mangaroyale @ ウィキ内検索 / 「決戦(中編)」で検索した結果

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  • 決戦(中編)
    決戦(中編)◆1qmjaShGfE 第三ラウンド。 ここに来てラオウは奥義を放つ事を止め、正調北斗神拳の動きによる拳打攻撃に切り替える。 勇次郎は見慣れた物で、右に左に綺麗に避けてみせるが、ラオウは拳を休めない。 勇次郎の獣じみた動きのせいか、勇次郎からの反撃は人間ではありえないはずの角度から襲ってくる。 ラオウも又、そんな勇次郎の動きに慣れたせいか、見る事すら適わぬその攻撃を容易く見切る。 どちらの攻撃も当たらない。 振りぬいた拳の衝撃が、道路沿いのショーウインドウにヒビを入れる。 踏ん張る足下のアスファルトが音を立てて砕ける。 二人の振るう拳の速度と威力に負け、降り注ぐ雨も二人を染める事が出来ずに居る。 これ以上の近接後退はお互いの拳の威力を下げるのみ、と二人は最も拳の威力が出る位置から動こうとしない。 大気が振動し、その拳から漏れ出したエ...
  • 第5回放送までの本編SS
    ...パピヨン) 233 決戦(中編)(後編)(完結編)(状態表) ◆1qmjaShGfE E-2 中央部 早朝 村雨良、柊かがみ、葉隠覚悟、桂ヒナギク、ジョセフ・ジョースター、愚地独歩、服部平次、才賀エレオノール、範馬勇次郎、ラオウ 234 STILL LOVE HER~失われた未来~(中編)(後編) ◆6YD2p5BHYs C-4学校 早朝 川田章吾、蝶野攻爵(パピヨン) 235 束の間の休息 ◆9igSMi5T1Q 場所不明 早朝 赤木しげる 236 乱AWAKEN-目醒め ◆hqLsjDR84w マップ外 早朝 暗闇大使、伊藤博士、エンリコ・プッチ 237 信じるということ/GET WILD(後編) ◆14m5Do64HQ E-2 中央部 早朝 葉隠覚悟、村雨良、柊かがみ、桂ヒナギク、愚地独歩、服部平次、ジョセフ・ジョースター、エレオノール 放送 238 第五回放送 ◆1...
  • 第201話~第250話
    ...パピヨン) 233 決戦(中編)(後編)(完結編)(状態表) ◆1qmjaShGfE E-2 中央部 早朝 村雨良、柊かがみ、葉隠覚悟、桂ヒナギク、ジョセフ・ジョースター、愚地独歩、服部平次、才賀エレオノール、範馬勇次郎、ラオウ 234 STILL LOVE HER~失われた未来~(中編)(後編) ◆6YD2p5BHYs C-4学校 早朝 川田章吾、蝶野攻爵(パピヨン) 235 束の間の休息 ◆9igSMi5T1Q 場所不明 早朝 赤木しげる 236 乱AWAKEN-目醒め ◆hqLsjDR84w マップ外 早朝 暗闇大使、伊藤博士、エンリコ・プッチ 237 信じるということ/GET WILD(後編) ◆14m5Do64HQ E-2 中央部 早朝 葉隠覚悟、村雨良、柊かがみ、桂ヒナギク、愚地独歩、服部平次、ジョセフ・ジョースター、エレオノール 238 第五回放送 ◆1qmjaShGf...
  • 大乱戦(中編)
    大乱戦(中編) ◆1qmjaShGfE そこで、ケンシロウとDIOの二人は同時に同じ方向を向いた。 地下鉄ホームに至る階段、そこから漏れ出す気配、それはあまりに猛々しく、無視するには大きすぎた。 「誰かと思えば、ケンシロウ。貴様だったか」 世紀末覇者、ラオウがゆっくりと階段を降りてきていたのだった。 全身を無数の怪我で覆いながら、尚その闘気はいささかも衰えず、悠然と歩み寄るラオウ。 凍りついたように身動きが取れなくなっているキュルケとジグマールの前を、まるで二人の存在なぞ視界にすら入らないとばかりに無視する。 それを当然と思わせる程、ラオウの闘気とキュルケ、ジグマールの存在感には差があった。 ラオウの動き、一挙手一投足に皆が釘付けとなって目が離せない。 いや、その中でラオウに気圧されず、自らの目的の為に動ける男が居た。 (あの男、確かラオウと言った...
  • 弟(中編)
    弟(中編) ◆WXWUmT8KJE □ 「あそこに、村雨さんがいるのね」 「ええ」  ハヤテたちはS1駅を降り、神社の階段を前にして立っていた。  本来なら、ジョセフを待ち、村雨の元へと向かう予定だったのだが、それを無視して二人はここにいる。  理由は…… 「一刻も早く、村雨さんにこれを渡さないと……ごめんなさい、ジョセフさん。 でも、仲間になった村雨さんと一緒に迎えに行きますから」 「一応、書置き残してきたから大丈夫よ」  さっぱりとした様子でヒナギクが告げ、階段を昇る。  ハヤテは慌てて後に続く。 「それに……つかさのお姉さんがいるなら、あってみたいじゃない。 ハヤテくんの言うとおりなら、あの三村って奴が言っていたように、殺し合いに乗ってないみたいだし」  つかさの名を出した瞬間、ヒナギクは痛みに耐えるかのように表情を歪め...
  • 第101話~第150話
    本編SS投下順 第101話~第150話 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 101 極めて近く、限りなく遠い『運命』へ ◆3OcZUGDYUo C-8 西部 午前 劉鳳、アミバ、服部平次、タバサ 102 偽りの脱出 ◆DO.TxVZRzg C-8 西部 民家 午前 劉鳳、アミバ、服部平次、タバサ 103 エンゲージ ◆d4asqdtPw2 G-4とG-3の境界 林 午前 桂ヒナギク、川田章吾、柊つかさ 104 以前の彼女 ◆ZhOaCEIpb2 D-4 消防署周辺 昼 津村斗貴子 105 桐山の戦略 ◆NIooiMe9JM A-8 変電所内1階警備室(北東) 昼 桐山和雄、防人衛 106 人の名前とか間違えるの失礼だ ◆uiAEn7XS/. F-5 マンションの一室 昼 ケンシロウ、神楽、キュルケ 107 DIOの奇妙なバトルロワイアル~帝王は手段を選ばない~ ◆L9juq0u...
  • 集結(中編)
    集結(中編) ◆1qmjaShGfE 学校へと向かう独歩、彼の視線は道路のど真ん中に止まっている車へと向けられていた。 道を塞ぐように道路に対し直角にとめられた真っ赤な車、そのドアに張られた白い紙は殊の外目立って見えた。 『服部平次より、俺達は事情により首輪を外した。すぐに独歩さんの首輪も外すからその間口を開かないで欲しい』 ちょうど独歩が読み終わるタイミングで、姿を現す服部と赤木。 二人の姿を見て、独歩自身思う所もあったが彼等に頷いてみせる。 それを確認するなり赤木と服部はジョセフの首輪を外した時以上の速度で首輪を解除する。 もうお前らそれでメシ食っていけよと言いたくなるような、惚れ惚れする程の手際の良さであった。 「独歩さん! 悪いけど時間が無い、学校行って残りの連中の首輪外すで!」 正に至れり尽くせりで、何の感慨も無くさんざ苦労させられた首輪を外してもらった独歩...
  • 第3回放送までの本編SS
    第3回放送までの本編SS 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 日中 123 サンプル入手 ◆hqLsjDR84w B-3 南東 B-3 プラットホーム 日中 三千院ナギ、綾崎ハヤテ、空条承太郎 124 薔薇獄乙女 ◆3OcZUGDYUo D-4 中部 日中 津村斗貴子、ガモン大佐 125 涙を拭いて ◆L9juq0uMuo F-5 マンションの一室 日中 ケンシロウ、キュルケ、神楽、マーティン・ジグマール 126 タバサの沈黙 ◆d4asqdtPw2 C-8 西部 日中 劉鳳、アミバ、服部平次、タバサ 127 もうメロディに身を任せてしまえ ◆YbPobpq0XY D-7 田園地帯 日中 ジョセフ・ジョースター、三村信史、柊かがみ 128 『Freaks』Ⅱ ◆ozOtJW9BF-A A-7 ゴルフ練習場周辺 日中 アーカード、葉隠散 129 大切なのはゲームのやり...
  • 第4回放送までの本編SS
    第4回放送までの本編SS 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 夜 173 君らしく 誇らしく 向ってよ ◆3OcZUGDYUo D-3 北東部の民家前 夜 三千院ナギ、加藤鳴海、愚地独歩 174 Double-Action ZX-Hayate form(後編) ◆WXWUmT8KJE D-8 南 D-5 南 夜 綾崎ハヤテ、村雨良、アーカード 175 たとえば苦しい今日だとしても ◆1qmjaShGfE E-5 中央部 夜 葉隠覚悟、川田章吾、桂ヒナギク、柊つかさ 176 波紋の記憶 ◆vPecc.HKxU G-8 駅前 夜 ジョセフ・ジョースター、柊かがみ 177 今夜月の見える丘で ◆bnuNxUeVnw F-3 川の傍 夜 江戸川コナン、劉鳳、アミバ、服部平次、神楽、吉良吉影 178 情報戦的優位(ビバ=ノウレッジ)(後編) ◆6YD2p5BHYs D-2 S...
  • 交差する運命(中編)
    交差する運命(中編)1qmjaShGfE 川田の狙撃成功率はお世辞にも良いとは言えない。 しかも時間は夜、当てろと言われても無理言うなと答えるしかない。 だが、遠距離からの狙撃があると相手に知らしめる事でその行動を制限する事が出来る。 だからまずは川田の狙撃から、そしてその後狙撃を避ける動きをするであろう目標を斗貴子がしとめる。 斗貴子は自分に狙撃が飛んで来ないのがわかっているのだから、好き放題動けるのだ。これだけ有利な状況そうは無かろう。 ターゲットは二人、男と少女。 今のでしとめられなかったとしても、怪我の一つぐらいはしてるだろう。 というか、自分の存在意義をあの女に知らしめる意味でも最低限、怪我ぐらいはしていて欲しい。 戦況を確認すべく目を凝らす川田。目標がこちらの予定外の行動を取る可能性も否定出来ないのだ。 「瞬殺で頼むぜ津村……って待て。...
  • 第6回放送までの本編SS
    ゲーム終了までの本編SS 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 朝 239 鬼酔酒 ◆05fuEvC33. E-2南東 朝 愚地独歩 240 運命のルーレット叩き壊して(後編) ◆d4asqdtPw2 C-2南東部 C-3南部 C-3中央部 朝 赤木しげる、葉隠覚悟、桂ヒナギク 241 神社にて ◆1qmjaShGfE D-1神社 朝 服部平次、ジョセフ・ジョースター 242 襲来!蝶男の帝王舞(後編) ◆WXWUmT8KJE C-4学校 マップ外 サザンクロス内部 朝 村雨良、才賀エレオノール、柊かがみ、パピヨン、伊藤博士 244 ふしぎなおくりもの ◆hqLsjDR84w H-4路上 朝 愚地独歩 245 チェイン ◆d4asqdtPw2 C-4学校 朝 村雨良、柊かがみ、才賀エレオノール 午前 246 雛菊想恋 ◆03vL3Sy93w C-3 中央部 ...
  • 誰がために(中編)
    誰がために(中編) ◆wivGPSoRoE ■ 「何で音がしなくなったのかしら……?」  バルキリースカートを装着したヒナギクが、押し殺した声で呻く。 「さあな……。一発でカタがついたのか、何か他に理由があるのか……。 この時間帯まで生き残ってる人間が易々とやられるわけはないかあ、不自然だと言いたいがな…… そうとも言い切れねえ」  仮にラオウと張り合えるくらいの人間と自分が出合った場合、それこそ瞬殺されてしまう。  川田は顔をしかめた。  ラオウと同レベルの人間などそうはいないといいたいところだが、  とりあえず目の前に1人いる。本郷も入れて、知っているだけでも2人。  ――2人もいる。  このゲームの目的が「殺し合い」である以上、  ラオウと同レベルの人間が複数いる可能性は、高いといえた。 「狙いが私達って線は...
  • 第251話~第300話
    本編SS投下順 第251話~最終話 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 251 AFTER_THE_PERIOD(前編)(中編)(後編) ◆6YD2p5BHYs マップ外/サザンクロス内 昼 パピヨン、暗闇大使、ジゴクロイド、カマキロイド、カニロイド 252 人の瞳が背中についていない理由は(中編)(後編) ◆KaixaRMBIU エリア外 サザンクロス内部 日中 服部平次、赤木しげる、ジョセフ・ジョースター、葉隠覚悟、村雨良、桂ヒナギク、柊かがみ、才賀エレオノール、愚地独歩 253 虎! 虎! 虎!この身は我が組織のために ◆KaixaRMBIU エリア外 サザンクロス内部 日中 パピヨン、アレキサンドリア・パワード、三影英介、ジュクの秀、暗闇大使、大首領、葉隠四郎 254 真・仮面ライダー ~決着~(後編) ◆KaixaRMBIU マップ外/サザンクロス内 日中 村雨良、柊...
  • 第151話~第200話
    本編SS投下順 第151話~第200話 話数 タイトル 作者 場所 時刻 登場人物 151 小さな死 ~ La Petite Mort ~ ◆6YD2p5BHYs F-3 民家の中 夕方 津村斗貴子 152 【裏】貴重な貴重なサービスシーン ◆1qmjaShGfE D-2 駅前 午後 パピヨン、泉こなた、シェリス・アジャーニ 153 一歩進んで ◆WXWUmT8KJE G-8 ボウリング場前 夕方 ジョセフ・ジョースター、柊かがみ 154 新しい夜が来た、闘争の夜だ ◆uiAEn7XS/. A-8 変電所周辺 夕方 アーカード 155 万事屋銀ちゃんの店仕舞(後編) ◆1qmjaShGfE F-4 病院 F-5 北西 F-5 ビルの瓦礫の下 夕方 志村新八、神楽、吉良吉影、江戸川コナン、ルイズ、シアーハートアタック 156 コドクノテイギ ◆YbPobpq0XY D-5 総合体育館 夕...
  • 地獄の季節(中編)
    地獄の季節(中編) ◆3OcZUGDYUo 「「何ッ!?」」 ナギがスパイスガールを発現した事により、驚いた承太郎と新たに五人目の声が聞こえた事により、驚いた刃牙の声が重なる。 三人から少し離れた位置に居るハヤテは、あまりの出来事に声を出す事も出来ずに只唖然としていた。 それほどまでにもナギがスタンド能力を使用した事は刃牙、承太郎、ハヤテの三人とっては予想外な事だった。 刃牙は言うまでも無く、今までナギはスタンド能力を得た事を承太郎とハヤテには伏せていたので、無理も無い。 「何をやったか知らねぇけど……オレの勝ちだ!!」 ピーキーガリバーを最大限までに、増大させている刃牙にはスパイスガールが見えない。 只、スパイスガールのふざけた言葉が聞こえただけだ。 だが、その言葉は刃牙の闘争心を更に揺り起こす結果となっていた。 「オレを...
  • ――の記憶(中編)
    ――の記憶(中編) ◆wivGPSoRoE ■ (来ているとはな!)  村雨の口元に獣の笑みが浮かんだ。  再戦を約束した男と、再戦の場所は決めていなかった。  決める必要が無いということは、同じ場所ということ。  男が既にこの周辺にいる可能性があると思って、来てみれば……。  胸が高鳴る。熱いものが体の中で駆け巡る。  ――そう、こなくては。  闘志と歓喜が胸に満ちていく。さっきまでの苛立ちが嘘のようだ。  村雨の思いに反応し、村雨の体が変容を始める。  血のごとく赤い装甲が体と顔面を覆い、碧色の目が光る。 「さあ、見せてみろっ! そして――」  感情でもいい。技でもいい。何でもいい。 「俺に記憶を、よこせっ!!」  咆哮が轟き―― 「ちょ~っとタンマっ! 速すぎる男は嫌われるゼェ...
  • 決戦(完結編)
    決戦(完結編)◆1qmjaShGfE 胸がざわつく感覚に、事情を聞くのを中断して村雨は建物の外に飛び出す。 ラオウの後姿がビルの中へと消えて行き、少しした後その建物全てが崩れ落ちるのが見えた。 「覚悟! 何があった!」 頭部、ヘルメットに当たる強化外骨格を外し、覚悟は答える。 「戦士が逝った」 それは予想以上に村雨に衝撃を与えた。 「……そう、か……」 巌のようにそびえ立つあの男が倒れる姿が想像出来なかったのだ。 「急ぐぞ村雨。独歩とヒナギクさんが待っている」 「あ、ああ、わかった」 二人が同時に一点を凝視する。 そこに何時こちらに来たのか、黒シャツ赤髪の大男、範馬勇次郎が居た。 「おい、ラオウが……死んだのか?」 「然り、天晴れな最後であった」 勇次郎はそれがショックであったのか、頭を垂れる。 如何な狂獣とて、その衝撃は覚...
  • 決戦(後編)
    決戦(後編)◆1qmjaShGfE 怒り顔で階段を駆け下りる勇次郎。 出口に向かい駆け寄る彼の視界に、一人の人影が映る。 「よう、再戦希望だが暇あるかい?」 彼が再び現れる事が意外だったのか、怪訝そうな顔をする勇次郎。 「逃げ出した負け犬が何の用だ独歩。よもや……この俺とやりあいたいなどと寝言をほざきに来た訳ではあるまい」 独歩は拳を鳴らしながら勇次郎に歩み寄る。 「再戦希望っつってんだろ。耳遠くなったんじゃねえのかお前?」 怒りに任せて大地を踏みしだく勇次郎。 その挙動だけでビルの床が割れ砕ける。 「負け犬がッッッ!! この俺と戦うだとッッッッッ!!」 独歩は銃器も核鉄も持って来てはいない。 完全な無手。 そんな状態で独歩は、自らのきらりと輝くハゲ頭をこんこんと叩く。 「雨に濡れるのは嫌いでね。知ってるかい、雨ってな頭皮と毛髪に悪...
  • ゲーム終了までの死亡者
    ゲーム終了までの死亡者 死因 時間 被害者 加害者 死亡場所 死亡作品 死因 午前 徳川光成 葉隠四郎 C-4学校周辺 249 あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を(中編) 内臓脱離 日中 愚地独歩 ジェネラルシャドウ エリア外 サザンクロス周辺 252 人の瞳が背中についていない理由は(中編) 刺殺 日中 ジェネラルシャドウ 村雨良 マップ外 サザンクロス内 254 真・仮面ライダー ~決着~(後編) 爆死 日中 カニロイド 葉隠覚悟 エリア外 255 覚悟のススメ 焼死 日中 ジゴクロイド 葉隠覚悟 マップ外 サザンクロス内 255 覚悟のススメ 撲殺 日中 カマキロイド 桂ヒナギク マップ外 サザンクロス内 256 Bellis perennis 斬首 日中 桂ヒナギク なし マップ外 サザンクロス内 256 Bellis perennis(後編) 転落死 日中 エンリコ・プッチ...
  • STILL LOVE HER~失われた未来~(中編)
    STILL LOVE HER ~失われた未来~(中編)◆6YD2p5BHYs ……雨が、降り続いていた。 窓の外は刻一刻と明るさを増していき、しかし、その度合いは遅々たるもので。 憂鬱に垂れ込めた雨雲の下、散発的な戦闘が続く。   歌を、聞かせたかった――バードコールの鳥の歌を、もっと2人で聞いていたかった。 校舎の外壁。川田はライドルを鞭状にし、ターザンのように窓を突き破って教室に突入。 部屋の中には、狙い通りパピヨンの姿。 突入と同時にウージーを向ける彼に、しかし唐突に、白く濃密な霧が吹きつけられる。   愛を、届けたかった――愛を込めて、あの子の名前も呼んでやりたかった。 消火器。学校なら必ずある備品。窓からの奇襲の可能性も考えていたパピヨンの、現地調達の目潰し。 一瞬怯んだ川田に、空になった消火器を叩き付ける。 ...
  • 遥かなる正義にかけて(中編)
    遥かなる正義にかけて(中編) ◆3OcZUGDYUo 「やっぱボコったらなんとかなるもんやな~。っと、もうすぐ変電所が見えてくるハズやな」 ほんの数分前、アミバが走り去っていた後直ぐに服部は突然調子が悪くなったバイクを動かそうと試みた。 だが現実は非情であり、どうやってもバイクは動こうとはしない。 よって、おもいっきり蹴りを叩き込む事によって、服部はなんとかバイクを動かす事に成功していた。 やはり所詮此処で調達した品で拵えたものだったから、うまくはいかないのか? そんな事を思いながら服部はバイクを走らせ続ける。 「おっ! よおータバサ、劉鳳――――――――って何やってんのや!?」 背中を向けて前方を向いていたタバサと劉鳳に声を掛け、自分の存在をアピールしようとした服部。 だが、彼らの前方で行われている現状に服部は驚愕する。 そこに...
  • 人の瞳が背中についていない理由は(中編)
    人の瞳が背中についていない理由は(中編) ◆KaixaRMBIU 「いったか」  独歩は魔法陣に飛び込んでいく長足クラウン号とZXと覚悟を見届けて、追いかけようとするコマンドロイドの首を貫手で貫く。  さらに一つのモーターギアで地面を走り、もう一つのモーターギアを拳につけて、敵を殴り砕いた。  敵の残骸が身体にかかることも構わず、次の標的へと独歩は突進する。 「キキィー!!」  コウモリ奇械人が不快な鳴き声と共に空より強襲してくる。  独歩は冷静に両腕の突きを捌き、喉元に正拳を叩きつけた。  だが、砕くことは敵わない。なぜなら独歩の拳はモーターギアを装着していないからだ。 「たくっ、自信がなくなっちまうぜ。何十年も繰り返しついた突きなんだがな」 「キキキキキィー」 「笑っているのか? だったら俺からの忠告だ」  独歩が次の言葉を告げる前に...
  • AFTER_THE_PERIOD(中編)
    AFTER_THE_PERIOD(中編) ◆6YD2p5BHYs ――コポッ。コポッ。 無数の容器の中を循環する液体が、静かに音を立てる。 六角形を基調とした奇妙な部屋の中、2人の人物が向かい合っていた。 パピヨンと――そして、ニュートンアップル女学院の、『仮面の男』。 「よく、一目で私だと分かったわね。武装錬金だけ奪われている、とは考えなかったの?」 「なに、『スタンドディスク』の専門家、エンリコ・プッチと会ったばかりだったからな♪」 パピヨンはニヤリと笑うと、小さく指を振ってみせる。 『帝王』を名乗るようになっても、彼の明晰な頭脳は健在。筋道立てて己の推理を語っていく。 「首輪に仕込まれた、武装錬金の発動を狂わせる『闘争心誤読装置』の存在――  BADANの技術がいかに高かろうとも、その開発には『俺たちの世界の錬金術』の知識...
  • 心を縛るものを ひきちぎればすべてが始まる(中編)
    心を縛るものを ひきちぎればすべてが始まる(中編)◆14m5Do64HQ 地下鉄のホーム、中心部に備え付けられた一室。 待合室とも言える空間。 其処に設置された座席に覚悟、村雨、ヒナギク、かがみ、独歩の五人がアルファベットのUのスペルを描くように腰を下ろしている。 覚悟、村雨の二人とヒナギク、かがみの二人が向き合い、そして独歩が丁度Uの底となる位置座るような形だ。 そして零は覚悟の座席の下に置かれている。 彼ら五人は兎に角、互いの情報を交換する事を決めた。 お互いの行動、友好関係を結んだ仲間、そして危険と思われる参加者達についての情報交換。 だが、その情報交換は万事何事もなく、上手くいくという事は残念ながらなかった。 「なんですって! つかさを殺したあの女が……もう人を殺す気はないっていうの!? そんなの……そんなの俄かには信じられないわ……...
  • 第5回放送までの死亡者
    第5回放送までの死亡者 死因 時間 被害者 加害者 死亡場所 死亡作品 死因 深夜 泉こなた 川田章吾 C-4学校 215 交差する運命 射殺 深夜 津村斗貴子 蝶野攻爵(間接) A-3 219 求めはしない 救いはしない 未来(あす)に望むものは―― 首輪爆発 深夜 神楽 範馬勇次郎 F-3中央部 河原 222 夜兎と範馬(後編) 撲殺 黎明 ケンシロウ ジグマール エリア外 228 進化(後編) 首輪爆発 黎明 ジグマール 自爆 D-3西部 228 進化(後編) 首輪爆発 黎明 劉鳳 ラオウ D-1神社 230 Reckless fire 撲殺 早朝 江戸川コナン 範馬勇次郎 F-3 231 悪鬼 顎破壊 早朝 ラオウ 劉鳳 E-2 中央部 233 決戦(後編) 斬殺 早朝 範馬勇次郎 村雨良 E-2 中央部 233 決戦(完結編) 失血 早朝 川田章吾 蝶野攻爵 C-4 学校 ...
  • あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を(中編)
    あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を(中編) ◆40jGqg6Boc 校舎の屋上の上に腰を落とし、不敵に見下ろす人影。 金色のボディに、風にたなびかせるマントを持つその人影はZXに酷似していた。 そう。その人物こそがこのバトルロワイアルの発端となりし存在。 大首領、“JUDO”がその場に悠然と彼らに自分の存在を示していた。 ◇  ◆  ◇ 「ッ! ジュドオオオオオオオオオオオオオッ!!」 ZXが吼える。 何故、ここに大首領が居るのか。 もしや、現世への復活が強化外骨格を使う以外の方法で成功したのだろうか。 様々な疑問が浮かんでは消えてゆき、ZXを惑わす。 だが、今は詳細について考えている暇などない。 変身解除を強引に取り止め、身体を捻じ曲げるように振り向き、ZXは数歩の助走を経て地を蹴り飛ばした。 更に両脚裏に内蔵...
  • 月下の死闘、そして……(中編)
    月下の死闘、そして……(中篇) ◆L9juq0uMuo 「ぐ、う……」 「ほほう、あれで尚生きているとはしろがねとやらも大した生命力だな」 無数の拳を受け、血まみれとなって尚、動こうとする鳴海。 しろがねの耐久力に、まるで最新鋭の玩具を見つけた子供のようにDIOが感心する。 「そうだ君に一つ、面白い話をしよう。刃牙とシェリスという二人の哀れな人間の話だ」 唐突に、DIOが嘲笑混じりに喋りだす。 ピク その言葉に鳴海が反応したのを確認し、DIOは続ける。 「刃牙は父親、勇次郎だったかな? 彼を超えると言っていた。みゆき達の吸殻を見たときは怒り狂ってね、流石の私も危なかったよ。 だが『ザ・ワールド』の前には彼も勝てず、私に敗北し、忠実な下僕になった。さっきまで殺人者に怒りを覚えていた少年が殺人者に手を貸す。よくできた...
  • 決戦(状態表)
    決戦(状態表)◆1qmjaShGfE 【E-2 中央/2日目 早朝】 【村雨良@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]全身に無数の打撲、頬に軽い腫れ 全身に更なる重度の打撲傷を負う [装備]十字手裏剣(0/2)、衝撃集中爆弾 (0/2) 、マイクロチェーン(2/2) 核鉄(ピーキーガリバー)@武装錬金 [道具]地図、時計、コンパス、 女装服     音響手榴弾・催涙手榴弾・黄燐手榴弾、 [思考] 基本:BADANを潰す! 1:ハヤテの遺志を継ぎ、BADANに反抗する参加者を守る 2:ジョセフに謝罪し、協力を要請する。 3:ケンシロウ、コナン、服部、神楽の捜索。エレオノール、川田、ジグマールには警戒。 4:3が終わり次第学校へ向かい、パピヨン、アカギ、覚悟、ヒナギク、独歩との合流。 5:かがみを守る [備考] ※傷は全て現在進行形...
  • 今にも落ちてきそうな星空の下で(中編)
    今にも落ちてきそうな星空の下で(中篇) ◆MANGA/k/d.  まとわりつく、粘ついた空気。  暗闇の中で呼吸も出来ずに、もがいている。  脚に、腕に、身体に…そしてのどに、無数の手がからみついて、引き戻そうとしてくる。  誰だ?  振り返りたい衝動。  しかし、振り返ってはならない。  何故か、そんな気がする。  耳元に息がかかる。  生暖かい。  首筋に液体がかかる。  ぬらりとした感触。  うめき声が、悲鳴が、嗚咽が、怨嗟が。  耳の奥へとぬるりぬらりと入り込んでは、ぐるりぐらりと渦巻いて脳を揺さぶる。  痛い…苦しい…助けて…何故…。  何故こんな非道いことを…。  お願いします、子供だけは…。  痛い、痛い、痛い…身体が…中から…。  顔にかかる液体の暖かさ。  爆ぜる肉体の、はらわたから立ち上る湯気...
  • 決戦
    決戦 ◆1qmjaShGfE 雨足の音が強くなる。 木々は所々削れ、薙ぎ払われ、鳥居に至る石畳も随所が砕け、無残な姿を晒している。 激闘の爪跡は戦闘が行われた周辺に留まらず、十数メートル先の大木の幹までが醜く剥げ落ちている。 この場において最も重要な施設である社も、その被害を免れ得なかった。 壁面が貫かれ、漆喰の隙間から壁全体を支える柱がむき出しになっている。 それを為した片割れである大男、ラオウは一時手放した意識を取り戻す。 頭を振り、意識をはっきりとさせる様は何処にでも居る普通の人間と変わらない。 しかしその身に刻まれた無数の傷跡が、彼とそれ以外とを大きく隔てる証拠となっている。 こんな傷を負って意識のある人間など居るはずがない。 しかるにラオウは、何事も無かったかのように立ち上がり周囲を確認する。 「……村雨はまだ来ぬか」 たった今激...
  • 大乱戦(後編)
    大乱戦(後編) ◆1qmjaShGfE キュルケは何も出来ないままこの戦いを見守っていた。 ケンシロウは強い、物凄く強い。こんな強さがこの世に存在していた事に驚いてしまうぐらい強い。 だが、どうやら相手もそんなケンシロウと戦えてしまうぐらい強いのだ。 何度か魔法での援護を考え、その間を計るもあまりにスピードが速すぎるのと、ケンシロウの邪魔になってはと思いとどまっていた。 それと、戦場が主に上り線ホームだった事がここまでキュルケの命を救ってきたのだが、遂に状況が変わる。 ケンシロウの両目が抉られたのだ。 「ケン!!」 悲鳴を上げるキュルケ。 それをやった男は黒シャツ男の相手で忙しそうだが、もう一人の大男がケンシロウに向かう。 これは見過ごすわけにはいかなかった。 しかし、ケンシロウは両目から血を流しながら大男と戦っている。 とても信じられない...
  • AFTER_THE_PERIOD(前編)
    AFTER_THE_PERIOD(前編) ◆6YD2p5BHYs ――広いサザンクロスの片隅。参加者の突入騒ぎからは遠く離れた一角で――。 1人の小柄な人物が小脇に丸いモノを抱え、足早に通路を歩いていた。 全身タイツのような衣装。顔を覆い隠す奇妙な仮面。そして、両耳の位置から突き出した円錐形の突起。 BADANにおける下級戦闘員、『コンバットロイド』である。 身体改造を一切受けていない「ただの人間」が強化服を着ただけの、弱いが安上がりな戦闘員で―― 改造人間『コマンドロイド』が量産される今では、既にその数は逆転し、かえって珍しい存在となっている。 そんな過去の産物と呼んでもいい戦闘員は、そして、そのエリアにある構成員の詰め所に足を踏み入れる。 そこには少しくつろいだ姿ながらも、状況の推移を伝える通信機に耳をそばだてる男たちがいた。 小柄なコン...
  • 悪鬼(後編)
    悪鬼(後編)  ◆05fuEvC33. 覚悟は満身創痍ながら、ヒナギクを愚弄された怒りに立ち上がる。 (怒りを胸に沈めてはならぬ。怒りは両足に込めて、己を支える礎とせよ) 「まだやらせてくれると言うのか……………………」 覚悟に勝算は無い。 だが、元より勝算を計っての戦いをする覚悟では無い。 (我が身は牙を持たぬ人の剣なり。この身が肉片になろうとも、牙を持たぬ人を守るのみ) 覚束無い足取りで立ち上がる覚悟に、喜色を浮かべ勇次郎が歩み寄る。 「範馬勇次郎は、主催者の打倒に必須だ!!!」 勇次郎が声のした方向へ向くと、コナンが立っていた。 勇次郎も覚悟もヒナギクも、意味が分からないと言った様子でコナンに注目している。 場に居る全員が、コナンの話を聞く体勢になっているのだ。 ここまではコナンの作戦通り。 「覚悟さん、勇次郎は...
  • STILL LOVE HER~失われた未来~(後編)
    STILL LOVE HER ~失われた未来~(後編)◆6YD2p5BHYs ……医療の世界で、広く知られた事実がある。 例えば、心臓移植。 何らかの病気で心臓移植を受けた患者には、程度の差はあれ、性格の変容などが見られるという。 ある者は、食べ物の好みが変わり。 ある者は、飲めなかった酒が飲みたくなり。 ある者は、年齢も性別すらも飛び越えて、突飛な性癖に目覚めたりする。 そして、後から調べてみると……それら新たに目覚めた趣味嗜好は。 心臓のドナーが元々持っていた、趣味嗜好や性癖であったりするのだ。 ある研究者の唱える学説によると、心臓にも脳に似た神経細胞ネットワークが存在するのだと言う。 ICNS。「内在性神経神経細胞」と名付けられた、神経組織群。 つまりは心臓はそれ自体が、「小さな脳」であることになる。 それ自体が思考...
  • STILL LOVE HER~失われた未来~
    STILL LOVE HER ~失われた未来~◆6YD2p5BHYs パピヨンは――蝶人パピヨンは、考える。 タイムマシン仮説……主催者側が「タイムマシン」、あるいは「それに類する力」を持っているという仮説。 呼び出された「時間」が違うとしか考えられない、複数の参加者たちの存在。 知り合い同士の記憶が、噛み合わない。 あるいは、死んだはずの知り合いが参加している。 こういった例はいくつか散見されていて……その現状を説明するための、有力な仮説の1つである。 その一端は、実はパピヨン自身がよく知っている。 誰よりも、知っている。 パピヨンにとって宿命のライバルである武藤カズキとは、最初話が噛み合わなかった。 パピヨンは、「決着をつけよう」、と言った。 武藤カズキは、「決着はもうついた」、と言った。 頭のいいパピヨンには、それだけで大...
  • 集結(後編)
    集結(後編) ◆1qmjaShGfE 外に出た服部とジョセフの二人。 ジョセフは気安く赤木の肩をばんばんと叩く。 「いやぁ助かったぜぇ。お前顎に似合わず気が効くじゃねえか!」 何をどう考えても顎は関係していない。 「それはいい。それより、記憶が入ったディスクと言ったが……BADANに関する情報はそこにあったのか?」 肩をすくめるジョセフは、スタンドに関する知識はエライ量があったが、核金や改造人間云々といった話はほとんど無かったと語る。 承太郎の記憶の中では、ジョセフもディスク抜きでスタンドを操っていた。 波紋と非常に相性の良いハーミットパープルのスタンドを、自分も使えないかと試してみたのだが、やはり無理であった。 参加者の中では吉良吉影とDIOに関する知識が有効であったと思われるも、二人共既に死亡している。 赤木はそう聞くと、それ以上このディスクに関して期待するのを...
  • 進化(後編)
    進化(後編)◆1qmjaShGfE ケンシロウは初めてギャランドゥと遭遇するが、その姿は先だって戦ったDIOのスタンドに酷似していた。 故に、ジグマールの雄叫びに合わせて殴りかかってくるギャランドゥも、それと同種の物と見て対応する。 ギャランドゥから猛然と降り注ぐ拳の嵐。 その一発に焦点を合わせ、カウンターで拳をねじ込む。 「おぼっ!」 そんな悲鳴と共にジグマールの顔が変形する。 進化の初期であるせいなのか、ギャランドゥを自在に操るのに感覚のリンクが必要になっている。 そんな真似をすれば当然こうなるのだが、ジグマールは委細構わずそうし続ける。 ジグマールの事情を知らないケンシロウは、ジグマールのアルターをDIOのそれと同じ特性を持っていると認識した。 ギャランドゥは構わず拳を振り上げる。 今度は一発目から合わせる。 「はぼふっ!!」 そ...
  • 神に愛された男(後編)
    神に愛された男(後編)◆WXWUmT8KJE  カラッと降り注ぐ陽光の胡散臭さに赤木は思わず目を細める。  ここは偽者の空間。ゆえに、目に映るものはすべて信じられない。  流れる砂漠の砂も、身体を吹きぬける風も、天空から降り注ぐ太陽の光も、すべて偽者。  にもかかわらず、悠々と赤木は歩く。生まれついての自信、不安など捨て去ったかのように。  やがて、視界に黄金の怪人JUDOが入る。 「ここがキサマらが目指す、我が牢獄だ」 「クク……なるほど。ここに閉じ込められている……というわけか」 「うむ。せいぜい、我が抜け出れるのは、その首輪サイズくらいだ」 「……俺たちをずっと見ていた、というわけか。 まあ、あの時は盗聴器から気づいて、何らかのアクションが来ると思っていたがな」  赤木の言葉に、大首領は人間で言えば、『呆れる』という行為をとる。  赤...
  • 弟(後編)
    弟(後編) ◆WXWUmT8KJE  ラオウが階段を上りきり、見つけた相手は今までであったことのない男たちだ。  女の方は一人見覚えがあるが、だからといってラオウの興味をそそるわけがない。  男二人、一人は女顔であるが、それなりに腕が立つのかもしれない。  しかし、それだけだ。  もう一人の男はやれるのだろう。だが、どういうわけか今は地に伏している。 (見当違いか)  そう思い、踵を返そうとする。  怪我人を相手にする趣味は拳王にないし、弱い相手を一方的に虐殺することも興味がない。  しかし、ラオウに立ち向かう影が現れる。 「武装錬金!!」  ヒナギクが地面を蹴って、バルキリースカートの刃を煌かせる。  ラオウはあっさりと刃を掴んだ。 「ほう、この拳王に挑むか」 「あんたを行かせるわけには……いかないのよ!」  ヒナ...
  • スカイハイ(後編)
    スカイハイ(後編) ◆d4asqdtPw2 つかさと覚悟が2人で放置されてから、しばらくの時間が過ぎていた。 とはいっても特に会話はない。 と言うより、つかさは眠りこけていた。 いろいろなことがあったのだ、無理もないだろう。 彼女の上には覚悟が民家内で調達してきた毛布がかけられていた。 葉隠覚悟に久しぶりに訪れた静寂。 少女の寝息などはするものの、今までに比べたら遥かに静かだ。 今の川田たちに出会う前も、ルイズや志村などの心強い仲間と共にいた。 その声が妙に懐かしい。 この心地よい静寂よりも仲間たちの声がすることを望んでいる自分がいた。 騒がしいのが好きだったのか、と新たな自分の発見に少し驚く。 今までは一人で戦い、それが当然のことだと思っていた。 己を殺して。誰かの為に全力で。 それが葉隠覚悟の生き方のはずであった。 ...
  • 月下の死闘、そして……(後編)
    月下の死闘、そして……(後編) ◆L9juq0uMuo 「残念だったなぁ、鳴海。このDIOの首をはねた時、貴様は『勝った』と油断した。だがな、首を落とした程度ではこの『帝王』を倒す事などできない」 地に落ちながらも首だけで笑顔を浮かべるDIOの姿が目に入った。 ドサ、と言う音と共に、鳴海が地に伏し、顔だけをDIOの首へと向ける。 「テメェ……」 「言っただろう? 『ザ・ワールド』以外にも力があると。もっとも、体力の消費はスタンド以上であるからあまり多様はしないがね、」 首が飛ばされた瞬間、DIOは気化冷凍法で血を凍らせ、首からの出血を抑えた。 そして、落下しながらも、先程鳴海の肩を抉った裂眼刺驚を発射、狙いはずれたが、鳴海のわき腹を抉る事には成功した。 「あの時、ジョナサン・ジョースターに敗れた時は、既に胴体は無く、ジョナサンの体を...
  • 信じるということ/GET WILD(後編)
    信じるということ/GET WILD(後編) ◆14m5Do64HQ 「しかし、エイジャの赤石が本当にあるとはな……BADANって野郎共も侮れねぇぜ……」 「ああ、敵さんは強大や。 俺らも気張らなぁあかん……かがみの姉ちゃんも折角核鉄を交換してくれたコトやしな……」 先程、ジョセフと服部は彼らと情報を交換すると共にお互いの持ち物を確認した。 波紋使いであるジョセフにとって一振りの木刀――正宗は特に使用する機会がないので、元の世界で使用した事のあるヒナギクに。 独歩が持っていたエイジャの赤石はジョセフにとってとても馴染み深いものであり、独歩も特に拘りはなかったので彼が受け取った。 また、危険人物が少なくなったといえども、三村と劉鳳の死体を埋葬するのにあまり長い時間を掛けるのは好ましくない。 よって、波紋戦士としての修行を終えた、超人的な身体能力を誇るジョ...
  • I bet my belief(後編)
    I bet my belief(後編) ◆O4VWua9pzs 闇夜の中を歩く一人の男がいた。 シアーハートアタックの死線を超えた赤木しげるであった。 今アカギは目的地である学校へと足を運んでいた。 この半日の間に有力な情報を携え、主催者に対抗できる力を着々と身につけていった。 だが、しかし・・・ 「承太郎を失ったのは……痛かった」 あまり会話を交わしていないとはいえ、承太郎の瞳は鳴海と同じように強い意志を持っていた。 どんな逆境に立ち向かえる強い意志。 主催者に立ち向かうにあのような強い意志を持った人間が必要だったのだ。 それに加え、承太郎はスタンドという未知の能力を持っていた。 主催者に立ち向かえる筆頭になるはずだった。 …だが…死んだ。 「とんだ災難だったな…承太郎」 普通なら弱かったから死んだと思うだろう。しかし、アカ...
  • ――の記憶(後編)
    ――の記憶(後編) ◆wivGPSoRoE ■  飛ぶように、としか表現しようがない。  あまりの速さに目をつぶり、しばらく耳元で風が唸っていたかと思うと、  急に音がやんだ。  ――嘘?  かがみの目の前には、神社の鳥居がそびえていた。  頭の中で地図を広げる。  この一瞬で、ほとんど会場の端から端へと移動したことになる。  ――なんという速さ。 「わっ!?」  いきなり、体が担ぎ上げられた。  暴れたくても、チェーンでぐるぐる巻きにされているため、どうにもならない。  この不自然な体勢で、激戦の核鉄を落さなかっただけでも、僥倖といえるだろう。 「……不満そうだな」  男がカバンに向かって酷薄な声を発する。 『もはやお前にかける言葉は無い』  カバンが氷点下の声音で応答。  カバンが...
  • この身は我が組織のために
    この身は我が組織のために ◆KaixaRMBIU □ 「ほう……短時間でよくも準備が整ったものだ」 「プログラムの終了と聞き、速やかに準備を済ませた。後は大首領を降臨させるのみ!」  指示を飛ばす四郎の元に、暗闇が靴音を響かせながら近寄ってきた。  四郎は首輪をはめているとはいえ、暗闇の下につくことを嫌い、大首領の特別な計らいで幹部待遇をもらっている。  本来、この位置は大首領の親衛隊のジェネラルシャドウがつくはずだったのだが、暗闇の破れた組織への侮蔑のために再生怪人の隊長程度の地位にされたのだ。  もっとも、四郎はその事実に対して興味を持っていない。  あくまでも目的は神国再建。鬼畜米英の排除である。  凄を元に、高性能で生産性に優れた強化外骨格、及び戦術鬼の開発も進んでいる。  バダンの軍事力と技術力を幾分か提供してくれることも、確約済みだ。  それに、...
  • 地獄の季節(後編)
    地獄の季節(後編) ◆3OcZUGDYUo 一人の男が地にゆっくりと落下する。 特に頭部、左肩、下腹部、鳩尾の箇所に痛々しい傷を負った青年。 範馬刃牙が虚ろな表情を浮かべ地に落ち、大地に伏せる。 スターフィンガーの衝撃のせいか、刃牙が一向に動く様子はない。 そして…… 「ジ……ジョジョーーーーーッ!!」 三千院ナギの悲鳴が周囲に木霊する。 そう、刃牙が地に落ちた数秒後に空条承太郎の身体が同じように落下した。 音速拳をスタープラチナの胸ごと、己の胸に叩き込まれた承太郎。 左胸に不自然な空洞が空き、その傷口から、口から夥しい血液を撒き散らしていた。 承太郎もまた刃牙と同じように、動こうとはしなかった。 「し……しっかりするのだジョジョ!!」 「…………ああ」 ナギが承太郎の下へ駆け寄り、忙しなく彼の身体を揺する。...
  • 鬼ごっこ(後編)
    鬼ごっこ(後編)◆1qmjaShGfE 『   ~~ 続 名も無き戦闘員による報告書 ~~ 既に半数が死亡した現状、優勝すら囁かれていた強者が倒れて行く中、何故明らかな弱者が生存しているのか。 今回はその具体例として江戸川コナンの事例を挙げてみたいと思う。 卓越した推理力を誇る以外、身体的には学生組にすら劣る彼。 戦闘こそが至上であるこの会場において、確かに序中盤は逃げ惑う一般人の座に甘んじていた。 しかし、彼の持つポテンシャルはそんなものではないと断言する。 現に、一部では最も優勝に近い男と呼ばれていた吉良吉影を追い詰めたのは彼の功績であるし、 勇次郎、ラオウ、斗貴子と実績ある猛者に遭遇しながら生き残ったのは評価に値すると思われる。 ではそうやって生き残ってきた彼の能力とは、一体如何なるものかについて言及したいと思う。 江戸川コナン...
  • 帝王賛歌(後編)
    帝王賛歌(後編) ◆hqLsjDR84w ■  エンリコ・プッチにとって予想外だったのは、パピヨンが研究員の記憶のヴィジョンを見ながら、それなりに冷静であったこと。  よもやパピヨンがホワイトスネイクの能力を分析し、DISCが抜き終えるまでの時間を計算していようなど、夢にも思っていないだろう。  そしてパピヨンにとって予想外だったのは――………… 「そこだァーーーッ! 抜き取れッ、『ホワイトスネイク』!!」  プッチが叫ぶと同時に、ホワイトスネイクが腕を振り下ろす。  すると『二枚』の『大小』のDISCがライダーマンヘルメットを突き抜けて、ともに半分ほど姿を現す。  ホワイトスネイクは迷わず小さいほうのDISCを指で摘み、引き抜こうとする。  それとほぼ同時に、パピヨンが手刀を作る。  しかしパピヨンの手刀が振り下ろされるより速...
  • 誰がために(後編)
    誰がために(後編) ◆wivGPSoRoE ■  暗い事務室で川田は、虚空を睨んでいた。 (ひでぇもんだ。戦争でもあったみたいじゃねえか)  病院の惨状は、まさに、被災地のような状態であった。  やっとの思いで辿り着いてみれば、玄関付近には坂田銀時という男の死体が転がり、  自動ドアの玄関は、無残に破壊されていた。  壁にはいくつも大穴が開き、窓ガラスはことごとく割れ、棚がひっくり返り、机が粉砕されている。  足をすすめるたびに、何かを踏みつぶすハメになり、その度に嫌な音が発生する。  一体何をどうやれば、コンクリート造りの病院をこれほど破壊できるのか? (こんなことをやっちまう奴らとやり合うのは、御免をこうむりたいぜ)  川田が、眉間に新たな皺を刻んだその時。  ――逃避するな。  心の中でそんな声が聞こえた。 ...
  • 死亡者名鑑
    死亡者名鑑 ここではロワ中に死亡したキャラクターの生き様、死に様を紹介します あ行 か行 か行(後編) さ行 さ行(後半) た行 な行 は行 ま行 や~ら行
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