「強さと弱さと戦う意思」
B-Part 開始
【朝】
京太郎「……そういえばさ、カザリ」
カザリ「何?」
京太郎「大星の事に関して、神代先輩には言わないで欲しい」
カザリ「……どうしてかな?」
京太郎「そうなると、さ」
京太郎「俺が……あのイマジンに負けたってことまで言わなきゃならなくなるだろ?」
京太郎「そしたら多分――あの人は自分を責める」
京太郎「あの場に間に合わなかった神代小蒔自身の事を、許せなくなる……はずだ」
京太郎「結果的に俺が助かったとしても……下手をすれば俺は死んでいた」
京太郎「自分が遅れていなければ……って感じに、な」
カザリ「ふーん」
カザリ「それって、君なりの優しさって事? それとも下心?」
カザリ「ちゃんと、言える事は言っておいた方がいいと思うんだけど……反省できなくなるんじゃないかな」
京太郎「確かに……そうだけどさ」
京太郎「でも、俺は無事だったんだから……余計なことで気を揉ませてもな」
京太郎(それに……)
京太郎(俺が理由で、人がそういう風な顔をするってのに……耐えられない)
京太郎(これはカザリの言うとおり、相手の成長の機会を奪う……俺の我儘なんだろうけど)
京太郎(それでも俺はまだ、自分が理由で何かが起こるってのには……慣れない)
京太郎(自分勝手だけど……怖いんだ。そんな状況に遭うってなっただけで、怖い)
京太郎(だから……)
京太郎「お前の言うとおりだとは思う」
京太郎「だけど、悪い。本当に悪いと思ってるけど……言わないでくれ」
カザリ「ふーん」
カザリ「まあ、いいよ。君がそう言うならさ」
カザリ(これで――オーズが会ったライダーについて、電王たちからは聞き出せない……か)
カザリ(少しでもライダーに関する情報を集めたいんだけど……)
カザリ(電王もイマジンも、隠し事ができるようなタイプじゃない)
カザリ(オーズの機嫌を悪戯に損ねても困るし、そのライダーに関してはお預けかな?)
【昼】
鳴海「そうさ――俺は」
鳴海「お前らにとっての“悪魔(デモン)”さ」
クラスでのサッカー。
人数の関係で、加藤先生が相手チームにキーパーとしているのだが……。
なんだあのオーラ。恐ろしすぎるぞ、マジで。
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+
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判定 |
直後、コンマ判定
1~50:見知った人間と会話
51~80:誰かと出会う
81~99:何かイベントの……
ゾロ目:遭遇イベント
542 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 11:40:43.73 ID:a9Na6B6Do [3/22]
おまsかせあれ
543 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/10(日) 11:43:06.43 ID:GXIrP00Fo [7/7]
542の判定:73
よって、誰かと出会う。
誰と出会った?
龍門渕・鶴賀・風越・姫松・宮守・永水・阿知賀・白糸台・千里山・新道寺・その他(荒川憩、佐々野いちご、プロ勢等)
※複数選択可
↓3
544 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 11:43:41.76 ID:a9Na6B6Do [4/22]
憧 穏乃
545 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 11:43:51.81 ID:91KljuMNo [1/3]
アラサー
546 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 11:43:56.60 ID:Fdq8ij/R0 [3/33]
アラチャー
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京太郎「……あ」
灼「あ……」
昼飯でも食べようと、弁当片手に屋上に向かった時だった。
たまたま、階段で。
あの時の彼女と――鉢合わせした。
一方的な気まずさと、申し訳なささを覚える。
護ると嘯いておきながら。須賀京太郎は彼女を護る事が出来なかったのだ。
強くなればいい――。
そんな言葉を聞いて己なりに何とか納得をして。前向きに進む事を決めたものの。
やはり、気持ちの整理が完全についたかと言えば、そうでもないというのもまた真実だ。
彼女は何も悪くない。京太郎が勝手に罪悪感を覚えているだけ。
だけども言うなれば――この少女は。
京太郎にとっての、罪の証に等しかった。
落ち着いたと思っていた心の内側が抉られる。そんな気がする。
あの時の恐怖が、蘇ってくる。
己の無力感を振り返らざるを得ない。
そんな――存在である。
灼「……あの」
京太郎「……なんでしょうか」
灼「あの時は、ありがと……」
京太郎「いえ――」
俺なんかじゃ守る事ができなかった。だから言われる資格はない。
そんな言葉を吐き出しそうになり、逡巡してやめる。
彼女はライダーではない。戦う力を持たない。
守るべき存在にそんな言葉を投げかけてどうするのだろうか。
それこそが、相手の負担となる。
それは――須賀京太郎のもっとも恐れるべき事では、ないのだろうか。
さて……なら、なんというべきか。
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+
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判定 |
1:「……当然の事をしたまでですから」
2:「……それよりも、あの事は悪い夢だと思った方がいい」
3:「いえ……。そちらは、大丈夫ですか?」
4:「……無事でいてくれて、ありがとうございます」
↓5
549 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 11:56:02.07 ID:91KljuMNo [2/3]
4
550 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 11:56:04.52 ID:a9Na6B6Do [5/22]
2
551 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 11:56:18.89 ID:D0OgysdV0 [2/7]
3
552 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 11:56:24.00 ID:Fdq8ij/R0 [4/33]
3
553 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 11:57:14.81 ID:2Y6+Rhmuo
1
|
京太郎「……当然の事をしたまでですから」
我ながら笑えてくる言葉だ。
当然の事と言うのは――怪人にいいように殴られる事だろうか。
そんな自嘲的な笑みが、心の内側で零れる。
勿論――そのままじゃ済まさない。
弱いのは辛い。誰かが自分のせいで死んでしまうのは怖い。そんなの許容できない。
自分の失敗に酔って、不幸に陶酔して、汚点をあざ笑って――足を止める理由なんてないのだ。
必ず、あれをバネに強くなって見せる。
失敗を失敗のままにはしない。拾った命なのだ。次こそは護れる、護るだけ強くなる。
そう、誓っているのだ。他でもない己自身の為に。
だから――。
だから――。
須賀京太郎の心の整理がつくまでは。
奮い立たせた心を萎えさせない為にも。
彼女があの事件を早く忘れる為にも。
ここではこうして、会話を進めない方がいい。終わらせて方がいい。
言うならばこの言葉は、笑顔の拒絶と同じだ。
貴方は守られるべき内の一人であって、特別に守りたかった誰かではない。
そうとも取れる言葉だろう。
当然の事というのは言い換えるならそれが普通の事。日常的な事で。
要するに、須賀京太郎の人生にとって、彼女の存在は有り触れているという事を意味する。
京太郎「……それじゃあ、失礼します」
彼女の横を通り抜けて、屋上に向かう。
弱い考えを振り払うかのように、無意識のうちに足早に。
灼「それでも――それでも……!」
灼「……助けてくれて、護ってくれてありがとう」
京太郎「――」
京太郎「はい」
【放課後】
直衛「……この、ポエニ会戦は」
……何故だろう。
すごく嫌そうながら、戦争の話をするときの新城先生のこの獰猛な笑みは。
と言うか、世界史って基本戦争の話しかしないよな?
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+
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選択 |
1:普通に帰宅する
(そのレスでコンマ判定へ)
1~15:何事もない 16~74:誰かに出会う 75~99:イベント発生 ゾロ目:特殊イベント
※出会う人間も一緒にお書きください
2:誰かに連絡を取る (特訓・相談など)
↓4
※1ならば 「1:カザリ」など。複数選択可能
※2ならば 「2:神代小蒔」のようにお書きください
※2については、連絡先を交換した相手のみとなります
557 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 12:17:51.75 ID:D0OgysdV0 [3/7]
1しず
558 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 12:18:05.43 ID:a9Na6B6Do [6/22]
ksk
559 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 12:18:14.81 ID:91KljuMNo [3/3]
1 アラフォー
560 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 12:19:07.84 ID:Fdq8ij/R0 [6/33]
2 姫様
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京太郎「……そういえば」
京太郎「励ましてもらってから、神代先輩に連絡とってなかったよな」
スマートフォンの画面をタッチ。あ、押し間違えた。
これがあるから嫌なんだよな。
使いにくくて仕方ないんだ……片手でやると読み込みを間違えるから、必然的に両手が塞がるし。
授業中、机の下でメールに返信するのも困難だ。
実は学校関係者の陰謀ではないだろうか。スマートフォン人気は。
小蒔『――はい、もしもし』
京太郎「ドーモ、神代=サン。須賀です」
小蒔『また片言なんですか……?』
京太郎「二度ある事は、三度あるって言いますからね」
小蒔『……。まだ二度目です』
京太郎「そうでしたっけ……?」
小蒔『……そうですよ、須賀さん。連絡を貰うのは、これで二度目です』
小蒔『それで……今日はどうしたんでしょうか?』
京太郎「えーっと……」
……大星の事を考えるのなら、彼女と戦っても仕方ないけど。
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+
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選択 |
1:特訓や模擬戦闘を行う
2:相談をする
↓4
564 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 12:26:45.88 ID:Q2X8DoaIO [6/16]
2
565 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 12:26:46.36 ID:a9Na6B6Do [7/22]
小走先輩の時の含めれば三回目じゃ……
2
566 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 12:28:05.98 ID:Fdq8ij/R0 [7/33]
2
567 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 12:29:28.18 ID:D0OgysdV0 [5/7]
2
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京太郎「……えっと、その、実は」
京太郎「相談というか話したい事があって……」
小蒔『相談……ですか?』
小蒔『はいっ! 私に出来る事なら、なんでも仰って下さい!』
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+
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判定 |
1:「ライダー同士で親睦会とか、やりませんか?」
2:「そちらで、イマジンやヤミー・ドーパントについての手がかりは得てませんか?」
3:「この間は、ありがとうございました。そのお礼が言いたくて」
4:「一緒にお茶しませんか?」
↓4
570 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 12:37:47.56 ID:Fdq8ij/R0 [8/33]
複数いきたい選択肢だな3
571 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 12:38:07.69 ID:a9Na6B6Do [8/22]
2
572 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 12:40:38.44 ID:MMUiDYj3o [1/6]
2
573 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/10(日) 12:46:08.58 ID:G0vpL/SEo [3/5]
あれ……さっきは下4でよかったんやけどなぁ……
じゃあ、2ってことでええかな?
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京太郎「……そうですね」
京太郎「こっちからはあまり掴めてないんですが……」
京太郎「そちらで、イマジンやヤミー・ドーパントについての手がかりは得てませんか?」
強くなる為に色々とやる事はあった。
だが、相手がそんなこちらの事情を汲んでくれる理由はない。
強化が終わるまで戦いを待ってくれるのは少年ジャンプの敵キャラだけ。
普通なら、そうやって出張ってこないとわかっている間に悪事を重ねるし。
或いはこちらの事情を知ろうが知るまいが、そんなのに関係なく何かを起こしているだろう。
だから――須賀京太郎が気付いていないだけで、水面下で何かは進行しており。
それが起こした波紋が、何か前兆とも言えるものとして現れているかもしれない。
京太郎は、人付き合いが良い方だと言えない。
だが、1年生から3年生までがいる神代小蒔のチームならば。
何かしら……例えばそれが小さすぎて異常と呼べないような異変であったとしても。
何かしらの差異に感づいている事は、ありえなくはない――かもしれない。
少なくとも、受信機は京太郎より広いのだ。
小蒔『……手がかり、ですか?』
小蒔『えっと――』
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+
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判定 |
582 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/10(日) 13:07:43.65 ID:c185ac+2o [2/2]
直後、コンマ判定
1~20:特に何もない
21~50:小蒔が見かけた(2年生)
41~60:春が見かけた(1年生)
61~80:霞・巴・初美が見かけた(3年生)
81~99:叫びだすモモタロス
ゾロ目:特殊イベント
583 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 13:08:04.79 ID:a9Na6B6Do [10/22]
叫ぶのは
584 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/10(日) 13:28:02.65 ID:CZi/UdLno
583の判定:79
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小蒔『霞ちゃんが……ちょっと様子が気になる人を見つけたって』
京太郎「ホントですか!?」
小蒔『はい。ただの気のせいだといいんですけど、もしかしたら何かある事もありえますよね……?』
京太郎「ええ、十分にあり得ます」
欲望とは――人が生きる上で欠かせないものであろう。
誰しも、大小の差はあれ欲望を持っている。
美味いものを食べたい。いい車を買いたい。可愛い恋人が欲しい。そろそろ結婚したい。
欲望とはいわば、生きる原動力だ。
言い換えるなら目標にもつながる。それを目指してモチベーションを保って進めるものともなる。
だけども、欲望の中にはマイナスのものもある。
それは、欲望の方向が――という意味ではない。
その結果だ。
他人の害となるもの。誰かを傷付けるもの。誰かから奪い取るもの。
勿論、何にだってその側面はある。
だけども人はそれをうまくコントロールしたり、何かしらの折り合いをつけて生きている。
ところがここに、グリードやドーパント、イマジンが絡めば話は別だ。
本来なら抑えられていたものが。一時の気の迷いであったものが。少し魔がさしただけのものが。
そのどれもが、過度に増幅されて噴出する。
グリードに暴走させられた欲望は歯止めが利かなくなり。
ドーパントの力を手に入れたものは暴力と言う近道を使いたがり。
イマジンの契約によってそれは本人が望まない形で顕在する。
ホンの一瞬機嫌が悪かっただけだとして。ムシャクシャしていたとして。
それが本来なら時間の経過とともに沈静したり、他人を思いやって行われずにすんだりするものであっても。
彼らの手にかかれば、それは明確なる悪意として発現するのだ。
その欲望から生まれたヤミーは人を襲うだろう。
ドーパントの力を利用して人に八つ当たりや復讐をするだろう。
イマジンは短絡的かつ悪意ある形で攻撃に移るだろう。
本来ならば、いずれは消化されるはずのものが。
誰かが傷付くと言う――そんな、取り返しのつかない間違いまで跳ねあげられるのだ。
これは到底、許されざることではない。
ホンの一時の、しかも本来なら不可侵である人の内面の事が――その人を含めた誰かの人生を狂わせる罠となる。
本人はそう思っていただけ。実行に移す気持ちなど存在していないにしても。
或いは実行に移すとて正当なる手段や納得できる手段だったはずのものが。
それが、悪意のある“牙”となり襲い掛かる。
その周囲や、或いは本人に。
これは――到底許されざるものだ。
須賀京太郎は思う。
一度も間違いを犯さない――それも心の中でも侵さない人間しか、生存を許されない。
――否。
或いはそんな間違いを犯さないという事まで、歪曲されてただの暴力になるのだ。
本来なら間違えないものが間違いとなる。
或いは間違えてもまた歩き出せるものが、屈さざるを得なくなる。
失敗を糧にする事がなくなる。成功が一瞬で崩壊する。
そんな――誰かの未来を奪い、将来を破壊し、自由を脅かす。
些細な絶望を許容しない、儚い希望も容認しない。
どれも、そんな悪行だ。人生や人間の根底を揺るがす悪行だ。
決して許されざるべき――悪行なのだ。
故に。
本来ならば取るに足らない程度の事でも。
この件に限っては、それを些細だと切り捨てる事ができなくなる。
それで切り捨ててしまって。軽んじてしまって。
結局それが原因で事件が起こったのならば。
須賀京太郎も、神代小蒔も、自分自身の事を許せなくなる。
京太郎「その人の、名前を聞いてもいいでしょうか?」
小蒔『はい、ええと――』
小蒔『――佐々野いちごさん、という女性らしいです』
京太郎「……分かりました。佐々野いちごさん、ですね?」
小蒔『私の方でも、気にかける事にはしているのですけど……』
小蒔『やっぱり、学校ならともかく、外に出てしまうと……』
それで何もなかった場合は。
ただのプライバシーの侵害だ。余計なおせっかいだ。人の内面に土足で踏み込む事だ。
であるがゆえに。
事態の重大さに反して、そこまで積極的に動く事が出来なくなる。
精々が視界に収めておくぐらい。友人ならその悩みの相談に乗るくらい。危険に気を払うぐらい。
いずれにしても限界がある。
どこまでが妥当で、どこからが不当なのか。
その線引きが実に困難なのだ。
さて――どうするかと言っても。
実際、どうしたらいいのだろうか。
結局は考え過ぎ、なんてこともあり得る。
|
+
|
判定 |
1:直球で話に行く
※直接佐々野いちごに接触を図ります
2:大星淡に尾行の協力をしてもらう
※京太郎が尾行したらストーカーで通報されるかもしれないので
※大星淡と会話(選択肢で)
3:ひとまずタカ・カンドロイドで佐々野いちごの周囲を警戒 (セルメダル消費:10) ※現在65
※セルメダルを消費します。
※空振り(実は怪人関係でない。コンマで判定)だった場合、無駄にセルメダルを消費します
4:偶然を装って運命的な出会いをして打ち解けてみる
※カザリがチンピラに擬態。京太郎が佐々野いちごを助けます
5:佐々野いちごの様子について聞き込みする
※三年生など、学園関係者に京太郎が佐々野いちごについての聞き込みを行います
6:カザリに放課後から朝までの監視を頼む
※タカ・クワガタ・カマキリ・バッタのメダルしか使用できません
※カザリが一人っきりで行動する事になります
↓3
603 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 14:34:20.12 ID:Fdq8ij/R0 [16/33]
些細だと切り捨てられないっつってるから捨ておいたらバッドイベント起きるやろこれ。
聞きこみや直接、は反応が怖いしあわあわはまだ協力体制にはいけないって感じ
604 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 14:35:48.95 ID:Fdq8ij/R0 [17/33]
3にしとこう でもおもろいのは4かもねww
605 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 14:40:48.42 ID:MMUiDYj3o [6/6]
無視じゃなくて3
606 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/10(日) 14:47:28.76 ID:SNX6s5BUo [1/3]
605の選択:3
|
京太郎「……分かりました。放課後の方は俺に任せてください」
京太郎「その代わり、学校での方はお願いします」
小蒔『はい!』
小蒔『それじゃあ、お願いします』
京太郎「ええ、そちらも」
京太郎「……なにもなきゃ、それが一番ですね」
小蒔『はい……本当に』
それからカザリを呼び出し、タカ・カンドロイドを呼び出すように頼む。
カザリも渋るかと思っていたが、二三事だけ呟くと協力してくれた。
メダルを消費させたのは悪いが……何事もなければいいというのは本心だ。
平穏に生きられるのならば、悪意とは関わりなく。怪人とも関わりなく。
そのまま生きてくれるのが、一番いいだろう。
カザリ「……ま、僕としてはそれがヤミーだといいんだけどね」
京太郎「彼女の目の前に出ないで、誰かを犠牲にする前に確実に倒せる」
京太郎「そう……言えるんならな」
|
+
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判定 |
607 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/10(日) 14:49:08.51 ID:SNX6s5BUo [2/3]
直後、佐々野いちご判定
1~20:何事もなし
21~40:現在は何事もなし
41~70:思い詰めた表情をしている
71~99:不安そうな表情をしている
ゾロ目:グリード出☆現!
608 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 14:49:26.05 ID:a9Na6B6Do [13/22]
あるといいな
615 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/10(日) 15:00:36.62 ID:UOYPfMpIo [1/3]
608の判定:04 佐々野いちごはこの話では怪人フラグ・怪人襲撃フラグが立ちません
|
【夜】
カザリ「……それで結局どうだったの?」
京太郎「何かあれば、タカ缶が知らせてくれる事になってる」
カザリ「……って事はさ」
カザリ「無駄打ちだった、って事?」
京太郎「明日、小蒔さんたちに聞いてみてからだ」
京太郎「タカ缶から連絡がなくて、佐々野さんが明日普通に戻っているんだったら……」
京太郎「何事もなかった、ってことになるけどな」
カザリ「あーあ」
カザリ「セルメダルも数が限られてるのにさ」
京太郎「……悪い」
京太郎「だけど……知っちまった以上、ここで何もしないで悔やむってのは嫌だったんだ」
カザリ「……ま、別にいいけど」
カザリ「今のままメズールやガメル、アンクと戦う事になっても困るし」
カザリ「イマジンやドーパントだと、結局僕にとって得はないからね」
カザリ「そういう意味だと、君が余計な怪我をしないで済んだって意味ではマシかもね」
カザリ「一応、メダルを人の命より優先しないって約束だからさ」
京太郎「……ああ」
京太郎「ちゃんと、約束したもんな」
カザリ「僕の方の約束も忘れないでよね」
【朝】
京太郎「……眠い」
カザリ「あれ? 結局寝てないの?」
カザリ「何かあったら起こすって言ったのに」
京太郎「そりゃあ……何かあったら、困るし」
京太郎「いくらグリードが寝なくても大丈夫だって言っても……」
京太郎「何かやってるお前にだけ任せて、俺が寝てるっていうのは……何か悪くてさ」
カザリ「……」
カザリ「別に何をどうしようと君の勝手だからいいけどさ」
カザリ「それで、肝心な時にヘマをしないでよね」
カザリ「メダルを取られたり、ヤミーを逃がしたりしたら……許さないよ?」
京太郎「ああ、分かってるって」
【昼】
アドルフ「……今日はこれで終わりだ」
相変わらず、アドルフ先生はなんというか……。
無口なほうなのだろうか。それともそれはテレ隠しか。
時々毒舌だけど、本当は面倒見がいいし……。
小蒔さんからメールが入っていた。
佐々野いちごさんは、いつもと同じ様子に戻っていたらしい。
つまりは、彼女には何事もなかった……という事だ。
それならそれで、良かった。
|
+
|
判定 |
直後、コンマ判定
1~50:見知った人間と会話
51~80:誰かと出会う
81~99:何かイベントの……
ゾロ目:遭遇イベント
630 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 15:41:23.16 ID:E0Swr5bSo [2/4]
ゾロ
631 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 15:41:25.46 ID:Fdq8ij/R0 [23/33]
ほい
632 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/10(日) 15:47:05.72 ID:FptlX+4ko [6/6]
630の判定:16
見知った人間との会話です
1:神代小蒔
2:江口セーラ
3:大星淡
4:新子憧
↓3
633 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 15:47:49.29 ID:HWQ8B1NSo
4
634 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 15:48:02.05 ID:a9Na6B6Do [16/22]
2
635 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 15:48:02.25 ID:MziPOgGQo [1/3]
4
|
京太郎「……あ、この間の」
憧「ふきゅっ」
たまたま廊下で。曲がり角をまがった直後に。
あの時鴻上会長のオフィスにいた/京太郎を鴻上ファウンデーションまで案内した少女と顔を合わせた。
そう言えば彼女――新子憧と言ったか――もこの学園の生徒だったか。
それにしてもなんだこの声。どっから出た。
憧「あ、ああ……その説はどうも」
京太郎「あ、ああ……いやこちらこそ」
ちらちらと目線を外される。
何か悪い事でもしたのだろうか。判らない。
その、良くわからない動揺がこちらにまで伝わってきそうだ。
あの時は非情に不機嫌そうというか、つまらなそうにしていたというか。
そんな感じでぶすっと沈黙を保っていたのに、今日はどうしたのだろうか。
京太郎「新子さん……で良かったよな?」
憧「あ、はい……そうですけど」
京太郎「ちょっと話がある。ついてきてくれないか?」
そのまま弁当を持って、屋上まで上がる。
あの鴻上会長のところに居た……というのが気になる。
何かしら情報を持っている可能性もあるし、グリードについて知っている事があるかもしれない。
そうでないのなら――つまりただのアルバイトや仕事として鴻上会長の秘書役なら。
そんな、何も知らない人間を引き込むという意味で……
ますます、彼に対して警戒をせざるを得ない事になる。いや、嫌悪すると言えようか。
京太郎「ま、なんだ……その」
京太郎「新子さんだったっけ? 立ってるのもなんだから座りなよ」
京太郎「お茶でも飲んで、話をしようぜ」
京太郎「さあ、飲みなよ」
憧「うっ……」
魔法瓶に茶を入れてきている。
彼女は丁度ジュースの類を持っていないようであるし、話してれば喉も乾く事になるだろう。
そう思って、お茶を入れたカップを手渡したが……露骨に顔を顰められた。
なんだ? お茶、嫌いなのだろうか?
憧「……」
京太郎「……あれ? もしかしてお茶とか駄目なタイプだった?」
憧「い、いや……! 大丈夫、大丈夫ですから!」
そう言いながら。
お茶を持ったまま、硬直する新子憧。
ただの沈黙ではない。緊張しているらしい。
――考えられることとしては。
会長から、須賀京太郎がグリードと行動を共にしている事を聞いて警戒しているのか。
或いは、あの契約書に穴を作った件で、あまり交流するなと申し付かっているのかもしれない。
他には、何か入れ知恵で……こちらの弱点になりそうなところを探してこいとか、交渉に使えそうなものを見つけろとか。
そのあたりを言いつけられている為、考え込んで言葉を選んでいるのだろうか。
憧「……」
憧(カップ、ひとつしかないじゃない……!)
憧(平然とした顔して差し出されても……こっちが気にするのよ……!)
憧(それに……どうして屋上で二人で弁当食べなきゃいけないの!? 何この状況!?)
憧(どうせメダルがらみだから断る事もできないし……)
憧(気まずいなぁ……男子と二人っきりになった事とか、ないから)
憧(……どうしよう)
さて。
時間は有限である。特に昼休みは短い。
いつまでも沈黙していても始まらないし、何か訊いてみなければ。
京太郎「……新子さん」
憧「は、はい!」
京太郎「……あー」
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+
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判定 |
641 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/10(日) 16:15:24.09 ID:Sn7wFrEio [3/6]
1:「メダルとグリードの事、どこまで知ってるんだ?」
2:「あの会長のところに、どんな事情があって?」
3:「……そう緊張しなくてもいいって。別に人質に使おうとかとって喰おうって訳じゃないんだ」
4:「須賀京太郎、仮面ライダーオーズだ。よろしく」
5:「あんたらの組織は、一体何が目的なんだ?」
↓4}
642 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 16:16:22.66 ID:a9Na6B6Do [17/22]
5
643 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 16:16:39.68 ID:MziPOgGQo [3/3]
3
644 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 16:17:42.21 ID:Fdq8ij/R0 [25/33]
3
645 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 16:18:16.70 ID:P4EUdJFqo
3
|
京太郎「……そう緊張しなくてもいいって」
京太郎「別に人質に使おうとか、とって喰おうって訳じゃないんだ」
そう、とりあえずおどけて見せる。
緊張からの沈黙ばかりでは、話が進まない。
そう思っての事だったが……。
憧「ひぇっ!?」
憧(ひ、人質……? とって喰う……?)
憧(そう言えば、会長は……『彼の欲望はなかなかのものだ』って言ってたわよね……?)
憧(で、化け物みたいなグリードの一人を――五体満足なグリードを自分の部下みたいにしてる……)
憧(笑いって、そう言えば威嚇の表れだって聞いた事がある)
憧(今のって、まさか脅し……?)
憧(な、何かしゃべらないと……浚ったり、喰ったりするって事?)
憧(く、喰うって……やだ、もしかして……!?)
憧(それに、欲望が凄いって……!)
憧「ぁ……」
憧「……ッ!」
京太郎(和ませようと思ったけど、逆効果だったみたいだ)
京太郎(……失敗したな)
京太郎(凄い勢いで睨みつけられている。近寄ったら殺すとでも言いたげな顔だ)
京太郎(悪い事したよな……これ)
京太郎(でも、逆に言うなら……彼女にとって俺は、そんな事をしでかす人間だと思われているって事だ)
京太郎(凶悪犯、ないしは油断ならない人間)
京太郎(つまり……やっぱり、あの会長に見抜かれていたって事でいいみたいだ)
京太郎(逆に言うなら、それを分かっていながら契約を放置した)
京太郎(少なくとも1枚……いや、2枚は持っているな)
京太郎(それが分かっただけでも、十分だ。こっちの策が向こうに見抜かれているって事)
京太郎(そして、見抜いていても尚、放置するに足る何かを持っているって事)
京太郎(十分な情報だ……新子さんには悪いが)
そのままお互い、黙々と弁当を食った。
喰い終わるや否や、新子憧は凄まじい勢いでその場を立ち去っていった。
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+
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アナウンス |
【新子憧は須賀京太郎を警戒しました!】
【須賀京太郎は、会長が契約の穴に気付きながら放置している事を知りました!】
|
【放課後】
清麿「それで、ここの答えは――」
相変わらず。高嶺先生は凄い。
おい、誰だよ。バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想を先生に出したヤツ。
それにあの人、なんで解けるんだよ。
ミレニアム懸賞問題じゃねえかよ。なんだよこれ。
|
+
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判定 |
1:普通に帰宅する
(そのレスでコンマ判定へ)
1~15:何事もない 16~74:誰かに出会う 75~99:イベント発生 ゾロ目:特殊イベント
※出会う人間も一緒にお書きください
2:誰かに連絡を取る (特訓・相談など)
↓4
※1ならば 「1:カザリ」など。複数選択可能
※2ならば 「2:神代小蒔」のようにお書きください
※2については、連絡先を交換した相手のみとなります
652 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 16:41:58.43 ID:DVbK5bGEo [1/3]
2 セーラ
653 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 16:42:28.51 ID:a9Na6B6Do [19/22]
ksk
654 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 16:42:37.60 ID:E0Swr5bSo [4/4]
ksk
655 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 16:42:46.57 ID:Fdq8ij/R0 [28/33]
2セーラ
|
そう言えば……。
セーラ先輩とは、あの戦いの後顔を合わせてないな。
鍛えて貰ったから、お礼の一つでも言いたいところだし……。
もし大星に戦いの腕が上がった事を証明するとしたら、セーラ先輩と戦った方がいいだろう。
となると、前のように模擬戦を頼んだ方がいいだろうな。
……と。
そんな事を考えていたら、当の江口セーラから着信が入った。
すぐさまボタンを押して、通話状態にする。
京太郎「はい、もしもし……須賀ですけど」
セーラ『俺や。セーラや』
京太郎「どうしたんですか?」
セーラ『多分、ヤミーかドーパントの仕業だと思う事件があった』
セーラ『お前にしか任せられんし……来てくれへんか?』
京太郎「分かりました! 直ぐに向かいます!」
電話を切って、直後カザリに掛けなおす。
京太郎「カザリ! セーラ先輩から電話だ!」
京太郎「ドーパントか、ヤミーの仕業っぽい事件らしい。こっちに来てくれるか?」
カザリ『それは別にいいけどさ……』
カザリ『本当に信用できるの? 実は罠だったとか、ない?』
京太郎「だから、そういう事言うなって!」
京太郎「急いでそうだったし、俺たちがそうやって二の足踏んでちゃ間に合わないかもしれないだろうが!」
カザリ『……はいはい』
カザリ『分かった。すぐに行くよ』
それから直後に大星に電話をかける。
もし戦闘になったのなら――こういういい方はおかしいが、それこそ証明になる。
だから……。
淡「ここにいるって」
デネブ「淡をよろしく頼む、須賀!」
そうしたら。
着信音は後ろから。声も、後ろからした。
セーラ「……あ、すまん。そいつ、通したってな」
セーラ先輩に呼び出されて行った場所には。
警察官と思わしき人間が、数人いた。
セーラ「あー、なんつーかなぁー」
セーラ「ちょっと、警察の厄介になって……それでこう、ドーパント関連でオブザーバーとして呼ばれとんねん」
セーラ「それでまぁ、こっち関係っちゅーことでな」
そう言って、肩を抱くセーラ先輩。
耳元で、「ただし俺が仮面ライダーつーのは秘密やけど」と耳打ちしてきた。
まあ、誰かがライダーと分かってしまうのは……よくない事なのだろう。
特に、権力にとっては――力はまた別だ。
それがいいか悪いかではない。
全員の為に一部や自分たち以外を切り捨てるというのは、その全員からしたら“善”である。
だが、切られる側からしたらたまったものではないだろう。
その面から見れば悪であるが、全体からしたら、最大多数の幸福を追求しているので悪いとは言えない。
だからそこに善悪はない。判断が難しいのだ。
小さな範囲の事なら、善悪で区分するのは容易だ。
だが、大きな範囲の事となると、善悪はまた別のものとなる。
一端が――テロリストなどの人質事件だろうか。
たとえば、人質の為に身代金を払う事。
これは、人質の人名を優先したという事では良い事である。
しかし、別の視点からそれを考えるのならば。
人質をとれば金を払って貰えるとして。或いはそれが政府に重大な影響を与えるとして――更なる災禍を呼び込む事すらあり得る。
その少数の為に、未来の多数を犠牲にする。
そう考えてしまうと、悪となるだろう。
逆に、人質に構わずにテロリストを射殺したらどうなるか。
もしこれで、誰もが――超巨大な視点を以って、これは全体から考えたのなら当然の事だと騒がなかったら。
テロリストはそれが効果がない事だと知って、繰り返し手段としては用いなくなる。
その少数を犠牲に、未来の多数を助ける事に繋がるのだ。
だが、切り捨てられる少数からすれば悪だ。
一体、どちらが「正しくて」「そうではないのか」。
そのように、基準が曖昧で複雑なのだ。何を秤として考えるかがまた変わってくる。
これに関してどちらが『正義』とか、そういう考えをするのはただの間抜けだ。
どちらもある種最善を尽くしている。その事に変わりはない。
犠牲が出ないのが一番いいだろうが――そんなものは偶然に過ぎない。何か歯車が狂っていては成り立たない。
その歯車が噛み合い続けることだってあるだろう。だけど、そうじゃないかもしれない。
その、そうじゃないかを避ける。
リスクを削っていくのが、大きな視点だ。それだけ背負っているものが大きいから慎重になる。
必然で、それが当然なのだ。
加えていうのならば。
そこにはきっと――全体が純粋に一方向に向かえば良い。だけどそうじゃない事もある。
人が多くなれば、利害が絡む。対立が起きる。派閥が現れる。
そうなったときに、果たして正しさが現れるのだろうか。表せるのだろうか。
個人的な意味での『正しさ』だ。
何人も手が絡んで、目が届かなくなって、大きくなったものに。
そんな中にあって、ライダーの力はどうなってしまうのだろうか。
個人の良識に左右される力であるのに、個人の良識を超えた領域に加わってしまったのならば。
なんにしても、良い事になるとは思えない。
だからきっと、セーラ先輩はその事を隠している。
勿論警察だって、セーラ先輩がライダーである事は当然知っているだろうが。
オブザーバーとしてこうして捜査に加われるのだから、当然だ。
それでも、それ以上組み込んだりはしない。
分かっているのだ。
組み込む力にしては大きすぎて、やがて力そのものが暴走しないかと。
組織の自浄作用を追い越してはしまわないかと。
そんな事を考えてくれる人が、ある程度の権力を持っている。その事は望ましい事だ。
未確認生命体事件があって、人々の意志はある意味――よくはなったのだろう。
共通の敵が現れる事で、人々は強く手を取り合うことになったのだ。
実に皮肉的ながら。
勿論――そうだとしても。
あの事件を。未確認生命体たちを許す事など出来ない。
それが京太郎の本音である。
セーラ「ここではな、まあ、学園からの派遣っちゅー形になっとるんや」
セーラ「ほら、おっきな学園やし……中の事情も分かっている人間が居た方がええっちゅうことで」
セーラ「って事で、オブザーバーというか……どっちかと言うと、民間協力者かな?」
セーラ「ま、俺が呼んだのは――ちょっと、見てほしいものがあるからなんやけど」
セーラ「意見が聞きたいってのと」
セーラ「俺の手には、余るから……」
京太郎「……はい。判りました」
セーラ先輩の手に余るとは、一体どれほどの事件なのだろうか。
そう思って、その先に向かう。
京太郎「なんだ、これ……」
そこにあったのは。
数々の写真。
レントゲン写真。現場の写真。人間の写真。
ちなみに――その人間の下腹部の、陰毛がなくなっている。
何故写真に収めたと言いたくもなる。これ、プライバシーの侵害じゃないのか。
自分の性器を映した写真が警察にあるとか、多分死にたくなる。
……が、そうも笑いごとではない。
他にある写真には、暴行の跡と思わしき――しかも人間の力では到底不可能なもの――がある。
つまりは、人間を襲った。そして下半身の毛を抜いた。
そう言う訳か。
セーラ「ちょっと……その、恥ずかしくて……俺には見れなくて」
京太郎「ですよねー」
セーラ「その、ちょっと……見たところを教えてほしいんやけど」
京太郎「ああ、はい……」
なんていうか、他人の男性器をマジマジと見る趣味はないんだけど。
どう考えても、事件が絡んでいる。
となればこそ、覚悟を決めなければならないだろう。
淡「うわっ……ここ、こんなのなんだ……うわわわわっ」
デネブ「こら! 見ちゃ駄目だ! それはよくない!」
……ちょっと静かにしてもらえませんかね、お二人さん。
セーラ先輩も手の隙間からちらちら眺めないでくださいよ。顔真っ赤だし。
カザリは早くも興味を失ったという様子で、壁に寄りかかっている。
京太郎「……カザリ、念のために聞くけど」
京太郎「まさか、人のチン――ああ失礼、陰毛を盗むヤミーっているのか?」
カザリ「……さあ」
カザリ「ウヴァのヤミーなら、欲望の対象を食べる事で成長したりするけど」
カザリ「あとは、アンクのグリードなら集めたり」
欲望の対象=チン毛。
ヤミーが陰毛を頬張るインモラルな光景。
ヤミーが陰毛を抜き去って空からばらまく光景/妖怪チン毛散らし。
うわぁ……やだ。
何それ戦いたくない。軽く貞操の危機を感じる。
チン毛に欲望を抱くってよっぽど頭がおかしいヤミーの親としか思えない。
それともそこだけ禿げたのだろうか。
それで、他人の陰毛を移植。
うわぁ……。
これまでと違った意味で戦いたくない。
京太郎「……これ、女性のものはないんですか?」
ふと、写真を眺めながら思った事を口にしてみる。
被害者の写真。
並べられている限りでは、男しか見当たらない。
セーラ「なっ……!? ド、ドスケベやったんか!?」
淡「うわぁ……サイテー。キモイ。死ねば?」
デネブ「須賀……」
カザリ「……。……その欲望、解放してみる?」
向けられる驚愕の目/侮蔑の目/憐憫の目。
おかしい。こんなことは許されない。
京太郎「……いや、変な意味じゃなくて」
京太郎「狙われたのは、男だけって事なんですかね?」
セーラ「あー……そういう意味やったんか」
京太郎「それ以外の意味なんて、ありませんよ」
セーラ「本音は?」
京太郎「あるなら見たい」
セーラ「な、なっ!?」
淡「……死ねばいいのに」
デネブ「……」
カザリ「……メダル入れるよ?」
京太郎「……ま、冗談はともかくとして」
京太郎「今のが、ある意味手掛かりになりませんかね?」
セーラ「どういう事や?」
京太郎「まず……そうですね」
京太郎「真面目な話なんで、今ので十分笑っておいて貰いたかったんですけど」
京太郎「仮に――その、毛が生えてないのが欲望と絡むとして」
京太郎「男なら、まあ普通は――そっちの趣味でない限りは、女性を対象とする筈」
セーラ「うわぁ……聞かせるなー、そんな話!」
淡「キモイ。正直本当に死んでほしい」
デネブ「……」
カザリ「……頭、大丈夫?」
京太郎「俺じゃなくて、ヤミーの親の話だから!」
京太郎「で、禿げていた場合。それなら男女問わずに対象にする筈だと思う」
京太郎「植える為なら、どちらでも違いはないはずだから」
セーラ「み、見た事あるんか……!?」
淡「おえっ……きもっ」
デネブ「……」
京太郎「なんで俺、真面目な顔してこんな話して……挙句の果てに罵倒されなきゃいけないんだよ」
カザリ「いいから。続けて」
京太郎「つまり、こいつは多分……陰毛そのものが目的ではないはずだ」
京太郎「あり得るとしたら……同性愛のそういう趣味か。それともそういう趣味の女性か」
京太郎「多分、そのどっちか」
京太郎「で、そうなったとき……なにを目的にやったかって話だけど」
捜査資料を見る。
性的暴行や性器付近への暴行の形跡なし。
腕部などに防衛痕あり。しかし、それ以外の傷多数。
京太郎「ありえるとしたら、屈辱を与える為だ……と思う」
京太郎「自分がやられた事を、やり返すとか……そんなのだ」
京太郎「ヤミーだとしたら、親の欲望――つまり一番屈辱を感じた事がそれだった」
京太郎「ドーパントだとしても一緒。自分がやられた事をやり返そうとした」
京太郎「イマジンなら、こんな面倒なことはしないはずだ。多分普通に復讐する。イマジンは他人だから」
京太郎「で、犯人はおそらく男だ」
京太郎「男は……まあ、他人のものだとしても」
京太郎「なんつーかその、アレに対して攻撃を加えたがらない。見てるだけで痛いから。基本的に」
……勿論。
中には拷問狂とか、そういう例外はいるだろうけど。
もしも――たとえば。
性的暴行を受けた女性ならば、きっと、もっと大変な事になっている。毛を抜かれるだけじゃすまない。
或いは、なんというかその……そういう趣味の女性なら。
ここまでやったのなら、動けないように痛めつけてから、行為に及ぶはずだ。
男性の場合も同じ。
ドーパントであるなら、屈辱の報復――つまり復讐の線が強い。
ヤミーならまた判らない。
親が傍にいないがために、そこまでの行為に及ばずに終了したのかもしれないが。
それでもカザリに確認したところ、アンクのヤミーならば巣まで運んでいくこともあり得るとの事。
つまりは、アンクのヤミーなら性的暴行までが含まれる。
だから言うならば、アンクのヤミーではない。
ウヴァのヤミーなら、あり得るかもしれないけど。
そんな風にカザリに評価されているウヴァに、ホンの僅かながら同情が湧かなくもないが終了。
思考を、元に戻す。
京太郎「つまりこれは――ドーパントもしくはウヴァのヤミー。それで、理由が復讐」
京太郎「俺はそう思います」
きっと通常の事件ならば。
こんな京太郎の、推理まがいの憶測などは必要とせずに。
もっと正確に、もっと確実なプロファイリングなどを行って結論に辿り着いただろう。
だが、彼らはドーパントに対する知識が浅い。もっと言うなら、ヤミーに対しての知識はない。
知らないがゆえに、窺ってしまう。探ってしまう。疑ってしまう。
自分たちの常識が通用しないのではないか、と。
要するにどこかしら、特別視をしてしまう事になるわけだ。何かしらのバイアスがかかる。或いは自分たちの直感や推理を信じがたくなる。
須賀京太郎は考える。
ヤミーはともかく。ドーパントに関しては。
銃やナイフよりもっと利便性のある武器を、かつ中毒性があるもの人間が使っているのと変わりない。
だから、その使い方が通常起こり得ない現象を起こすと言うだけで、事件そのものの動機はただの人間の犯罪とそう変わりない。
勿論力に溺れた事による違いなどはあるとしても。
これは、知っているから分かる事だ。
須賀京太郎は、ドーパントに対して――その中毒性など危険性は別として――特別思いを抱いていない。
自らのオーズの力と同じように、武器や或いは手足の延長線上と考えている。
使うのはあくまでも人間だと、そう考えているが故に――バイアスなく結論を出す事が出来る。
……とは言ってもこれは京太郎だけが導き出した結論ではない。
己たちが普段相手にしているのとは別物かも知れない。
そう考えつつも、自分たちができる事を、している事を行った。
警察の捜査があってこそ、京太郎はある程度の憶測が立てられたのだ。
単純に最後の部分に立って『ひょっとしたら』と疑ってしまうか、『いや、変わらない』と思うか。
実にそれだけの違いに過ぎないのだ。
最後の1%の分岐で迷う人を、知っている京太郎が後押しした。それだけの話。
京太郎「できれば、被害にあった人間から話を聞けたらはえーんすけど」
呟いてみると、セーラが首を振った。
どうやら、意識が戻っていないらしい。
ドーパントにしろ、ヤミーにしろ。
その攻撃を生身で受けられるほど、人間は強靭ではない。むしろ、良く死なずに済んだと言うべきか。
ドーパントならば、まだ最後の一線を越えていない。
ヤミーならば、ただ屈辱を復讐する過程で遣り過ぎた。そんな形になるだろう。
京太郎「とりあえず、警察の人たちに伝えておいて欲しいっす」
京太郎「線としては、貴方たちが考えた通り――復讐ですって」
京太郎「あとは……俺じゃあ、関連性が分からないので……襲われた人たちの背後関係とか」
京太郎「そういうのが分かったら、いいんですけど……」
セーラ「了解や。待っときー」
そう言うなり、即座にドアを開けて飛び出ていくセーラ先輩。
……あ。カザリにドアが当たった。
カザリ、不機嫌そうだなぁ……。
淡「……ふん」
淡「弱っちい奴が急に力なんて持つから、こういう事になるんだよ」
デネブ「……」
そんな淡の言葉は、こちらにも向けられている。
そんな気がした。
確かにこの事件は――敢えてキーワードを上げるとするなら。
『強さ』と『弱さ』だろうか。
京太郎(……あの人が戻ってこないと、俺には何もわからないしな)
京太郎(セルメダルを使って調べておくのは――)
カザリ「……」
京太郎(――なしか)
京太郎(なるべく早く情報が入ってくれるといいんだけどな)
京太郎(……)
|
+
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判定 |
675 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/10(日) 18:46:44.70 ID:WqHdfVbio [2/3]
直後、コンマ判定
1~50:ドーパントの仕業
51~99:ヤミーの仕業
ゾロ目:まさかの痴女枠
676 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/10(日) 18:47:39.87 ID:D0OgysdV0 [7/7]
ぞろ目
|
【夜】
彼が――名前はここでは仮に宮田邑夫としておこう――が感じたのは、まぎれもない快感だった。
有り体に言えば彼は虐められていた。
虐めと言うよりは、より正確に言うなら暴行罪・器物損壊罪や脅迫罪・恐喝罪・侮辱罪・名誉棄損罪……れっきとした犯罪行為だ。
その被害者であった。
ここではその罪の是非はとはない。彼に原因があったか否かも、主旨ではない。
ひょっとしたら彼は――些かやり過ぎだとしても――そのコミュニティから排除されるに足る人格の持ち主であったかも知れないし、
些細な欠点の為に、謂れのない暴力の渦に巻き込まれていたのかもしれない。
が、とにかく、この点に関してはさほど重要ではない。
宮田邑夫は、自身の身に起きた事を忘れはしないだろう。
何か、気が付いたときには……白い包帯に巻かれた怪物が現れていて。
そして、緑のジャケットの男に。正確には覚えていないが――自身の行為を正当化された気がする。
そして彼は、その白い怪物――ヤミーと行動を共にした。
――ところで。
“痛みを知っただけ、人はやさしくなれる”――そんな言葉が存在するが。
これは大方の場合としては嘘或いは非現実的である。
例えば幼児期から暴力にさらされたものは、暴力をコミュニケーションの一貫としてとらえてしまう。
児童虐待経験者が子供を持った時に、それを繰り返してしまう事が厳然と確認されているし、
また、ある研究では――幼少期や成長期に頭部に強い衝撃を負ったものは、
側頭部・大脳辺縁系・視床下部に異常を来たし、感情的且つ暴力的な傾向になるという説がある。
シリアルキラーと呼ばれる人間には、この傾向が見られた、と。
もっと単純な話で言うのならば。
自分に痛みが与えられて、それを黙って甘受できる人間は少ないと言えるし。
或いはその当人の性格によっては、その痛みを別の場所で発散にかかるだろう。相手ではない別の誰かに。
またそうして。虐げられる立場に居たものが暴力や権力を手にしたとき。
常人の持つのに比較して、過度に暴力的な方向に進むとも言われている。
要するに、彼らは雪辱を果たそうとしたときに。
情けなかった己自身の影に囚われて、それを拭わんがために――更に劣等感も相俟って――暴力を使用する。
かつての自分を相手と同一視させて。或いはかつての誰かを現在の自分と同一視させて。
情けなかった自分を、擬似的に、儀式的に抹殺しようとする。
ここでそれが正当か、果たして不当かを論じる意味はない。
兎に角、宮田邑夫という少年は。
虐められていて、グリードによって復讐という欲望を開花させられた。
そして、既に三人ほど相手に復讐を果たした。そう言う訳だ。
己のヤミーが拳を振り上げるのを見ながら。
宮田邑夫は考える。
ああ、これが――この情けない姿を見せているこれが――かつて自分を苦しめていたものだったのか、と。
覚えたのは快感だ。
踏みにじられた痛みを、相手に味わわせる。
あれほど強がっていた相手が、自分に命乞いをする。
それを更に踏み砕いて、笑いかけてやる。
(なあ、どんな気分だ――?)
情けなく地面を這いつくばり涙を流す相手。
痛みに呻き声、ときには失禁する相手。
あれほど偉そうにしていたのが。あれほどまでに自分を苦しめていたものが。
それがこうもまで醜態を曝す。
そして、その命の秤を握っているのは――この自分なのだ。
(思い知れ――。思い知れ――!)
歪んだ笑いを浮かべる宮田邑夫は。
相手の顔面を踏みにじりながら、声を上げる。
それは産声であった。
これまで抑圧されていた自我の/育ってしまった暴力衝動の誕生。
彼はそのまま、ヤミーと一緒になって。
倒れた相手を、蹴り続けた。
そこへ、闖入者が現れる。
金髪の少年。宮田邑夫とは真逆で、活発で快活そうな印象を受ける少年。
彼は、宮谷に――こう言った。
須賀京太郎は、街をかけていた。
あの後、江口セーラから貰った情報。
それを――被害者がある程度の親交を持ったメンバーであることを――頼りに。残りの被害者を割り出した。
仲がいいメンバーが襲われているのなら。
いずれ、残った二人が襲われると。
江口セーラとは二手に分かれて、残りの被害者候補の様子を見張る事となった。
お互い何かあったときは連絡する、として。
そんなときに。その少年を見つけようとしているときに。
カザリがヤミーの気配を捉え、それに従ったところで。
須賀京太郎は、その現場に居合わせた。
茶髪の少年を殴りつけるカマキリヤミー。
それと、その親らしき黒髪の少年。
倒れた相手を執拗に蹴り続ける少年と、彼に従うように行動するヤミー。
先ほど見た検察の見立てでは。
攻撃を行っているのは――暴行の傷は――ヤミーからでのみであったが。
ここに来て、その親も参加する事になっているらしい。
カザリ「……多分、ウヴァがどこかで見張っているだろうね」
デネブ「そっちは俺に任せろ!」
淡「……私は知らないけど」
カザリ「アクセルには連絡をしておくよ」
三者三様の言葉を出す中。
京太郎は、その少年にめがけて――言った。
|
+
|
選択 |
698 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/11(月) 00:11:04.33 ID:+Gfzd9g9o [2/8]
1:「おい、それ以上やったら――そいつ死ぬぞ」
2:「危ないから、下がっててくれ」
3:「……やめとけよ、その辺で」
4:「……だっせえ」
5:「気持ちは分かるが……やりすぎだぜ、いくらなんでも」
↓4
699 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 00:12:29.35 ID:jfKUCTjTo [1/35]
2
700 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 00:14:07.27 ID:sTayHjV00 [1/6]
3
701 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 00:14:32.58 ID:ru+Huadso [1/2]
3
702 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 00:14:35.66 ID:yBjwljauo [1/15]
3
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京太郎「……やめとけよ、そのへんで」
これ以上やったら、おそらくは死ぬ。
ヤミーの攻撃だけで、既に意識を失っている者が多いのだ。
そこに人間の攻撃が加わったのなら――外傷により死亡する確率が高まる。
とにかく、これ以上続けさせたらいけない。
お互いに影響を及ぼす事が分かっているから――だ。
それも取り返しのつかない、そんな影響を。
そういう訳で、声をかけた。
邑夫「五月蠅い! 俺の邪魔を、すんなよ!」
邑夫「お前に何が分かるんだよ! 俺は、こいつらにずっとやられてた!」
邑夫「だから、復讐して何が悪い! その力を手に入れたんだ!」
京太郎「……」
京太郎「俺は、『やめろ』っつったんだよ。聞こえなかったのか?」
先ほど投げかけた、京太郎の言葉は最後通牒と同じだ。
相手の判断能力や、冷静さがどの程度あるのか――なんてのを期待したわけではない。
それならば、相手の良識を問うように、行為の危険性を告げるだろう。
また、ただ、目の前の少年を被害者だとも考えてはいない。
それならば恐らく、これから戦闘が起こるから離れるように伝えただろう。
加えて、少年を侮蔑しているわけではない。
それならばきっと、須賀京太郎は反射的に呟いていただろう。
そして、彼に同情をしている訳ではない。或いは説得を期待はしていない。
それならばもっと、彼を思いやった言葉を掛けていただろう。
須賀京太郎の言葉は、ただ、やめろというそれだけだ。
彼にもなにがしかの事情はあったのだろうとは思っている。
その復讐が正当であるのか、不当であるのかは考えていない。
そこまで考える余裕などない。いや、考えてはいるが、この場では役に立たない。
正当だと思うのなら――彼の行為を見過ごすのか。
不当だと思ったから――彼の行為を阻むのか。
そんなのは、正直関係なかった
誰かが拳銃を以って、他人を殺傷せしめんとしている。
だから止めた。理由や或いはそこにある善悪など関係ない。
ただ、止める。それだけだ。
それ以上彼の人生に立ち入るつもりなどない。また、立ち入っても京太郎は責任など取れない。
だから、やめろと言う事しかできないのだ。
したり顔で近付いても、それ以上何とかする事など不可能だ。
彼の問題に頭を悩ませても、答えが出るとは限らない。
故に、そのような方面の言葉はかけない。かけてもそれ以上はどうしようもなく、ただ薄っぺらになるだけだから。
ただ、ヤミーは危ない。
だから止める。それだけは確かな事である。
他人の人生を背負う事など出来ない。
よしんば背負ったとして、その人の自立する意志などはどうなってしまうのか。
結局は遣り過ぎた覆いのように成長を妨げやしないだろうか。
そのあたり、考えても答えは出ない。
救うとかそんな大層な事が自分にできる――なんて思ってはいない。
精々が、分かりやすい脅威から誰かを護る。何かを阻む。
自分の力では、出来てその程度であろう。
或いは――本来なら。
須賀京太郎とて――時間があるならば、親しいならば、相談に乗って共に進む道を考えたかもしれない。
だが、そうではない。
ここには緊急性がある。
故に、そんな言葉以外は思い付かなかった。
邑夫「……ッ。お前、俺の邪魔をするつもりなのかよ! クソッ!」
京太郎「……」
邑夫「アイツもだ! アイツもやれよ!」
カマキリヤミー「……オーズ」
カマキリヤミー「コアメダル、渡せ」
京太郎「……言ったからな、やめとけって」
京太郎「カザリ」
カザリ「はいはい」
カザリ「ウヴァが見張ってるかもしれないけど……まあ、その頃にはアクセルが来るんじゃないの?」
カザリ「だから、気にせず戦っていいと思うよ」
そう言って、ちらっと大星淡を眺めるカザリ。
一応の備えはある。だから、そう言ったのだろう。
淡「……私の手、煩わせないでよ?」
デネブ「須賀、応援してるぞ!」
京太郎「……分かってる。あと、どーも」
カザリ「ウヴァの生み出したヤミーは、ウヴァよりも頭がいいから気をつけてね」
カザリ「やたらと攻めては来ないと思うけど、君の事を倒せそうだと思ったら攻撃的な姿勢になるだろうし」
カザリ「攻撃を受け続けたんなら、防御を意識し始めるだろうね」
京太郎「……分かった」
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+
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ステータス |
705 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/11(月) 01:16:36.73 ID:+Gfzd9g9o [5/8]
【オーズ タトバコンボ】 須賀京太郎
技能:30
HP:47/47
スタミナ:45/45
気力:72/72
ATK:40
DEF:40
(レンジ:至近距離~近距離)
- タトバコンボ:タトバコンボ時、スタミナ消費半減。
- 欲望の王:戦闘ダメージゾロ目にて、グリードよりコアメダルを奪取
★オーズバッシュ:使用時の戦闘判定-10。判定成功にて、レンジを『~超遠距離』に変更したうえで固定HPダメージ20。DEFを無視する
★王を統べる力:戦闘時【王を統べる力】を選択にて戦闘・撤退・追撃・奇襲判定+10。コンボ以外でのメダルを使用
また、持つメダルによって、レンジも変更される。(至近~遠距離)
★コンボチェンジ:使用宣言時、次ターンより発動。
メダルが揃っているとき、以下のコンボを使用可能。コンボチェンジの度にスタミナを固有値10消費
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。
判定成功にて、『ATK+オーズのスキルによる戦闘補正+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
《ガタキリバコンボ》
ATK:45 DEF:45
- 毎ターンの消費スタミナ+5。レンジ:至近~中距離
- 昆虫の王:戦闘判定+25。相手撤退判定-10。敵の数的優位による補正を無効化
★スキャニングチャージ:使用宣言時、戦闘判定-10。判定成功にて、『ATK+25+秒数の合計+コンマの合計』の固定HPダメージ。DEFにて減衰可能
※現在の所持メダル タカ×1、クワガタ×1、カマキリ×1、バッタ×1、ライオン×1、トラ×1、チーター×1
※ただし、猫科系メダルは同時に1枚までしか使用不可能
※タトバ以外からでもスタートできます
タカ:トラと組み合わせる事でゾロ目コンマでコアメダル奪取。
グリード以外に対してはダメージをゾロ目コンマの数値(33なら3、00なら10)追加
ライオン:ライオネルフラッシュ。自身のコンマ値の合計またはコンマの1・10位の数字(大きいもの)を相手判定値から差し引く
トラ:タカと組み合わせる事でゾロ目コンマでコアメダル奪取。
グリード以外に対してはダメージをゾロ目コンマの数値(33なら3、00なら10)追加
チーター:高速を得る
クワガタ:レンジを【中距離】に変更。奇襲判定+5
カマキリ:レンジを【近距離】に変更
バッタ:戦闘判定に勝利した場合、飛行の効果によって離された/詰められたレンジを2レンジまでリセットする
VS
【カマキリヤミー】
欲望値:70
技能:37
HP:52/52
スタミナ:52/52
気力:50/50
ATK:37
DEF:37
レンジ:近距離~遠距離
- ヤミー:ダメージを受けるごとに、HP・スタミナそれらの上限値をマイナスしていく
- ヤミー:HP・スタミナの補正値(コンマの部分)を親の欲望値と同値とする。
また、欲望値の10分の1、ATK・DEF・戦闘補正に+(+7)
- ヤミー:ダメージを受けるたびにそれと同じ枚数のメダルを掃き出し、戦闘終了と同時に、欲望値の値の分、メダルを吐き出す
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+
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判定 |
706 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/11(月) 01:18:05.41 ID:+Gfzd9g9o [6/8]
直後、戦闘距離判定
1~3:至近距離
4~6:近距離
7~9:中距離
0:遠距離
707 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 01:18:51.50 ID:jfKUCTjTo [2/35]
近
708 自分:1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/11(月) 01:23:43.27 ID:+Gfzd9g9o [7/8]
707
よって、戦闘距離は遠距離
725 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/11(月) 11:11:52.09 ID:xxCD+jDdo [3/14]
それでは、京太郎のスタートフォームを設定してください
↓3
726 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 11:13:17.79 ID:jfKUCTjTo [6/35]
タカトラーター
727 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 11:13:46.39 ID:jfKUCTjTo [7/35]
トラ使えんわ……下
728 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 11:14:39.34 ID:TjuFZVuIO [3/32]
タカキリータ
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京太郎「カザリ、大星……下がってろ」
カザリ「勿論、言われなくても」
デネブ「二人は任せてくれ!」
淡「で、やっとこれから……その強さの証明をしてくれるの?」
口を尖らせる大星淡。
見せると大言を発してから、既に数日が経過。
いい加減、早くしろ――という事なのだろう。退屈が過ぎたと言わんばかりの声色だ。
京太郎「……さあな。そんなもん、わかんねーな」
京太郎「この瞬間は、その為に戦うんじゃない。お前に見せる為に戦うんじゃない」
京太郎「あのヤミーを止める――そのために俺は戦う。全力で!」
誰かに証明するために戦うというのは不得手であった。
以前の自分はどうか分からないが――今の自分にとってそれは些か難しい/無意識的に忌諱する事。
誰かに見せられるほどの力がない。
そんな事を言っておいて失望されたくない。
それが怖い――そういうのがあるのだ。
どうしても、見せびらかす――という事に躊躇いがあり。
証明するために戦うと言い出したのは、そうしなければ大星が安心できない――つまり須賀京太郎が原因となって彼女の人生が歪むから。
それが怖かった、だから、そう似合わない事を言った。
言ってしまった以上はそれを果たそうと考えていたが、事ここに相成っては別だ。
誰か人間の命がかかっている。
そして、それをどうにかできるのは自分しか――正確には大星もいるが除外だ――いない。
そんな場でどうして、証明するために戦うなどと嘯けるか。
弱いのだ。いくつの物事にも気を割ける余裕など、存在しない。
今はただ……全力で、真剣に――目の前のヤミーを止める。
その事こそが京太郎が行うべき事。
その過程で、まあ、副次的に強さの証明にもなるとは思うが。
今大事なのは、そこではなかった。
京太郎「――変、身ッ!」
――タカ! ――カマキリ! ――バッタ!
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+
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判定 |
731 1 ◆JFKvgkZqVmG3[saga] 投稿日:2013/02/11(月) 11:29:33.98 ID:xxCD+jDdo [5/14]
【オーズ タトバコンボ】 須賀京太郎 【カマキリヤミー】
技能:30 技能:37
HP:47/47 HP:52/52
スタミナ:45/45 VS スタミナ:52/52
気力:72/72 気力:50/50
ATK:40 ATK:37
DEF:40 DEF:37
レンジは【遠距離】です
現在の方針は【通常方針】です
須賀京太郎の行動をお書きください ↓3
30 + コンマ +10 VS 37 +コンマ +7
732 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 11:31:31.32 ID:hd0BiAHoo [2/12]
防御しかないじゃない…
733 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 11:31:35.84 ID:jfKUCTjTo [8/35]
集中40
734 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 11:36:29.16 ID:/LsW6cLno
集中40
736 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/11(月) 11:42:22.28 ID:xxCD+jDdo [6/14]
#先ずは様子見ヤミー
行動指定なし 通常方針
オーズ:30+16+40+10=96
カマキリヤミー:37+100(98)+7=142
ダメージ:(3+3)+46/5+37-40=13ダメージ! クリティカルにて2倍!
オーズに26のダメージ!
カマキリヤミーはスタミナを9消費!
オーズはスタミナを1消費! 気力を40消費!
【オーズ タトバコンボ】 須賀京太郎 【カマキリヤミー】
技能:30 技能:37
HP:21/47 HP:52/52
スタミナ:44/45 VS スタミナ:43/52
気力:32/72 気力:50/50
ATK:40 ATK:37
DEF:40 DEF:37
レンジは【遠距離】です
現在の方針は【通常方針】です
|
京太郎「……行くぜ」
両手を地について、クラウチングスタートを始めようとしたその時。
位置関係に気付いた。
意識しているのか、それとも無意識的なのか――おそらくは後者だ。
ヤミーの親が、その隣にいる。
チーターの脚力を以って接近し、すれ違いざまに切りつける。
ブレーキが聞きづらいが故の戦法である。
だが、これでは――この分では。
下手をすれば、あのヤミーの親をその走りに巻き込んでしまうかも知れない。そう思えた。
ならば、正着のルートはどこだ。巻き込まずに済む、正しい道はどれだ。
集中して、それを探ろうと試みる。
それは――僅かな逡巡だったが。
それでもまだ戦いに慣れたとは言えない京太郎の、思考による停止時間は長く。
それを見逃すカマキリヤミーでも、なかった。
五刃。エネルギー波が迫る。
咄嗟に展開したカマキリソードで受け止めようと試みるも、姿勢のために、受け止めきれず、避けきれない。
邑夫「はは、いいぞ! 俺は無敵だ!」
笑いを上げるヤミーの親。
力に酔っていた。自分が作り出したものだとしても、積み上げたものではない力に。
京太郎(――)
とはいえ、今の一撃で少なからずダメージを負ったのも事実だ。
カザリの忠告からするなら。
カマキリヤミーは、攻めの姿勢を取り始めるところだろう――。
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+
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判定 |
741 1 ◆2O9UvwLtSer3[saga] 投稿日:2013/02/11(月) 11:50:33.29 ID:xxCD+jDdo [8/14]
【オーズ タカキリーター】 須賀京太郎 【カマキリヤミー】
技能:30 技能:37
HP:21/47 HP:52/52
スタミナ:44/45 VS スタミナ:43/52
気力:32/72 気力:50/50
ATK:40 ATK:37
DEF:40 DEF:37
レンジは【遠距離】です
現在の方針は【通常方針】です
須賀京太郎の行動をお書きください ↓3
30 + コンマ +10 VS 37 +コンマ +7
742 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 11:51:09.78 ID:jfKUCTjTo [9/35]
温存 爆発
743 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 11:51:14.05 ID:TjuFZVuIO [7/32]
攻撃 集中10
744 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 11:54:36.22 ID:OqHcxN9Go [3/13]
攻撃
749 1 ◆B6xkwd67zxGJ[saga] 投稿日:2013/02/11(月) 11:58:50.38 ID:xxCD+jDdo [9/14]
1#迫りくる怒涛の攻撃ヤミー
攻撃
オーズ:30+22+10=62
カマキリヤミー:37+29+7=73
ダメージ:(3+3)+11/5+37-40=6 攻撃×攻撃で4倍!
オーズに24のダメージ!
オーズはスタミナを4消費!
カマキリヤミーはスタミナを4消費!
オーズのHPが0になりました!
【オーズ タカキリーター】 須賀京太郎 【カマキリヤミー】
技能:30 技能:37
HP:0/47 HP:52/52
スタミナ:40/45 VS スタミナ:39/52
気力:32/72 気力:50/50
ATK:40 ATK:37
DEF:40 DEF:37
|
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+
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判定 |
敗北処理
1~20:カマキリメダルを分捕るウヴァさん
21~60:そのままオーズ敗北のみ。ウヴァさんは間に合わない
61~99:伊達さんマジ天使
ゾロ目:デネブがラストダメージを肩代わり(ただしそれで負けたら淡の好感度が……)
↓3
769 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 12:13:18.30 ID:TjuFZVuIO [14/32]
ksk
770 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 12:13:29.37 ID:hd0BiAHoo [7/12]
マジでコレが最後の希望だから…頼む!
771 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/02/11(月) 12:13:42.90 ID:jfKUCTjTo [13/35]
いこう
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邑夫「そうだ! そのまま、殺せよォ!!」
親の欲望が増加しているのだろう。
カマキリヤミーの攻め手の、威力が増す。
エネルギー刃にセルメダルが消費される傍から、チャージされる。
受け止めきれない。
捌き切るのも、難しい……それに。
いくらデネブがいるとは言っても、これを果たして背後に反らしていいものだろうか。
そして、ここで前に踏み出せるのか。アイツを巻き込みはしないだろうか。ヤミーの親を。
そんな迷いが足に絡み付く。
強くなった気ではいたが。だが、逆に。
それが故に、余計な事を考えてしまって――戦いに集中ができない。
弱いからこそ、前に進むしかなかった。
何も考えずに出来る事だけを。考えている余裕などなくただ立ち向かう。
半端に強くなったら、これだ。
これじゃあ正しく、大星淡の言うとおりではないだろうか――。
京太郎「ぐ、ぁ――」
そして止めとばかりに攻撃を受けて、オーズの変身が解除されてしまった。
倒れ伏す。メダルは無事だ。
だが、これでは……。
淡「……やっぱ、期待した私が馬鹿だった」
淡「最悪」
苦々しく吐き捨てて。それから、カードとベルトを取り出す大星。
彼女がこちらを見る目は、虫けらを見るのと一緒だ。
いや、虫けらならまだいいだろう。
果たして人が虫に感慨を抱くか否かという話であるが――大方の人間は気にも止めない。
だが、これは違う。
ハッキリと嫌悪。そしてすぐさまそれは、憎悪と変わるだろう。
そうして、大星がライダーに変身しようとしたときに。
突然の銃声が響き、ヤミーの身体からコアメダルが飛び散る。
明「おーおー、やってるねえ」
あれは……。
保険医の、伊達明先生だろうか。
見慣れない銃を構えて、ヤミーへの射撃を続ける。
そうして、その親からヤミーを引きはがした。
憧「生身でバースバスター使うって……どうなってるのよ、ホント」
明「悪いけど、邪魔させてもらうぜ」
そう、笑いながら。
断続的にそのバースバスターでの射撃を続ける伊達明。
零れ落ちたセルメダルの一枚を拾うと、後ろへと指で弾いた。
そこに居るのは、これまた例の銃――バースバスターというのか――を所持した、新子憧。
憧「ちょ、ちょ……っ! 危ないじゃない!」
取りこぼしそうになったメダルを掴みながら、声を上げる新子憧。
普段との違い、伊達明との違いを上げるならば。
見慣れないベルトを腰に巻いている事ぐらいだろうか。
明「あ、悪い悪い」
明「で……新子ちゃん、準備はいい?」
憧「だ、大丈夫よ! ……大丈夫、です」
明「だから敬語なんていいって」
憧「いやまあ……はい」
喋りながら。それでもヤミーの親に当てないように注意を払う伊達明。
そして、セルメダルを一枚手に取って、
憧「――よし。大丈夫、あたしならやれる」
憧「変、身っ!」
その震えを殺すように息を吐くと、ベルトの溝へと挿入。
それから、まるで児童用玩具のような取っ手を捻る新子憧。
直後――カプセルがごとき球体が彼女の体に展開して。
そして、ライダーへと姿が変わる。
カザリ「……なに、あれ?」
カザリの疑問に答えるように。
新子憧に変わって、伊達明が答えた。
明「――仮面ライダーバース。よろしく!」
最終更新:2014年03月23日 06:13