ニーの死地

Nii's Last Stand
進行内容
インカントリックスから聞き出した
「黒い剣」の情報は、ヤグード教団の
現人神にとっては都合が悪い話だった。
困ったレイクウから、ヤグード族が忘れて
いるという5000年前の事件について
詳細な話を聞き出すよう頼まれた。
インカントリックス(Incantrix)に
再び、会いにいこう。


醴泉島


Reikuu : [Your Name]殿。
 先だっては見苦しいものをお見せした。
Reikuu : ……其れ、其の表情。
 よもや、軟弱者ニー・アキュに
 情が移ったのではあるまいな?

選択肢:情が移った?

>>はい
  Reikuu : 月照殿より聞いておる。
   うぬは、お強いが甘いお方であると。
  Reikuu : 然れども、事は其れほど
   単純な話ではない。中の国とひんがしの文化は
   実に異質なる事、うぬも知っておろう?

>>いいえ
  Reikuu : 月照殿との長き付き合い。
   其れ故、ヤグードの本分に理解あるご様子。
   某らには、譲れぬものがあるのじゃ。
  Reikuu : 加えて、事は其れほど
   単純な話ではない。中の国とひんがしの文化は
   実に異質なる事、うぬも知っておろう?

Reikuu : 某らヤグード自身、
 姿かたちはほぼ同じく、ようく似ておるとは申せ
 信仰、習慣、口にするもの全てが異なる。
Reikuu : 天狗宗に入り
 ひんがしに暮らす事は至難の業。生まれてこの方、
 培ってきたものを全て捨てねばならぬのじゃ。
Reikuu : 少し前、
 教団より遣わされた若造どもは
 未だに難儀しておる……。
Reikuu : ……その点、
 月照殿は類まれなる素質をお持ちじゃ。
Reikuu : 新天地へ渡れども、
 臨機応変に対応する柔軟さ。其こそが彼の強み
 であり、帝も一目置いていらっしゃるとか。
Reikuu : 然れども……
 彼の月照殿ですら、ゴブリン族より話を聞くに
 大変、苦労なされておる様子。
Reikuu : うぬは如何じゃ?
 インカントリックスは何と申していた?
Reikuu : [Your Name]殿、
 天晴じゃ!
Reikuu : 有用なる情報を
 聞き出してくれおった。
 感謝の念を申し上げる。
Reikuu : 一つ目は……
 インカントリックスの私情。
Reikuu : 某らの調べでは
 友を蘇らせると申しながら、
 怪しげな事を行うゴブリンだと思っておった……
Reikuu : 然れども、あれは全て
 友ではなく、実の弟君の為であったか。彼の者の
 傷口に塩を塗るような事、無きようにな。
Reikuu : 二つ目……
 本題、「黒い剣」の方は由々しき話じゃ。
Reikuu : 黒い剣は「勇者の剣」。
 更に、勇者とはゴブリン族であるとな?
Reikuu : 胡散臭い話ではあるが、
 5000年の昔に何らかの変事が起き、
 ヤグードは其れを忘れておると。
Reikuu : 流石に、天狗宗には
 5000年の昔の事は伝わっておらぬだろう。
 無論、門主にもお伺いせねば断言はできぬが……
Reikuu : ウム、本来ならば、
 中の国の教団が知り得る歴史であろうな。
Reikuu : 然れども、初代現人神は
 「ソロムグの変」の後、神である己にとって
 都合の悪い歴史は消し去ってしまったのじゃ。
Reikuu : 5000年の昔より、
 「ヤグードは勇者に能わず」と言われておった
 なら、現人神が神である事も否定されかねぬ。
Reikuu : 神にできぬことなぞ
 無い筈であるからな。
Reikuu : ……其につけても、
 如何したものか……。
Reikuu : うぬが得た
 黒い剣の話を教団へ伝えたくとも、
 其のままでは現人神の怒りを買うことになろう。
Reikuu : やはり、今一度、
 インカントリックスから、5000年前の変事、
 つぶさに聞き出す他、あるまいか……。
Reikuu : [Your Name]殿、
 うぬが頼り。この件、如何かお頼み申す。
Reikuu : 某は、急ぎ、
 門主や教団宛ての書簡を認めなくては。
 罪人の追手が来る前に、手を打たねばな……。



Reikuu : 5000年前の変事の件、
 勇者のくだり等、インカントリックスより
 つぶさに聞き出してもらえぬか。
Reikuu : 某は、急ぎ、
 門主や教団宛ての書簡を認めなくてはならぬ。
 罪人の追手が来る前に、手を打たねばな……。



Incantrix : また、オマエ!
 ほうっておけ、言ったのに!
Incantrix : そ、それに……
Incantrix : ヤ、ヤグードまで
 連れてきた!

Zhuu Buxu the Silent : ……フン。
 目ざわりなゴブリン族め。
Zhuu Buxu the Silent : 俺にはわかっているぞ。
 息をひそめて、姿を隠しているが
 この島は、ゴブリン族だらけだ。

Incantrix : ……。

Zhuu Buxu the Silent : ……おや?
 貴様、以前、会ったことがあるな?
Zhuu Buxu the Silent : 俺の名は
 無音のズー・ブシュ。貴様には
 ギデアスで会ったことがあるはずだ。
Zhuu Buxu the Silent : さて、その俺がどうして
 こんな辺境の島に来ているかというとだな。
 赤い仮面をつけた神官を追ってきたのだ。
Zhuu Buxu the Silent : 貴様の方は、ここで
 何をしている? まさか、「蝕世の卵」を
 あれからずっと探し続けていたのではあるまいな?
Zhuu Buxu the Silent : ……グワッアッアッアッ!
Zhuu Buxu the Silent : 天狗宗のため、
 ひいては我ら中の国のヤグードのため、
 一働きしているとは。ご苦労、ご苦労。
Zhuu Buxu the Silent : それなら、
 もう一働き頼む。
Zhuu Buxu the Silent : 先ほど説明してやった
 神官のヤグードを見かけなかったか?
 ニー・アキュという名なのだが?

Incantrix : ソ、ソイツ、
 なんで探してるんだ?

Zhuu Buxu the Silent : もちろん、
 中の国に連れ戻すためだ。
Zhuu Buxu the Silent : シシュ様の前に
 一刻も早くひっ立てて、城内引き回しの上、
 速やかなる処刑を行わねばならないのだ。

Incantrix : 処刑……
 こ、殺すのか?

Zhuu Buxu the Silent : そうなるな。
 人間ごときに騙されて、返り討ちにあうという
 大恥をかかされたのだからな。

Incantrix : ……だまされたなら……
 そ、そんなに悪いヤツじゃない、
 ちがうのか?

Zhuu Buxu the Silent : 名誉も何もない
 ゴブリン族にはそうだろうな!
 ただ、俺たちには大罪だ!
Zhuu Buxu the Silent : それよりも、どうだ?
 貴様たちは、そのヤグードを見たか?
 見たのだろう???


選択肢:見た?

>>はい
  Zhuu Buxu the Silent : どこだ?
   どこで見た?

  Incantrix : オ、オレも、
   倒れているヤグードは、見た。
   この島の北の方だった。
  Incantrix : でも、もう、いないぞ。
   どっか、行ったぞ。

>>いいえ
  Zhuu Buxu the Silent : 本当か?
   嘘をついても無駄だぞ?

  Incantrix : オ、オレも見てない……
   ヤグード、関わりたくないからな。

  Zhuu Buxu the Silent : ギャッアー!
   いちいちむかつくやつだ!

Zhuu Buxu the Silent : ……まぁ、いい。
 狭い島だから、すぐに見つかるだろう。
 ただ、急いでやらないとな。
Zhuu Buxu the Silent : 凶暴な野獣どもに襲われ、
 見つけることができたのは骸だけ……なんて
 ことになったら興覚めだ。処刑人にも怒られる。
Zhuu Buxu the Silent : 処刑は、教団の規律を
 守るために必要だからな。グワッアッアッアッ!

Incantrix : ……。

Zhuu Buxu the Silent : 貴様ら、俺は行くが、
 ニー・アキュを見かけたら、すぐに俺か
 鳥居のところにいるヤグードに知らせろよ?
Zhuu Buxu the Silent : タダとは言わん。
 何か……いいものを用意してやろう。
 そこのゴブリンには「魔晶石」なぞ、どうだ?

Incantrix : ……!?

Zhuu Buxu the Silent : 魔晶石があれば
 死人を生き返らせることができる……
 貴様の目的にピッタリだろう?

Incantrix : ……なんで
 知ってる……?
Incantrix : それに……
 か、簡単に
 手に入るモノ、違うはず……。

Zhuu Buxu the Silent : グワッアッアッアッ!
 信じるか信じないかは、貴様次第だ!

Incantrix : ……ヤグードども!
 オレ、モヤモヤする! イヤ~な気持ち!
Incantrix : けど、オレ、関係ない。
 ニー・アキュってヤツ、関係ない。
 どうなっても、知らない。
Incantrix : けど……
 処刑、ひどい……ひどすぎた……。
 逃げる、正解……。
Incantrix : だって、命……
 ……ひとつ、尊くて……もろい……。
Incantrix : ……鳳凰の息吹
 持ってるオマエ、特別だよな?
Incantrix : だから、分かるな?
 オレ、モヤモヤする。
 ニー・アキュってヤツ、気になる。
Incantrix : さっきのヤツ
 ズー・ブシュ違う、
 強いヤグード見つけて、伝えろ。
Incantrix : ニー・アキュ
 捕まえる、処刑になる、追手きた
 ……伝えろ。
Incantrix : ……そうだ!
 エンポロックスとこ来た、違うヤグード、
 醴泉島、北西の方……滝んトコ、いた!
Incantrix : そのヤグード、
 ヤグードらしくない、噂あった。
 そいつ、どうだ? 行ってみろ!



Incantrix : 醴泉島、北西の方……
 滝んトコいた、ヤグード、伝えろ。
Incantrix : ニー・アキュ、
 捕まえて処刑、ズー・ブシュきた、伝えろ。
Incantrix : オレ、気になる。
 けど、関わるのイヤ。だから、頼む。

Reikuu : なんと……
 もう、罪人の追手が来おったか!
 然も、ズー・ブシュの奴とは!
Reikuu : つい今しがた
 教団より、其の旨、書き記した文(ふみ)が
 届いたところ。文と同じ船に乗っていたか。
Reikuu : 然れども……
 某への挨拶を後回しにするとは。
 あ奴め、相も変わらず無礼な奴じゃ!



>>通常時
+ ...
(Babbling Brookを調べる)
特に何もないようだ……。

(Babbling Brookを調べる)
Gessho : あいや、
 [Your Name]殿ではござらんか。
Gessho : 霊空殿より聞きましたぞ。
 流石は、[Your Name]殿。
 いんかんとりっくす殿の口を割らせたとか。
Gessho : それに比べて
 拙者は役立たずも良いところ。
 うまくいかぬでござる。
Gessho : そのような時は
 滝行に限る。身を清め、雑念を払うことにより
 閃きを得ることができるのでござる。
Gessho : 兎にも角にも
 ごぶりん族との交渉に
 役立つ材料が、ひとつでもあれば……
Gessho : 何でござろう?
 いんかんとりっくす殿が
 頼みたいことがある、と?
Gessho : ……然もありなん。
 ニー・アキュは罪人ゆえ、遅かれ早かれ
 教団より追手が放たれると見越してはいた。
Gessho : 然れども、
 我が盟友ズー・ブシュが現れるとは。
 これはやりにくい。
Gessho : 驚きめされるな、
 実は拙者、ズー・ブシュに
 大きな恩があるのでござる。
Gessho : 先だって、拙者は
 帝直々の命を賜り、中の国おずとろや城まで
 加勢を求めし書簡を届けたことがござった。
Gessho : 粘った結果、現人神
 ヅェー・シシュに謁見できたまでは良かったが、
 宝刀を献上、平身低頭するも、笑われるばかり。
Gessho : 帝の名を汚し、
 任を果たすこと叶わぬならば、腹を切って
 詫びるほかあるまいと腹をくくった時であった。
Gessho : 別件で控えていた
 ズー・ブシュが突如、
 助け船を出してくれてな。
Gessho : 彼の一門が目をつけていた
 箸にも棒にも掛からぬ愚連な輩を、教団から
 追い出すのに丁度良い機会だと申したのだ。
Gessho : 愚連な輩は腐ったオレンジ。
 その周りを腐らせる。見込みある若人を腐らせる
 前に、ひんがしへ送ってしまえ……等々……。
Gessho : 一石二鳥だと熱く語る
 ズー・ブシュの御蔭で、最終的に
 拙者は幾ばくかの兵を託され……
Gessho : 帝の顔をつぶすことなく、
 帰国することができたのでござる。
Gessho : 無論、託された兵を
 心身ともに鍛え直すには、大分、
 苦労していると聞いてはおるが……。
Gessho : そのような訳で
 ズー・ブシュ……あ奴は
 我が盟友となったのでござる。
Gessho : その時の借りを
 まだ返しきってはおらぬでな。拙者、本来ならば
 ニー・アキュ探しに尽力せねばならぬ。
Gessho : 然れども……。
Gessho : ……それ、
 [Your Name]殿も
 ヤグードの罪人などに関わりたくはなかろう?

選択肢:関わりたくない?

>>はい
  Gessho : 分かり申す。
   いんかんとりっくす殿より、5000年前の変事や
   黒い剣の情報を得るため、仕方なくでござろう。
  Gessho : 気にする必要は
   全くござらん。
  Gessho : ……ひんがしの武人には
   このような教えが伝えられているでござる。
   「武士道は死ぬ事と見つけたり」。

>>いいえ
  Gessho : 前々より、思うておったが
   [Your Name]殿は
   情に厚い御方でござるな。
  Gessho : 故に、
   いんかんとりっくす殿も
   うっかりと口滑らせたのであろうなあ。
  Gessho : だが、ひんがしの武人には
   このような教えが伝えられているでござる。
   「武士道は死ぬ事と見つけたり」。

>>冷たすぎない?
  Gessho : 人とヤグード、
   生まれも育ちも違う故、
   理解及ばぬところもござろう。
  Gessho : 拙者はひんがしで
   生まれ育ち申したが、少し前まで
   口減らしと申せば、命を奪うことでござった。
  Gessho : ヤグードは人と異なり
   子だくさん。命に尺度があるならば、
   ヤグードの命はやや軽いのやもしれぬ。
  Gessho : だが、同情は要りませんぞ。
  Gessho : 何故なら、ひんがしの武人には
   このような教えが伝えられているでござる。
   「武士道は死ぬ事と見つけたり」。

Gessho : 恥をかかずに
 生き抜くがためには、毎朝毎夕すべて
 死ぬつもりで過ごさねばならない……
Gessho : さすれば、生き残る為
 恥ずべき選択を取ることもなく「正しい道」を
 往くことができる……という教えでござる。
Gessho : 拙者らは忍であり、
 武士とは申せぬが、その教えには
 思い通ずるものがあるのでござる。
Gessho : その教えに基づけば、
 あのニー・アキュは
 恥ずべき腰ぬけということになり申す。
Gessho : 名を思い出せぬと言う
 タルタルの魔道士との戦いにて
 相討ちせんとし、死するが花であった。
Gessho : 生き恥をさらし続け、
 おずとろや城で意味なき死を迎えるは、
 いたわしいことなれど……
Gessho : 先ずは「正しい道」を
 踏み誤ったこと、ニー・アキュ自身が
 気づく必要があるでござる。
Gessho : ……然る後、
 新たな「正しい道」を見出せば
 あるいは……。
Gessho : うむ……
 拙者がニー・アキュを導くは無理なれど、
 いんかんとりっくす殿ならば導ける。
Gessho : 5000年前の変事、
 今再び起こるやもしれぬ戦のこと、
 ニー・アキュに教えるよう伝えるでござる。
Gessho : その戦にて
 獅子奮迅の活躍をするが為、
 今は生き抜くと申すならば、見込みもあろう。



(Babbling Brookを調べる)
もう一度、インカントリックスを訪ねてみよう……。



Incantrix : オマエ、よく来た!
 なんだ、話、あるのか!?
Incantrix : ……ヤグード
 忘れたこと、教えて、アイツ……
 ニー・アキュ、導く!?
Incantrix : けどオレ、
 もう、失敗したぞ!?
Incantrix : ニー・アキュ
 フラフラ歩く、見つけた。だから
 「怖いヤグード、ズー・ブシュ来た」、伝えた。
Incantrix : そしたら……

Nii Aquu : ギャアアア……
 無音のズー・ブシュ……恐ろしい暗殺者です。
 中の国でワタシを処刑するのも彼なのでしょう。
Nii Aquu : ……ググゥッ、
 いや、まだ、諦めません……。
 天狗宗への改宗が……許されるならば……
Nii Aquu : ……それもすべて
 ワタシが弱いからなのですが……。

Incantrix : 元気だせ。
 まだ、希望ある。
 まだ、命ある。それ大事。

Nii Aquu : ググゥ……
 命はありますが、役に立たない命です……。
 今思えば、無駄な命だったのです……。

Incantrix : そ、そんなこと、
 言うな!
Incantrix : オレ、ここで
 がんばってる理由、
 オマエ、分かってない!
Incantrix : フィック……
 オレの……とても大切な弟のため……。
 オズトロヤ城で……殺された……。
Incantrix : ニンゲンと獣人……
 仲良くなる……頼みに、行った……。
 オズトロヤ城……ウウ……。
Incantrix : けど……殺され……
 命、戻ってこない……
 だから……大事、するんだ……。

Nii Aquu : ギャッギャッ!
 思い出しました。
 その話、聞いたことがあります。

Incantrix : !!??
Incantrix : ヤグード、
 すぐ忘れる、思ってた!
 オマエ、見所ある!
Incantrix : なら、話、ひとつ!
 生きろ、生き残れ、スタコラ逃げろ!

Nii Aquu : グギャッ……
 逃げるわけにはいかないのです。ワタシはもう
 生き恥も、死に恥もさらしたくはありません。

Incantrix : !!??

Nii Aquu : そうなると、
 ワタシに残された道はふたつしかありません。
Nii Aquu : ギャギャッ、
 天狗宗への改宗を許していただくか、
 追手のズー・ブシュを追い払うか……。
Nii Aquu : どちらにしても、
 強くならなければ……。

Incantrix : そ、そんなの、
 殺されちゃったら、おしまいだぞ!

Nii Aquu : ギャア、その通りです。
 アナタの弟さん……フィックさんは
 弱すぎたから、殺されてしまっただけの話です。

Incantrix : ~ッ!!??
Incantrix : オレ、それ聞いて
 プシュー! プンップンッ!
 頭に血、のぼっちまった!
Incantrix : そんなわけで
 すごく強くなりたい、だったら、
 修行の「オーメン」行くといい、言った!
Incantrix : この島の東の方、
 すぐそこのと違う、別のピカピカある。
Incantrix : ちょっと前、
 忍者のニンゲン、教えてくれた。
Incantrix : そっちのオーメン、
 この島のニンゲン……グウジってヤツ、
 強くなるため、使ってたらしい。
Incantrix : ピカピカにくべた
 鳳凰のチカラ、溢れて、サクレツ。
 キラキラ降って、チカラ湧く、修行の場。
Incantrix : カタシロとか言う
 魂のカケラ、やっつける数、比べる。
 けど、いろんな決まり、あるらしい……。
Incantrix : オレ、溢れた
 鳳凰のチカラ、集めてる。
 だから、そこ、使ってない。
Incantrix : ……それに……
 そこ、とても怖いとこ。ただのニンゲン、
 すぐに死ぬ。強いニンゲン、ちょっと生きる。
Incantrix : でも、アイツ、
 ニー・アキュ、
 修行のオーメン、すっ飛んでった!
Incantrix : きっと、
 アイツ、そこで死ぬ!
 オレ、頭の血、サー引いた!
Incantrix : けど、安心しろ。
 オレ、思い出した。アイツ、ゴブの飯盒ない。
 修行のオーメン、入れない。
Incantrix : オレ、
 頭の血、戻った。
 そして考えた。
Incantrix : オレの大切な弟フィック。
 ニンゲンとゴブリン、ニンゲンとヤグード、
 ニンゲンと獣人……仲良し、望んでた。
Incantrix : けどオレ、
 ヤグードと仲良し、できてない。
Incantrix : フィック、
 ゴブリンとヤグード、仲良し、望むか?
Incantrix : オレ、がんばる。
 オレ、できること、あるから。
Incantrix : オマエ、手を貸せ。
 ニー・アキュ、仲直り、したい。
Incantrix : 鳳凰の息吹持ってる
 オマエ、修行に必要。この島の東の方、
 別のピカピカ、そこで会おう。



Incantrix : フィックのため。
 ゴブリンとヤグード、仲良し、めざす。
 ニー・アキュ、仲直り、したい。
Incantrix : 鳳凰の息吹持ってる
 オマエ、修行に必要。この島の東の方、
 別のピカピカ、そこで会おう。



Nii Aquu : ギャッギャッ!
 アナタは……まさか、アナタは
 ズー・ブシュの手の者……!?

Incantrix : オレ、頼んだ。
 このニンゲン、特別なニンゲン。
 修行のオーメン、入る、必要。

Nii Aquu : なるほど。どうにか無事に
 ここまでたどり着けたものの、この光の
 向こうに行く方法がわかりませんでした。
Nii Aquu : インカントリックス殿、
 お力添え、どうもありがとうございます。
Nii Aquu : ギャギャッ!
 ワタシは、この修行場で、必ず強くなります!
Nii Aquu : とにかく、霊空殿に
 天狗宗への改宗を許していただければ
 余計な戦いをしなくても済みますから!
Nii Aquu : そのためには……
 霊空殿の話に出た「幼獣」なるものとの戦で、
 必ずやお役に立てると証明する他ありません。

Incantrix : ヨウジュウ……?
Incantrix : オマエら、
 ヤグード、バカ!
 やばいモノ、手を出すな!
Incantrix : ショクセイのタマゴ、
 フカする前、割れたら、まだマシ。
 フカする、タイヘン。大戦争、起きる。

Nii Aquu : ……ギャア。
 その大戦争がひんがしの地で起きた時のことを
 霊空殿は心より案じなさっているのです。

Incantrix : 分かってる。
 だから、強い武器、欲しがってる。
 けど、ヤグード、忘れてる!

Nii Aquu : ……ググゥッ?
 忘れている……? 何を忘れていると?

…………………………………………………………………………………


Incantrix : 5の千の昔、
 新しいモノ、キライなモンスター、いた。
Incantrix : その名……「カオス」。
 新しいモノ、新しいセカイ、滅ぼそうとした。
Incantrix : 新しいモノ……
 ゴブリン、ヤグード、オーク、クゥダフ……
 カオスと違うモノ、滅ぼそうとした。
Incantrix : いくつか種族、滅びた……。
 けど、残ったモノ、チカラ合わせた。
 一番強いモノ、集まり、チカラ合わせた。

…………………………………………………………………………………

Incantrix : 中の国、南西の方、
 数えきれない昼、夜、超えた戦い……
 数えきれない命、喰われた戦い……
Incantrix : とうとう、
 カオス、死んだ。黒い剣でトドメ、
 それが勇者、ゴブリンだった!

Nii Aquu : グギャアァァッ!?
 そ、それは本当にあった話なのですか!?
 ワタシは、まったく聞いたことがない話です!

Incantrix : 分かってる。
 ヤグード、みんな、忘れてる。
 5の千の昔から、時、流れて。

Nii Aquu : ……5000年もの昔……
 確かに、ワタシたちが学ぶ歴史は、初代現人神
 レー・ハバロ様が現れし400年ほど前からのもの。
Nii Aquu : まさか、現人神様も……
 ヅェー・シシュ様もご存知ない……?

Incantrix : 知ってたら、
 あのタマゴ、キライ。欲しくない。
Incantrix : フカしたモノ、
 ヨウジュウ、カオスと同じ目的。
 新しいセカイ、新しいモノ、喰らい尽くす。
Incantrix : だから、ゴブリン、
 カオス残した、ショクセイのタマゴ、
 ずっとずっと、探してる。
Incantrix : 黒い剣で
 ショクセイのタマゴ割れる。
 勇者、一族、ずっと旅する。
Incantrix : ただ、400年前、
 ソロムグ、埋まってたタマゴ、
 割る前、フカしちまった。

Nii Aquu : ……ググゥウウ……
 きっとそれが、霊空殿が「ソロムグの変」と
 呼んでいた戦のことですね。

Incantrix : だろうな。
 その戦い、たくさん死んだ。……だから、
 悲しいこと、全部忘れた、かもしれない……。

Nii Aquu : ……。

Incantrix : けど、
 5の千の昔、生みおとされたタマゴ、
 それが最後……そう聞いたのに、ううん……
Incantrix : このごろ、また
 ショクセイのタマゴ、見つかってる……。

Nii Aquu : ギャアッ?
 ゴブリン族の勇者が5000年もの間、探しても
 全部は見つけられていないということですね?
Nii Aquu : しかも、今になって
 発見されるということは、それらの
 孵化が近いからなのかもしれません。
Nii Aquu : その日が来るかは
 まだわかりませんが、可能性があるのならば、
 弱いヤグードでいるわけにはいかない……。
Nii Aquu : ギャアッギャアッ!
 やはり、ワタシは強くならなくては!
Nii Aquu : そして、今ではなく、
 いずれ起きる幼獣との戦で
 ワタシは死ぬべきなのです!

Incantrix : ……おおい、
 分かってるのか!?
 オレ、オマエに、生きてほしい!

Nii Aquu : ギャア……
 はい、アナタには伝わるかどうか
 わかりませんが……
Nii Aquu : それこそが
 ヤグードとしてのワタシが
 生き残る道なのです。

Incantrix : むむむ……。
 分かったような、
 分からないような……。

Nii Aquu : インカントリックス殿、
 この先の修行のオーメン、ぜひとも
 ワタシに挑戦させてください。

Incantrix : ……ううう。
 しかたない、分かったぞ。
 ただ、オマエひとり、危険。
Incantrix : 強いニンゲン、
 オマエ、修行、つきあえ。

Nii Aquu : ギャッギャッ!
 それはとても心強いですが、よろしいのですか?

選択肢:修行に付き合う?

>>いいえ(ループ)
  Incantrix : 修行のオーメン、
   ニンゲンたち、使ってた。
   ニンゲン、使い方、きっとわかる。

  Nii Aquu : ググゥッ……
   ならばぜひとも力を貸してください!
   よろしくお願いします!

>>はい
Incantrix : 修行のオーメン、
 ニンゲンたち、使ってた。
 忍者のニンゲン、こう言ってた。
Incantrix : シショーとデシの修行場。
 どっちも、たくさん、カタシロ、倒す。
 鳳凰のチカラ、キラキラ、降ってくる。
Incantrix : そのキラキラ、
 デシ、ずっとはやく、強くする。
 ただし、痛い、つらい、強くなる。

Nii Aquu : ギャアァッ!
 何を聞いても、もう迷ったりはしません。
Nii Aquu : その修行、人間にできて、
 ヤグードにできないはずはありませんから。

Incantrix : じゃ、オレの秘術……
 不思議なチカラ抽出する秘術、
 オマエの鳳凰の息吹に使うぞ。
Incantrix : できた。
 これ、修行の飯盒
 そこのピカピカに、くべてみろ?
Incantrix : きっと、少しだけ
 ズレた世界、修行のオーメン、いけるはず。
Incantrix : 修行のオーメン、
 いつものオーメン違って
 修行の飯盒で、入り口、開きっぱなしだ。

Nii Aquu : ギャギャッ!
 よろしくお願いします!

だいじなもの:修行の飯盒を手にいれた!
修行の飯盒

ゴブリンの秘術により
「鳳凰の息吹」から引き出した不思議な力を
詰めてもらったゴブリンメスティン。
修行場だったというオーメンに入るために
必要とされており、修行が終わるまでは
その力は失われないようだ。



Incantrix : この島の東の方、
 別のピカピカ、修行のオーメン、入り口。
Incantrix : 修行の飯盒
 そこのピカピカに、くべてみろ?
 ニー・アキュと、修行できるはず。



(Aspirants' Groundsを調べる)
Aspirants' Groundsには[Number]回目までの煌めきの兆しがあり、
[Number]回の煌めきが観測されました。
『ニーの死地』に進入申請します。
よろしいですか?

>>はい
『ニーの死地』への
進入申請が完了しました。
レイヤーエリアの準備が整うまで醴泉島でお待ちください。

Aspirants' Groundsの[Number]回目の煌めきがあなたに作用します。
レイヤーエリアの準備が整いました。
地球時間:[Date_Time]までに
Aspirants' Groundsより進入してください。

(Aspirants' Groundsを調べる)
『ニーの死地』に進入します。
よろしいですか?

>>はい
『ニーの死地』に進入します。


醴泉島-秘境



Nii Aquu : ギャッギャッ!
 順調です! そのままそのまま!

Nii Aquu : ギャッギャッ!
 その調子でお願いします!
 不思議な力が湧き出てきます!

Nii Aquu : ……グギャア、
 [Your Name]殿には負けない……
 負けたくないのです!

Nii Aquu : ……グギャア、
 [Your Name]殿に負けて……
 このままでは、力が失われて……!

Nii Aquu : ググゥッ……、
 本気を……本気を出してください!
 力が失われます!

Nii Aquu : ググゥッ……、
 このままでは……修行になりません!
 力が失われていく……!

Nii Aquuは、Katashiroを倒した。
[Your Name]は、Katashiroを倒した。


醴泉島


(失敗パターン1)
Nii Aquu : ググゥッ……
 ワタシは弱い……
 弱すぎて……嫌になります……
Nii Aquu : ……グギャア、
 けれども、だからこそ……
 だからこそ、強くなれる……
Nii Aquu : ギャッギャッ!
 もう一度、お願いしますッ!

(失敗パターン2)
Nii Aquu : ググゥッ……
 ワタシは弱い……
 弱すぎるから……手抜きを……?
Nii Aquu : ……グギャア、
 手抜きで……ワタシが勝っても、意味がない。
 修行になりません……!
Nii Aquu : ギャッギャッ!
 もう一度、お願いしますッ!

(成功パターン)
Nii Aquu : ギャアァァ……
Incantrix : だいじょぶか!?
Nii Aquu : ……ググゥッ、
 や、やり遂げ、ました……

Incantrix : よくやった!
 ゆっくり休め!
Incantrix : ううん、
 休んでるヒマ、ないか?
 ズー・ブシュ、島中ウロウロだ。
Incantrix : むっ、誰だ!?

Gessho : あいや、待たれい。
 月照でござる。
Gessho : むむっ!?
 御主、一体……!?

Gessho : ……ほお、醴泉島
 かくの如き修行の場がござったとは。
 この月照、とんと知らなんだ。
Gessho : しかも、これほど
 短い間でそれほどまでの強さに……
 いやはや、恐れ入ったでござる。

Nii Aquu : ギャアァァ……
 月照殿、ワタシは天狗宗への改宗を
 許されるほど、強くなったでしょうか?

Gessho : ……。
 御主自身は、どう思われる?

Nii Aquu : 強くなったという自信と
 その手ごたえはあります。ただ……
Nii Aquu : 修行の場で
 思う以上に力を出せたのは、
 [Your Name]殿と競いあったため。
Nii Aquu : 人間の魔道士に
 ウィンダスでコテンパに伸された際の
 恥ずかしさ、悔しさ、憤りを思い出したため……
Nii Aquu : ……しかし、グギャッ、
 それだけでは、いずれ起きる幼獣との戦いを
 乗り越えることはできない……
Nii Aquu : そんな気がしています。

Gessho : うむ。
 いんかんとりっくす殿より、拙者らヤグードが
 忘れ去ったという話を聞けたようでござるな?

Incantrix : しかたない。
 5の千の昔、みんなで戦った……教えた。
Incantrix : ゴブリン、
 ミーブル、キトルルス、ヤグード、オーク、
 クゥダフ、たくさんの種族……チカラ合わせた。

Gessho : なんと……
 いったい何が……?

Incantrix : その昔話、
 知りたいなら、聞け。
 ニー・アキュから。
Incantrix : そして、
 テングのヤグードにも、伝えろ。
 もう、ゴブリンたち、関わるなって。

Gessho : うむ。
 その土産話を聞けば、
 霊空殿も気が変わるやもしれん……
Gessho : ニー・アキュ殿、
 まずは、拙者と共に霊空殿の元へ参ろう。

Nii Aquu : はい!
 月照殿、行きましょう!

Incantrix : 本当に
 だいじょぶ、なのか……?

Nii Aquu : ギャッギャッ!
 インカントリックス殿、
 いろいろとありがとうございました。
Nii Aquu : ワタシのことを心配し、
 修行の場を提供してくださったこと、
 決して忘れません。
Nii Aquu : ググウゥ……そして、
 弟君のことで怒らせてしまったこと、
 お詫びさせてください。

Incantrix : ……!!
 き、気にするな!

Nii Aquu : [Your Name]殿、
 いえ、シショーと呼ばせてください。
Nii Aquu : シショー!
 ギャッギャッ!
 本当にありがとうございました!
Nii Aquu : ……ギャアッ!
 そうだ、こちらを……!
Nii Aquu : ググゥッ……
 修行のオーメンで拾ったのですが、
 いったいこれはなんでしょう。
Nii Aquu : おそらく、あの修行場を
 以前使っていた人間たちのもの。
 シショーなら、使いこなすことができるはず。

Gessho : [Your Name]殿、
 拙者らヤグードのために尽力、
 心から感謝申し上げる。

Incantrix : だいじょぶか、
 ニー・アキュ……?
 処刑、なくなるか……?
Incantrix : ……けど、もうひとつ、
 気になることある。
Incantrix : オレ、思う。
 今、ショクセイのタマゴ、多すぎる。
 ゴブリンの勇者、連絡、きいてみる。
Incantrix : 5の千の昔……
 カオス、死んだ……
 なら、今、なんで……?

だいじなもの:修行の飯盒を失った。
独鈷杵を手にいれた!
独鈷杵

Rare Ex
D+1 隔+96
Lv1~ All Jobs



(Aspirants' Groundsを調べる)
特に何もないようだ……。

Reikuu : ズー・ブシュの奴め、
 未だ、彼の軟弱者を見つけられぬとは。
 腕が鈍ったか……。


称号:ディスティニーシショー

空と月とインカントリックス ニーの死地 天狗の舞

■関連項目 蝕世のエンブリオミッション
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最終更新:2021年12月13日 00:34
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