「ここは…どこ?」 [[スペルカード]]から出現した黒い気を追っていたヴィリームたちは、自分たちが見知らぬ場所に居ることに気付いた。 そこはヴィリームたちのよく知る、喫茶店[[ヴワル]]。 しかし、そこには明らかに異質な重苦しい空気が立ちこめていた… 『あなたたちが…[[ミッドヴィリーム]]ですね?』 人影が姿を現す。翠に瓜二つのその人影が静かに問いかけた 『…私たちは[[バッドヴィリーム]]。あなたたちと同じ…もう一人の…ヴィリーム…です』 「…バッドヴィリーム?」 がしゃん。 『おお、やっと来たかミッドヴィリーム。待ちかねたぞ』 血に飢えた目を光らせ、椛に瓜二つの影が奥から現れる。 『テンペスト、お前は手を出すなよ、久しぶりに斬りがいのある相手だからな、さあ…』 『闘おうか!』 [[店内に、戦の咆哮が響き渡る…>リムファング]] ---- 『…見つけた』 戦いが繰り広げられる店内。 その片隅、わだかまる薄暗がりの中で、長い赤い髪の女がつぶやいた…。