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猫耳メイド喫茶内

リリ「・・・・・ところでギズモ、フリージアはどうしたの?もしかして誰かを案内中?」
キス「え~とね、え~とね・・・わかんないの、猫喫茶に行くって言って走ってったから居ると思ったのに」

a「学園内にダンボールに入れられて捨てられてたぁ?」
b「それっておかしくない?そもそも犬を飼ってる人って数が限られてるでしょう?」
c「じゃあキメラつくりに失敗して持て余したとか?」
a「それにしたって誰か気づくでしょう?」
猫耳メイド達は口々に疑問を口にしたが、店が混んできたため今は仕事に戻っている。

賑わう喫茶店の片隅で、リリアーナは仔犬をにミルクを飲ませていた。
リリ「かわいいね~チビちゃん」
リリ「もし飼い主が見つからなかったら、うちに来ない?あ、でもアルは犬好きなのかな?」
どうやって同室の少女を説得しようかと考えていたリリアーナは、ふと足首に違和感を覚えた。リリ「ちょっとルズ、それともスーなの?くすぐったいから止めて」と笑った。
ルス「え?リリアーナ、何かわたくしにご用ですの~?」
(衝立の向こうからひょいとルズが顔を出した。リリアーナは目をぱちくりさせた。)

ルス「フギャ――――!!リリアーナ、その怪物から今すぐ離れるのですわ~!!」
ルス「三ツ又の仔犬なんて聞いたことありませんわよ!!」
リリ「・・・・・・え?」
驚いたリリアーナは仔犬を持ち上げようとし――――気づいた。
ありえないほど伸びた三ツ又の尻尾の先が、自分の足首に絡み付いていることに。
リリ「きゃああああああっ?!」
猫耳メイド喫茶にリリアーナの悲鳴が響き渡った。
ギ「頭が3個ある犬は見たことあるけど尻尾3本は珍しいね」
リリ「ちょ、ギズモ感心してないで助けてよ―――― っ!!」
ギ「自慢じゃないけどボクに戦闘力なんてないよ」

(もしここに居るのがフリージアなら犬には容赦せずけちょんけちょんなのだが
生憎フリージアがここに到着するまで後15分は掛かる
だが幸いにも、フリージアと同様に容赦なくこの犬をけちょんけちょんにできる人物が客として来ていた。
“彼女”は、リリアーナの足首に絡んでいる尻尾を踏みつけると、犬の顔を容赦なく蹴り上げた。
尻尾がブチチッ、と不気味な音をたて根元からちぎれると同時に、
蹴られた体のほうは宙を舞い、壁に叩きつけられる)
リリ「た・・・助かった・・・ありがとう!」
ピ「化け物め!」
ギ「化け物にも良いのと悪いのとが居るけど・・・・
 リリアーナお姉ちゃんを襲うような悪い化け物なら殺っちゃっていいよね!答えは聞いてない!!」

ピ「リリアーナ、怪我は無いか?」
リリ「はい、ピッコロさんのおかげでなんとか」 
ピ「ジャジャ、すぐに図書館にいるポロリに連絡するんだ!」
ジ「はい!」
(白百合騎士団員の真髄はチームプレイにある。
指揮を取るピッコロ、切り込み役のジャジャ、解析役のポロリがそろってはじめて真の力を発揮できるのだ)
犬『魔法使いは皆死すべし!』
リリ「―――― えっ?」
(中つ国の言葉で意味は分からないが、)
リリ「何でレベッカさんと同じ声なのっ?!」
ピ「ポロリはいつ来る!?」
ジ「早くて15分です!」
ピ「時間が無い!ジャジャ、猫耳メイド達の保護が最優先だ!
 お前は魔法障壁を展開しつつメイド達を廊下まで避難させろ!リリアーナ、お前も一緒に…」
リリ「で、でもピッコロさん、私、足に全然力が入らなくて・・・・・・」
ジャ「隊長、来ます!」
ピ「何だと!?」
(子犬がいつの間にか3本の長い尻尾を再生させ、光の矢のようなものを周りに多数展開していたが、その一連の攻撃準備において、一切魔力を発していなかった
光の矢の一本がピッコロに向かって飛んだ。)
ピ「この程度の攻撃!…ぐはっ!?」
(ピッコロは魔法障壁を展開したが、光の矢はピッコロの体を貫いた)
リリ「きゃああああ!!ピッコロさんっ!!」
ギ「あれはまさか僕の超音波と同じ種族固有の特殊能力!?」
リリ「ピッコロさんが怪我したの!誰か、誰か助けて!!」
ジャ「ピッコロさん…ピッコロさーーん!!」
(ジャジャはその場に伏せて、かろうじて妖怪犬の放つ光の矢を回避した。)

(リリアーナは手近なテーブルを引き倒すと、その影に負傷したピッコロと自分の身を 隠した。 )
リリ「・・・・・・・どういうこと?ピッコロさんの魔法障壁は完璧だった筈なのに・・・。
 もしかしてあの光の矢には、魔法障壁が通用しないって言うの?」
(リリアーナはロックバスターを召喚し、テーブルの影から応戦した。
 だが子犬を狙う事は出来ず、周囲に展開された光の矢を撃ち落とすことに集中していた。 )
ジャ「ちくしょーっ!!」
(ジャジャは妖怪犬に向かって椅子を投げつけたが、妖怪犬が長い尻尾の一本を振ると、
椅子は粉々に砕かれてしまった。ジャジャは錯乱し、
まるで自分が魔女である事を忘れたように手にしたものを次々と投げつけた。)
リリ「ジャ、ジャジャさんっ?!ちょっ・・・落ち着いて!!」

(リリアーナは、テレパシーで子犬の説得を試みる)
リリ『ねえ、私達はあなたに危害を加えたいなんて思ってないわ。
 あなたのご主人なら一緒に探してあげるから、もう攻撃するのは止めて!!
 私達はあなたの敵じゃないわ。』
(妖怪犬はもがくように頭を振った。 テレパシーに対して苦痛を感じているようだ。)
リリ(なんで?やっぱり人の言葉は通じないの?それともテレパシーが嫌なのかしら?)

レイ「白百合騎士団が応戦してもこのザマか…厄介だな。
 召喚!グラビティ!」
リリ「レイド先生!やっぱり助けに来てくれたんですね!!」
(レイドは子犬に向けて2発の銃弾を撃ったが、犬は尻尾を床に叩きつけるようにして跳躍しかわした。)
(そのまま天井に尻尾の先を突き刺し、さながら蜘蛛のようにするすると移動する。
リリアーナとピッコロは、天井にいる妖怪犬からは丸見えである。)
ピ「…リリ……リリアーナ…」
ジャ「ジャジャはどうなった?」
(ジャジャは錯乱したまま、狂ったように物を投げまくっているが、天井の妖怪犬に有効なはずが無い。)
リリ「ジャジャさんは魔法じゃなく手当たり次第に物を投げて応戦してます。でもこのままじゃ・・・」
ジャ「…これをジャジャに渡してくれないか?…頼む。」
(ピッコロは、小さな丸い箱状の物をリリアーナに手渡した。)
リリ「でもこのままじゃ、ピッコロさんが狙い撃ちに・・・
 ちょっとギズモ、種族固有の特殊能力ってさっきいったわよね?何て種族か知らない?」


?「リ…」
?「リ…」
?「アーナ…」
?「…さん!」
(人間弾丸のような勢いでリリアーナに飛び込む少女 )
リリ「ふぎゃふっ?!」
(白いゴスロリ服の少女に体当たりされたリリアーナは床にキスをした)
(さっきまでリリアーナがいた場所を、金色の矢が通過していった。)

?「リ、リアーナ…さん!リリ、アーナさん!」
(そして甘えるようにリリアーナに頬擦りする少女)
?「あい、たかっ…た。」
ギ「誰!?」
リリ「え??あ、あなたは一体・・・・・・?」
?「忘れ、ちゃっ…た?」
?「リリアーナ、さん……忘れちゃ、た…私の、事……忘れ、ちゃ、た…」
(大きな瞳に涙を溜めながら悲しそうに呟く)
?「わた、し…わ、たし……マ…」

リリ「と、とにかくあなた、ここは危ないわ、隠れなきゃ!!
 私が注意を引くから、あなたは大人しく隠れてるのよ?いいわね?」
(言うなり、リリアーナは机を押し上げて元に戻した。)
?「……わか、た…おとな、しく…する。」
(何か困った事があったらコレに僕の名前を呼ぶんだよと、
 その人物から言われた物を取り出そうとポシェットを漁っていると )
リリ「え?もしかしてあなた治癒魔法の心得があるの?」
?「…で、きる。おーきゅう、しょちなら。」
力強く頷くと薬草とピンバッチを取り出す。

ピッコロと呼ばれた人の元へ行き
?「ちょ、と…痛い……がまん、して?」
?「えっと…」
?「かのもののからだよ、かつりょくをえてふたたびつくりだせ、かのもののからだを…てんかつしょう」
(リリアーナやレイド、ルズからすれば見覚えのある淡い緑色の光が少女の両掌から溢れる。 )
?「とり、あえず…大丈夫。」
(傷口は閉まり、血も止まっていた。しかし、完璧では無いため動けば傷が開いてしまうだろう)
(少女は取り出したピンバッチに語りかける)
?「ケ、オス…ケオス…ケオス…!」
ケオ「どうかしたの?」
?「リ、リ、アーナさんが…たいへ、ん!けが、にんもいる」
ケオ「待ってて、すぐに行くから。」
?「うん…!」


(ギズモ、とりあえず今はそれどころではないと近くにあった石を)
ギ「食らえ!手動式メテオストライク!!」
(と子犬(仮)に投げてみる )
(妖怪犬はくるりとギズモの方へ振り向き、口から酸を吐き出した。
 今までの経緯から考えると、これも魔法障壁で防げない攻撃だと考える方が自然だろう。 )

レイ「さ~て、ちょっくら大人しくしてもら…」
リリ「ナイスギズモ!レイド先生、援護よろしく!!」
レイ「あ、はい、がってんです。」

ギズモが子犬の注意を引くと同時に、リリアーナは銀色のトレイをジャジャへ投げつけた。
ジ「あうっ!?」
(ジャジャはおでこにトレイを受け、引っくり返ってしまった。 )
(リリアーナは室内にいる全員に向けてテレパシーで叫ぶ!)
リリ『ジャジャさん!【白百合騎士団心得の条!!!】』
ジャジャは骨の髄まで白百合騎士団の団員だ。
そうリリアーナがテレパシーを送ったとたん、倒れたジャジャがフィルムを巻戻すかのようにすっくと立ち上がった。
ジ「我命我ものと思わず・・・」
(リリアーナのテレパシーは二重の意味で成功だった。ジャジャは白百合騎士団員としての本分を思い出し、
妖怪犬は、またしてもテレパシーに苦しみ、ギズモへの攻撃を中断したのだから。 )
レイ「そらよっ!くらえっ!」
(ファイアーボールを2連射したあと、銃弾を5発発射する。)
(レイドの放った攻撃は、テレパシーに苦しむ妖怪犬に全てクリーンヒットした。
妖怪犬は天井から落ち、床に深い亀裂をつくりながら叩きつけられた。)

リリアーナは大音量テレパシーで心得の条を読み上げつつ、ジャジャへと突進した。
リリ「ジャジャさん!ピッコロさんの熱い想いを受け取ってー!!」
ジ「ピッコロさんの想い…マジっすかーー!!(ムハーッ!)」
?「がんば、て!すぐ、くる!ケオス、くる!!」

クロウは隣の教室に入って喫茶店の方の壁に近づき、魔法を唱える。
…よし、これくらい猫耳メイド喫茶の壁に隙間を開ければ大丈夫だろう。
クロ「生徒会だ。逃げ遅れた人たちはここを通って脱出してくれ。」
d「生徒会だ!」
a「ああ、助かったわ!!」
クロ「あんまり長く持たないから早く移動しろよ。」
(逃げ遅れていた客や猫耳メイドが、クロウのあけた壁の隙間から脱出していく。 )
b「生徒会の人お願い、あの犬を何とかしてよ」
c「このままじゃ店が滅茶苦茶になっちゃうわ」
「クロウとやら、店を壊されては私達のクロウが水の泡ですのよ~なんちゃって」
クロ「もちろん、それに少し壊れても修復していくさ。」

ジ「これは…ミニ電気ジャー!」
ジャジャはミニ電気ジャーを床でもがいている妖怪犬に向けた。ミニ電気ジャーから、強烈な魔力がほとばしる。
ジ「電気の力で、ふっくら・つやつやの…マ・センコー!!」
クロ「うおっ!まぶし!」
ミニ電気ジャーの蓋がパカッと開き、そこから光・熱・圧力が三位一体の極太ビームとなって放たれた。
部屋全体が、強烈なフラッシュに包まれ、その衝撃が部屋をガンガンと揺らした。

机の下で小さくなって震えていると突如閃光が走る
?「ち!?」
驚きの余りに素の声が出そうになり慌てて口を押さえる

数秒後、そこに妖怪犬の姿は無かった。いや、そもそも部屋の半分ほどがなくなってしまったのだ。
マ・センコーは部屋を突き破り、建物自体にぽっかりと穴を開けてしまうほどの威力だったのだ。
猫耳メイド喫茶店のある建物の外にいた者は、極太ビームがぶっとんでいく様をありありと見ることができただろう。
猫耳メイド喫茶店へ急いでいた白百合騎士団員、ポロリもまたその中の一人だった。
ポ「二人とも、やりすぎだわ。…今日は厄日ね。」

リリ「あは・・・・・あははははは・・・」

クロ「…まじかよ。」
クロ「はぁ、また仕事が…」

ピ「よくやったぞ、ジャジャ。」
ジャジャはその声にびっくりして振り向いた。
ピ「よくやった。」
ピッコロは噛締めるようにして、もう一度ジャジャをねぎらった。
ジ「ピッコロさーーん!!」
ジャジャは、謎の少女のおかげでなんとか回復したピッコロの胸の中に飛び込んだ。
ジ「ピッコロさん!ピッコロさん!ピッコロさーん!」
ピ「泣くな、ジャジャ。もう終わったんだ。みんな、無事か!?」
リリ「あ・・・うん。皆が助けてくれたから私は平気。ホントにありがとね。
 ピッコロさんの方こそ動いても大丈夫なの?・・・・・・あ!そうだった!」
(リリアーナは慌てて机の下に隠れている小さな女の子の所に移動した。 )


リリ「あなた、怪我は無い?もう大丈夫よ」
?「う、ん…大丈夫……ケガ、ない。」
(手を借り机の下から這い出て服についた埃を払う。 )
リリ「さっきはピッコロさんを助けてくれてありがとう。
 ところで、ピッコロさんにつかった回復魔法ってケオスさんのと同じだったね?
 もしかしてケオスさんの妹か何か・・・・・・・」
?「へ…?うん、ケ、オスの、まほ…見て、おぼえた。」
?「ケオス、おぼえると、ほめ、てくれる…ほめて、もら、いたくて…がんば、た」
じいっと見つめ返してくる瞳に、リリアーナはふと既視感を覚えた。
リリ「えっと・・・前にどこかであった事ある・・・よね?」
?「…?おかし、なリリ、アーナさん。ある、よ…い、ぱい」
(リリアーナには女の子の仕草に見覚えがあったが・・・ただ、その子は人間ではなかった)

リリアーナがもやもやしていると、女の子がすいっと横を向いた。
?「…ケオス!」
リリ「あっ、ケオスさん!」
ケオ「ごめんね、待たせちゃったみたいで。」
ケオスは急いで駆けつけたのだろうが、執事風の服には一分の隙もなかった。
(少女はリリアーナの元を離れケオスに抱き付く。 ケオスも少女の頭を優しく撫でている。)
?「う、ん…ま、た。でも、さびしくなか、たよ、リリアーナ、さんいたから。」
ケオ「そう。」
リリ「今日はマンダと一緒じゃないのね」
ケオ「???…あぁ、そういえばリリアーナ、知らなかったね。 
じゃあ、改めて紹介するよ…と言っても本当はリリアーナも良く知っているんだけどね。」
?「わた、し、おなまえ、言える。わた、しが言う。」
ケオ「そう?じゃあ、宜しく頼むよ。」
マン「う、ん……おひさ、しぶりです、リリアーナさん。わたし、マンダです。」
ケオ「よく出来ました。」
ケオスが頭を撫でるとマンダは嬉しそうにち~♪と言った。
ケオ「…と言う訳なんだ。また改めてマンダを宜しくしてあげてね。」

クロ「どうやって修復しようか。」
何の前触れもなく、ポポンと2匹の子犬の死体が部屋に落ちてきた。
リリ「きゃっ?!し、死体いいぃぃぃいいっ?!」
クロ「ん、何だ?」
周りの人間が確認しようとするが、死体は突然風船のように膨らみ始めた。
ケオ「みんな、逃げろ!!!!!!」
(廊下に溜まっていた人だかりに力一杯叫ぶケオス。)
リリ「な、な、何?なんで膨らむのっ?!}
クロ「座標指定!!
 separated room!!」

ユリ「でいりぃ・ふぃじる突撃報道部のユリ・オオヤマ参上!
 謎の怪生物がどうなったかと、どんな事があったのかを説明してください!」
メイド「え?えと、リリアーナが連れてきた尻尾が三本ある子犬が、魔法障壁の効かない光の矢で攻撃してきて。
  その小犬は、近くにいたピッコロさんやレイド先生が撃退したんだけど…」

リリ「だめ!!膨張する圧力で隔絶空間がもたない!!皆、早くここから離れて!!」

メイト「キャー!キャー!助けてーっ!!」
ユリ「あ、ちょっと!まだ聞きたいことがあるんだってば!」
そんな制止でメイドが立ち止まるはずもなく、ユリもインタビューを断念せざるを得なかった。

ケオ「君も逃げて!多分破られる。マンダ、そのまま掴まってて!リリアーナ、僕の手に掴まって!」
クロ「え?ちょ、待t。」
(俺、この魔法を使ってると動くに動けないんだけど!! )
リリ「大丈夫、あなたにはレイド先生がついてるわ!
 だから安心して、先生が必ずあなたを守ってくれるから」
(リリアーナがしっかり掴んだ事を確認すると、ケオスは)
ケオ「無影月歩」
(三人の姿は教室の中から消えた。 )
クロ「…おいてけぼりですか。そうですか。」

クロ(…さて、どうしよう?
  魔法を解いてすぐに逃げる?
  いや、逃げる前に爆発に巻き込まれるだろう。
  それも超至近距離にいるから確実だ。
  じゃあ、狭間にでも送り込むか?
  だめだ、フィジル島じゃ空間が安定しないからゲートみたいなマジックアイテムがないと無理だ。 )


(…ちくしょう!!もう空間がもたねぇ!! )

副『クロウ!!俺が来たからにはもう安心だぁぁぁぁ!!』
クロ「!!ふ、副会長!?なぜこんな所に!?」
副会長は本家本元の009さえ真っ青なスピードを保ったままクロウを抱え
そのままマ・センコーにより大きな穴が空いた元壁へと走りダイブする!
副『うぉぉぉぉぉおおおおお!!副会長は伊達じゃあないっ!!』
後ろで豪快ともいえる爆発が起こりその飛び火を身に受けながらも、
二本の足で中庭の大地を踏みしめる!!

爆発と副会長の飛び降りに驚いている周りのギャラリー達。
(ここは御来賓の皆様を不安にさせてはいけないっ!!)
そう思った副会長はクロウを下ろし副会長は高らかに拳を突き上げて叫ぶ
副『御来賓のみなさぁぁん!!!驚かせて申し訳なくおもっておりますっ!!
わたくし生徒会副会長ことバン・クロードの危機一髪ショウ!!ハラハラしてもらえたでしょうかぁっ!?』
その言葉に一度静かになったが次々と拍手が上がり湧き上がるギャラリーの人達・・・・・・
いつもいつも【騒動】が当たり前となっているフィジルだからこそできるごまかし方である!

金色の馬に蹴り飛ばされ、中庭に着くと壁が吹き飛んだ校舎。
そして高らかに手を上げ叫ぶ副会長の姿があった。
スク「ぐああああ!なんという事じゃ!見逃したああ!!大損こいたわ!!」
ギャラリーから拍手が沸き起こる中、蹴られたダメージで未だ起き上がれないまま頭を抱えて叫ぶスクナ。
ミル「副会長が危機一髪ショウ?」
副『さあ皆様引き続き我らがフィジル学園祭をお楽しみくださいませぇぇっ!!』
ミル「あ!ちょっと!」

副≪こちら副会長!とりあえずは解決完了した!!至急メイド喫茶店の修復作業班を頼む!
 酷いなんてもんじゃあない状況だからな!!≫
全員に一礼をしたあと速やかにテレパシーを生徒会本部に送る副会長。
その言葉を聞き、スクナはバネ仕掛けのように飛び起きる。
スク「こりゃ!お楽しみくださいではないわ!
 こんな面白いベントをやるのであれば告知の一つもするのが道理と言うものであろう!
 次の公演はいつどこでやるのだ!?」
クロ「ハハハ、これはドッキリでやらないといけない伝統g」
副会長に詰め寄り問い詰めていると、ミルクとレベッカの方へリリアーナが手を振るのを見てスクナの追求が止まる。
スク「おお、アレはまさしく!」
クロ「って、人の話はしっかり聞けぇぇぇ!!」
興味をいきなり失いどこかへとまたふらふら旅立っていく男に対してクロウが叫ぶが 副会長はいたって冷静にクロウの肩に手を置く。
副『そう怒るな!それに俺達としても向こうが興味を失ってくれたほうがいい!』
暑苦しくなる場面と冷静になる場面を見極めらてこその副会長なのだ!
副『さぁて、とりあえず何が起こったのか関係者に聴かないといけないな!
 どこかの過激派が行動を起こしているとも限らない!!いくぞクロウ!!
 俺達には学園の生徒と文化際を護るという使命があるのだぁ!!』
マンモス学校であり数多くの部活&宗教(!?)が存在しているフィジル学園において
少なからず過激派というのも存在しておりその存在には教師でさえ手を焼いているのだ!!
中でも過激派宗教集団であろうヒンヌー教とキョニリストの思想の違いからくる衝突は、
フィジルの長い歴史の中でも常になんらかの形で起こっており、生徒会の人間からは「果てなき戦いの環」とさえ呼ばれているのだ!
他にも自由を宣言し生徒会に反旗を翻すサークルなども数多く今回の爆発騒ぎの犯人など考えればきりがない!



クロ「副会長、あそこのメイド服の生徒ですが
 最後の方まで現場に残っていたので何か知っているかもしれません。」

副会長を連れつつ、リリアーナ達に近づいて訊ねてみることにした。
さっきの王様がいるけど、別にいいや。
クロ「生徒会だけど、ちょっといいかな?
 喫茶店で起こったことについて何か知っていたら教えてほしいんだけど。」

(117で〆)

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最終更新:2008年11月12日 23:31
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