最後の幻想

The Salt of the Earth
ヴォルボー地方の調査に
向かってもらう。
アロイス(Alois)大臣から、
詳しい話を伺うように。


バストゥーク鉱山区・南門ゲートハウス


Rashid : アロイス(Alois)大臣が
お呼びになっているそうだ。
Rashid : なんでもヴォルボー地方で
何か調査してくる、とのことだが……
Rashid : また変な指令じゃなきゃ
いいけどな……おっと、こんなこと
言ってたのは内緒にしておいてくれよ。

ミッションを受けた!


大工房 / 会議室


Alois : おお、よく来てくれた。
実はだな、ヴォルボー地方のある場所では、
珍しい塩がとれるというのだ……。
Alois : それをとってきて
もらおうとな……。

Iron Eater : 大臣!
またそのようなことを!
Iron Eater : もう見逃すわけにはいきません!
公私混同にも程があります!

Alois : なな、何を言っておる、
銃士ふぜいが私に口出しするか!
Alois : 私は共和国民の
食生活の向上をと思ってな……。
それに、もう予算の承認もおりておるぞ。

Iron Eater : 何が食生活の向上だ!
塩など岩塩があれば十分だろう……。
どれだけの数の鉱山区の者たちが
日々の食に困窮しているのかご存知か!
Iron Eater : そんなものに
かける予算があれば、コンシュタットの
風車の改良にでもまわせば……。

Gumbah : まあまあ……
落ち着きなって、アイアンイーター。

Iron Eater : グンパ……。
どうしてここに……?

Gumbah : ちょっと
ある人にお礼を言いにね。


Alois : なんだこの薄汚い
ガルカのガキは……。

Iron Eater : なんだと……!
この前の鉱山区での一件も
知らないのか……!

Gumbah : そんなことより、
その塩って、奇跡の塩のことでしょ。
実は聞いたことあるんだ……。
Gumbah : なんでも、
老化の進行を緩める力があるって……。

Alois : そうそう、
わしも年で、最近健康に気をつけねばと
思ってな……。

Iron Eater : まさかそのために……。

Alois : おほん。
それにその地はとても危険な場所と
聞いておる。闇の王を倒した勇者にこそ
ふさわしい任務であろう?

Iron Eater : あきれて物も言えん……。

Gumbah : いいんじゃないかな、それ。

Iron Eater : ……何?

Gumbah : 僕に考えがあるんだ……。
任せて。

Alois : ふむ……。
とにかくもうミッションは
認定され、この冒険者は受諾したのだ。
Alois : まずはラバオに行き、
調査のために派遣されている、私の従者の
ダンシングウルフ(Dancing Wolf)に
話を聞くようにな。

Gumbah : アイアンイーター。
後でお願いがあるんだ……。

Iron Eater : わかった……。
語り部の言うことに従うとしよう。

Gumbah : よしてよ、
そんな言い方、気持ち悪い……。
Gumbah : [ねえちゃん/にいちゃん]も今更
こんな指令……ってくさらないで、
協力してくれるかな? あのおっちゃんの
健康法に協力するだけの結果にはしないから……。



Alois : まずはラバオに行き、
調査のために派遣されている、私の従者の
ダンシングウルフ(Dancing Wolf)に
話を聞くようにな。


ラバオ


>>通常時
+ ...
Dancing Wolf : 私は仕事でここに
来ているのですが、なかなかおもしろい
場所ですね。気にいりましたよ。

Dancing Wolf : ああ、あなたが
派遣されてきた冒険者の方ですね。
Dancing Wolf : 実は奇跡の塩
ありかなんですが、どうやら、
やっかいなところでしか見つからない
そうなんです……。


Gumbah : グスタフの洞門……だね?

Dancing Wolf : 君は……。

Iron Eater : 私が連れてきたのだ。
ちょっといろいろあってな……。

Dancing Wolf : アイアンイーター様!

Gumbah : 言ったとおりだったでしょ。
ウェライが昔話してたんだ……。
Gumbah : ガルカの伝説で、
転生の時を少しでも延ばすために、
老化を防ぐ奇跡の塩を求める旅に出た、
って話があってね。
Gumbah : 実はこれに対する興味深い
別の伝説もあってね……。ガルカが転生の時に
旅に出ることはもともとこの塩を求めて
いくことから始まった文化だという伝説なんだ。
Gumbah : さすがにそれは迷信だと思うけど、
ガルカが岩を掘ることに従事するのが多いのは
その塩とのかかわりで、もともと岩塩を求める
習性から来ている……って話もね。

Iron Eater : おまえが今回の
ミッションに口を出したのは、
この話の由来を調べて、ガルカの歴史の
補完に役立てようとすることが1つ目の目的……。
Iron Eater : それと、ウェライならきっと
転生の旅の目的のひとつとして、この伝説の真相を
知ろうとするだろう。つまりウェライの行く先の
調査が2つ目の目的……そういう訳か……?

Gumbah : ウェライは……旅の中で
あちこちに手がかりを残していってる。
けれど前の手紙できっとそれも終わりだろう……。
Gumbah : ちょっとカッコつけすぎだね。
ウェライが望んで残した情報だけで満足して
やるもんか。あいつの本当の最後を確認するまで
追っかけてやるんだ……。

Iron Eater : グンパ……。

Gumbah : あと……実はもう1つ
目的はあるんだけど、それはまだ内緒ね。
うまくいけばわかると思うよ。
Gumbah : それじゃ、もう少し詳しく
冒険者さんに教えてあげて。

Dancing Wolf : その奇跡の塩ですが、
グスタフの洞門の地下水に海水が混じるために
発見されることがある、とのことです。
Dancing Wolf : しかし周辺は
強力なモンスターが多いため、
とても近づけません。

Iron Eater : なるほどな……
皮肉な話だが、あの大臣様の言うとおり、
そんじょそこらの冒険者には無理、というわけか。

Dancing Wolf : もし発見できた場合、
まずは私のところに持ってきていただけますか?
報告書を書かねばなりませんので……。



Dancing Wolf : その奇跡の塩ですが、
グスタフの洞門の地下水に海水が混じるために
発見されることがある、とのことです。
Dancing Wolf : もし発見できた場合、
まずは私のところに持ってきていただけますか?
報告書を書かねばなりませんので……。


グスタフの洞門


(???を調べる)

嫌な気配がした……。


[Your Name]は、Gigaplasmを倒した。


[Your Name]は、Macroplasmを倒した。×2
[Your Name]は、Microplasmを倒した。×4
[Your Name]は、Nanoplasmを倒した。×8

(???を調べる)

だいじなもの:奇跡の塩を手にいれた!
奇跡の塩

ヴォルボー地方で入手される
水の中で結晶化した特殊な塩。



(???を調べる)

特に変わったところはない。


大工房 / 会議室


Alois : うん?
その奇跡の塩は本当に本物か?
まずダンシングウルフに調査書を出すように
言ってあるはずだぞ。まず奴に見せるのだな。


ラバオ


Dancing Wolf : あ、ああ、
奇跡の塩を持ってきて
くださったのですね。
Dancing Wolf : しかし、
よく見るとやはり似ている……。

Iron Eater : どうしたのだ?
何と似ていると……?

Gumbah : 何かあったの?

Dancing Wolf : 実はですね……
この奇跡の塩の情報を調べていて、
あるガルカの少年に出会ったのです。
Dancing Wolf : 奇跡の塩らしき物を
手に握り、さまよっていたところを
冒険者に発見されたと……。
Dancing Wolf : その少年は記憶を失っており、
転生の旅からの帰りではないかと……。
Dancing Wolf : あ、あの少年ですよ。

Gumbah : ま、まさか……。

Iron Eater : どうした? グンパ……。

Gumbah : そ、そんなはずは……。
転生の旅から帰ってくるには
もっと時間を要するはずだし、
あんなに成長してるなんて……。
Gumbah : でも……あの姿は……
200年前の姿と同じ……
そう、一緒に遊んだ姿……
Gumbah : ウェライ!!


Iron Eater : なんだと!?

??? : ウェライ?
今ボクのこと、そう呼んだの?
なんか思わず振り向いちゃったけど……。
??? : 悪い名前じゃないね。
ちなみに、おにいちゃんの名前は?

Gumbah : グンパ……。

??? : グンパ……。
ふうん、変な名前。

Gumbah : おまえ……覚えて、ない……。

??? : 言ってる意味がわかんないよ。
??? : ボクね、冒険者さんたちの
キャラバンにつれられて、ここに来たんだ。
で、もうすぐ出発するんだ。
??? : なんかわくわくするよ。
いいよね、同じ場所にずっといたりしないで、
自由に旅するって。ボクもそんな風に
生きたいって思うんだ。
??? : じゃあね、おにいちゃん。
呼んでもらった名前、気にいったよ。
ワライ、だっけ?

Gumbah : ウェライ……。

??? : そうそう、それそれ。
なんかしっくりくるんだよね。
??? : じゃあ、そろそろ行くよ。
おにいちゃん、また会えるといいね。
??? : おにいちゃんもそんな
難しい顔しないで、楽しく笑ってた
方がいいと思うよ。じゃあね!

Iron Eater : グンパ……
これはいったい……。

Gumbah : ばっかやろう……。
人の気も知らないで勝手なことばかり
言いやがって……。
Gumbah : でも、しょうがないよな。
ボクが自分の記憶を封じ込めて、
勝手気ままに生きてきたから、おまえが
苦労したんだものな……。

Iron Eater : 本当に……
ウェライ、なのか……?

Gumbah : わかんないよ、
そんなこと……。
Gumbah : 奇跡の塩の奇跡が、
こんな形であらわれたのか、とか、
予想できることはあるだろう……。
Gumbah : 逆に、こんなことは
ありえない。他人の空似だろう、って
ことも考えられる……。
Gumbah : でも、もういいじゃないか。
転生なんて、語り部にも残らない記憶だよ。
それを追うなんて冒涜なのかもしれない。
Gumbah : 難しく考えないで、
残しておいてもいいんじゃないかな、
そう、最後の幻想として……。

Iron Eater : グンパ……。

Gumbah : ウェライと
名乗るガルカが1人また生を受け
これから新しい人生を歩む……。
Gumbah : それだけで
十分じゃないか、それだけで……。

Iron Eater : よくやってくれた。
もともとの目的はともかく、
おかげで貴重な出会いがあった……。
Iron Eater : 奇跡の塩
後で大臣のところに届けておいてくれ。
このミッションはまだ終わってない。
グンパの狙いどおりならな……。



Dancing Wolf : 奇跡の塩
大臣のところに届けておいてください。
報告書は出しておきますから……。


大工房 / 会議室


Alois : おお、ダンシングウルフから
話は聞いておるぞ。持ってきたのだな。
Alois : これで私の健康も……
いやいや、共和国民の食生活もだな……。

Lucius : それは楽しみですな……。

Alois : な、なんだ、
プレジデントにくっついてる若造か。
ふん、何の用だ……?

Lucius : 是非その奇跡の塩
利用して共和国民の食生活の改善に
努めていただきたいものです。
Lucius : もしそうでない場合は……
大臣の所有する商会の方に費用の
請求書を送らせていただきますので……。

Alois : ん? どういうことだ?

Lucius : このミッションにかけた
予算と今後の研究開発費は国から
大臣の商会に貸し出しただけです。
Lucius : その成果によっては
返済の必要はなくなりますが……
当然無駄だった場合利子をつけて
返済していただきます。
Lucius : ご存知ありませんでしたか?
国が民間の研究開発にも援助しようと制度を……
ああ、会議中は眠っていらっしゃいましたか。

Alois : 貴様……私に
そのような口を……。


Lucius : 査定の役人に圧力を
かけても無駄ですよ。責任者は、私ですから。
Lucius : そうそう、
健康のためには、トカゲの卵
食べ過ぎも注意した方が身のためですよ。

Alois : ぐ……。

Iron Eater : ……と、言うことだ。
しかし、グンパはどうしてこんな情報を……?
Iron Eater : まあいい。
何はともあれ、よくやってくれた。
これでミッションは完了だ。
またよろしく頼むぞ……。
Iron Eater : それと、おそらく
そのうちミッションで
北の地に再び向かってもらうことに
なりそうな気配だ。
Iron Eater : 何やら調査に行かせた
冒険者が襲われたらしいのだ……。
心の準備はしておいてくれ。



Alois : 最近は礼儀を
知らぬ若造共がのさばって困るな!


大工房 / 大統領令嬢私室


(Door:Cornelia's Roomを調べる)

Franziska : お嬢様は現在お部屋にて
お勉強中でございますよ。珍しく今日は
大人しく……。
Franziska : お嬢様!
今日は外出も許しませんし、
冒険者を部屋にあげることも許しませんよ!

Cornelia : あら、いらっしゃい。
お父様から依頼された用事でしょ?

Franziska : ああ、お父上自らの
御用がおありでしたか、それならば……
Franziska : お嬢様っ!
そんな話は私は聞いておりませんよっ!
私をだましましたね! お嬢様っ!

Cornelia : フランツィスカは
生真面目すぎて困るのよね……
悪い人じゃないんだけど……。
Cornelia : この前もね……
お客さんが来たの、この部屋に。
誰だと思う?
Cornelia : まさかあのお父様が
この部屋に通してくれるなんて
思わなかったけど……。
Cornelia : あいつ……グンパがね、来たの。
なんだかもじもじしてて、変な感じだったけど、
いろいろ憎まれ口たたきながらも、結局、
「ありがとう」だって。
Cornelia : 私、お礼されるようなこと、
何もしてないのにね。かきまわしたり、
あいつの気持ちも考えないで勝手なこと言ったり。
Cornelia : でも、ちょっと
救われた気がするんだ。お礼を言ってくれたことも
そうだけど、あいつ……200年以上生きているはず
なのに、不器用なんだよね。
Cornelia : たった十何年しか
生きてない私が、そんなに器用に
生きられるわけがないんだ……。
Cornelia : そう思ったら、
なんだか親近感わいてきてね……
いろいろ話しちゃった。
Cornelia : そういえば、
今度ルシウスさんが責任者やるって言ってた
新しい制度の話に興味があったみたいだけど、
あんな話、なんで聞きたかったんだろ……。

Franziska : お嬢様!
もうお勉強の時間ですよ!

Cornelia : はーい。
わかってるわよ。
Cornelia : 最近、少し勉強も
頑張ろうかな、っと思ってるんだ。
実はちょっと目標もできたの……。
Cornelia : それが何かは恥ずかしいから
まだ内緒だけどね。
Cornelia : それじゃあ、またね。
ありがとう、話し相手になってくれて。



Franziska : 最近は少しお嬢様も
勉学に興味を持ち始めたみたいです。
けど、気まぐれなお方ですからいつまで
続くことやら……。


その記憶を紡ぐ者 << 最後の幻想 >> 双刃の邂逅

■関連項目 バストゥークミッション
Copyright (C) 2002-2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.


















最終更新:2015年06月10日 21:20
|新しいページ |検索 |ページ一覧 |RSS |@ウィキご利用ガイド |管理者にお問合せ
|ログイン|