をかしき旅立ち

Exit Stage Left
ヨランオランが「再生の鏡」を直し始めた。
いまのうちに、あのタルタル3人組を探し
出しておこう。


ウィンダス港


Yujuju : ポンポンポンポ~ン♪
お知らせします。ウィンダスのニュースがまんさい♪
「週刊魔法パラダイス」の次の特集は……
Yujuju : ……え?
異国の服を着たタルタル3人組?
なんで次の特集のこと、知ってるの?
Yujuju : その3人組だったら、
さっきまで飛空旅行社の屋上で、
飛空艇を眺めてため息をついていたわよ~。

………………………………………………………………………………………

Makki-Chebukki : あのでかい船って、
ひくうていっていうんだねぇ~。

Kukki-Chebukki : あれに乗ったら、
おうちに帰れるのかなぁ~。

Cherukiki : でもおいらたち、
おうちに帰ったらおしおきだねぇ~。

Makki-Chebukki : ……。
プリッシュのおしおき、思いっきりやるもんなぁ~。

Kukki-Chebukki : ……。
プリッシュのおしおき、遠慮ないもんなぁ~。

Cherukiki : ……。
プリッシュのおしおき、殺す気まんまんだもんなぁ~。

Makki-Chebukki : ……。
あのさぁ、おいら思うんだけどさぁ。
Makki-Chebukki : さっきのとうちゃん、
ちょっとちがうよな?

Kukki-Chebukki : うんうん、ちがうね~。

Cherukiki : ちがう、ちがうね~。

Makki-Chebukki : もっとさぁ、
おいらたちのとうちゃん、強いじゃん。

Kukki-Chebukki : そうだよ、
おいらたちのとうちゃんだもん。

Cherukiki : そうだよ、
すごい魔道士なんだよ。

Makki-Chebukki : とうちゃーん!

Kukki-Chebukki : とうちゃーん!

Cherukiki : とうちゃーん!

………………………………………………………………………………………

Yujuju : ……というわけで、
あのタルタル3人組は、すごい魔道士を探して
水の区の方へ行っちゃったのですよ。
Yujuju : ポンポンポンポ~ン♪
以上、「週刊魔法パラダイス」の記者による
ウィンダス最新ニュースでした~♪



Yujuju : ……というわけで、
あのタルタル3人組は、すごい魔道士を探して
水の区の方へ行っちゃったのですよ。
Yujuju : ポンポンポンポ~ン♪
以上、「週刊魔法パラダイス」の記者による
ウィンダス最新ニュースでした~♪


ウィンダス水の区 / 目の院


Tosuka-Porika : ムゥ。ムムムムゥ。
ムムムムムムムム……ムゥ!
Tosuka-Porika : なんだか、
今日は仕事が手につかん。
なにかの虫の報せかなんなのか……

Makki-Chebukki : とうちゃーん!

Kukki-Chebukki : あいたかったよー!

Cherukiki : かわいい子供たちだよー!

Tosuka-Porika : ムゥ!?
おまえたちは誰だ!?

Makki-Chebukki : とうちゃん、
とうちゃんは知らなかっただろうけど、
とうちゃんと別れたかあちゃんのおなかの
中には、おいらたちがいたんだよ。

Cherukiki : いたんだよ~。

Kukki-Chebukki : だからおいらたち、
とうちゃんをずっと探していたんだよ!

Cherukiki : いたんだよ~。

Tosuka-Porika : ま、待つのだ!
私が、おまえたちのとうちゃんと言うのか!?
おじいちゃんじゃなくて!?

Cherukiki : おじいちゃん?

Kukki-Chebukki : おじいちゃん、なのかなぁ?

Makki-Chebukki : おいらたち、とうちゃんさがして
はるばるタブナジアから来たんだけど……

Tosuka-Porika : ムムム!?
タブナジア!? おかしいぞ、私も私の娘も
タブナジアへ行ったことなどないのだが……?

Makki-Chebukki : あれ?
目の院の院長だってきいてたけど……

Kukki-Chebukki : 目の院院長
カラハバルハとうちゃんじゃないの~!?

Tosuka-Porika : ムゥウ!?
カラハバルハだと!? おまえたち、
カラハバルハの子供だというのか!?

Makki-Chebukki : そうだよ、
カラハバルハはとうちゃんなんだ!

Kukki-Chebukki : だから、おいらたち、
命の危険にさらされてるんだ!

Cherukiki : だから、とうちゃんに
助けてもらいにきたんだ!

Tosuka-Porika : カ、カラハバルハに
子供がいたとは……。こ、これは、驚いた……。
たしかに、カラハバルハはタブナジアに渡った
ことがあると言っていたが……。
Tosuka-Porika : 「そこで人類の歴史を変える
出会いがあった」と言ってたのは、おまえさん
たちのお母さんとの出会いだったのか。ムムム!


Tosuka-Porika : しかし、しかしだな、
カラハバルハの子供たちよ。私は、とても
悲しいお知らせをしなければならん。
Tosuka-Porika : 大魔道士カラハバルハは、
今から20年も前にその命を落としているのだ……。
Tosuka-Porika : ウィンダスを救わんがために、
召喚魔法という大魔法を使ったことでな。

Cherukiki : カラハバルハ死んじゃった!?

Kukki-Chebukki : 大魔法で死んじゃった!?

Makki-Chebukki : おいらたちも
死んじゃうしかない!?

Tosuka-Porika : やはり衝撃的だったようだな……。
申し訳ない、カラハバルハの子供たちよ。
Tosuka-Porika : だが案ずるな。
目の院のすべてを引き継いだ私だ、
できることがあれば力を貸そうではないか。

Makki-Chebukki : でも、できること
っていってもなぁ~。

Kukki-Chebukki : おっちゃん、
ぜんぜん強そうじゃないしなぁ~。

Cherukiki : おっちゃん、
ぜんぜん金もってなさそうだしなぁ~。

Tosuka-Porika : ムムム!
たしかに私は、力も富も人並みにしかないが……。
Tosuka-Porika : 知識の泉と呼ばれているぞ。
ここにある書物の知識は、この明せきな頭脳に
刻み込まれておる。
Tosuka-Porika : 知りたいことがあったら、
なんでも尋ねてみなさい。

Makki-Chebukki : うーん。
じゃあ、クリューってなに?

Tosuka-Porika : たしかそれは古代の民の名だ。
ずっと昔に滅びていまはおらん。

Kukki-Chebukki : じゃあ、
ジラートってなに?

Tosuka-Porika : たしかそれは古代の民の名だ。
ずっと昔に滅びていまはおらん。

Cherukiki : じゃあ、バハムートってなに?

Tosuka-Porika : たしかそれは古代の竜の長だ。
ずっと昔に滅びていまはおらん。

Makki-Chebukki : すげぇなぁ~。

Kukki-Chebukki : すげぇ、
ぜんぶハズレだ~。

Tosuka-Porika : なんだと!?
そりゃどういうことだ!?

Cherukiki : ねぇねぇ、
じゃあさ、ナグモラーダって誰?

Tosuka-Porika : ナグモラーダ……ムムム!?
ええと、たしかそれはジュノの外交官の名前じゃ
なかったかな? 戦時中に、3国の話し合いの座で
取りまとめ役をしていたように思うが……。

Makki-Chebukki : へぇ~、
やっぱ偉い人だったんだなぁ!

Kukki-Chebukki : 偉くて強くて
金持ちだったんだなぁ!

Cherukiki : タルタルだったら
とうちゃんだったのになぁ!

Tosuka-Porika : なんだなんだ?
私のすごさがわかったかな?
カラハバルハの子供たちよ。

Makki-Chebukki : うん、おっちゃん、
おいらたちジュノってとこに行ってみるぜ!

Kukki-Chebukki : 行ってみるぜ!

Cherukiki : みるぜ!



Tosuka-Porika : ムゥ。ムムムムゥ。
ムムムムムムムム……ムゥ!
Tosuka-Porika : クリューもジラートも、
バハムートも、どれも書物に出てくる名前だぞ!
しかしすべて、古代に滅びたはずのものだぞ!
Tosuka-Porika : 本当だったら本当だぞ!
本当にいるのなら、ここに、ここに連れてこい!


ウィンダス石の区 / 博士邸宅


Yoran-Oran : できた!
できたぞ! できちゃった!
Yoran-Oran : さぁ、冒険者よ。
わしの濡れ衣を晴らすときがやってきたぞ。
Yoran-Oran : あのタブナジアから
やってきた諸悪の根源3人組、コルモル博士、
シャントット博士、魔法新聞社の皆さんをここに……
Yoran-Oran : ……なんということ。
もう、あの子らは旅立ったというのか!?
あの大騒ぎはどうなったのだ!?
Yoran-Oran : しかもあの子らは、
英雄カラハバルハの子らだったとは。
Yoran-Oran : やれやれ。
どっと疲れが押し寄せてきた……。それで、
君はなぜに私を訪ねてきたのだったかね?
Yoran-Oran : ……なるほど、鼻の院の紹介
だったのか。30年前の北方への合同調査隊、
その調査内容について教えてほしいと。
Yoran-Oran : まぁ、君には世話になったから
教えてあげてもいいだろう。実はね、
たいしたことはわからなかったのだよ。
Yoran-Oran : ただ、調査隊に参加した
バストゥークの銃士隊から数名の行方不明者が出て、
北方の恐ろしさを示しただけだった。
Yoran-Oran : あの地に大いなる力があるとは、
昔からよく囁かれてきたのだが、実際になにが
どこにあるか、まだ誰も突き止めていないのでは
ないかと思うぞ。
Yoran-Oran : 北の地で調査を続行している、
ウィンダスの鼻の院院長ルクススがいくつかの要素を
発見してはいるが、細かい発見に過ぎんし……。
Yoran-Oran : ただ、そもそもたしか、
あの調査隊を組むことになったのは、
バストゥークの怪しい動きがあったからだ。
Yoran-Oran : しかしその詳しい内容は、
この私にもわからない。バストゥークか
サンドリアに行ってきいてみるしかない
かもしれんなぁ。 



Yoran-Oran : 30年前の調査隊を
組むことになったのは、バストゥークが独自に
北の地へ調査隊を出そうとする怪しい動きが
あったからだ。
Yoran-Oran : しかしその詳しい内容は、
この私にもわからない。バストゥークか
サンドリアに行ってきいてみるしかない
かもしれんなぁ。
Yoran-Oran : ……ンンンン?
しかし今、気がついたが、カラハバルハが
タブナジアに行ったのは、彼がまだほんの
子供の時じゃなかったかな?
私たちは、そのタブナジア土産を
醜くも取り合いしたような???


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■関連項目 プロマシアミッション , ウィンダス港
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最終更新:2015年03月16日 00:18
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