第81話~最終話

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第81話~最終話 - (2015/03/05 (木) 15:53:12) のソース

[[名産奇跡獣道中記]]、最終話『奇跡』。
長くなったので分割。


「遂に願いを叶える時が来たわ…」
ヴィオラがデビルス・クルミの元へと向かった。

「あたいは…、まだ諦めない…!」
「ふ、不死鳥なめんな…!」
「ここで倒れたら、奇跡団の室長失格です…!」
「ま、待ちなさい…!まだ本気は出してないわ…!」
どうにか立ち上がったのは、リムグラースとリムポイニクスと[[リムコメット]]とパペット・メイデン。

「あら想定外ね。じゃあもう一度とどめを刺してあげるわ!」
ヴィオラは自ら傘を持って突撃し攻撃しようとする!
…が。

ベチャ。

「…これは、蜘蛛の巣!動きを封じられましたわ…」
まさかの事態に驚くヴィオラ。
「かかったな、ヴィオラはん!これがウチのやり方や!」
「動けなくても私はこれがあるわ!
ヴィオーラ・ケイオス・パープルビーム!」
(オワタ…、ウチ…)

「私の仲間に痛い思いはさせないわ!」
「メイデンはん!」
「さあ本気を出すわ!
マーガトロイド・マギカ・メイデン!」

技宣言と同時に、シンキの形見がメイデンに反応!
メイデンの服装が変わり果て、シンキそっくりに!
「ぐ…。これは不利ね…」
ヴィオラが不利な立場に!遂に形勢逆転!

するとファータの懐の結晶が反応!
そしてファータがフォームチェンジ!
「リムファータ!ハクレイフォーム!」

更にミマの形見が、ラパンに反応!
「リムラパン、アナベラルフォーム!」

小町が渡した[[ミラクルハート]]も、グラースに反応!
「リムグラース、ゴーストフォーム!」

そして最後に現れたのは…!
控え室の皆の思いが詰まった結晶だ!
結晶はポイニクスに反応!
「リムポイニクス!ミラクルフォーム!」

一方反応が無い事に気づいたコメットは、あえてこの手段に!
(先に願いを言ってしまえばいいんです!でも世界征服は願いを叶えてやる物では無いですが…)

コメットはデビルス・クルミに向かって叫んだ。
「ミラクルフルーツが欲しいですー!」
するとクルミは。
「了解~!それ!」
ミラクルフルーツが出現。
「じゃあ私帰るわ!じゃあねー!」
そして彗星と化して宇宙へ消え去るクルミ。
これには全員あんぐり。

一方小町は…。
「ぐ…」
アンドロ・トコール相手に苦戦。

すると動き出したのは、リムリジッドとポルター・ワゾー!

「助太刀するぞー!」
「お母さんに負けられないわ!」 
一方、決勝戦の部屋では。
「…今回は私の負けね。今は[[ミラクルアース]]とガイアアースの両方を守る必要があるわ…。
ケイオスおよびナノケイオスの皆さん、ひとまず協力なさい」
意外な一言を残したヴィオラ。
ビース等が反発したが、殆どの幹部達が賛同。

一方、新たな力を得たファータ、グラース、ラパン、ポイニクス、メイデンは、
[[冥土核星 アンドロ・トコール]]の元へ。

「地球破壊はやめて下さい!」
「あたいが相手だ!」
「私だって…、ヴィリームです!」
「勝手なまねはさせないぜ!」
「お母さん、全力を出すわ!」

「申し訳ありませんが、早速…!
トコール・ビッグバン・レーザー」
トコールは破壊光線を皆に放つ!

「ユーターン・シグナル・ワゾー!」
ポルター・ワゾーがUターン標識を出し、破壊光線の進路を180度変えた!

「な!」
トコールはまさかの事態に驚いた。
自身の技を反転する戦士がいた事に。

その間に5人が合体技を放つ!
「「「「「ファータ・グラース・ラパン・ポイニクス・メイデン・ミラクルパワー・エクストリーム!!」」」」」

ドーン!

「…ふふ。まだ私は負けませんわ…」
「な!」
「嘘…」
ポイニクスとラパンは驚愕。
するとリジッドが皆に呼びかけ。
「誰か、容器はないかー!」

するとウェールはあの技を披露。
「ヴィリーム・ウェール・カムバック!」

…しかし現れたのは、何故か電子ジャー。
「…まあこれでもいいぞー。
さて、これで終わりだぞー!」
リジッドは御札を剥がし、爪で文字を書いた!

【冥土核星封じ】

「ああ…!まさか…!」
動揺するトコール。
「芳香ちゃんにそんな力があったとは…」
娘の力に感激するユアント。

【冥土核星封じ】の御札を電子ジャーに貼り付けたリジッド。
するとトコールは逃げ出した!

「ウィザーグロー・ファイナル・スパーク!」
「キャー!」

ウィザーグローがトコールを撃墜!
「今だリジッド!」
「さあ終わりだぞー!
ヴィリーム・リジッド・マフーバ!」

リジッドは両手から黒い渦を放ち、トコールに当てた!
そしてトコールは、電子ジャーの中に封印された!

「おのれ…!いつか龍星様が復讐に来るだろう…!それまで覚えてろ…!」

…終わった。ローカルハートとワールドハートを巡る異変が。
封印された電子ジャーは、ミラクルアースで厳重に保管される事になり、ミマが地下室のどこかに保管した。

そして[[ヴアル]]も地球に戻り、全員が変身解除して幻想町へ戻った。
ヴィリームと奇跡団と[[ミラクルアイ]]は協力体制になり、互いに困った時には共闘するようになった。

だが一方、惜しくも野望が潰えたケイオス。
だがヴィオラは上機嫌。
「リムリジッド…。ユアントに監視は任せたけど、こちら側に引き入れたら強力な戦力になるわ…」

そして一番駄目だしを喰らったのは…。
「なんで私の朝食がパンの耳だけですか!」
「まあドンマイッス。ミラクルフルーツの願いを叶えた件で皆怒ってるッスから」
「むー」
奇跡室長 東風谷早苗だった。

そして宇宙の彼方を飛び回るデビルス・クルミ。
「あー!どうか龍星さんには会いませんように!」
次に訪れる惑星は、果たしてどこだ…!


名産奇跡獣道中記・完








後書き

これにて名産奇跡獣道中記は無事(?)完結しました。
当初の予定からかなり[[シナリオ]]が変わってしまいましたが、どうにか完結出来ました。
これも皆さんのおかげであります。