Summary. 次は地上技の全体時間(以下、全体)の測り方についてです。 ジャンプの滞空時間 と同様に、最後のニュートラルの1Fも全体に含めることにします。


主な手順

発想はジャンプの滞空時間を測ったときと大体同じで、
  1. ボタン押しっぱで当該の技を出し、空振りする[1]
  2. 硬直が切れる前後を見計らってジャンプを入力する
  3. ジャンプしたか否かで場合分け
という手順を踏みます。ジャンプを入力した時点で硬直が終わっていればジャンプするでしょうし、まだ終わっていなければジャンプしないでしょう。これが全体時間を知る手がかりになります。

上の手順を実行したとき、実際にジャンプしたか否かで3通りに場合分けされます。ここでは例として、レンの5Aの全体時間を測ってみましょう。

ジャンプした場合(その1)

上の図はレンがジャンプした場合のものです。2段目のバーが青(=まだ硬直中)であることに注意すると、
  1. 14F目に上を押したが、まだ硬直が残っていた
  2. その後、ボタンを離すまでの5F(15~19F)の間に硬直が切れた
  3. 結果としてレンがジャンプした
という展開だったことが読み取れます。このことから
14F ≦ 5Aの全体 ≦ 18F
でなければならないと判断できます。

ジャンプした場合(その2)

同じくジャンプした場合でも、今度は2段目のバーが黒(=硬直解除後)です。つまり、ジャンプを入力した時点(19F目)で既に硬直が切れていたことになります。この場合はずばり、
5Aの全体 ≦ 18F
とわかります。まあ、このケースはあまり起こりませんが。

ジャンプしなかった場合

最後に、ジャンプしなかった場合は「レバー上を入力した期間はまだ5Aの硬直が続いていた」ことになります。よって、5Aの全体 ≧ 17Fが得られます。さらに上の場合は1段目のバーも青であることから、もう1F多く
5Aの全体 ≧ 18F
であることがわかります。こういう細かいところも欲張っておくと結果的に得します。

……このように、「5Aの全体」として考えうる値の範囲を少しずつ絞り込んでいきます。今回は、1番目と3番目(または、2番目と3番目)から 5Aの全体=18F と結論付けられます。

一回で決定する方法

「こんな手間の掛かることをちまちまやってられるか!」という人には、もっと手っ取り早い方法もあります:
上の図は「ジャンプしなかった場合」の一例なんですが、よく見ると今度は1段目のバーが黒(=硬直解除後)になっています。つまり、
  • 18F目までは硬直が残っている
  • 一方で19F目にはもう硬直が終わっている
ことになり、この図だけから 5Aの全体=18F がわかってしまいます。

都合よくこんなタイミングを狙えるかというと・・・まあ、慣れれば意外とできますw





[1]
BE対応技の場合は、他の関係ないボタン(Dなど)を代わりに押しっぱなしにして計測する。
最終更新:2019年09月08日 04:10