ありません、教官どの。)
Falzum : (どうしよう……。
もっともっと練習しなきゃ……。)

Yasmeel : ……ねぇ。
今度は、実習の前に
お互いに情報を持ち寄って、予習会でもしない?

Neosaliat : ふっ……
そんなものが通用するほど、
甘い実習とは思えないがね。
Neosaliat : ま、せいぜい
私の足を引っ張らないでくれたまえ。
はっはっはっはっ!

Rongelouts : 傾注!
Rongelouts : ウジ虫ども、
這いまわる時間だ!
2列ぅ縦隊っ!
Rongelouts : 本日の実習は
「敵地潜入訓練」である!
Rongelouts : ……いいか。敵地では
たった1つの指揮官の不用意な判断が
隊全体を危険に曝すことになる。
Rongelouts : そのような失敗を
犯さぬために必要なのはなにか?
Rongelouts : それは目である!
Rongelouts : 士官にとって、
隊を取り巻く状況を的確に捉える目は
欠くべからざる能力なのである。
Rongelouts : 故に本日は
徹底的に貴様らの目を鍛えてやる。
ウジ虫ども、覚悟しろ!
Rongelouts : ふむ、そうだな。
貴様らのちっこい脳ミソでも理解できるよう
1匹のウジ虫に、試しにやらせてみるとしよう。
Rongelouts : おい、[Your Name]!
少しは実戦経験があるんだろう?
他のウジ虫にも見せてやれ、その実力を。
Rongelouts : 戦場では
同じことを2度聞くヤツは生き残れん。
だから、1度しか言わん。よく聞け。
Rongelouts : これから
貴様に目隠しをする。
Rongelouts : そして
私が合図したら
その目隠しをはずせ。
Rongelouts : すると
貴様の目には
ある「状況」が映るはずだ。
Rongelouts : しばらくしたら
再び、目隠しし
私がその直前の「状況」について質問する。
Rongelouts : いいか?
ここは、敵兵がうろつく敵地だ。
五感を研ぎ澄ませ! いくぞ!
Rongelouts : 「状況ケース1」!
3……
2……
1……
Rongelouts : ……時間だ。
Rongelouts : では早速
状況を報告せよ!
Rongelouts : 貴様はなにを見た?

選択肢:何がいた?
  タルタル
  モーグリ
  チョコボ

Rongelouts : ほう……。
Rongelouts : では、そいつは何匹いた?

選択肢:何匹だった?
  5匹
  6匹
  7匹

Rongelouts : ほう……。
Rongelouts : いい気になるなよ。
この程度は正解して当然だ。
その辺のウジ虫だって答えられる。
Rongelouts : なんだその目は?
見るべきものは状況。
ただ、それだけだ!
Rongelouts : よし、次!
ここは敵基地の真っ只中だ!!
さらに全神経を状況に集中させろ!!
Rongelouts : 「状況ケース2」!
3……
2……
1……
Rongelouts : ……時間だ。
Rongelouts : では早速
状況を報告せよ!
Rongelouts : [右/左/上]を向いていた
チョコボは何匹だった?

選択肢:何匹だった?
  2匹
  3匹
  4匹

Rongelouts : ほう……。
Rongelouts : [右/左/上]を向いていた
チョコボは何匹だった?

選択肢:何匹だった?
  2匹
  3匹
  4匹

Rongelouts : ほう……。
Rongelouts : さあ、次の状況だ!
敵の火薬庫はもう近いぞ。
だが、気を抜くな……警戒も厳重だ。
Rongelouts : 「状況ケース3」!
3……
2……
1……
Rongelouts : ……時間だ。
Rongelouts : ズバリで答えろ!
チョコボのヒナは全部で何匹だ!?

選択肢:何匹だった?
  21匹
  22匹
  23匹

Rongelouts : ほう……。
Rongelouts : ……いいだろう。
貴様は、ウジ虫はウジ虫でも
生き残ってハエになれるウジ虫だ。
Rongelouts : ……その複眼並の
目だけは認めてやってもいいだろう。
Rongelouts : よし、列に戻れ。

>>間違えた場合(1回目、2回目)
+ ...
Rongelouts : 貴様~っ!
状況報告もろくにできんとは……
ふざけるなッ!
Rongelouts : いったい、何人
部下を死なせるつもりだ?
首を洗って出直してこい!!
Rongelouts : ……と
言いたいところだが
「女神の顔も3度まで」という言葉もある。
Rongelouts : 私とて人の子。
鬼ではない……。
貴様に3度の慈悲を与えてやろう。
Rongelouts : 残り[1/2]回だ!
目を皿にしろ!
すべての状況を網膜に焼き付けろ!!

>>間違えた場合(3回目)
+ ...
Rongelouts : ……なあ
特務曹長どの。教えてくれ。
これで何度目でしたかな?

選択肢:何度目ですか?

>>1度目? / 2度目かな

Rongelouts : ……然様ですか。
では、単刀直入に言わせてもらいましょう。
Rongelouts : とっとと帰れ!!

>>3度目です

Rongelouts : 女神の顔も限界だ!
わかってるなら出直してこい!!

Rongelouts : 次っ!

Falzum : えーっと……
えーっと……
Falzum : チョコボの
ヒナが6匹くらいです……

Rongelouts : ……貴様は
私を舐めてるのか?

Falzum : ヒィィイイイ!
ごっ、ごめ……
いえっ、申し訳ありませんっ、教官どの!
Falzum : でっ、出直しますーーっ!

Rongelouts : おお、勇者よ!
また逃げてしまうのか?
Rongelouts : 次っ!

Yasmeel : ……すべて合わせて
101匹通り過ぎました。

Rongelouts : ほう、
よくこの短時間で……。
貴様、以前はなにをしていた?

Yasmeel : (ツァヤ自警軍の
……特殊部隊にいました。)

Rongelouts : (聞いたことがあるぞ……。
小国のツァヤが、自治権を保っているのは
恐るべき暗殺部隊を有するが故だと……。)

Yasmeel : (その話、
内密に願います。)


Rongelouts : (……いいだろう。
人には誰しも事情がある。
だが、辞めた理由、いつか話してもらうぞ。)
Rongelouts : 次っ!!

Tohka Telposkha : もう、ダメ……
わたし。ぜっんぜんわかんなぁい。

Kubhe Ijyuhla : なによこれ!
こんなの、わかるほうがどうかしてるわ!

Rongelouts : チューチュー喚くな
ネズミども!

Kubhe Ijyuhla : ネ、ネズミ!?
よりによって、ア、アタシたちを
泥棒ネズミ呼ばわりするっていうの!?
Kubhe Ijyuhla : キーっ!
それならウジ虫のほうがまだマシよ!
(この鬼がッ!)

Tohka Telposkha : (や、やめなよ……。)

Rongelouts : 黙れっ!
貴様らはもう袋のネズミだ!
Rongelouts : 2匹とも
あとで、まとめて補習だ!
逃げようったってそうはいかんぞ……。

Kubhe Ijyuhla : (うわっ、聞こえてたの?)

Tohka Telposkha : (だから、
地獄耳だってあれほど……。)

Rongelouts : よし次っ!
御曹司!

Neosaliat : ……チッ!
Neosaliat : ……メスが5匹、オスが7匹。
メスのうち、将来黒色の毛になる
チョコボが1匹います。
Neosaliat : ……むっ!?
オスの中の1匹は風邪をひいているようだ。

Rongelouts : ……ほほう、こいつは驚いた。
将来のサンドリアを担う人材として
育てられてきただけのことはあるな。
Rongelouts : 観察力もさることながら
チョコボに関する教養も深い。
満点をやろう!

Neosaliat : フッ……。

Rongelouts : と、いいたいところだが
余計な観察には気をつけろ。
時に、判断を見誤る原因にもなる。
Rongelouts : よし、御曹司。
合格だ。列に戻れ。
Rongelouts : シルバーケトル!
チョコボを小屋へ戻してやれ。
風邪をひいているヤツがいる。治療も頼む。

Silver Kettle : へい。
Silver Kettle : ほれ、おチビたつ
こっちさ来るだ。


Rongelouts : よーし!
ウジ虫ども、傾注!!
Rongelouts : 本日の実習は
ここまでである!
Rongelouts : 補習となったものは
あとで、私のところに出頭するか、
自分で死体袋の中に入っておけ!
Rongelouts : 解散っ!


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最終更新:2015年05月04日 00:08
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