From めるりP

 第1回 / 第2回 / 第3回 / 最終回


第1回 「めるりゴールド、やればいいんでしょ。やれば……」

言霊(ことだま)とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。言魂とも書く。声に出した言葉が現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発するとよいことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事がおこるとされた。
それでもって、めるりPは、言霊の力をイヤという程思い知ることになる。

今年の夏、トカチゴールドというDJイベントがあった。
めるりPは予定が合わず参加できなかった(申し込み締め切りが終わった後スケジュールが空いた。時既に遅し)。そのことは、彼にとってとてもとても無念なことであったらしく、「DJとして呼ばれるかもしれない」という万に一つも可能性が無いことを嘯いてみたり、当日のustでチャット欄に嘆いて呆れられ、終了した会場内に入ってささやかな祝福を述べては煙たがられるなど、散々な目にあったのである。
で、二次会(というかトカチゴールド抽選に漏れた方々の嘆き会)において、ちゃっかり参加していためるりPは酔いもあって、つい言ってしまったのである。冒頭の一言を。

そうはいっても、やるわけないじゃない。普通。
そう考えていためるりPには三つの計算外があった。その三つとはつまり、
 1. めるりPの周りには、結構な数の自重しない人々がいた。
 2. その人たちの多くは、仕事ができるし手際が良かった。
 3. で、みんな自重しなかった。

気がつくと、会場は抑えられていた。タイムスケジュールは決められ、参加するメンツは募られており、しかも意外とみんなノリは良く、誰も止めなかった。
「まあほら、オフ会の延長だし……」
「みんなめるりPをダシにして遊びたいだけだから……」
「ちょっとした忘年会みたいなもんだよ、めるりPの誕生会みたいな……」
とかなんとか言っておいて、全て手筈は整えられていたのである。
多分、言霊パワーである。
やるしかないよね、これ?

──そうはいっても、もし、めるりゴールドが中止とかになったらどうしよう。
めるりPはちょっと不安になって友人に尋ねた。彼はちょっと考えた後に、こう答えた。
「『めるりゴールド中止』って、字面として面白いよな……」


やればいいんでしょ。やれば……


というわけで、めるりゴールドは
 ・ めるりPを中心としたオフ会
 ・ ついでにめるりPの誕生日も祝ってしまう
 ・ 二次会はオールナイトにしよう
という、割と地味ーな会になる予定です。
で、もう一か月無いんですけど。間に合うのかめるりP。


言霊の力を信じて、
「当日はめるりゴールド大成功!」
とここに書いておきます。


最終更新:2008年12月04日 18:49