ジャムウォスシップ

モチーフ:オスシ+ウォーシップ(戦艦)+シビ(マグロの古語)
能力【軍艦巻きを戦艦にする程度の能力】
(自身が握った軍艦巻きを戦艦に変える。戦艦のスペックなどは本物と同じで、砲雷撃による攻撃も可能。ただし撃つとシャリを消費するため撃ちすぎるとネタの重みで軍艦が崩壊する。)
説明
→寿司綺石獣四人衆筆頭。元々は人間の寿司職人で、正直者寿司の岩笠親方のライバルだったが、背中に開いたリヴァラックにピースが嵌められたことで綺石獣と化した。
表の顔(元々の顔)は地霊区の軍艦巻き専門店『磯ろく(イソロク)』の店主・山本。
種族はカムナギ。本体は赤銅色の肌に白髪の、頑固そうな寿司職人の姿で、背中にリヴァラックが開いている以外は人間と見分けがつかない。
シナリオ『迎撃!シャリの艦隊』に登場。


+ ストーリー『迎撃!シャリの艦隊』
〇五○○未明、幻想町沖合にて
《一番艦『イクラ』より通信!》
寿司艦隊の旗艦『雲丹』。その艦橋内で指揮を取る艦長・磯ろく
艦隊の先頭を進んでいた『イクラ』から敵影補足、との通信が入る
「来たか…両翼に展開せよ、迎え撃つぞ」
磯ろくは左右の二番艦『トビコ』、三番艦『ネギトロ』を左右に展開させる。旗艦を狙う敵を挟撃する仕掛けである
《六番艦『コーン』から通信…我、敵機を殲滅せん》
最新鋭艦『コーン』が功に逸ったか、単身霧の中の敵影に向かって直進して行く
「馬鹿者!隊列を乱すな!」
磯ろくが制止するもそれを振り切り、霧の中へと消えて行く六番艦。
激しい爆発音が響き、通信は途絶えてしまった…
「これで残り六隻、か……未だ敵は見えずか?」
《霧が濃すぎて視界が利きません……》 その時、一番艦『イクラ』の艦橋に通信が入る
《こちら三番艦『ネギトロ』!敵機を発見!》
「何!?どこだ!」
《左舷後方です、距離約八〇〇メートル!》
磯ろくは望遠鏡で左舷後方を見る。すると確かに霧の中に影が見えた。
しかし『コーン』を沈めた火力に比べ、敵機が小さすぎる。どう見ても人間サイズの大きさだが…
(あのサイズに軍艦を沈める火力があるというのか…!?)
《『ネギトロ』射撃を開始!四番艦『しらうお』および五番艦『ツナマヨ』、敵機の後方へ回り込め!ここで終わらせるぞ!》
磯ろくの命令に従い、左右から『しらうお』、『ツナマヨ』が敵機に肉薄して行く。
そして両舷の発射管から一斉に自身のネタを射出する。
ツナマヨの三式弾が、白魚ミサイルが、敵影に着弾し炸裂する。爆発は敵機を飲み込み、海水がたちまち白に染まる……
「やったか!?」
《い、いえ!敵は健在です!》
《馬鹿な……!あの火力で落ちぬ、だと…!?》
磯ろくの背を冷たい汗が流れる。
《『しらうお』『ツナマヨ』から通信…船体の復元困難…自沈処理を行う》
ネタの射出でシャリとのバランスが崩れ、崩壊する両艦。短く敬礼する磯ろく
《残存艦、全艦に通信…旗艦『雲丹』および一番艦『イクラ』、二番艦『トビコ』、三番艦『ネギトロ』!これより縦列陣を組み突撃、敵の総司令部『正直者寿司』を直接叩く!》
(軍艦四機、それも二機は重装型…流石に沈めきれまい!)
一直線に並んだ艦隊が動き出す。
《敵機発見!『イクラ』の直上、距離約一五〇〇!」
「来たか……『イクラ』『トビコ』対空砲用意!撃ち落としてやれ!」
『イクラ』『トビコ』は対空戦闘に優れた艦だ。雨霰と赤い三式弾が空を埋め尽くす。しかし…
《『イクラ』『トビコ』沈黙!三式弾、弾かれています!》
敵機は表面に謎のフィールドを展開。三式弾を弾きながら『イクラ』に急降下爆撃を敢行する。
沈む『イクラ』。ネタ射出でバランスを崩していた『トビコ』もそのあおりを食らう形で崩壊する
(お、おお…)
《艦長、敵総司令部は目と鼻の先です!》
慟哭する磯ろくに、三番艦『ネギトロ』から通信が入る
「そうじゃな…岩笠…奴を仕留めればよいのじゃ…『ネギトロ』、儂に続け…!」
敵の総司令官、岩笠の憎っくき顔を思い浮かべる磯ろく。そして…
《敵機襲来!旗艦『雲丹』の直上、距離約五〇〇!》
「三式弾では通らん!『ネギトロ』!『雲丹』の主砲発射まで、時間を稼げ!」
《了解!重装型の底力、見せてやりましょう!》
『雲丹』『ネギトロ』は重装型だ。海苔の量を通常の軍艦よりも一枚多く巻いてある。その分、燃費は悪化するが…
「岩笠……貴様の首を『ネギトロ』に獲らせてもらう!」
《敵機、直上で停止!》
「今じゃ、『雲丹』主砲発射……!」
《敵機から謎の高エネルギー反応!『ネギトロ』撃沈!》
「何じゃと!?」
空中で動きを止めた敵機。しかし次の瞬間、敵機から赤い高出力エネルギーの刃が飛び、『ネギトロ』の重装甲をものともせずに貫き、轟沈させた。
そしてそのまま急降下し、『雲丹』のネタ射出機を破壊していく……
「残るは儂と『雲丹』一隻…射撃も封じられた…じゃが!」
磯ろくは自ら舵輪を取り、敵総司令部『正直者寿司』へと艦を特攻させる…
(あれは…岩笠?)
敵の総司令官・岩笠が、『正直者寿司』の暖簾をくぐり出てくる。そして…
シャリをすくい、ネタを取り、ふわりと握る…
(なんじゃ?何をしておる?)
当惑する磯ろくの前に、敵機が握られた寿司を投下。握られたばかりの卵焼きの寿司が磯ろくに届けられた
(食え…ということか?)
寿司を掴み、口に放り込む。
(…美味い)
磯ろくは思い出した。寿司は人を幸せにするもの。決して戦争の道具では無いのだと…
「岩笠……儂の、負けじゃ……」
《旗艦『雲丹』沈黙》
空からの光に包まれ、軍艦『雲丹』はさらさらと、海に還って行った…

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最終更新:2024年07月06日 07:22