Summary. メルブラに関するTipsのうち、入力に関係するものをまとめてみました。知っておくと役に立つときもあるかもしれません。
コマンド入力の基本ルール
コマンド技の入力には余計なインプットが間に混ざりこんでも成立します。たとえば、623Aというコマンドを入力する際に6→3→2→1→2→3→6→Aのように入力しても構いません(間に挟まった余計な入力は原則として無視される)。
ただしこのとき、コマンドを構成するキー入力たちの間の隙間はすべて7F以下でなければいけません。上の例でいえば、3番目の「
2
」を入力してから8F以内に6番目の「
3
」を入力しなければ入力失敗となります。
なお、一部のバージョンでは微妙な仕様の違いがあり、
- PC版CCでは「コマンドのレバー入力部と最後のボタン入力の間」のみ隙間が6F以下でないといけない
- PS2版AAでは「レバー入力~レバー入力」の隙間が10F以下、「レバー入力~ボタン入力」の隙間が9F以下ならよい
となっています。まあ、普通は気にしなくてよいです。
また、ダッシュは2回のレバー入力の間の隙間が9F以下(PC版CCは8F、PS2版CCは11F)ならOKです。
コマンド入力延長
上で述べたように、コマンド技のキー入力は隙間が7F以下であれば連続しているとみなされます
[1]。このときコマンド成立と関係ない余計な入力は基本的に無視されます。
しかしこれには1つだけ例外があって、コマンドのレバー入力部と最後のボタン入力の間に余計なレバー入力があると、この余計な入力のうち
最初の1個目
から上の「7F」を数えだすようになります。
たとえば、普通に
2→3→6→A と入力した場合は「6入力~A入力」の隙間が7F以下でないと成立しないのに対し、
2→3→6→3→A と入力すると「6入力~A入力」の間がもっと長くても成立します(最大15F)
[2]。
(追記) なぜかハイジャンプが絡む場合だけ、入力猶予が1F少なくなる模様。
6A拾い
正確には "前押しっぱなしで5A拾い" です。一応書くと、空中投げ後、5Aで拾うときに前押しっぱにしておけば
- 最速で5Aが入力できたらそれでよし
- 遅れた場合、ちょっと歩けるので時間さえ間に合えばむしろ好都合[3]
と、どちらに転んでも損をしないって寸法です。むしろ
歩かないと拾えない
or
拾えてもその後カスる
という状況もあるので、意図して1~2F遅らせるぐらいはできるのが望ましいです。
どう考えてもレンのコンボを撮る際の基礎技術だと思うんですがどうなんでしょう。なお、あまりにも煩雑なのでコンボレシピ等では特に明記しません。
ずらし目押し (MBACの場合)
FT、PC版MBACのA+B+CボタンはCボタンと相互に干渉しません。したがって、ジャンプ中に
Cボタン → A+B+Cボタンの順にずらし押しすれば、ごく短時間の間にJCを2回分入力できます
[4]。
このように入力すれば
目押しでJCを入力するときに保険が掛けられる
ということです。MBACでは昇りJCを最速で出さないといけないコンボがいくつかあるので、そういうときに役に立ちます。
もちろんJBなど他の攻撃にも使えますが、ボタン配置によってはやりづらいです。
ずらし目押し (MBAAの場合)
MBAAでは同時押しボタンの仕様がそれまでのバージョンと少し違います。そして、そのせいで
5A拾いや5C拾いに保険を掛けられる
ようになりました。
基本的な発想はACと同じで、6+QAの仕様を利用してDボタンをホールド中に6+QAボタン → Aボタンの順にずらし押しすると、ごく短時間の間にAを2回分入力できます。順番は逆でもOKです。
同様に、AorBをホールド中にCボタン → 5+QAボタンとずらし押しすると、Cを2回分入力できます(こちらは必ずこの順番でないとダメ)。他にも様々な攻撃に応用が利きます。
最速ワンツー
Hレンの5Aは空振り時に6Fから派生可能です。したがって、「5A空キャン6A」の理論上の最速発生フレームは13F(=5+8F)になります……が、普通にAボタンを押し離しして6F以内にワンツー2段目を派生させることは事実上不可能に近いです。
しかし、これも
Dボタンホールド中に6+QA→6+Aとずらし押し
[5]すれば最速ワンツーがある程度安定して出せます。
ため無し入力
同時押しボタンの記事で書いた通り、一部の同時押しボタンは長押ししても1F目でボタンが離されたかのように扱われます。BE対応技を出すときにこれらのボタンを使用すると、常にため時間1Fで出すことができます。
なお、このときにレバーをニュートラルに戻しておかないと、投げやダッシュが代わりに出る可能性があります。
レンで使うことはまずありませんが、琥珀やシオンでは役に立ったりします。余談ですが、ゲージが無いときの236Cも同様にため無し236B扱いです。
ため分割(?)
詳細は割愛しますが、BE対応技の始めの数フレームはボタンを一度離してから再度押し直してもためが継続されます。何の役にも立ちませんが(ぉ
これを使ってBため氷に保険が掛けられないかと思ったんですが無理でした
[6]。
目押しの成否判定
ジャンプと地上技を同時に入力すると地上技が出ます
[7]。
これを利用して
行動可能になる前からレバーを上入れっぱにしつつ目押し
とすると、目押し成功時にはその技が、失敗していればジャンプが出るので目押しに成功したか確認できます。きわどい間合いの投げ拾いなどで、5C拾いの可否を検証するときなどに使います。
この以外にも、ずらし押しを利用する方法もあります。具体的には目押しをするときダミーのボタンを押す → その1F後に本命のボタンを押すとすることで
- ダミーのボタンはStatusが赤(=まだ硬直中)
- 本命のボタンはStatusが黒(=ここで硬直が切れた)
という状況を作り出します。ジャスト1Fだけずらす、というと難しそうですが、押しやすいボタン配置に設定しておけば特別意識せずともできます。
[1]
前項で触れた通り、実際は細かい例外があるが煩雑になるので「7F」で話を進めます。
[2]
ハイジャンプJAが低空氷に化けたり、EX氷を出すときにEXロンドが暴発するのもこのせいかも。
[3]
Aため氷の先端持続当てをする場合だけは例外で、このときは歩かないのがほぼ必須条件。
[4]
逆の順番でもOK。MBAAでも「Cボタン→5+QA」とずらし押しすればできなくはないが不便。
[5]
6+A→6+QAの順番では6+QAの前にAボタンを離さないとうまくいかない。
[6]
コマンド技に先行入力が利くようになった現在では保険を掛ける必要自体が無いが。
最終更新:2013年11月30日 15:51