From めるりP
第3回 「理想と現実の狭間」
めるりゴールドは「イベント」なのか、「オフ会」なのか、当初はめるりP本人でさえ思案しあぐねていた。
「めるりゴールド」というと、あの伝説的で大成功して大盛り上がりした「
トカチゴールド」の後釜というかパクリ企画のような名称で、これまたDJイベントかと思われる人がいるかもしれないが、まあ実際はそういうわけではない。
ちなみに、物事を先に名前だけ決めてから動き出すと後々面倒になるので、後進の方に参考にして頂きたいところである。
そもそも初めは、「めるりPの友人知人に来てもらって、何かやってもらうのをみんなでにやついてやろう」という大変意地悪な会だったのが、「見に来てくれる人って、めるりPが見たいんでないの?」という提案で(まともにごもっともである)、めるり出ずっぱりに。イケメンでもないのに申し訳ない。
で、イベントか、オフ会か、という話。
イベントは、内容をよく知らずとも、行けばとりあえず楽しかったりする。対してオフ会は、自発的に楽しもうとしなければ、なかなか楽しいものにはならない。その辺りのさじ加減は、どちらにも参加したことがある方ならおのずとおわかりだろう。
めるりゴールドは、「体裁」としては「イベント」であるけれども、その実は「オフ会」になるのかもしれない。というか実のところ、こういうことを主催したことはおろか、イベント(オフ会)としてもあんまり例のないことなんだそうで、大変困惑する話。
勿論運営側としては、来てくださった人を楽しませるのは当然といろいろ頭をひねっているわけですが、さりとて何にも知らないで来た人が楽しいかっていうとまた別の話で。しかもみんなはめるりPなわけで。いろいろと珍しいわけで。中野の箱から ’09。
そういうわけで、当日めるりPがすべっても、皆さんは笑うように。
さてさて、そんなこんなで、チケットのお値段を決めるのは難航。何よりも高くてはいけないのである。「めるりゴールド」ということで、綺羅星のような人々が入れかわり立ちかわり現れると思っている方もおられるかもしれないが、結構めるりPが出てくるばっかり。代金も比較的安く抑えたいところなのだが(めるりPに言わせれば「僕が出てくるところはタダでもいい」)、何分会場を借りているので、赤字にするというわけにもいかない。
そこで「赤字にならないギリギリのライン。最悪赤字」ぐらいの経済観念で済ますことにした。あれなら当日出納を壁に貼り付けてもいいけど、多分邪魔だろうなー。
しかし蓋を開けてみれば、あっさり満員御礼(会場のキャパ的に若干ぎゅう詰めか?)になりました。どうもありがとうございます。
当日は皆さんに、代金分の「しょうもなさ」と、あとお手伝いしてくださった方の豪華さをお約束できればと思う。
そんなイベントでもオフ会でもない、極めて変な催しに、お金と時間を惜しまず(ひょっとしたら惜しむことになるかも。その時は申し訳ない)来て下さる方にはとにかく感謝したい。
デペイズマイン(場所の違和感)を「ミシンと洋傘の手術台の上での不意の出会いのように美しい」と評したのはロートレアモン伯爵だったけれど、中野のお洒落な会場で、あたふたするめるりPと、素敵な人々との出会いも美しいと良いな、と願っています。
最終更新:2008年12月04日 18:48