名前:バスラ
性別:男
属性:マナ適性なし
出身:帝国
《外見》
武器:片手剣
髪:濃い鼠色の長髪。紐でひとつ結びにしている
眼:ターコイズブルー
身長:ひょろ高い
装飾:眼鏡(近視)
《性格》
穏やかで争いごとはあまり好まない。頼りなさそうな印象を受けるが誰よりも周りを見る事に長けている。
施設での出来事が原因か自己愛が希薄で、暴力や罵倒を受けても困ったように笑っていることが多い。
《経歴》
両親は不明。死んだとされている。
貧民層の養護施設で過ごしていたが、施設内でいじめに遭い続け、それを危うく思った
コンラッドに説得され施設を脱走。
それ以降廃墟でひっそりと生活していた。そこに同じく行き場がない者たちが集まったのがグループの始まりである。
冴えない男だが、仲間達からの信頼は篤い。
王国軍との戦闘の際、帝国軍から借り受けた魔法具が暴走し王国軍兵もろとも炎に包まれ死亡。
魔法具の暴走は意図的なものであったと噂が流れているが、真偽は不明。
リスティスより1歳年上。
《台詞》
一人称:俺
二人称:君
「俺、バスラって言うんだ。よろしく」
「はははは…痛いのは嫌だけどね。俺を殴って君の気が晴れるなら、いくらでも殴っていいよ」
「頼りなさそう…かなあ。否定はしないよ」
+
|
死に様 |
仲間達と共に向かった戦場。
離れ離れになりながらも、これが終われば貧民層に戻れる。
皆とまたいつものように過ごせるんだ…と自分に言い聞かせて戦っていた時だった。
帝国から借り受けた腕輪型の火属性のマナを込めた魔法道具が突如暴走。
焼けるような熱さに腕輪を外そうとするが、触れた部分から発火していく。
その異変を狙った王国兵に斬りかかられ、咄嗟に腕輪で受ける。それは衝撃を与えれば腕輪が外れるかもしれない…という淡い期待からだったが、その期待は脆くも打ち砕かれる。
腕輪に触れた剣を伝い、腕輪から発生した炎が王国兵へと襲い掛かる。
そのまま、バスラと王国兵は炎に包まれた。
しかし、バスラは死ねなかった。
全身に火傷を負いながら、戦争が終わった後も微かに息が合った。
「……あつい………あつい……」
全身が焼け爛れ、うわごとのように声にならない声でそう繰り返すバスラを、見下ろす人影があった。
人影は何も言わず、ただきらりと何かが日に反射する。
それが、バスラの見た最期の光景だった。
|
最終更新:2014年12月07日 16:48