ナグモラーダは「虚ろの器」を求めて
王宮の地下を降りていったようだ。
プリッシュと共に、彼を追おう。
(Particle Gateを調べる)
Prishe : あっ!
[Your Name]!
Ulmia : プリッシュ!?
Prishe : みんな無事だったんだな。
手を貸してくれ! 俺、ナグモラーダの
野郎を追っかけてみたんだけどよ……
Prishe : 途中にある扉が開かねぇ!
どうやっても、ぶっち壊せねぇんだ!
畜生、俺のアミュレットさえありゃ、
簡単に開いただろうによ!
Prishe : このままじゃ、
ナグモラーダの野郎、俺たちより先に
「虚ろの器」にたどり着いちまうぜ!
Jabbos : ……虚ろの、器……?
いったい……、それはなんだ……?
Prishe : 俺もよく知らねぇけどよ、
その装置は、人の心の中にある
「虚ろなる闇」を取り出してくれるもんらしい。
Ulmia : 「虚ろなる闇」を……?
Prishe : [Your Name]、覚えてるか?
古代の人間が心の声をなくしたのは、
心の中の「虚ろなる闇」が原因なんだ。
Prishe : 心の中の「虚ろなる闇」が、
でっかくなって、心の中の「光」を
覆っちまったからなんだ。
Prishe : だからナグモラーダは、
「虚ろの器」を使って、
完全なジラート人に戻ろうと考えてる。
Prishe : だけど、ミルドリオン様は、
「虚ろの器」は、危険なものだって言ってた。
セルテウスも同じだ。
Prishe : だから止めなきゃなんねぇ!
さぁ、ブッ飛ばして行こうぜ!
制限時間は[Number]分(地球時間)です。
Quasilumin : 防御扉 の 開放要請 を 確認。
主人不在 に より 特例 として 一時的 に
防御扉 の 開放任務 を 行う。
周囲 の 要員 は 侵入者 に 警戒 せよ。
※指定の場所まで移動開始。
Quasilumin : 待機命令 確認。
Quasilumin : 任務 を 再開 する。
Quasilumin : 担当区域 の 防御扉 の
開放 を 確認。予備要員 に 最終防御扉 の
開放任務 の 引継ぎ を 要請。
引継作業 の ため 一定時間 待機 する。
Quasilumin : 最終防御扉 の 開放任務 の
引継ぎ 完了。
Quasilumin : 引継ぎ は 完了 している。
Quasilumin : 一定時間 経過。
通常任務 へ 戻る。
>>制限時間を過ぎた場合
+
|
... |
Quasilumin : 解除任務 の 制限時間 を 突破。
通常任務 へ 戻る。
|
(Cermet Portalを調べる)
なにかが襲いかかってきた!
[Your Name]は、Ix'ghrahを倒した。
(Cermet Portalを調べる)
Nag'molada : そ、そんな……
Nag'molada : どうしてだ……?
なぜあのお方が、この器の中に……?
Nag'molada : 明星の巫女様まで、
「虚ろなる闇」に冒されたというのか?
Nag'molada : それでは、我ら人は
とうとう、暁の女神さまに見捨てられた……?
??? : そうではない。
イブノイル様は、女神さまの意志を
お継ぎになったのだ。
Nag'molada : セルテウス!?
Selh'teus : それは
生ける神々、クリューの者たちの抵抗が
退けられたときの最後の手段。
Selh'teus : 「虚ろの器」にあった
「虚ろなる闇」を自らに封じこめ、
イブノイル様は、ともに滅びようとした。
Nag'molada : 何故、そのようなことを!?
Selh'teus : 「世界の終わりに来る者」を
受け入れるもの。「男神プロマシア」が
蘇ったからだ。
Prishe : ちょっと待てよ?
男神プロマシアは、ここアル・タユが落っこちたら
復活するんじゃねぇのか? バハムートは
そう言ってたぜ?
Selh'teus : ……そうか、では訂正しよう。
男神プロマシアの「器」が蘇ったからだと。
Prishe : 「うつわ」、だって?
Selh'teus : 「世界の終わりに来る者」とは、
「男神プロマシアの意志」を継ぐもの。
Selh'teus : 「男神プロマシアの意志」とは、
「虚ろなる闇」。そしてそれを迎え入れるべく
用意された器が蘇ったのだ。
Selh'teus : ……器は、
自らを満たす「虚ろなる闇」を求めた。
Selh'teus : その闇は、そこにあった。
「虚ろの器」が完成するまで、何人もの
クリューの者たちから汲み上げられた
「虚ろなる闇」。
Selh'teus : いつか自然に生まれるとされた
「世界の終わりに来る者」……
それを超える膨大な量の闇が、
ここに集められてしまっていたのだ。
Selh'teus : それを渡しては、
男神プロマシアの復活に繋がる。
そこで、イブノイル様は、
闇と共に果てようとした。
Nag'molada : そんなことを!
おまえは、そんなことをさせたのか!?
Nag'molada : イブノイル様に罪はない。
愛ゆえに「虚ろの器」を作ろうとされたのだ!
私たちクリューを救おうとされたのだ!
Selh'teus : そのとおりだ。
すべての始まりは、私たちクリューだ。
Selh'teus : だから、私は
「虚ろの器」から「虚ろなる闇」を……
Selh'teus : この身に封じ、死んだのだ。
Nag'molada : ……死んだ……?
し、しかし、おまえは……
Prishe : ……フェニックスだな?
フェニックスは、おまえといたんだろう?
そして、一度は死んだおまえを生き返らせたんだ。
Prishe : ミルドリオン様が
考えたことと同じだ。「虚ろなる闇」と
一緒に死んじまったら、いつかまた、
その闇が生まれちまう。
Prishe : だからおまえんなかに
封じ込めたんだ。俺が魔晶石に封じたように。
Selh'teus : ……そうだ。
しかし、それは大きな賭けだった。
Selh'teus : 真世界となったことで
バハムートは力を失い、私は「虚ろなる闇」を
宿すゆえに、男神の器から逃げるしかなかった。
Selh'teus : ヴァナ・ディールに下りることもできず、
私は追い詰められた。
Selh'teus : そこでイブノイル様は
自らの命の輝きをすべて放ち、
「器」を「接見の間」に封じ込めた。
Selh'teus : ……そして……
イブノイル様は永い眠りに……。
Nag'molada : 何故だ!?
楽園とは、クリスタルの輝きに満ちた
神々の世ではないのか!?
Nag'molada : 人は、より高い次元の生命に、
完全になるのではないのか!?
Selh'teus : 増幅されているとはいえ
ひとかけらの母なるクリスタルに支えられている
この楽園は、完全なる楽園とはいえない。
Selh'teus : そしておまえたちも、
完全なる「
クリスタルの戦士」にはなっていない。
互いに、クリスタルの輝きが足りないからだ。
Prishe : じゃあ、どうしろってんだ?
Selh'teus : 「神の扉」を潜り、
ル・メトの園より、5つの塔を登るといい。
Selh'teus : その塔には、
母なるクリスタルの輝きが通わせてある。
人の5つの闇を浄化する、この施設のために
作られたものだ。
Selh'teus : おまえたちが最も
深く宿している闇を、その輝きで照らせば、
男神プロマシアの「器」と戦うことが
できるかもしれない。
Prishe : やったぁ!
セルテウス、おまえもとうとう
「世界の終わりに来る者」と
戦う気になってくれたんだな!?
Selh'teus : ……わからない。
もはや私は、なんの感情も持っていない。
Selh'teus : 知りたくはないだろうが、
教えておこう。「虚ろなる闇」というものは、
5つの闇よりもずっと、深く静かなもの。
Selh'teus : 言うなれば、
完全なるものなのだ。
Selh'teus : ……だから、
おまえたちが本当に勝てるかどうか、
その結果は誰にもわからない。
Selh'teus : ただ、これから
おまえたちには真実を見せよう。
王宮の最上階にある「接見の間」。
そこですべてがわかるだろう。
Selh'teus : そのときになっても、
おまえたちが勝利を、戦いを望むのならば、
私も世界の終わりに抗おう。
Selh'teus : さぁ、
「神の扉」を開くぞ。
Prishe : じゃあ、行こうぜ、[Your Name]。
Prishe : ……っと、待てよっ!
Prishe : おいっ!
ナグモラーダぁっ!!!
Prishe : !?
Nag'molada : それなら返してやる。
おまえたちは、勝手に消えろ。
Nag'molada : 私は、イブノイル様を
ウ・パトの交霊塔にお納めしなくてはならない。
ここでは、クリスタルに還ることもできない……。
Prishe : ……。
Prishe : チクショウ!
ぜってぇに俺は忘れねぇからな!!
今までの恨みも、モブリンの仇も、
ぜんぶ後でまとめてお見舞いしてやらぁ!!!
Prishe : 先行くぞ、[Your Name]!
(Cermet Portalを調べる)
……もうここには用はない。
最終更新:2015年05月26日 23:46