戦慄き

Tending Aged Wounds
もとはといえば、バストゥーク共和国が
北の地の調査を発案したようだ。
シドならばなにか知っているだろうか?
そして、ジュノの者たちも動き出す。


大工房


Cid : なに?
30年前の北方調査隊のことを聞きたいだと?
Cid : なぜ、そのようなことを聞く?
あの調査隊に参加した人間はみな、
もうこの世にはおらん。
Cid : 呪いなどという非科学的なことを
信じるつもりはないが、北方への調査隊がここまで
死を呼んだとなれば、呪いに近いものはあるのかも
しれないな。
Cid : ……なに?
他の2国で聞き出してきたというのか?
30年前の北方調査隊は、バストゥークの
進言によって組まれたということを。
Cid : ……ならば、うむ……。
そろそろ断罪の時が来たのかもしれん。
北方に大いなる力があると調査隊を編成する
きっかけになったのは、この私だからだ。
Cid : 30年ほど前のこと。ある男の手によって、
ここ大工房にある石が持ち込まれた。
Cid : その石は小さなものだが、
近づいただけでその気配を感じとれるほどに
不思議なエネルギーが凝縮されていた。
Cid : 合成につかわれる
あのクリスタルなどよりも恐ろしく強い
エネルギーの発見に、わしは慄いたよ。
Cid : それは北の地より
もたらされたということでな。あの地には、
なんらかの大きなエネルギーが眠っている。
わしはそう確信した。
Cid : そのエネルギーを利用すれば、
バストゥークの技術が飛躍的に進歩するのは
火を見るよりも明らかだった。
Cid : そこで、当時の大統領に進言し、
銃士隊が北方へ先行調査に向かうと
いうことになったのだ。
Cid : 本来ならば、バストゥークのみで
その調査を行うはずだったのだが、
その情報がどこからか他の2国に漏れてな……
Cid : しかし結局、
なにも得られなかったというわけだ。
大切なものを失いこそすれ……。
Cid : ……あの強いエネルギー。
そういえば、あれこそ飛空艇のクリスタル推進機関を
動かしているエネルギーに当てはまるものだな。


Cid : もしや、ジュノは北の地に眠る
大きなエネルギーを既に見つけ出している……?
Cid : せめて今、あの石が手元にあれば、
なにか分かっただろうがな。実はあれは、
30年前の調査隊と共に、行方がわからなく
なってしまっているのだ。
Cid : ただあの石「魔晶石」は、
「タブナジアの魔石」と呼ばれる石の
破片だったという話だ。
Cid : タブナジア出身だと騒いでいた、
あの娘さんに尋ねれば、なにか
わかるかもしれない。
Cid : おぬし、あの娘さんに
会ってきてくれないか?



Cid : 30年前の合同調査隊。
そのきっかけは、「タブナジアの魔石」と
呼ばれる不思議な石の破片が持ち込まれた
ことなのだ。
Cid : 「タブナジアの魔石」は
北の地からもたらされたものだという話でな。
そのためにわしらは北の地を目指したわけだ。
Cid : タブナジア出身だと騒いでいた、
あの娘さんに尋ねれば、なにかわかるかも
しれないな。彼女に会ってみてくれ。


ジュノ下層


Wolfgang : ナグモラーダ様、
出発の準備ができました。

Nag'molada : 我々は別の船で行く。
いいな、もし私がいく前にあれが現れても、
けん制するだけにしておけ。わかっているな?

Wolfgang : はっ!
わかりました、ナグモラーダ様!

Nag'molada : ……ふむ。うまくいったようだな。
では、あれを回収させてもらうとするか。



(Door:"Neptune's Spire"を調べる)

Aldo : ああ、[Your Name]、
ちょうどいいところに来た。
Aldo : プリッシュの連れだという
お嬢さんが来ているのだが……。

Ulmia : [Your Name]さん。
プリッシュを見ませんでしたか?
Ulmia : ……え? [Your Name]さんも
プリッシュにご用事が?
Ulmia : なるほど、30年前にタブナジアから
バストゥークに売られた「魔晶石」という
石のことを知りたいとおっしゃるんですね?
Ulmia : けれどもそれが「タブナジアの魔石」の
破片だと言われましても、私にはなんのことだか……

Aldo : タブナジアの魔石、か。

Ulmia : ?
アルドさん、なにかご存知なのですか?

Aldo : ああ、聞いたことだけはある。
タブナジアには、門外不出の危険な
石があったという話はな。
Aldo : しかしその石は、20年前の大戦のとき
獣人どもが持ち去ったと聞いた。罪狩り
ミスラがそれを探していたとか……。
Aldo : そうか、あれが魔晶石だったとすれば、
獣人どもがあれを持ち去ったことも納得できる。
しかしどこへ……ううむ……。

Ulmia : タブナジアに戻れば、誰かが
覚えているかもしれません。けれども、
プリッシュが見つからないことには……。


Sattal-Mansal : ボス、大変です!
あの嬢ちゃん、医者のところに担ぎ
こまれているようですぜ!

Aldo : なに!? なにがあった!?

Sattal-Mansal : 上層の女神聖堂にいたところを
だれかに襲われたそうで!

Aldo : なんだって!?

Ulmia : プリッシュ!



Harnek : 上層の女神聖堂んとこで、
エルヴァーンの女の子が襲われたらしいぜ?
女神様の前でことに及ぶたぁ、物騒な世の中に
なったもんだぜ?
Harnek : ……あ?
もちろん、天晶堂の仕業じゃねぇぞ?
バカにするなってんだ!

Sattal-Mansal : あの騒がしい嬢ちゃん、
上層の医者のところに担ぎこまれたようだ。
女神聖堂にいたところをだれかに襲われたらしいけど、
いったいどこのどいつが……。

Aldo : 安心しろ。プリッシュは、
上層の医者のところへ運び込まれているそうだ。
Aldo : 犯人も必ず、捕まえてやる。
天晶堂を通さずに、ここジュノで好きに暴れる
物好きは、いったいどういうことになるか……。
思い知らせてやらなくてはならない。


ルーヴランスという者 戦慄き 神を名乗りて
をかしき旅立ち

■関連項目 プロマシアミッション
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最終更新:2015年02月27日 20:43
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