シェールガス

シェールガスとは、非在来型天然ガスの一種であり、泥が水中で水平に堆積して出来た岩石である頁岩(けつがん:シェール)の隙間に貯留されるメタンガス。
掘削技術の向上、天然ガス価格の高騰に伴い、2000年代前半から米国で本格的な採掘が開始された。2009年には米国の天然ガス採掘量の15%をシェールガスが占めており、今後もその割合は増加すると考えられている。
これまで、天然ガスの供給をロシアやイラク、カタールなどの一部の産出国に依存していた欧州でも、シェールガスの商用化に向けた動きが活発化している。

技術革新により米国の電力会社の想定よりも低コストでの調達が可能となったため、米国においてはシェールガスの登場により原発を導入する機運が後退したとされる。


関連用語:タイトガス、コールベッドメタン、メタンハイドレード
最終更新:2010年12月21日 18:51