200X年
某月某日某所にて
平和に満ち溢れているはずの場所でその事件は起こってしまった。
生徒会役員(以下、役)「ひれ伏せ!絶望しろ!そして家に帰って勉強するがいい!」
TAKA(以下、T)「くっ、なんて奴だ。これが生徒会の力なのか………」
立夫(以下、立)「俺たちじゃ生徒会には敵わないのか?」
かみ(以下、か)「バカ野郎!」
全員(以下、全)「!?」
か「そこに壁があるならブチ壊す。それが逆らえない運命ならばこの手で切り開く。そこにペンと紙があるならひたすら絵を描きまくる。それがオレ達漫画研究部だろう!」
その一言により漫研部員達は立ち上がった。
T「ああ、そうだったな。俺たちには…」
立「俺たちにはまだ希望がある」
ウィルソン(以下、石)「諦めるには早すぎるって事か」
カトー(以下、大)「そうだ。君達はまだ戦える。ここで諦めたら誰が世界のために戦うんだ?」
かみ達の後方から一筋の光線が走る。
役「な、何!?この力は何だ!ぐわああぁぁぁぁあぁ!」
T「つ、強え」
役「く、このままでは…。貴様ら、覚えていろ!」
立「た、大佐!」
大「奴らが動き出した。最悪の事態と言っていいだろう」
カトーは現状を語った。
教師軍団の一部が生徒会と共に動き出した事。
青Tまでもが動き出した事。
モッチーがさらわれた事。
か「何だって!?モッチーがさらわれた?」
立「許せねえ。モッチーを人質に取るだなんて」
か「みんな、モッチーを取り戻しに行くぞ!」
T「OB会に連絡してみようぜ。あの人たちならきっと力になってくれる」
か「待っていろよ。モッチー」
こうして漫研と生徒会の戦いの幕は開いた。
(ナレーション)
地上を焦がすは憎しみの炎。
天を染めるは悲しみの涙。
その日漫研の世界は姿を変えた。
血は流れ、屍は山となり、人々の恐怖は肥大してゆく。
ある者は嘆いた。
ある者は呪った。
ある者は絶望した。
不条理なこの世界に。
立ち上がった。
戦った。
身体に幾重もの傷をつくろうとも。
その先にある光を信じて戦った。
これはまだ自分の運命に気づかずに生きる一人の少女の話であった。
モッチー「――――って何ですかこのナレーションは」
解説/執筆者コメント
SSトップページに載っている情報から創り上げたプロローグ。
いかに中二病な感じになるかと奮闘した第1話。
本当にこんなでいいのかよと自分で突っ込んだのはちょっとした裏話。
最終更新:2009年05月23日 23:46