●今回予告
一人の少女が永き眠りから目覚めたとき。すべては始まった。
ザニアを「パパ」と慕う幼き少女メア。彼女の持つ「乙女の石」を狙い、
中位魔族ムルムルが収穫祭最中のレイド島へと乗り込んできた!
実は、メアは「封印者」初代
ザニア=ロスベルク伯爵が倒した「魔将」の
復活の鍵となる生贄「捧げられし者」だったのだ! そして、撃ち放たれる
邪悪化の呪詛。遺された時間は僅か半日。トライアンフの運命や如何に。
アリアンロッド・サガ GM持ち回りキャンペーン
第7話
「たったひとつの冴えたやりかた」
――戦乱の大地が、キミを待つ!
OP1:「さらば愛しき女よ」
マスターシーンです。
PCは登場不可。
――“トライアンフ”誕生より遙か前。ひとつの別れがあった。
今、眼前で死につつある最愛の娘。
してやれることは何もない。‥‥少なくとも、自分には何もできない。
【青年】:「すまない。メア」 頬を伝い、自然に零れ落ちる。力なく震える声。
【青年】:「もう、これ以外に」 眠り続ける少女の小さな手を、そっと握り。「何も、ないんだ‥‥」
魔族の計画を打ち砕いた。
邪悪なる神の卷族も封印した。
アルディオン大陸崩壊の危機を阻止した。
――なのに。たった一人の女の子を助けることさえ、叶わない。
優しく少女を抱き上げ。そのまま台座の上に設置された箱の前へと運ぶ。
そっと頬にキスをした後、箱の中に敷いた赤い布へと、丁寧に少女を横たえる。
少女の胸元に置かれた小さな宝石――竜輝石――の宿した淡い輝きが、少女の全身を包み込む。
【青年】:「邪悪なる神の呪いを阻め、水の王の慈愛を宿せし石よ」
【青年】:「その力にて、在りし日のこの姿を留めよ」
【青年】:「次に、目覚めたとき。平和な世界であるように」 箱の内壁に蒼い光が走る。
【青年】:「次に、目覚めたとき。優しい出会いがあるように」 輝きはやがて複雑な魔法陣を描き。
【青年】:「次に、目覚めたとき。寂しい思いをしないように‥‥」 満ちゆく光が、少女の姿を飲み込んでいく。
【青年】:「神々の名にかけて、凍れる時と共に眠れ。我が最愛なる娘、メア=デザイド=ロスベルク!」
“メア”とは旧き言葉で「海」を意味する。その名に“乙女の石”が反応し、秘術は発動した。
少女を収めた箱の蓋は閉ざされ、厳重に魔術による施錠が施された。
【青年】:「おまえと共に過ごす日々は、さぞや楽しかっただろうな、メア」
【青年】:「この名も力も金も、何も要らない」
【青年】:「ただの、平凡な父娘でこそ、ありたかった‥‥」
箱に縋りつくように。そのまま膝をつく。
だが、やがて決意の表情を浮かべ立ち上がった。
【青年】:「――メア。決して忌まわしき魔族どもに、おまえの安らぎを妨げさせはしない」
【青年】:「このわたしが。そしてギルドの皆が。おまえの未来を護るために編み出した、この秘術がある限り!」
青年はギルドスキル<偽装情報>を使用した。“箱の中身”は誰にも察知できなくなった。
さらに、青年は別のギルドスキル<偽装情報>を使用した。“メアの居場所”は誰にも察知できなくなった。
【青年】:「‥‥‥‥」
【青年】:「‥‥おやすみ、メア。良き夢が、おまえと共にありますように」
シーン終了です。
※ 今回のシナリオルールとして以下のものを使用いたします。
このルールは、OP1で行われた二つの「偽装情報」が原因で発生したルールです。
誰かが目標値32の【感知】判定に成功して、どちらかの「偽装情報」を解除した場合、
その影響を受けて、このルールの内容は変化します。
ルール1
: メアが登場したシーンが終了した時点で、そのシーンに登場していた全てのキャラクターは目標値7の【精神】判定を行う。
これに失敗したキャラクターは、そのシーンで起きた出来事をすべて忘却してしまう。
(メアがシーン途中で退場した場合にも、同様の処置を行う)
ルール2
「“箱”が登場していないシーンにおいて、その“中身”の情報は自動的に欠落する」
※ 上記ルール1により、エキストラはメアに関する目撃情報を伝聞することができません。
※ 上記ルール2により、“箱”そのものが登場しない限り、その中身が何であるかは誰にも把握できません。
最終更新:2008年12月15日 02:03