空と月とインカントリックス

Sky, Moon, Incantrix
進行内容
ゲッショーとひんがしのヤグード「天狗宗」の
レイクウの話では、天狗宗は「蝕世の卵」から
生まれ出た「幼獣」との戦いを見越して
戦力増強を図っているそうだ。
彼らは、ひんがしの民が一丸となることと
中の国のヤグード教団と盟を結ぶことを
目標にしている。
そのためには「黒い剣」の情報が必要だと
言うため、ゴブリン族のインカントリックス
(Incantrix)に会い、話を聞き出そう。


醴泉島


>>通常時
+ ...
Reikuu : ……。

Reikuu : 何奴!?

Gessho : お初にお目にかかり申す。
 拙者、月照と申す者。
Gessho : 大君より次なる使命を賜り
 ここ醴泉島へと急ぎ馳せ参じた次第。

(パターン1)
Gessho : 其れ、其の方は
 [Your Name]殿。
 好を結びし、冒険者でござる。

(パターン2)
Gessho : 其れ、其の方は
 [Your Name]殿。
 我と志同じにする者、冒険者でござる。

Gessho : 久方ぶりでござる。

Reikuu : 月照殿、
 [Your Name]殿。
 某は、霊空(レイクウ)と申す。
Reikuu : 天狗宗の門主、
 公海(コウカイ)殿より、月照殿へ
 こちらの書状を授けるよう仰せつかった。

Gessho : ……いやはや、
 極秘扱いとは申せ、東方の「天狗宗」がよもや
 中の国の教団との協力を試みたとは……
Gessho : 長き歳月のみが
 導ける奇跡か。
Gessho : ……否、
 巷を騒がしている「蝕世の卵」の為か?

Reikuu : 如何にも。
Reikuu : 蝕世の卵より
 「完全なる孵化」を経て誕生する「幼獣」。
 其を前にしてからでは後の祭り。
Reikuu : 天狗宗の祖、
 光閃のシー・クラーロが東方を目指す
 契機となりし「ソロムグの変」……
Reikuu : 多くの同胞が
 「ネスナス」なる幼獣に
 悉く蹂躙され、大地が赤く染まりし戦。
Reikuu : あの戦が今ひとたび
 ひんがしの地で起これば、負けは必至。
 虚ろなる闇も未だ消え去ってはおらぬ故……
Reikuu : そこで門主、公海殿は
 帝に大義をお伝えになった。「その日のため、
 ひんがしの民は一丸とならねばならぬ」と。

Gessho : ……ソロムグの変……
 シー・クラーロの武勇譚……
Gessho : 其の戦にて
 討ち滅ぼされし敵……ネスナスは
 「蝕世の卵」より出づるモノだった、と!?

Reikuu : 然様。
 天狗宗の成り立ちを語るには不可欠の
 かの戦は、そう始まったのじゃ……。

…………………………………………………………………………………


Reikuu : ……其れは、昔。
 当時、まだ青々としていたソロムグ原野にて。
Reikuu : 「蝕世の卵」から
 「完全なる孵化」を経た幼獣を仕留めるがため
 その数、数多のヤグードが散った。
Reikuu : 幼獣「ネスナス」は
 仕留めども仕留めども、幾度も復活を遂げ……

…………………………………………………………………………………

Reikuu : 漸く、最後の止めが
 さされた時、生き残りし戦士は
 12名程度であった。
Reikuu : 是、此の12名を
 ヤグードの民は崇め奉るようになる。
Reikuu : やがて其のひとりが
 民の信心に付け込み、自らを「神」と名乗り始めた。
 其の者が目指すは、独裁における統治であった。
Reikuu : 即ち、其れこそ
 初代の現人神「レー・ハバロ」。
Reikuu : レー・ハバロは、
 真に強い国は「信仰」と共にあるべきと説き、
 其れまでの思想を改めさせ、歴史を整理した。
Reikuu : されど、12名がひとり、
 ひんがしの祖「光閃のシー・クラーロ」は
 レー・ハバロの妄言に疑問を呈すこととなった。

…………………………………………………………………………………


Reikuu : 有ろうことか
 レー・ハバロは、ソロムグの変による
 同胞の数多の死まで信仰の結果と宣ったのじゃ。
Reikuu : 其れに対し、ひんがしの祖
 シー・クラーロは「自らも、ソロムグで死した」とし、
 死地の境地へ辿り着かんと説いた。
Reikuu : かくして、
 シー・クラーロは、賛同者を連れて
 弔いの旅へ、荒海へと漕ぎ出したのじゃ……。

…………………………………………………………………………………

Gessho : ……ぬぬ。
 拙者、まだ与り知らぬ部分があり申した。
Gessho : 天狗宗の初代門主
 シー・クラーロの「死地観」、ソロムグの
 変が起こりであるとは聞いていたが……

Reikuu : 然様。
 実際には如何ほどの血が流れたか、
 想像するに余りある……。
Reikuu : 更に憂慮すべきは
 当時のヤグードはミンダルシア大陸を
 取り戻さんと息巻いておった点……。
Reikuu : 然るに、
 今のひんがしにて幼獣「ネスナス」が
 現れたならば如何にせん?

Gessho : ……ひんがしの民。
 其れ即ち、諸侯、豪族、多種多様なる者……
 妖怪、精霊、神々が一丸となっても尚、不安か。

Reikuu : 其れ故、天狗宗門主
 公海殿は、「中の国の教団とも盟を結ばん」と
 心をお決めになったのじゃ。

Gessho : 正直、かの教団は
 この同盟話を一笑に付し、
 一蹴すると思っており申した。

Reikuu : 無論、滑り出しは
 快調であったとは申し難い。
Reikuu : されど、つい先頃より
 現人神ヅェー・シシュの頑迷固陋、
 頑ななる態度が解れ始めた。

Gessho : 大方、「蝕世の卵」を
 利用せんとして痛い目にあった
 オーク族の失敗談でも伝え聞いたのでござろう。
Gessho : 若しくは、
 各地に現れ始めた亡者の噂話か。
 「蝕世の卵」との関連も囁かれている……
Gessho : 何であれ、現状は
 把握でき申した。先の、門主の書状によれば
 この月照に委ねたい任があるとか?

Reikuu : 然様。
 現人神ヅェー・シシュは、天狗宗と対等な盟を
 結ばんがため、強力な武具の奉納を求めておる。
Reikuu : その筆頭に、
 黒い鎧を身に着けたゴブリン族が帯刀せし
 得物「黒い剣」を奉納せよと仰せじゃ。

Gessho : 噂によれば、
 その「黒い剣」を帯刀せしごぶりん族だけが
 「蝕世の卵」を割ることが可能だと聞くが……

Reikuu : 現人神ヅェー・シシュは
 ゴブリン族には相応しくない、
 「神」が扱うべき得物だと、考えておる。

Gessho : それ即ち、
 そのごぶりん族を探し出し、
 「黒い剣」を奪わんと?

Reikuu : 否、各地へ間者を放ちて
 探せども、アトルガンの地にて目撃された後、
 煙のように消えた。どうも姿を隠しておる様子。
Reikuu : 其れ故、門主は
 ここ醴泉島に住まうゴブリン族を丁重に扱い、
 其の協力を仰ぐよう、申し付けられた。
Reikuu : 彼の者たちも
 ひんがしの民として、同じ憂いを持つ者同士。
 非礼なきよう接すれば、必ず応えてくれるとな。
Reikuu : されど……
 ゴブリン族に「黒い剣」の行方や作り方なぞ
 尋ねども、おいそれとは行かぬ……。

Gessho : 選ばれし者しか
 詳細を知らぬのやもしれぬな。
 ごぶりん族に伝わる秘法か何か、か。

Reikuu : 其の辺りも含め、
 月照殿の卓越せし交渉力をお見せいただきたい。
 今のままでは二進も三進も行かぬ。

Gessho : お任せあれ。
 如何にも拙者、駆け引きは得意とするところ。
 大君にもお褒めいただいた。

Reikuu : さすれば月照殿、ゴブリン族の
 エンポロックスとインカントリックスを訪ね、
 「黒い剣」の件を探ってくだされ。

Gessho : あいや、またれい!
 もうおひとかた、頼りになるお人が!
Gessho : [Your Name]殿、
 先の話、すべて聞こえておったでござろう?
 是非とも、お力添え願いたいでござる!
Gessho : ごぶりん族は
 人との取り引きを好む傾向があるでござる。
 更に冒険者ならば、相手に不足はあるまい。

Reikuu : ……其れでは、うぬに
 インカントリックス(Incantrix)を頼み申す。
 彼の者、きらきらの光を抜けし其の先に居る筈。

Gessho : 善は急げ、ぞ。
 拙者は、えんぽろっくすの元へと向かわん。

Reikuu : ……[Your Name]殿。
 天狗宗と教団が盟を結ぶ云々、未だ「内内の話」
 故、其のつもりでな……くれぐれも頼み申すぞ。



Reikuu : ゴブリン族が
 帯刀せし「黒い剣」。其こそ、中の国の教団
 現人神ヅェー・シシュの求めである。
Reikuu : その剣を入手する術、
 其を探るが為、きらきらの光を抜けし其の先、
 ゴブリン族のインカントリックスを訪ねよ。
Reikuu : されど、
 天狗宗と教団が盟を結ぶ云々、未だ内内の話故、
 其のつもりでな……くれぐれも頼み申すぞ。



Incantrix : オマエ……
 鳳凰の息吹、持ってるな!
Incantrix : それ、ずっと探してた。
 鳳凰の息吹くれ!

選択肢:何と答える?

>>「幼獣」の倒し方を教えて
  Incantrix : ヨウジュウ……?
  Incantrix : 分かった、
   ショクセイのタマゴ、フカしたモノ!
   フカする、タイヘン! 大戦争、起きる!
  Incantrix : けど、ヨウジュウ、
   倒すの、勇者の剣、ゼンゼン必要ナシ!
   チカラ技で、勝手にガンバレ!

>>「蝕世の卵」のことを教えて
  Incantrix : ショクセイのタマゴ……
   オマエ、やばいモノ、手を出すな。
  Incantrix : ずっと昔、
   新しいモノ、キライなモンスター、いた。
   新しいセカイ、滅ぼすタマゴ、うんだ。
  Incantrix : フカする前、
   割れたら、まだマシ。
   フカする、タイヘン。大戦争、起きる。

>>「黒い剣」のことを教えて

Incantrix : 黒い剣……
 オマエ……まさか、勇者の剣、欲しい?

選択肢:勇者の剣がほしい?

>>はい
  Incantrix : オマエ、バカ。
   勇者の剣、勇者のモノ。
   オマエ、勇者チガウ。

>>いいえ
  Incantrix : オマエ、いいヤツ。
   勇者の剣、勇者のモノ。
   オマエ、勇者チガウ。

Incantrix : テングのヤグードも、
 勇者の剣、欲しい、言ってた。
 ヤグード、勇者チガウ。分かってない。
Incantrix : ゴブリンの勇者、
 5の千の昔、決まったこと。
Incantrix : 勇者の役目、
 タマゴ、割ること、
 5の千の昔、決まったこと。
Incantrix : そのこと全部
 ヤグード、忘れた。
 5の千の昔、ヤグード、いたのに……。
Incantrix : いつも、そう……。
 ヤグード、すぐ忘れる……。
 そして、チカラ……すぐ求める……。
Incantrix : だから、あの時……
 ヤグードのとこ、行った……
 オレの……とても大切なヤツ……
Incantrix : フィック……
 オレの……とても大切な弟……。
 ニンゲンたち……冒険者に、殺された。
Incantrix : ……冒険者。
 オマエも、忘れたか?

選択肢:フィックのことを忘れた?

>>はい(イベント終了)
  Incantrix : オマエ、キライ。
   けど、鳳凰の息吹持ってる。
   無視できない……。

>>いいえ
Incantrix : オマエ、見直した!
 フィック、きっと喜んでる!
Incantrix : 鳳凰の息吹
 持ってるから、オマエ、
 少しだけ、特別かもな?
Incantrix : だから、分かるな?
 ヤグードの遣い、やめて、
 オレのこと、ほうっておいてくれ。
Incantrix : それに……
 勇者の剣より、急ぎのこと、この先にある。
Incantrix : この島の北の方、
 ヒッポグリフいるあたり……
 赤い面つけた、ヤグード、倒れてた。
Incantrix : オレ、気になった。
 けど、関わるのイヤ。
 オマエ、見てこい。



Incantrix : ヤグードに
 勇者の剣より、急ぎのこと、この先にある。
 この島の北の方、ヒッポグリフいるあたり。
Incantrix : 赤い面つけた、
 ヤグード、倒れてた。
 けど、関わるのイヤ。オマエ、見てこい。



>>通常時
+ ...
(Suspicious Overgrowthを調べる)
特に何もないようだ……。

(Suspicious Overgrowthを調べる)
??? : ギャッ……グウ……

Gessho : [Your Name]殿!
 ごぶりん族より、行き倒れの件、
 聞き申したでござるか!?
Gessho : あいや、これは!
Gessho : なんと、おいたわしい!
 稀なる猛毒に苛まれし様子!
Gessho : やれ、この手のものは……
 かの特効薬を煎じる他あるまい……。
Gessho : [Your Name]殿、
 一刻の猶予も許されぬ故、
 手を貸してくださらぬか。
Gessho : げこげこと小うるさい
 ヒキガエルを多めに……
 3匹程、捕まえるでござる。
Gessho : 物はついで。
 加えて、茗荷もおひとつ
 摘み取ってきてくだされ。お頼み申す。
Gessho : 然らば拙者は、
 あの銀鏡をぴかぴかに磨かねば……



(Suspicious Overgrowthを調べる)
ヒキガエルを3匹、茗荷を1つ集めてくるよう、ゲッショーが言っていたことを思い出した……。



ヒキガエル

醴泉島の水辺に生息する両生類。

茗荷

東方伝来の爽やかな香りのジンジャー。東方では
神の加護を意味し、紋章のモチーフとされる。

(Suspicious Overgrowthにアイテムをトレード)
Gessho : かたじけない、
 よくぞ、すべてを揃えてくださった!
Gessho : さあさ、銀鏡を構えて……
Gessho : ……驚きめされるな。
 これこれ、ぺたぺたと塗りたくれば……

??? : ギャッ……グウ……
 こ、ここは……?
??? : ギャア!
 ……アナタが
 助けてくれたのですか……?

Gessho : いや、拙者ではない。
 御主の為、解毒剤を作るに奔走したは、
 そこの人間[Your Name]殿。

??? : に、人間が……?
??? : そうでした……
 ここ醴泉島は、ひんがしの最果て。
 人とヤグードが手を取り合う国。
??? : [Your Name]殿、
 助けてくれて、ありがとうございます。
??? : ワタシの名は
 「ニー・アキュ」。
 現人神ヅェー・シシュ様に仕える者……
Nii Aquu : いいえ、
 仕えた者、でした……

Gessho : むむむ、
 ただ事ではない申し方。
 よければ、何があったか聞かせてはもらえまいか?
Gessho : 拙者は月照。
 ひんがしの帝より、ある使命を任され、
 ここ醴泉島へ遣わされた。
Gessho : そしてこちらは、
 冒険者の[Your Name]殿。
 人ではあるが、なかなかどうして信頼がおける。

Nii Aquu : ギャア、
 なるほど、ひんがしの帝の命を受け……。
 どうりで珍しい取り合わせだと思いました。
Nii Aquu : ギャギャ……
 ここで、そのようなアナタがたと会えたこと……
 僥倖としか言いようがありません。
Nii Aquu : ギャアアアッ!
 ぜひとも、このワタシを
 天狗宗の一員にお迎えくださいッ!!!

Gessho : な、なんと!?

Nii Aquu : このニー・アキュ、
 中の国では僧院長まで上り詰めた身!
 ひんがしでも必ずお役に立てます!

Gessho : ……即ち……
 そなたは、教団を捨て、
 天狗宗に鞍替えしたいと申すか……?

Nii Aquu : ギャア!
 その通りです!

Gessho : 然れども……
 それは一体、何故……?

Nii Aquu : ……ググゥッ、
 それにつきましては、語るに忍びない、
 のっぴきならぬ事情がございまして……

Gessho : あいや待たれい。
 良いのだ、その事情については
 後に別の者に語ってもらいたい。

Nii Aquu : ……ギャギャッ?
 では、ドナタへ……?

Gessho : 拙者より
 天狗宗の門主に近しい者が、
 まさに今、醴泉島を訪れておるのだ。
Gessho : その者……
 霊空殿のところへ案内仕ろう。

Nii Aquu : ギャアッ!
 月照殿、お願いします!

Gessho : [Your Name]殿も
 後で、霊空殿に報告に参られよ。
Gessho : ごぶりん族との話、
 拙者も聞かせてもらいたい。



(Suspicious Overgrowthを調べる)
レイクウのところへ戻り、インカントリックスとの話を報告しよう。



Reikuu : ……なんと!
 中の国より逃亡せし神官が……!

Gessho : うむ。
 彼の者の話を聞くに、
 それもまた、やむなきこと。
Gessho : 城内引き回しの上、
 処刑とあっては……。

Nii Aquu : ……ググゥッ……
 確かに、ワタシは……中の国のいずこかに現れた
 「蝕世の卵」入手の任務に失敗しました……。
Nii Aquu : 何故なら、
 ある男から聞いた情報が……ギャギャッ!
 まったくの偽物だったからです。
Nii Aquu : ギャア……しかし、
 ワタシはその男……その人間に
 騙されたわけではありません!
Nii Aquu : ……その人間も、
 その場所こそが「蝕世の卵」のありかだと
 思っていたのですから!
Nii Aquu : それなのに、皆、
 人間に騙されたのだと決めつけ、ヤグードの
 尊厳を傷つけたと一方的に攻め立てるのです!

Gessho : あいや、待て。
 蝕世の卵の在り処とは……中の国、
 ぼすでぃん氷河の崖上で発見された代物か?

Nii Aquu : グギャアッ、
 その通りです。先にオークどもに見つかり、
 割られてしまった卵の話です……。
Nii Aquu : 現人神ヅェー・シシュは
 あの卵を誰よりも先に手に入れて、
 中の力を手に入れようと考えていたのです。

Reikuu : ……如何にも、現人神
 ヅェー・シシュの考えそうなこと。
Reikuu : されど今や、
 蝕世の卵、其より生まれうる幼獣の災厄を知り、
 以前とは異なる結論に至りつつある様子。

Gessho : 蝕世の卵は
 簡単に扱えぬ代物と思い知ったか……。

Nii Aquu : ギャギャッ!?
 もしや、今、教団へ戻れば、
 ワタシの罪も軽くなる可能性も……!?

Reikuu : はてさて、如何であろう?
 御主の話では、御主の一番重き罪は
 「ヤグードの名誉を傷つけたこと」に聞こえる。

Gessho : うむ。
 つまりは、恥の大罪というわけでござるな。

Reikuu : 更に、裁定後に
 其の罪を覆すは難しいのではなかろうか?
 故に、うぬはここへ逃げてきた……。

Nii Aquu : ググウゥゥ……。
 逃げるほか、なかったのです……。
 ワタシの味方をするものは誰もおらず……

Reikuu : 中の国の教団では、
 異端者や落伍者の烙印を押されし者を
 寄ってたかってなぶり殺すというが。

Gessho : 賢きものこそ強く、
 生き残るべきだという教義があるのでござる。
 愚かで弱いものは淘汰されるべきだ、と。

Reikuu : なるほど、道理、
 そう言われれば、天狗宗も同じ。
Reikuu : ニー・アキュよ。
 故郷を捨て、いざ逃げんと決心する前に
 名誉回復の手立てを探すべきであった。
Reikuu : うぬを愚弄した
 人間を血祭にあげるべきだったのじゃ。

Nii Aquu : ギャギャッ、それが……
 その人間はとても強く……
 仲間もすべて返り討ちにあったのです……

Gessho : な、なんと!?
 その人間、何者だ?

Nii Aquu : ググゥッ……それが……
 タルタル族の男の魔道士だったことは確か……
Nii Aquu : グギャッ……
 しかし、名前の記憶が定かではないのです……
 どうも、なんらかの魔法をかけられたようで……

Reikuu : ……相手の術に
 してやられた、と。
Reikuu : 手に負えぬ。
 話聞く限り、すべては、うぬの弱さ故。
 天狗宗においても、うぬは負け犬よ。

Nii Aquu : ううう……。

Reikuu : ニー・アキュ。
 有体に申す。
Reikuu : 天狗宗には
 軟弱者の居場所は無いッ!

Nii Aquu : ギャッ!!!

Reikuu : 天狗宗は、蝕世の卵より
 孵化せし恐ろしきモノ「幼獣」との戦を想定、
 其の用意に追われておる。
Reikuu : 何故ならば、今、
 ひんがしにて彼の戦が起きれば「ソロムグの変」
 同等……否、其れ以上の惨状が起こりうる故。

Nii Aquu : ソロムグの変……

Reikuu : 中の国出身である
 うぬは知らぬか。軟弱者が知る必要も無いがな。

Nii Aquu : ……ググゥッ、
 確かに、ワタシは弱い……
Nii Aquu : ギャギャッ!!
 しかし、何でもします! ですからどうか!

Reikuu : 中の国へ帰れ。
 然る後、刑罰を甘んじて受けるがよい。

Nii Aquu : ギャアッ、そんな!!!

Gessho : ……霊空殿……

Reikuu : 月照殿、うぬも
 よく心得ておろう?
Reikuu : 教団の罪人を
 天狗宗が庇えば、どうなる?

Gessho : 安易に庇えば、
 いざこざの火種となり、教団と天狗宗の
 同盟話にヒビが生じるでござろう。

Reikuu : 然様。
 数百年もの間、袂を分かつ間柄であった両者が
 漸く手を結ぼうかと言う、大事な時じゃ。
Reikuu : 彼の軟弱者ひとりがため、
 わざわざ決裂させる愚か者はおらん。
Reikuu : 大義のためじゃ、
 門主もそうおっしゃることであろう。

Gessho : ……大君も
 そうおっしゃるでござろうか……?

Reikuu : 月照殿、くれぐれも
 彼の軟弱者に同情めされるな?

Gessho : ……無論。
Gessho : おお、[Your Name]殿。
 妙なものを見せてしまったでござる。
Gessho : あの若者には
 過酷な運命に従ってもらうほかあるまい。
 今のところ、救う価値も理由も見つからぬ。
Gessho : ただ、あの者を
 猛毒より救うがため、御主が見せてくれた
 優しさに感謝したいでござる。これを……。
Gessho : 御主は、ごぶりん族と
 少しは話ができたようであったな。
 霊空殿へ、軽く報告すると良いでござる。
Gessho : 恥ずかしながら、拙者は
 交渉失敗の憂き目にあった故、今一度、
 向かうことにしよう。……では、御免。

20000ギルを手にいれた!



(Suspicious Overgrowthを調べる)
特に何もないようだ……。


海の賢者ビージュ 空と月とインカントリックス ニーの死地

■関連項目 蝕世のエンブリオミッション
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最終更新:2021年11月20日 01:49
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