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メモ・バンナムHD

有価証券報告書はEDINETにて(EDINETコード:391137)。



有報としては、2006/3期が第1期の提出となっています。
有報冒頭の「主要な経営指標等の推移」も1期だけだと寂しいものがありますね・・・。

連結業績は、以下のとおりです(2006/3期)。
売上高 450,829百万円
営業利益 35,669 〃 (7.9%)
経常利益 37,122 〃 (8.2%)
当期純利益 14,149 〃 (3.1%)



セグメント区分と関係会社(子会社・関連会社)は
① トイホビー事業・・・バンダイ(持株比率100%)、セイカ(87.3%)など。東ハト(37.7%)も入っています
② アミューズメント施設事業・・・ナムコ(100%)、ナムコスパリゾート(100%)、バンダイナムコゲームス(旧ナムコ、100%)など。何と花やしき(100%)も入ってます

③ ゲームコンテンツ事業・・・バンダイナムコゲームス、バンプレスト(97.2%)、モノリスソフト(96.7%)、バンダイなど
④ ネットワーク事業・・・バンダイネットワークス(69.8%)など
⑤ 映像音楽コンテンツ事業・・・バンダイビジュアル(63.2%)など。サンライズ(99.1%)も
⑥ その他事業・・・バンダイロジパル(100%)、ハピネット(24.9%)、創通エージェンシー(16.1%)、イタリアントマト(30.6%)なんてのも



いやぁ・・・、改めて見てみると、意外な会社が傘下にあって、「へぇ~、そうだったんだ!」と感心してしまいます。

先のガンダムのゲーム機「戦場の絆」も、HP上はコピーライトが「創通・サンライズ」になっていますが、結局、バンナムHDの傘下ですもの。



しかし、この有報、大作です。なんと229ページもあります。
上記のセグメント区分を確認しようと事業系統図(P.8)を見てみましたが、よくこんな図が書けるよね!?Wordじゃ絶対無理!っていうくらい、複雑系な図です。
有報作成担当者は、ぜひ一見の価値あり!?



設立1期目となるこの有報では、経営統合の趣旨が述べられています。


「事業の状況」-「業績等の概要」(P.14)

「エンターテインメント業界では、技術革新によるネットワーク環境の普及と拡大により、グローバル競争がますます激化してまいりました。また国内においては、少子化、趣味・娯楽の多様化が進む中で、安定した収益を継続的に確保していくためには、積極的な研究開発の推進、魅力ある商品やサービスの創造・提供による顧客獲得がつよく求められております。」

となってまして、やはり国内市場の少子化の影響が大きいのかな・・・と感じさせます。



ちなみに【所在地別セグメント情報】(P.74)によりますと、
売上高450,829百万円のうち、日本が365,823百万円(内部振替等控除前)を占めていまして、シェア81.1%です。アメリカは42,769百万円(9.5%)、ヨーロッパは31,231百万円(7.0%)、アジアは11,005百万円(2.4%)です。
営業利益でも、日本国内が37,614百万円と、全社営業利益35,669百万円を超えていまして、アメリカの赤字や内部振替控除による減少をカバーしています。
やはり、圧倒的にドメスティックなエンターテインメント企業、と言えるのではないでしょうか。



ポケモンのように、世界にはばたけるキャラクターの創出が必要なのかな・・・?

などと思い、【対処すべき課題】や【事業等のリスク】を確認してみます。



【対処すべき課題】P.19

「各戦略ビジネスユニットの横断的な課題」として、
  • 国内事業拡大への取り組み
  • 海外事業拡大への取り組み
  • CSR(企業の社会的責任)への取り組み

などが挙がっています。
ちょっと見習うべきだなぁと思ったのは、記載のしかたとして、
さらに、各戦略ビジネスユニット(=セグメント)ごとの課題を列挙されていることです。



また、【事業等のリスク】には、

  • 基幹ビジネスモデルのリスク
  • 海外展開におけるリスク
  • 人材の確保と育成
  • ゲームコンテンツ事業のリスク
  • プラットフォームの進化・世代交代に伴うリスク
  • 国内の少子化問題
  • 中国での生産集中
  • 原油価格の上昇に伴うリスク

などが挙がっています。
内容的には・・・、今イチ、パリッとしませんねぇ。抽象的すぎ。




さて、気になる業績ですが、
会社側は2006年度(2007/3期)
売上高 470,000百万円
営業利益 40,000 〃 を掲げています(http://www.bandainamco.co.jp/ir/calculation/calculation.html )。



四季報では、2007/3期(連)で
売上高 460,000百万円、
営業利益 40,000 〃 
経常利益 40,500 〃 
当期純利益 23,500 〃



2008/3期(連)は、
売上高 480,000百万円(前期比104.3%)
営業利益 42,000 〃 (同 105.0%)
経常利益 42,500 〃 (同 104.9%)
当期純利益  24,000 〃 (同 102.1%)
を予想しています。



さすがに、新聞記者さんや四季報の記者さんほどの取材力はありませんし、有報に書いてあるほど、数多くの会社を傘下に納めた昨年度の経営統合効果を分解しきれません。


ですが、冒頭に紹介したような、ガンダムファンが泣いて喜ぶような夢のマシンを開発できるような会社群を傘下に持つバンダイナムコHDの統合効果は、まだまだこれから発揮されてくるものと想像します。
最終更新:2007年10月15日 02:50
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