名捨て人ふたり

Partners Without Fame
南の島にいる人物に、ルーヴランスは
会いに行かねばならないらしい。
いったいその人物とは?
ルーヴランスの狙いとは?


ビビキー湾 / プルゴノルゴ島


(??? Warmachineを調べる)

??? : ……ギチギチギチ……

ウォーマシンは、なにかに気づいたようだ。

??? : ……ギ、ギチギチギチ……!!!

Louverance : [Your Name]殿、
あれほど私ひとりに任せてほしいと
懇願したというのに、来てしまったのですか。
Louverance : あなたが冒険者となったのは、
人の秘密にいたずらに首をつっこむ性分だからと
いうわけですね……。
Louverance : しかしそれにしては、
人が良すぎるようではありませんか?
Louverance : このようなものに隠れ住み、
人との絆を断とうなどと考える輩には、
話し合いなど意味のないこと。

??? : なにするんじゃ。
わしが苦労してやっと手に入れた戦車、
ぶっこわしちまうなんざ……
??? : オニじゃ!
??? : アクマじゃ!
??? : 人デナシじゃ!


Louverance : マンドラゴラにしゃべらせて
ごまかそうとしても無駄ですよ。
Louverance : 聞いているのでしょう!
ブッキーチェブキー!
Louverance : 私は、サンドリア大聖堂より
遣わされた使者ルーヴランス・ミスタル!
すみやかに姿をあらわしなさい!

Vukki-Chebukki : ……やれやれ、
サンドリアでくたばるような
タマじゃあないとは思っていたが……。
Vukki-Chebukki : フン、その剣さばき、
忘れるはずもない。わしはだまされんぞ。
Vukki-Chebukki : すぐに、その剣を捨てろ。
Vukki-Chebukki : おかしなことをすれば、
あの鳥がサンドリア王城に飛んでいき……
王立騎士団に、おまえが生きていることを
知らせると思え。

Louverance : フフフ。
あいもかわらず、無駄に用意がいいですね。
年をとって臆病に輪がかかりましたか。
Louverance : だがもう一度、よく聞きなさい。
ワタシの名は、ルーヴランス・ミスタル。
Louverance : ミスタル家は、フランマージュの
暗殺にて一文字失ったとはいえ、騎士団の間では
いまだ武勇高き伯爵家。
Louverance : その人脈を使えば、アナタが放つ
知らせなど、どうにでもなるのです。
観念するんですね、ブッキーチェブキー。

Vukki-Chebukki : なんじゃと?
そのように名高い伯爵家の子孫が
なぜこのようなことに……?
Vukki-Chebukki : 誇りだけでは、
腹が膨れぬことでも諭したか?

Louverance : それは、誇りをもたぬ
タルタルらしい考えですね?
Louverance : ……逆ですよ。
ワタシの高尚にして壮大なる正義の実現に
手を貸すように諭したのです。

Vukki-Chebukki : 正義の実現だと?
Vukki-Chebukki : うぐぐ、
おまえのひとりよがりの正義とやらは、
タブナジア侯国とともにとっくの昔に
滅びたはず……

Louverance : 確かに、タブナジア侯国には
20年たったいまだに、獣人軍が残した魔物どもや
怨念めいたものが徘徊しています。
Louverance : しかし、ミルドリオンが
礼拝堂にはった結界のおかげで、地下運搬道は
どうにか守られ……
Louverance : その運搬道に築かれた砦に、
タブナジアの生き残りが暮らしていることが
わかったのですよ。

Vukki-Chebukki : な、なんじゃと?
それは本当なのか!?

Louverance : こんなところにくすぶって
いなければ、アナタの耳にも届いたことです。
Louverance : 既にタブナジアの生き残りが
ジュノまで出向き、わざわざジュノの要人を
街に呼び入れましたからね。

Vukki-Chebukki : ジュノの……?

Louverance : やつらはさっそく、
救助活動の名目をかかげ、
我が物顔で乗り込んできましたよ。
Louverance : そして、タブナジアの
生き残りが気づかないのをいいことに
礼拝堂を荒らしていった……。

Vukki-Chebukki : ……そうか。
しかし、良かった。そのおかげで、
最悪の事態とはならなかったわけじゃ。
Vukki-Chebukki : 過去の遺物など
わしらにも彼らにも必要のないもの。
今、彼らを救ってくれるのならば、
なにもかもジュノにくれてやればいい。

Louverance : しかしそれで本当に、
タブナジアの生き残りたちは救われると言えますか?
Louverance : あの戦いでアナタは妻子を失った。
生きのびた者たちも皆、大切なものを失い、
心に大きな傷を受けていました……。
Louverance : 彼らは今まで、じっと
魔物どもの影におびえながら、小さな砦で
息を潜めてくらすほかなかった。
Louverance : しかも、この状態を呼び込んだ
裏切り者たち当人は、タブナジアの存在を忘れ去り、
のうのうと生きているのです。

Vukki-Chebukki : ……。

Louverance : このままでは、
そんな彼らに、タブナジアの生き残りたちは
頭を下げ、感謝の涙を流すことになります。
Louverance : そんな姿を、
黙って見ている気なのですか?
真実を知るものだというのに?

Vukki-Chebukki : だからといって、
なにができるというのじゃ!?
まさか、彼らに真実を教えよと!?

Louverance : ええ。
ワタシはそのつもりです。20年前の大戦の裏で
組み立てられた、連合軍の黒い企みをね。
Louverance : そして共に手を取り合い、
タブナジアの復興を目指そうと呼びかけます。

Vukki-Chebukki : な、なんじゃと!?
Vukki-Chebukki : タ、タブナジアの復興など、
おまえひとりにできるわけがない!

Louverance : フフフ……
その目安がついたからこそ、
ワタシは戻ってきたのですよ?
Louverance : タブナジア侯爵家の後継ぎは
既に我が手中。復興のための資金や戦力は、西国の
ある資産家からいただく手はずになっている。
Louverance : ……ただ、西国の資産家は、
タブナジア大聖堂が永い年月をかけて集めた
知識と遺物に金をかける価値があるとしています。
Louverance : それらはすべて
ミルドリオン枢機卿様が持ち去ってしまい
今はその行方がわかりません……。
Louverance : ですからワタシは
アナタに尋ねにきたのです。
Louverance : その知識と遺物の源である
神都アル・タユへの道を。
Louverance : アナタがたは、
タブナジア大聖堂から神都アル・タユへの道を
探るようにと密命を受けていましたからね。

Vukki-Chebukki : た、たしかにその通りじゃ。
しかしわしらでも、さすがに神都アル・タユまで
至ることはできなかったのじゃ!

Louverance : それではなぜ、
タブナジア大聖堂はアナタの口をふさぐよう
ワタシに頼んだのでしょうね?
Louverance : それはアナタが
なにかをつかんだからに他ならない。
Louverance : さぁ、選びなさい!
その口を閉ざすか、その生を閉ざすのか!?


Vukki-Chebukki : 待て待て!
わかった教える!
Vukki-Chebukki : わしらが突き止めたのはな、
その道が100年前に一度、開かれたということじゃ!
本当にそれだけじゃ!

Louverance : 100年前に一度……?

Vukki-Chebukki : ワシが知るのは
それですべてじゃ。ワシはこれでサヨナラじゃ!

Louverance : !?
Louverance : やれやれ。
本当に逃げ足が早い。しかし、聞くべきことは聞け、
知るべきことは知ることができたようです。
Louverance : 「再生の鏡」の力で見えた石像。
あれは、タブナジア大聖堂の宝物庫にあった
男神の石像です。
Louverance : もしやあれも、神都アル・タユより
もたらされた遺物なのでしょうか?
ならばおそらくウィンダスの博士が……



(??? Warmachineを調べる)

??? : ……ギ、ギチギチギチ……!!!


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最終更新:2015年07月28日 16:03
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