「電話とメモリとプレゼント」
B-Part 開始
バイクに乗るのは初めての経験だ。勿論、まだ原動機付き二輪車にも乗った事がない。
車体の重さに振り回されそうになるのを堪えて、更にスロットルを捻る。
ここまで一度として信号に捕まっていないのは、なんとも幸運だろう。
タカを模したカン――カンドロイドというらしい――に導かれながら、京太郎は考える。
あの日の事を。
始まりは、些細な口喧嘩だった。
言った、言わないとか。やった、やらないとか
須賀京太郎は、いつもの如き片岡優希のからかいや冷やかしを受けて。
彼女を怒鳴りつけてしまった。
元々、そういうところがあるのは知っていた。
ただその日は、たまたま虫の居所が悪かっただけ。
だけど――それが、彼女にかけた最後の言葉となった。
始まりは、ただ面倒なだけだった。
軽く怠いとか眠気があったとか、そんな理由。
須賀京太郎は、宮永咲に話しかけられても、適当に相槌を打って返していた。
そんなの普段からあまり変わらないし、そんな日だってあるだろう。
元々、真剣に相手をしていたとはいい難い。
その日は輪をかけて、彼女に対しておざなりに接した。
しかし――それが、彼女と喋る最後の機会になった。
始まりは、ちょっとした親孝行のつもりだった。
いつも、馬鹿をやっているから。たまには夫婦で羽でも伸ばしてもらおうと。
部活の傍らにバイト代をためて、ディナーをプレゼントした。
でもそこには純粋な感謝の気持ちがあった訳じゃない。
ちょっと、自分も満喫したいと。親から一時でもいいから離れたいと。
家の中で一人、気ままな時間が欲しい。そう思ってもいた。
そして――それが、彼らと交わした最後の会話となった。
京太郎の元にやってきたのは。
片岡優希の行方不明。その知らせ。
仲直りする事も出来ず。また笑いあう事も出来ず。軽口をたたき合う事も出来ない。
もう二度と、彼女に出会う事は出来ないのだ。
京太郎の元にやってきたのは。
宮永咲の失踪。その報告。
彼女の薀蓄を聞く事も出来ず、彼女の不平を聞く事も出来ず、彼女の世話を焼く事も出来ない。
あれっきり、宮永咲と過ごす事は不可能となったのだ。
京太郎の元にやってきたのは。
焼け焦げた携帯電話。それだけ。
遺体は炭化していて、既にほとんどが失われてしまっている。
かろうじて、携帯電話だけが破壊を免れたので遺品として届けられた。
そんな、話だった。
時間はもう二度と戻らない。零れ落ちる砂のように。
後から後から、後悔だけが降り積もる。それは決して返す事のできない砂時計。
できる事と言ったら、零れ落ちる砂を少しでも堰き止める事だけ。
何故あの時、彼女にああも冷たく接したのだろうか。
何故あの時、彼女の冗談を笑い飛ばせなかったのだろうか。
何故あの時、明日も変わらず訪れると思ったのだろうか。
もっと優しくはできなかったのか。もっと彼女と会話はできなかったのか。もっと、もっと、もっと――。
何故あの時、彼女を邪険に扱ってしまったのだろうか。
何故あの時、ちゃんと彼女の話を聞いてやれなかったのだろうか。
何故あの時、こうして日々を過ごせていけるのだろうななどと思ってしまったのだろうか。
どうして普段から彼女を軽く見ていたのか。どうして彼女の事を小ばかにしていたのか。どうして、どうして、どうして――。
何故あの時、両親にそんなものをプレゼントしたのだろうか。
何故あの時、出掛けに思えば笑えない冗談を言ってしまったのだろうか。
何故あの時、ほんの少しでもウザったいなと思ってしまったのだろうか。
もう、話す事はできない。もう、あの料理を食べる事はできない。もう、もう、もう――。
周囲は同情をしてくれた。
家族を失って、友人を亡くして、自分一人だけ残られて――なんて可哀想な人間なんだろうと。
その目を向けられるたびに。言葉を投げかけられるたびに。そう噂をされるたびに。
京太郎は、内なる絶叫を上げる。血涙を流す。懺悔を行う。
違う――あれは。俺のせいなんだ。
俺があんな事を言ってしまったから! 俺がそんな事をしてしまったから! 俺がこんな風に思わなければ!
そうすれば、彼らは死ぬ事もなかった! 彼らの命を奪ったのは俺だ! 俺が、俺が殺したのだ!
この学園に通うまで。
死んでしまった彼らの分も、止まっている訳にはいかないと。
申し訳なさ差から動き出すまで、京太郎は泣き続けた。
動き出したのは、ただなんとなく。
いつまでも、その場に留まっていて腐っていくだけだと、彼らに面目が立たない。
そう思ったから歩き出しただけで。それほどまでの強い欲求や目的は存在しない。
勿論、絶望に浸りきって。
自分は幸せになれないとか。自分に関わると誰もが不幸になるとか。自分に生きる価値はないだとか。
そんな風に、何もかもを諦められるほどの強さ/弱さはなかった。
誰かと話したいとも思ってはいるし、人の輪に入りたいとも思う。
誰かが嘆けば悲しくなるし、誰かが怒ればその気持ちを共にした。
自分自身楽しいと思う事もある。当然悲しい事もある。興味が引かれるものもある。
そういう意味では、至って普通の人間だ。
だけども――根底には恐怖が根強く残っていた。
そうして近寄って、声をかけて、間に立って。
それでまた失ったらどうしよう。傷つけてしまったらどうしよう。守れなかったらどうしよう。
思うと、身が竦んだ。
だから、結局はそんな日常の光景を遠巻きに眺める事しかできない。
その中に入りたいとは思っても、入れないのだ。どうしても恐れが自分の心を覆い尽くす。
だから自然と、人間関係は以前より希薄になっていった。
須賀京太郎は、小走やえを助けたい。
彼女の為。それもある。
周囲の為。それもある。
だけど一番大事なのは、自分の為である。
京太郎(俺は――怖いんだ)
京太郎(何もかもが堪らなく怖い)
京太郎(俺に関わったために不幸になる誰かを見るのも)
京太郎(俺が目を背けたせいで誰かを救えないのも)
京太郎(俺の力が足りないせいで人を助けられないのも)
京太郎(俺の及ばなさで、人を傷つけてしまうのも)
京太郎(何もかもが、怖くてしょうがないんだ)
京太郎(俺は――怖い)
だから――今は。
そんな恐怖を二度と味わいたくない為に。
自分と同じ悲哀と後悔を誰かに負わせたくがない故に。
これ以上の苦痛と慟哭を重ねないように。
京太郎(だから、あなたを――守る)
京太郎(他でもない、俺の為に。俺に出来る範囲の事で)
最大限、やる事はやったと。すべき事は全てしたと。出来る限りを尽くしたと。
そう、自分自身が思えるように。
須賀京太郎はやりたい事をやろうとしているのだ。
京太郎「ここか……」
カンドロイドが羽ばたいて、空中で上下する。
この廃ビル。ここに彼女がいるらしい。
あまり広くない。仮に戦闘になったのなら、あまり距離を取る事は難しいだろう。
セーラ「よっしゃ、腕がなるな」
小蒔「……頑張ります!」
気合を入れる二人に、改めて向き合う。
大きく息を吸って――ひとつ。
京太郎「――すみません、ここは俺に任せて貰えませんか?」
当然ながら二人はいい顔をしない。
怪訝な表情でこちらを窺ってくる。
片方は純粋に疑問に思って。もう片方は若干心配そうに。
京太郎「思うんですけど――まず、彼女は生きている。それは確実だと思います」
京太郎「でも、きっと苦しんでいる……不安がってもいるでしょうし、精神状態も良くないでしょう」
小蒔「あ、だからあんまり人数がいると困る……ということでしょうか?」
京太郎「はい。それが最後に引き金になりかねない」
京太郎「ただでさえ、興奮してるでしょうから……あまり人数を集めて威圧的になってしまうのも、考え物ですよね」
京太郎「それに、全員が一緒にまとめてあそこに行くと……さっきみたいに、飛んで逃げられるかもしれない」
セーラ「あー、あれかぁ……」
セーラ「……俺ら飛べんし。そうなったら追いつけんか」
京太郎「ま、そういう事です」
京太郎「だから、ここは俺が行って……なるべく彼女を興奮させないで」
京太郎「それで二人には、バックアップとフォローをお願いしてもいいですか?」
セーラ「俺は別に構わへんよ」
小蒔「私も。だけど……一人で大丈夫ですか?」
京太郎「はい、任せてください」
京太郎「その代わり、ヤバくなったらフォローお願いします。俺、弱いんで」
小蒔「はい、分かりました」
セーラ「りょーかい。任しとき」
カザリ「ま、指示は僕に任せておいてよ」
カザリ「全員の戦力を把握してるのも、僕だからさ」
そう言って、手のひらでバッタ・カンドロイドを弄ぶカザリ。
何時の間に、皆からそんな情報を得ていたのだろうか。相変わらず、卒の無い奴だ。
把握した戦力に合わせての作戦立てや割り振りは、一緒に行くカザリが。
神代小蒔と江口セーラはいつでも動けるように待機しておく遊撃手。
そして、直接顔を合わせるのは――京太郎の役目となった。
カザリ「……あ、そう言えば言い忘れてたけどさ」
カザリ「オーズには、別にあの3枚で変身するのが必要条件って訳じゃないんだよね」
カザリ「だから、別ので変身したいならそう言ってよ」
京太郎「今更だな、おい」
カザリ「喋る機会がなかったし、聞かれなかったからね」
そう言って、肩をすくめるカザリ。
まあ、なんというか……今までの分に関しては、それで何とかなっていたからよしとしよう。
それに、これからの戦略の幅が広がったというのも良い事だ。
カザリ「あとはもう一つ」
カザリ「同じ色のメダルを3枚揃える事で、オーズはコンボを発動させられる」
カザリ「体力の消耗とかが激しいんだけどさ……その分、強力だよ」
カザリ「これも選択肢に入れておいていいんじゃない?」
京太郎「……ああ」
京太郎「と言うか、お前の情報ホント今更過ぎるだろ」
カザリ「別に必要でもなかったからね」
カザリ「君より、僕の方がメダルに詳しいんだし……僕が判断した方が早かったでしょ?」
カザリ「それとも、考えながら戦える?」
京太郎「あー……確かに、そんな余裕はないよな」
カザリ「でしょ?」
京太郎「……あー」
京太郎「まあ、確かにそうだけどさ……なんつーかさ」
京太郎「それでも、ちゃんと聞かせておいてくれないか?」
京太郎「俺だって、訳が分からずに使うのは嫌だし、何かで必要になるかもしれないだろ?」
カザリ「そうだね。ま、考えておくよ」
オーズドライバーを腰に装着。
何かあれば、即座に変身できるように。
そして――二人にああは言ったものの。
実際のところ京太郎は、小走やえを説得できるとはあまり考えていなかった。
彼女が生きているというのはつまり逆説的に、彼女はガイアメモリに支配かかっているという事。
最早、言葉で止まる余地はないだろう。
頭では理解している。それでも、まだ諦めきれない。
彼女の強さなら。ドーパントになってなお、人を傷つける事を厭った彼女の強さならば或いは。
そう、信じたい気持ちがあるのも事実だ。
カンドロイドに導かれて、駐車場のスロープを上る。
やはり、怖い。
心臓は高鳴り、背中に嫌な汗が滲む。足が竦みそうになる。
その場にへたり込みたい気持ちもあるし、歩みを止めたくもなる。
だけども――ここで怖がったのなら。
ここで引いたのなら、いよいよ取り返しがつかなくなる。
須賀京太郎は、完全に終わる。自分自身を許せなくなる。
だから、歩み続ける。
そして、果たして――。
やえ「……あ」
スロープを上りきってその先に、小走やえの姿を発見した。
近付いてくる足音に、彼女もこちらに気付いたらしい。
人間のまま。酷く憔悴こそしているものの、自殺しようとか、暴れまわろうという気配は感じられない。
よかった――無事だった。
そして、彼女はやはり強かった。
人間を捨てずに、自棄になる事もなく、こんな場所で一人でいる。
そう思って、声をかけようとした――その時だった。
やえ「あれ……あんた、死んだんじゃなかったの?」
京太郎「大丈夫です。俺は生きてます」
言ったものの、返答は来ない。
彼女はただ、不思議そうに首をかしげるだけだ。
京太郎「小走先輩……?」
やえ「おかしいな……なんで死んだ奴がここにいるんだろう」
京太郎「……ッ! やえさん!」
だけど、彼女は全く――無事ではなかった。
落ち着いてはいるものの、それは津波の前兆と一緒だ。船を破壊する氷山と同じだ。
ただ静かなだけで、その背後には、その下には――もっと凍りつくほどの暴力がある。
やえ「だって……。私のせいで……私を庇って死んだんだ」
やえ「私が殺したんだ……だから、こんな場所に居るはずがない……」
やえ「ふふふ、あははははははは」
虚ろな視線で、かわいた笑みを浮べる小走やえ。
その表情に覇気はなく。生気の一つも感じさせない。
これでは逆に、そう呟く彼女こそが幽世から迷い出た幽鬼であろう。
カザリ「……無理だね、もうあれは壊れているよ」
カザリ「メモリを壊さない限り、どうにもならないでしょ」
カザリが冷静に、そう告げた。
やはり説得など不可能であると。こうして京太郎がここまで来た意味はないと。
自分がまたしても人を傷つけてしまった。
あれほど、恐れていたのに。
その事が京太郎の胸に暗闇を齎す。
――が、そんなものに囚われている場合ではない。
泣く事も、悔やむ事も、怯える事も、立ち止まる事も後でできる。
今すべきことは一つ。たった一つだ。
あの時できなかったことを、今改めてここでやる。それだけである。
やえ「駄目じゃないか、死んだ奴が出てきちゃ……!」
やえ「死んでなきゃ――――ッ!」
――《QUEEN BEE》!
あのガイアウィスパーが再び。
小走やえの手首に納まったメモリが、彼女の姿を変貌させる。
カザリ「あれ、壊れてるからさ」
カザリ「力を残しながら戦おうとか、防ごうとか……そんなことは考えそうにないね」
カザリ「冷静さとかそういうのもないんじゃないの。見るからにさ」
カザリ「ま、近付いたときに全力で殺されないように精々気を付けてね」
そんなカザリからの、嫌味のようなアドバイスを受けながら。
受けとったメダルを、オーズドライバーに挿入する。
京太郎「あの時できなかったことを――今度はちゃんとやります」
京太郎「あなたを止める……あなたの覚悟を、あの時の思いを無駄にはしない」
京太郎「……変、身ッ!」
|
+
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選択 |
こちらからの発見であったため、戦闘距離を自由に設定してください。
ただし密閉空間である為、【超遠距離】の選択は不可能です
また同様に、十分な高さが存在しない為、【飛行】によるマイナス補正も存在しません
距離と一緒に、スタートフォームを決めてください
1:タトバコンボ
2:【王を統べる力】 (※使用するメダルも)
3:ガタキリバコンボ (戦闘開始時にスタミナ-10)
↓3
739 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/06(水) 22:42:56.78 ID:QWmqgWwIO [9/13]
遠距離
2:クワガタ、カマキリ、チーター
740 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/06(水) 22:43:47.14 ID:gQKdusGAO [15/18]
3中距離
741 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/06(水) 22:45:29.04 ID:gyO5KQN3o [9/12]
3 中距離
742 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/06(水) 22:49:27.83 ID:PkuQNyF1o [2/10]
【オーズ タトバコンボ】 須賀京太郎
技能:21
HP:45/45
スタミナ:43/43
気力:64/64
ATK:40
DEF:40
- スタミナ消費半減。レンジ:至近距離
- 欲望の王:戦闘ダメージゾロ目にて、グリードよりコアメダルを奪取
★王を統べる力:戦闘時【王を統べる力】を選択にて戦闘・撤退・追撃・奇襲判定+10。コンボ以外でのメダルを使用
また、持つメダルによって、レンジも変更される。(至近~遠距離)
ゴリラメダル所持によりレンジを超遠距離に、クジャクメダルにより遠距離に、クワガタ・シャチ・ウナギメダル所持によりレンジを中距離に変更
カマキリメダルによりレンジを近距離に変更、タカ・トラメダルはコンマゾロ目での戦闘判定勝利にてメダルを奪取
チーターメダル所持によって、高速を得る
★コンボチェンジ:使用宣言時、戦闘判定-10。判定勝利にて次ターンより発動。
メダルが揃っているとき、以下のコンボを使用可能。コンボチェンジの度にスタミナを固有値10消費
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。
判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
《ガタキリバコンボ》
ATK:45 DEF:45
- 毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近~中距離
- 昆虫の王:戦闘判定+25。相手撤退判定-10。敵の数的優位による補正を無効化
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。判定成功にて、『ATK+25+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
※現在の所持メダル タカ×1、クワガタ×1、カマキリ×1、バッタ×1、ライオン×1、トラ×1、チーター×1
※ただし、猫科系メダルは同時に1枚までしか使用不可能
VS
【クインビー・ドーパント】 小走やえ
適合値:52
汚染値:88
技能:44(25)
HP:46/46
スタミナ:46/46
気力:40/40
ATK:40
DEF:35
(レンジ:至近距離~近距離)
- 【女王蜂の記憶】:飛行を得る
- 【毒針】:相手にダメージを与えた場合発動。毎ターン、相手は【こちらが与えたダメージの10分の1】+【相手のスタミナ消費値と同等】のダメージを受ける。
- 【汚染値】:汚染値が50を超えている場合、その差分/5を技能にプラスする。超えていない場合、技能は通常のものを用いる (+8)
- 【適合値】:適合値/5を技能に追加する (+11)
|
|
+
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判定 |
743 自分:1 ◆bc7Z4RyPRw0m[saga] 投稿日:2013/02/06(水) 22:53:59.43 ID:PkuQNyF1o [3/10]
【オーズ ガタキリバコンボ】 須賀京太郎 【クインビー・ドーパント】 小走やえ
技能:21 技能:44(25)
HP:45/45 HP:46/46
スタミナ:33/43 VS スタミナ:46/46
気力:64/64 気力:40/40
ATK:45 ATK:40
DEF:45 DEF:35
現在の距離は【中距離】です
現在の方針は【通常方針】です
21 + コンマ +25 VS 44 + GMコンマ
↓3 須賀京太郎のコマンド、方針などについてお書きください
744 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/06(水) 22:57:01.00 ID:gQKdusGAO [16/18]
沈着
745 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/06(水) 22:58:14.12 ID:gyO5KQN3o [10/12]
通常 集中 20
746 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/06(水) 22:59:06.33 ID:QWmqgWwIO [10/13]
通常
集中10
#通常方針キチーネやえ
オーズ:21+25+33+10=89
クインビー:44+43=87
ダメージ:(0+6)+2/5+45-35=17ダメージ
クインビー・ドーパントに17ダメージ!
須賀京太郎はスタミナを8消費した! 気力を10消費した!
小走やえはスタミナを4消費した!
【オーズ ガタキリバコンボ】 須賀京太郎 【クインビー・ドーパント】 小走やえ
技能:21 技能:44(25)
HP:45/45 HP:29/46
スタミナ:25/43 VS スタミナ:42/46
気力:54/64 気力:40/40
ATK:45 ATK:40
DEF:45 DEF:35
現在の距離は【中距離】です
現在の方針は【通常方針】です
|
――クワガタ! ――カマキリ! ――バッタ!
――ガータガタキリバ! ガタキリバ!
京太郎「うおおおおおおお!!!」
凄まじい力が、体を駆け巡る。
これがコンボ。オーズの持つ、秘められた力。
王を統べ、すべてを支配する――まさに王の中の王の力。
やえ「ははは、あはははははははははは!」
笑いながら駆け寄ってこようとするクインビードーパント目掛けて、電撃を放って牽制。
こちらを倒す事しか考えていない。
そんな動きである。
射程に納まったのなら更に牙を剥いて、攻め立ててくるはずだ。
やえ「ううぁ……痛い、いたい……」
やえ「ははは、でも――楽しい! あんたを消してやるぅ!!」
京太郎(小走、先輩……!)
|
+
|
判定 |
751 1 ◆sgE8PvI1DUIX[saga] 投稿日:2013/02/06(水) 23:10:22.59 ID:PkuQNyF1o [6/10]
【オーズ ガタキリバコンボ】 須賀京太郎 【クインビー・ドーパント】 小走やえ
技能:21 技能:44(25)
HP:45/45 HP:29/46
スタミナ:25/43 VS スタミナ:42/46
気力:54/64 気力:40/40
ATK:45 ATK:40
DEF:45 DEF:35
現在の距離は【中距離】です
現在の方針は【通常方針】です
21 + コンマ +25 VS 44 + GMコンマ +15
↓3 須賀京太郎のコマンド、方針などについてお書きください
752 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/06(水) 23:11:43.41 ID:TReXsQZZo [1/2]
女王蜂→ザビー→ザビーネという見事な流れ
753 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/06(水) 23:12:17.58 ID:gQKdusGAO [17/18]
通常
754 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/06(水) 23:14:32.52 ID:QWmqgWwIO [12/13]
通常
集中50
スキャニングチャージ
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ゝ、-‐===、ゝ ´ ̄ 〉‐-、
/ \`-‐::ヽ >´ / ',
/ /////∧ ´ > ´ ノ
. / //////-‐= ´ >´ _ゝ /
__,.ゝ-=='/////__ _> ´ // 三/ i、
、==二三≧、-‐/////≧-‐' /:::/ 三' ∧
//:::`::´:::> ´` <////' ゝ´ ゝ`: .、`ヽゝ、 ∧∧
/:::/::/´ゝ ´ 〉" 〈彡〈: : : : : : :)、/_ ミ/ /
:::/::/ / _....... / /::/`, ̄ ̄i'' /i: : :.、/
-‐´_/-‐二 -‐' / _ ,'::::ゝ-‐'、 / ',: : : i
/:/´ _ / ゝ/´/////> 、 __ i:::::::::::::::::ゝ-、/ 〉_ノ
´::/_ゝ‐=二_/ / ////////////ヽヽゝ ´<`>-≡=‐-、:::::::::::::`-‐´i /
ゝ-‐='  ̄ / // -‐‐===二二_ノ/ 二-‐'/ //´::::>-、-゛‐- 、::::::::::i/
_ -‐ /./-‐==≡二三∨ヽ/:::i ==-i:i !┴‐` 〈 \__ >、´
三二-‐ ´ //////////////∧'::::::i> -‐==  ̄ ̄ゝ´ ゞi i´∨`ヽ
_ ///ヽ////////////::::::::〉、 \⌒\`i::::ゝ、`> _、ヽ、 ノノ i三、
-‐ 二ゞ ////////////////:::::::::/、::\ \:i i i=//-'_ /〉〉:::::\ ' ノミ,∧
-‐ ´ ////////////////> ´//:\ ゝ、 ゝ、-、、==' /:/ ̄二ヽ´、ヽヽ i i=‐-- 、
<////////////////////:::::::ゝゞ-‐-、.-、 `> <二/---、 \ヽノ ∧:::::::::::ヽヽ
´―――――  ̄,'/////::::::〈___ヽ、::___::><`> _ ` ̄ ̄ ̄´∨ ///\:::::::::ヽヽ
i/////:::::_:ゝ-、ヽ' `ヽ\-、 三二==‐--‐= ´///////ヽ::::::::∨,
i/:/:'::/´-〈\:::::\ 〉三\ヽ:::/ / /二三 ̄i´//////////ヽ:::::|i
^ヽ/>、-‐/ /、:\::::\-‐'、>==/´、::ヽヽヽ::::::::::::::i///////////∧//
/ >'/ /-‐‐‐/:::::\:\::::\|| ヽ \\∧::::::::::i/////////∧///
/ / ' 〈 ̄ ̄i´`ヽ::::::\:\::::\ i |:i i \>、!:::::::::i//////////∧´
/\ /==-‐  ̄:/`‐- ::::`:::、:\:\::::\-‐´、ゝ=‐、、:::{`ヽ::|///////////∧
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ノ:::::::::::::::::::::::::::/ //::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:‐-\:\::::\`‐-、ヽ:〉 ∨///////////ヽ
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+
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判定 |
1#通常・若干本気チーネ集中15
通常・集中15
オーズ:21+52+25+50-10=147
クインビー:44+59+12=115
オーズのスキャニングチャージが発動!
45+25+(3+2)+(5+2)=82のダメージ!
クインビー・ドーパントはDEFで減衰!
クインビー・ドーパントに47のHPダメージ!
須賀京太郎はスタミナを10消費! 気力を50消費!
小走やえは気力を5消費! 気力を15消費!
【オーズ ガタキリバコンボ】 須賀京太郎 【クインビー・ドーパント】 小走やえ
技能:21 技能:44(25)
HP:45/45 HP:0/46
スタミナ:15/43 VS スタミナ:37/46
気力:4/64 気力:25/40
ATK:45 ATK:40
DEF:45 DEF:35
|
――クインビー・ドーパントというのは。
元々は、指揮官的な役割を期待して開発されたガイアメモリである。
そのドーパントの能力は大別して三種。
一つ目は飛行能力。
蜂の能力を再現した、空からの襲撃。
二つ目が毒針。
スズメバチの如く、尽きぬ毒液で対象が息果てるまで毒を打ち込む。
三つ目が支配。
クインビー・ドーパントは、その量産型であるビー・ドーパントを自在に支配する。
対象へと接近させて、自爆させるのだ。
マスカレイドの代わりにこのドーパントが大量生産されたのなら、いかに仮面ライダーと雖も苦戦を強いられるだろう。
飛行。毒。支配。数の暴力。
そんな、女王蜂に許された能力――地球の記憶を引き出して使用するガイアメモリである。
自然界で数の暴力を再現する昆虫は三種。
――まずは蟻。
群れを成して地を進むそれには、いかなる生物も抗えない。
グンタイアリという蟻がいる。その蟻は、自分よりも体格の大きい生物をも集団で取り囲み、捕食する。
地元の人間は愚か、野生生物もグンタイアリには恐れをなす。
それほどの昆虫である。
次にあげるのは蜂。
最早言うまでもないだろう。
時速数十キロ近くに及ぶ飛行速度、一日に百キロ以上を飛行する体力。そして、生物の免疫抗体を逆手に取った猛毒。
単騎での戦闘力は言わずもがな。集団となった彼らは、無比の強靭さを誇る。
そしてもう一種。
数での暴力が語り継がれる昆虫が、存在する。
京太郎「ハァッ!」
近寄ろうとするクインビーに電撃を。
が、痛みに構わず、そのまま突っ切ってくるクインビー・ドーパント。
その毒針が、オーズのボディに打ちこまれようとしたその時に。
京太郎「こっちだぜ!」
その背後に現れたもう一体のガタキリバが、クインビードーパントを切り刻む。
そのまま一閃/一閃/一閃/一閃――――行動をとらせないために、ひたすらに打ちこまれる斬撃。
その数は増えた。
確かに、京太郎の攻撃速度が上昇しているというのもある。
速やかに終わらせるために、精神を集中し、攻撃を行っている為だ。
だが――それだけではない。
京太郎『こっちも!』
京太郎『ハァッ!』
京太郎『なんとぉぉぉお!』
京太郎『やらせない!』
単純に――そう、実に単純に。
須賀京太郎が増えているのだ。その数が。
既に10。クインビー・ドーパントの周囲を取り囲み、その体を攻め立てる。
残像ではない。一体一体すべてが実体を持った須賀京太郎自身だ。
これがガタキリバコンボの神髄。
昆虫による、数の暴力の再現。
それは全てを覆いつくし蹂躙する、飛蝗の群れに等しい。
飛蝗とは古来から、明確なる天災の一種であった。
多量に発生した群れの密度はなんと、直径三十センチの中に数万匹。
それが数百メートルの形を持った暴風として、草木や飼料・住居に襲い掛かるのなら。
中国大陸では、かの有名な三国志に蝗害が記されている。
聖書における終末を表すアポリオンは、獅子の鬣に蝗の牙をもつ。
そして世界最古の神話、シュメール神話に置けるパズズという熱砂と風の神は――
京太郎「うおおおおおお――――ッ!!!」
この、蝗害の具現ではないかと語られてる。
つまり、ガタキリバコンボを成立させるバッタメダルの元となった昆虫にはそれほどまでの曰くが存在しているのだ。
天災の一角を担う昆虫。
さらにもう一つ、まさしく天災である雷を制御できるガタキリバコンボは。
戦士などと言うに能わず。
兵器なんて存在も通り越し――まさしく、地球上に於ける天災のそれと同じであった。
――《SCANNING CHARGE》!
――《SCANNING CHARGE》!
――《SCANNING CHARGE》!
――《SCANNING CHARGE》!
――《SCANNING CHARGE》!
――《SCANNING CHARGE》!
――《SCANNING CHARGE》!
――《SCANNING CHARGE》!
複数のオーズがベルトをスキャンする。
どれも須賀京太郎。複数にして同一の存在。
故に彼の思う事は、ただ一つ。
京太郎「あなたの痛みも、苦しみも……俺が止めてみせる!」
小走やえを止める。
彼女の悪夢を終わらせる。絶望を蹴り砕く。
ただ、それだけだ。
数々の蹴撃が、クインビー・ドーパントの体に打ちこまれる。
一片の欠片も残さない。
微塵の不安も許さない。
完膚なきまでに、ガイアメモリへとダメージを与える。
そして爆発が覚めるその頃に。
立っているのはただ一人の須賀京太郎と。
砕かれたガイアメモリ、その横で目を閉じる小走やえ。
衰弱こそあるものの、彼女の鼓動はある。
それを、全方位を見渡すクワガタで振り返らずに確認すると同時に――須賀京太郎は、膝から崩れた。
カザリ「言ったでしょ、コンボは危険だって」
京太郎「疲れるとは聞いたけど、危険ってのは……初耳だ、ぜ……」
カザリ「そう? じゃあ、これから覚えておいたらいいんじゃないの?」
片息を付きながら、須賀京太郎は安堵の呼気を漏らす。
守れた。
助けられた。
止められた。
今度こそは、小走やえの嘆きを止める事が出来たのだ。
京太郎「ハハ……」
京太郎「……やった、ぜ」
――尚。
この、熱砂と風の神であるパズズは。
その力が故に、悪霊を退ける護符としても利用される。
【WIN】
「電話とメモリとプレゼント」
B-Part 終了
←To be continued...
最終更新:2014年03月23日 02:35