海水ウラン捕集

海水中に存在するウランを捕集する技術。JAEAなどで研究されている。
全海水中には45億tのウランが存在すると試算されており、今後の進展により次世代原子炉の方針を大きく変える可能性を持つ。


第20回原子力委員会定例会議議事(2009年6月2日)
議事録より)
「資源のない日本にとって、ウランが海から取るということは非常に夢のある話だし、実際に実現すれば非常に意味が大きい。原子力発電というか原子力エネルギー利用技術体系のパラダイム変化につながるかもしれません」(近藤委員長)
「(ただし)いかにウランが安くても、使いっぱなしで使用済燃料をその辺に置いておくというわけにはいかないとすれば、リサイクルして使うということが本来的な姿という議論が優越するのかもしれない」(近藤委員長)
「(実用化までには)研究は5年間でございますので、この立上げに約2年間かかりますので、5年プラス2年で7年後と考えております。」(玉田ユニット長)
「(捕集材の)性能の向上につきましては、一から化学構造をシミュレーションしてウランに対して捕集性能の高いものを作り、飛躍的に捕集性能を上げる試みを考えております。」(玉田ユニット長)
最終更新:2010年12月21日 18:38