ティ・イナバヌス・シィロ・ウーサ・ギィ・シトリン


シトリン公国の先代国主で、リムハピネスのそっくりさん。
外見は数十年後の因幡てゐ。白髪の小柄な老人。
元々は老獪な政治家・策謀家で、小中国家群の群雄割拠の中国を保ち勢力を広げてきた。
VMWUの成立後は国主の座を2代目に譲り、隠居している。
ときどき身分を隠し、領内領外を見回る旅に出ている。その際は『ちりめん問屋の隠居』を称し、側近2人を連れて行くことが多い

+ ネタバレ注意
「…ティ・イナバヌス(後略)?…はて、それは一体誰のことじゃろうな?とんでもない!儂はただのちりめん問屋の隠居で…」
「…流石に誤魔化されんか、騙されておけばお互い楽だったものを…」
「如何にも、儂は擬雲大社(ぎずもたいしゃ)の裏神主・高草因幡守丁子(たかくさいなばのかみちょうじ)…同時に海泡石の使徒・レイダーメシャムでもある…なに、全ては泡沫の夢よ」
+ レイダーメシャム
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ティ・イナバヌス(後略)が異世界の自分自身の"あり得たかもしれない"新たな可能性の姿を受け容れて変身した姿。
戯画化した白ウサギの面に黒と紫の神官衣を纏い、右手に揚柳のイナウ(柳などの枝に彫刻を施したアイヌの工芸品。お祓い棒の原型とも)、左手に海泡石のパイプを持つ。
自身に古代の神霊"ダイコク様"を降ろし、パイプから吐き出す煙を媒介にその分霊たちを実体化させ闘わせる
チートコードによって"生えた"能力は
乱数を調整する能力(Rundom_num_Adjust)
→"特定のルーティンを正確に行うことで、望む偶然を呼び寄せる"ことのできる能力。

+ ◇Daikoku.zipを解凍しています…
『ダイコク様は千の異名を持つ神霊…これはその、ほんの一部さ…』

+ Yachihoko.bak
【我が名は幾多の刃(ヤチホコ)…】
→大小様々な大きさの刃物が人間型に組み合わさったような姿の分霊

+ Ashiharashikowo.bak
【我が名は剛力無双(アシハラシコヲ)…】
→筋骨隆々の金剛力士像の姿をした分霊

+ Oomononushi.bak
【我が名は三輪の蛇神(オオモノヌシ)…】
→ホオズキのような赤い瞳の、巨大な大蛇の姿の分霊

+ Mahākāla.bak
【我が名は大いなる闇(マハーカーラ)…】
→黒く輝く太陽、と言うべき形容し難い姿の分霊



『ダイコク様の本当の名前?…当ててみな、遥か昔に失われたその真名を…』


+ 【我が名は…我が名は…】
山を拓き、河を治め、田を起こし、郷を造る。

彼の作った"中つ国"が黄金期を迎えた頃、世界の外からカミサマが降りて来た

外なるカミは言った。
国を譲るか、命を捨てるか。

ダイコク様は抵抗した。しかし外なるカミの力は彼の予想を遥かに超えていた

『自分にもっと力があれば』
ダイコク様は社へと封じられ、社の本殿には八重に神縛りの注連縄が巻かれた

『足りない、まだ足りない』
怨みの治まる訳もなく、ひたすらに力を求めたダイコク様は次々に別の神を習合していった

『国を返せ、俺たちの中つ国を返せ』
全ての色を混ぜ合わせれば黒になる。いつしかダイコク様は"大黒"と呼ばれるようになった

『"大黒"?"大虚空"?"大穴牟遅"違う…チガウ』
だが、数多の神々を習合すればするほど、本来の色は拡散していく。いつしかダイコク様の中身は"大虚空"となっていた

『…我が名は…我が真の名は…?』
いつしかダイコク様は、自分が誰なのか、かつて何と呼ばれていたのか分からなくなっていった







+ "思い出して"
「たとえあなたが自分の名を忘れても」

「何百、何万、何億の神と習合しても」

「記憶と自我のほとんどが溶け出していってしまっていても…」

「…それでも"あなた"は"あなた"」





「…………(ナムジ)

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最終更新:2024年10月10日 07:46