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7:地下墓地:神龍戦3

ルス「ふぎゃ――――っ!!こ、これは一体どういう事ですの~!!」
地下墓地にたどり着いたルズは、つい大声を出してしまった。
ルス「ヴァンエレン、目を覚ますのですわ~!
 さっさとフリージア女王様を助けるのですわ~!!・・・・・・・んん?」
ヴ「うーん、もう食べられません」
ヴ「はっ!私は一体なにを?」
おはようございます。
きょろきょろとまわりを見回すと、ヴァンエレンを起こしたルズとメイドがいた。
ヴ「夢を見ていたよ。
 強そうな神龍とかいう奴が敵になって攻撃してくる夢を…」
ルス「なんですの~?その、ぶっさいくな猫は?!」
ピクンと耳を反応させて言った本人であるルズを睨みつける。
死『お前生きて帰れると思うなよ』
ヴ「わー!
 怒りをお沈めくだされ!」
すごいいい笑顔でルズに向かって歩いていく。
それを察知したヴァンエレンは弱腰だが進行を妨げるように前に立って止める。
死『そいつは俺のことをぶさいくな猫と呼んだ。
 ならばこちらも闘争をもって返すのが礼儀だろ?
 わかったならどけ』
ヴ「ひぃっ!」
猫と吸血鬼では体格差はかなりのものになるが、小さな猫の睨みを前にして悲鳴をあげるヴァンエレン。
この押収がしばらく続きます。

一方、目潰しを受けたターロンは大きくよろめき、桜花の狙い通り3つの玉を守れなくなった。
3つの玉は幽かに光を放ち、メイレンの次元を変える能力の枷から解かれようとしている。
ただし玉を取りに行くためには、痛みに苦しむターロンが振り回す尻尾に注意しなければならない。
桜「よし!ならば・・・」
レヘ「玉を取りに行くのはオウカか?時間を止めて移動するオウカに、
 スペルカードの弾幕による支援はかえって邪魔だ。
 歯がゆいが、次の攻撃の準備に留めておくぜ。」
レベッカはそう言い、自分の周りに何枚か呪符を浮かべた。
ミル「あたしの爆発魔法も邪魔になりそうだからここは待ちかな。
 そうだ、神龍とターロンの魂の分け方って誰か分かる!?
 難しそうなら、桜花にムムムの封印を解除してもらっちゃおう!
 ムムムに玉をはめ込んだら桜花はすぐに離れて!」
桜「ああ、しかしまだだ、玉は回収するがムムムにはめるのは最終手段だ」
ムムムの復活に成功したとしても自分たちの生存確率はぐっと低くなる。
全員で学園に帰って、全員で遊びたいと思っている桜花には安易にムムムに玉をはめ込むのは
躊躇われた。

リリ「ギズモ、桜花さん、援護するわ!桜花さん、これをつけて!!」
桜「ああ、ありがt---」
リリアーナは猫耳を桜花に投げ渡した。
桜「・・・これをつけてどうしろと・・・」
リリ『ギズモ、だいじょうぶ?私の声が聞こえてる?
 私達の足音と声で、神龍の注意を桜花さんから逸らせるのよ!
 玉を拾いに行く桜花さんが一番危険なんだからね!!
 攻撃するなら桜花さんを巻き添えにしないよう、顔や頭なんかを狙って!』

リリ「こっちよ神龍!私の秘めた杖の力、見せてあげるわ!!」
ター「杖の力を見せるだと!?」
リリアーナの頭への攻撃は有効打にはならなかったが、その言葉はターロンの注意を引いた。
秘めているのが杖の力だと知った上に、その力を使うと聞いて無視はできない。
使わないはずだと確信していても、慎重な性格ゆえに無視ができない。
龍玉を支配しているターロンは、ムムムと同じように受けた傷を回復させ始めている。
まだ龍玉がメイレンの能力の影響下にあるため一瞬で回復はしないが、視力を回復させるには十分だ。
ターロンの視線は龍玉を狙う桜花ではなく、状況を一変させる力を持つリリアーナを追いかける。

フリ「ギズモちゃんそろそろ交代しますわ」
ギズモを下がらせ戦場に舞い戻るフリージア
そんなこと出来るんだったら玉を回収する時間を食わせてしまえば早いのにとギズモは思った
桜「・・・ああいう所が彼女の良い所なのかも知れないが、少しは自分の身をかえりみてほしいかな・・・」
フリ「そこをカバーするのもお友達と言うものですわ」
桜花は猫耳を装備して走り出す。
リリ「あっフリージア!!良かった~来てくれて!!」
リリアーナはムムムの像を指差した。
リリ「ムムムの像も回収したいと思ってるんだけど、重くて1人では運べそうに無くて困ってたの。
 フリージア、どうすればいい?」
フリ「人間の力じゃ無理だったら人間じゃないものの力を借りるだけですわ
 ヴァンエレンさん!吸血鬼・・・血を吸う鬼の怪力で何とかしてちょうだいな」
ヴ「ら、らじゃー!」
とうとう死王の重圧から耐えかねたヴァンエレン。
フリージアからの助け舟?にすぐさま応えてルズを見捨ててムムムの像の回収にあたる。
重そうな像も吸血鬼の怪力の前ではなんのそので余裕で持ち運んでいる。

ター「あの雷から逃れていたか!
 どんな手を使ったかは知らんが、このブレスからは逃げられんぞ!」
ターロンは視力を奪われていたため、フリージアが氷の結晶で雷から逃れたのを知らない。
知らないが、自分の力が龍玉の回復とともに増加しているのは知っている。
それで雷の力を練り上げ、再びサンダーブレスでリリアーナもろともフリージアを攻撃しようとした。

リリ「あ!あれだわ!」
ターロンの下にあった3つの玉が見えた。 玉はかすかに光を取り戻している。
桜「ああ、わたしにも見えた!」
走る桜花に暴れ狂うターロンの尻尾が向かってくる
桜「これが最後だ、ターロン。最後の【響 桜花の世界】だ」
桜「時よ、止まれ!!」
目の前のスローな尻尾をかわした所で完全に時が止まる
ターロンの体を抜けて行き、玉にたどり着く
桜「そして時は動き出す・・・」
リリ『桜花さん、玉に直接触れてはダメ!呪われて、玉に魅入られてしまうの!!』
玉を拾おうとした桜花にリリアーナからのテレパシー通信が入る
リリアーナに向かって親指を立てる桜花
コートを脱ぎ、コート越しに玉を掴んでまとめる
リリアーナに注意が向いているターロンの体を抜けていくことはそう難しいことでもなかった
そのままムムムの像まで行き
桜「そこまでだ!!!ターロン!!」
フリ「いつの間に!?」
しかし、サンダーブレスが放たれることは無かった。
猫耳桜花が3つの玉と一緒に、ムムムの像の前に立っているのを見てしまったのだから。 ^

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最終更新:2009年12月12日 07:58
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