Summary. 国産の高機能キャプチャーソフト Dxtory についてです。

入手法

Dxtoryの公式HP から試用版を入手することができます。ただし、試用だとかなり大きくロゴマークが入るのでコンボムビなどを作る場合はうまくないです(過去のバージョンではもう少し目立たないロゴだったが)。

Dxtoryはキャプチャーソフトの中でもかなり多機能な部類です。
  • HDD分散書き込みが可能
  • 動画のエンコード形式を自分で選択できる(好きなコーデックを使える)
  • 画面サイズを選択できる。クリッピングも可
  • アプリケーション毎に設定を記憶してくれる
  • 日本語でサポートが受けられる
などに魅力を感じるなら試してみるのもよいと思います。設定次第ですが、動作はFrapsより軽いくらいです。

キャプチャーの流れ

基本的な使い方は他のソフトと同じです。大雑把に言うと
  1. 事前にDxtoryを起動しておく
  2. メルブラを起動する
  3. F12(デフォルトの場合)を押すと録画開始
  4. もう一度F12を押すと録画終了
という手順を踏みます。ただし、少なくとも「動画の保存場所」だけは最初に設定しないといけません。

設定の流れ

このソフト、高機能な代わりに設定が細かいです。使い方に迷ったら、
  1. ターゲットタブ を開いて、メルブラが認識されているか確認する
  2. プロファイルが意図しないものになっていないか確認する
  3. フォルダタブ を開いて、保存場所を最低1ヶ所指定する
  4. オーディオタブ を開いて、音声の有無を選択する
  5. ムービータブ を開いて、FPS・スケーリング・コーデック・マウスカーソルの有無を設定する
  6. コマ落ちを確実に避けたいなら、 アドバンスタブ を開いてビデオFPS同期モードを選択する
の順に設定するとよいです。

設定画面について

Dxtoryは「プロファイル」によって複数の設定を記憶することができます。さらに、このプロファイルは録画対象ごとに自動的に作成・読み込みされたりするので、設定をいじる前にプロファイルが意図したものになっているかチェックするとよいです。

細かい録画設定については公式サイトを見てもらうことにして、ここでは基礎事項だけ触れておきます。

プロファイル

どのプロファイルを使用するか選択します。

ターゲット タブ

録画対象の情報が表示されます。きちんと認識されているかチェックできます。

ビジュアル タブ

FPS表示の種類や位置などを設定します。少なくとも「録画ステータス」は表示したほうが便利です。

フォルダ タブ

キャプチャーした動画の保存場所を指定します。最低でも1つはフォルダを登録しないとキャプチャーを開始できません。分散書き込みについてはよく知らないですorz

ムービー タブ

細かい録画設定を指定します。録画開始のボタンはデフォルトだとF12です。主に大事なのは
  • フレーム/秒 … 録画するときのFPS
  • ビデオコーデック … 録画に使用するコーデック
    • Dxtoryコーデック … Dxtoryに標準で用意されている設定から選ぶ
    • 他のコーデック … 自前で用意した各種コーデックを使用する
  • マウスカーソルを含む … マウスカーソルを録画するか
あたりでしょうか。

オーディオ タブ

音声の有無はここで設定します。

スクリーンショット タブ

あまり使わないのでよく知りません。

アドバンス タブ

Dxtoryの挙動に関する詳細な設定を行ないます。ほとんどの項目は意識する必要のないものですが、
  • ビデオFPS同期モード … FPS同期モード(小難しい話参照)にする
  • アップデートチェック … 起動時にアップデートの有無をチェックする
の2つはわりと基本的です。





最終更新:2019年09月08日 04:30