アシスタント病

 初めてアシスタントに入って、3ヶ月ほどで症状が出ます。
 初めて漫画の仕事をし、今まで知らなかった部分を教わり、自分に取り入れることができたことて、その教わったことを必要以上に重視し、「それが全てだと思ってしまう」。
症例…
 表面上良いものを描けるのですが、中身の薄い絵になってしまう。意図もなくとっただけの写真というニュアンスが近いかと思います。
 アシスタント先では、よい背景が描けているのに、自分の原稿ではいまいちの背景しか描けない。一つの原因として、背景の選択、構図の取り方等、作家が指定する…何の絵を描くのかを選択する要素等が育っていない。

 アシ先の作家がやっている事が、すべて良い事だと勘違いをする。
副作用…
 知人にやたらと、自分の教わったやり方を強要します。…(自分もやりました…)。
 二言目に、プロ作家が…と、自分の価値観、理論とは関係なく自分が教わった事を人に強要する。 


最終更新:2006年11月07日 19:28