《灰燼怪人エルサント》

灰燼怪人(かいじんかいじん)エルサント UC 闇文明 (2)
クリーチャー:デビルマスク 2000
■すべてのプレイヤーは、各ターン、自分のマナゾーンにカードを1枚しか置けない。
作者:はんむらび
【企画】歴史を変えろ!デュエマクラシック」企画通り、転生編基準。

非常にシンプルな『マナブースト』禁止カード。意外にこの手のカードはまだない。「山札から置かれる」とかを規制するカードは多いが。

とくにこのカードの発生により変わる歴史は、『アフタージェネレートリーグ』の【牙サファイア】地獄。
『アフタージェネレートリーグ』とは原初のブロック戦とも呼ばれ、転生編以降のカードしか使えないレギュレーションだった。
その中でも2006年の『スプリング・ギャラクシー・リーグ』は転生編とベスト・チャレンジャー、コロコロ・ドリームパックの6パックしか使えない環境であり、【牙サファイア】という完成されたデッキに対抗できるデッキは1つたりとも存在しなかった。

そんな環境を覆しうる、『マナブーストメタ』がこのカード。
先手では《幻緑の双月》すら間に合わず、まともな除去が《地獄スクラッパー》と《ナチュラル・トラップ》という重量級のみであるこのデッキにマナブーストメタはてきめんに効く。
しかも、デメリット換算なのか当時の2コスト闇ウィニーとしては破格のパワーすら持ち、《幻緑の双月》《青銅の鎧》程度では一方的に殴り飛ばされる。

このカードを使って転生編で戦える有力なデッキは2つ。
1つ目は【準黒単】。《暗黒秘宝ザマル》が転生編第一弾のカードであるほか、《停滞の影タイム・トリッパー》、《解体人形ジェニー》などの優良な黒の妨害クリーチャーと合わせ、手札差をつけながら殴り切る。《アクアン》が使えないので【黒単】で揃えるのもアリ。
2つ目は【黒ランデス】。前述の黒の妨害ウィニーだけでなく、《マナ・クライシス》や《バジュラズ・ソウル》が使える環境であるため、相手より先にマナを減らし勝つ戦術が成立しうるのである。

また、通常環境で後に登場する【茄子サファイア】に対してもある程度有効。先手で出しさえすれば《ダンディ・ナスオ》のマナサーチが腐り、自己ランデスと言う前代未聞のクソ雑魚カードになり果てる。

……とはいえ、おそらくその後には【除去サファイア】のパーツとして投入されるであろう。自然の入らないあちらのデッキにとっては、自分に害をなさない軽量メタカードなので……

名前はデビルマスクらしくプロレスラーのエル・サントより。灰燼と怪人で韻を踏んでいるが、灰燼は「ランデス」も意図している。
FTはデビルマスクの解説。かっこいいFTも好きだが、こういう低レアっぽいFTの奴が強いのもそれはそれで好き。

フレーバーテキスト

デビルマスクの正体は仮面ではない。仮面の裏を蠢く煤こそが本体なのだ。

企画


関連


評価


  • 《母なる大地》で自分のクリーチャー残しながらコスト踏み倒し。《ロスト・チャージャー》が墓地にもマナにも置かれないので毎ターン使用可能。ヤバいスペックですね… -- 切札初那 (2023-05-09 23:22:08)
  • 他にも《魔天降臨》が6マナSTの《神々の逆流》と化したり《生命と霊力の変換》で呪文撃っても手札減りません。 -- 切札初那 (2023-05-09 23:41:13)
  • ↑2 チャージャー及び《生命と霊力の変換》は墓地に置かれます。「置換先」が禁止されているためです。《母なる大地》と《魔天降臨》はそうですが、元々《母なる大地》は《青銅の鎧》などの使い終わったクリーチャーを戻すためクリーチャーが残ってもそこまで強くはないです。《魔天降臨》とのコンボはだいぶ強力なので、存在する世界線では【魔天リアリティ】が強化されるほか、《魔天降臨》の殿堂入りが早まることは考えられます。 -- はんむらび (2023-05-11 01:42:52)
  • なんだか悪いことばかり書いちゃったので良い点も挙げて置きます。牙サファイア側に《クリムゾン・ライフル》が組み込まれそうです。後はAG環境において牙サファイアの次に成績を残していた赤単速攻がトップメタになりそうです -- 切札初那 (2023-05-11 09:08:20)
  • 不死鳥編以降の動きとしては、ターボロマネスクがそこまで強くならないので、母なる系が規制されず、戦国編以降の環境や新カードのコンセプトがガラッと変わりそうですね -- 切札初那 (2023-05-11 09:26:24)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2023年05月11日 09:26
|新しいページ |検索 |ページ一覧 |RSS |@ウィキご利用ガイド |管理者にお問合せ
|ログイン|