概要
魔法世界に存在する優秀なエネルギー源で、この世界に生きる生物全てが生活する上で重要な要素のひとつ。
マナは大気中に存在しており、特に自然物の近くに濃く存在している。
殆ど漂っているマナは無属性だが、水辺や溶岩といった環境によって存在するマナも異なってくる。
全てのマナにおいて何かしらエネルギーとして使用された後はそのまま消滅せず、再び大気中に混じり、
風や水等に乗って自然界へ戻る。この仕組みによって半永久的にマナが無くなることはない。
また、この流れとは別に意思を持って何かしらの媒体(特に生物)に寄生し生産を行うケースもある。
生産を行うのは宿主に取り付いた精霊=意思を持ったマナそのもので、眷族とはまた違った独立した存在らしい。
体質
魔法世界の人間に限り、全員がマナを扱えるとは限らない。
マナへの適正を持つ者は「適正者」、適正を持たない者は「適正なし」と分けられる。
特に適正者は「マナと対話出来る者」とも呼ばれ、予め使用出来る属性が定められている。
また、適正者は下記の二種に分けられる。
摂取型
適正者において大半がこの摂取型に区分される。
使用されたマナは一度外界へ放出される為、不足分が生じる。その為、摂取型はもう一度マナを取り込む必要がある。マナを保有出来る量は個々によって異なっており、過不足が起こると身体に甚大な影響が現れる。
摂取型はマナを外部から取り込んだ際、属性変換という工程が行われる。これは予め定められている属性に変換し、蓄積する為の作業で、取り込んだ段階で自動的に行われる。取り込むマナは通常無属性が多く、殆ど難なく取り込めるが、適正者からの摂取になると属性同士の相性が関わってくる。
例えば、火属性だと下記の通りになる。
木属性マナ⇒相性が良い為、摂取の際は性質が良く多めに取り込む事が出来る。
水属性マナ⇒相性が悪い為、摂取の際はバッドステータスを伴い、少量しか取り込めない。
土・金・火属性マナ⇒無属性マナを取り込む際と同様。
生産型
概要にあった「意思を持って何かしらの媒体(特に生物)に寄生し生産を行うケース」に該当する適正者を指す。
常にマナは生産されている為尽きる事はなく、外部から取り込んだとしても寄生している精霊によって弾き出されるケースもある。これにより、相性の悪いマナを取り込んだとしてもバッドステータスに罹ることはあまりない。また、他者からマナを貰う場合も同様。(分け与える事は可能)
殆どメリットばかりであるが、扱う上では適正者の身体と精神状態によって大きく変化してくる。マナとの対話が上手く出来れば生成自体を制御する事は可能だが、未熟な内は暴走しがちで、一国を滅ぼす程のものとも言われている。
生産型の適正者は現在数は少なく、滅多に存在しない。姿を隠しているからか、それとも国によって利用されているかは不明だが…
より詳しい内容については次の「保有量と消費の完成について」を参照
保有量と消費の関係性について
摂取型
摂取型はそれぞれ保有量が異なり、体質や努力次第では改善する事も可能。
限界値を100と定めた場合、魔法で消費をし、20~10程(最低値)の残量に至ると身体の調子も合わせて不調になる。0になってしまった際は死に至らないものの、酸欠のような状態となり、しばらく動けなくなってしまう。もちろん魔法も使えない。呼吸を整えるように一定時間過ぎれば、最低値までには回復する。おおよそ一日かければ、元の100へと戻る。すぐにマナを回復させたい場合は他者から摂取するか、若しくはマナポーション等の回復薬を使用すると良い。マナの保有量が尽きたにも関わらず魔法の使用が出来た
ニコラのケースもあるが、これはニコラに本来備わっていた生命力が何かしらの要因でマナへと変換されてしまったと考えられる。
また、上記のように限界値は定められている為、それ以上の摂取も身体の不調を呼んでしまう。
例えば、100の値に対し、150程のマナを保有した場合はバッドステータス状態を引き起こしてしまう。
200程のマナを保有した場合はリーザのように身体が耐え切れず死に至る。
生産型
生産型に保有量の限界値は無く、いくら使用しても身体に影響を及ぼす事は一切無い。属性によってはバッドステータス効果を受ける事があるが、一定時間過ぎれば保有しているマナによって打ち消される。摂取型と違い、摂取自体は必要無く、逆に摂取型へマナを提供する事が可能。但し、いかなる者のマナを受け入れる事は出来ない。
属性
魔法世界のマナは、基本五大精霊達に基づき五つの属性に分けられる。
例外として、無属性とマナに似て非なる
メアーネが存在する。
属性を説明する上での専門用語は下記の通り。
属性魔法:属性そのものを扱う。何かしらの形にしたり、操作したり等。
不定形魔法:属性魔法と異なり、動植物などの生物に大きく影響を与える。
火:属性魔法→火を扱う 不定形魔法→自身、他者へ向上系の効果をもたらす(○:木 ✕:水)
《属性魔法》火の玉や波を放つ、纏う、操る等
《不定形魔法》一時的に身体能力を上げる等
水:属性魔法→水、又は氷を扱う 不定形魔法→自身、他者へ治癒・回復系の効果をもたらす(○:金 ✕:土)
《属性魔法》水の玉や波を放つ、纏う、操る等
《不定形魔法》傷やバッドステータスを回復させる等
土:属性魔法→土、又は風を扱う 不定形魔法→自身、他者へ身体へ影響を及ぼす効果をもたらす(○:火 ✕:木)
《属性魔法》風を放つ、纏う、操る、地面を揺らす等
《不定形魔法》毒や麻痺をもたらす等
木:属性魔法→動植物を扱う 不定形魔法→自身、他者へ変化を施す効果をもたらす(○:水 ✕:金)
《属性魔法》動物や植物を操る等
《不定形魔法》身体を縮める、退化・老化等
金:属性魔法→光、又は雷を扱う 不定形魔法→自身、他者へ精神へ影響を及ぼす効果をもたらす(○:土 ✕:火)
《属性魔法》光、電気を放つ、纏う、操る等
《不定形魔法》洗脳、チャーム、催眠等
無:属性魔法→無し 不定形魔法→超能力に近い現象を起こす
《属性魔法》無し
《不定形魔法》念力、時間停止等
最終更新:2015年08月22日 00:28