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この世界から
この世から 消えてしまいたい。

何度そう思ったんだろう・・・・?
 自分でもわからない、
 それぐらい何度も何度もそう思ったんだ。

毎日、毎日 同じことの繰り返し
繰り返しては 毎日を生きている。

そんな この世界に飽きてしまったんだ。

いつかは、私はこの世界から消えてしまうだろう。
わかってることだけど、
今、私がこの世界から消えたってなんの問題もないじゃない。

だから、私はこの世界から消えます。

そう思いビルの屋上から飛び降りようとしたとき、
私の上から誰かが私にこう言った。

「そんなことして どうなるんだ?」
と・・・・・・。

私はゆっくりと上を見た。
すると、いつの間にかフェンスの上に
1人の男の子が座っていた。
・・・・・・・・・。
いつの間にそんなところにいるのだろうと思っていると
男の子がこう言った。

「自殺なんてするもんじゃねーぞ。
 人生にはまだ楽しい事が沢山あるんだからさ。」
・・・・・・・。私は少し考えてこう言った。

 「私がなにをしようと私の勝手。
  あなたにはなんの迷惑もかからないはずだけど?」
私は冷静にかつ、少し怒ったように言う。
男の子は最初からずっと、私と反対の顔でいる。
私のできない笑顔でこういった。

「そりゃ、自分の勝手だけどさ、
 なんで死のうなんて思ってるんだ??」

 「べつに、人生に飽きただけ。」

「ふーん、どうでもいいけど、飽きるにはまだ早いだろ?」
・・・・・・・・。私はもうどうでもよかった。
早く この世界から消えたかった。
けれど、男の子は話を続ける。

「まだ、やりのこしたことぐらいあるだろ?」
私はめんどくさくなって、そこにしゃがみこんだ。

 「べつに。やりのこしたことがあったとしても
  どうせ死んだら同じだと思うけど?」
男の子もフェンスからおりてきて私の隣に座る。

「ここ夜景が綺麗だよな?」
話がかわった。
 私は夜景なんて見に来たわけじゃない。
それより、夜景なんて見ていなかった。
早く死にたい。早く消えたい。そう思っていただけだから。

けど、男の子に言われてなんとなく
なんとなくだけど、夜景を見たんだ。
下を見てるんじゃなくて、前を見て・・・・・。

そしたらね、とても綺麗だったんだ。
夜景を見るのは初めてじゃないはずなのに
初めてみた夜景のように綺麗だった・・・・・・。
真っ暗な夜の中街が綺麗に輝いていたんだ。

そうして、なんでか涙がでた。初めて死にたくないって思ったんだ。

「えっ!?な、なんで泣くの??!」
男の子はおろおろしている。
私の涙は止まらない・・・・・。

そうしたら、男の子がね、
私の頭をなでてくれたんだ。
すごく、安心できる・・・・・。

「泣きたかったら、泣いていいから。そばにいてやるから。」
私は泣いたまま
誰にも見せたことのない笑顔を見せて男の子にこう言ったんだ。

「ありがとう。」って、
そこで私の意識は途切れてしまった。

                    ~

夢・・・・・・?
私は夢を見ていたようだ。
この夢を見てから死のうなんて思わなくなった。
夢をみた何日かたって私は
引きこもっていた部屋を出て学校へ行った。
ちょうど、その日転校生がやってきた。

私は興味がなくて、窓から空を見上げてた。
その転校生は先生に言われて自己紹介をするらしい。

「はじめまして。」
え!?この声??
そう思い私は転校生のほうを見た。

「○○から来た、○○○と、いいます。よろしく。」
似てる・・・・・・。
あの男の子に・・・・・・・・。

このあと、どうなったかは皆さんのご想像で。

                                ~おわり~
最終更新:2008年06月04日 20:09