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森の中で僕は逃げていた、後ろからは明らかに人間ではないなにかが近づいてくる
ひたすら走って逃げていたが遂につまずいて転んでしまった
「畜生!なんでこんな時に;」そう口にして起きあがったのと同時にそのなにかの影が僕に重なった
「来るなぁぁぁぁ!」そう叫んだがもう遅かった、僕は囲まれていた。
両手両足を押さえられ、まさに絶体絶命の状況 相手の口が僕の首に触れた。
「ぅぁぁぁぁぁぁああああ!!!」 叫んだ その瞬間 僕は布団を蹴り飛ばし、とび起きた。

「なんだ・・・夢か・・」そう言って枕元の目覚まし時計を手に取る。
ただいま4:00、、、思わず「ぉぃぉぃ・・・」とため息。
見たくもない夢のせいでこんなに早く起きるなんてなぜか虚しくなってきた。。。
また寝たらもう一回いまの夢見るのかなぁ・・・と考えてはみたが睡魔には勝てずに二度寝した。

『ジリジリジリジリ』『ッピーッピー』『ガーガーガー』『ピッピッピッピッピ』『ガタガタガタガタ』
5個の目覚まし時計の音で僕は起きた。
さっきの夢は見なかった思わずほっとした・・・あんな夢二度と見たくない。
時計をみると6:30、ちょうど良い時間だ起きようかなーと思ったがまた寝てしまった。
まさかの三度寝である。

・・・起きた時間は7:50、学校の門限は8:30。
やはりさっき寝たのは間違いだったと思う、がいまさら後悔しても意味は無い。
またもやとび起きて学校へ行くしたくをする。遅刻だけはしたくない、内申点下がるから。
今日もまた僕の落ち着きのない一日が始まった。

「はぁっはぁっはぁっ」と息切れ、額から汗がしたたり落ちる。
遅刻したくない一心で僕は爆走していた。その結果・・学校まであと50㍍ほどの所で立ち止まって
ゲホゲホ言っている、流石に1km本気で走ったら誰でもこのようになる。と思う。
そんな事を思っていると・・・・『キーンコーンカーンコーン』ぁー・・遅刻してしまった。
こんなにシンドイ思いをした意味はあったのかと虚しくなる。

普通なら急いで自分の教室に向かうのが常識なのだろうが、今はそんな気分ではなかった。
ぁーぁ、と小声でつぶやいた。 なぜこんなに僕は朝に弱いのか、自分でもわからない。

なんだかんだ言ってるうちに教室に着いた。ガラガラガラッと戸を開けて中に入る。
クラス中の視線が集まる。正直目立つのは好きじゃないから相当嫌だった。

ぉー小川が遅刻とはめずらしいねぇ、と担任の日光先生が話しかけてきた。
日光先生はテンションがいつも高く、極度のめんどくさがりや。
僕の名前は小川 拓巳(オガワ タクミ) いつも寝不足の中学2年生、勉強は得意で趣味は
読書といたってどこにでもいる中2だ。
そんなこんなで先生のながぁーい説教が始まるのかなぁ;;と思っていると・・
『まぁ、小川の事だし。別にいいや、めんどくさいし』と先生は言った・・思わずぇ?と口に出してしまっ
た。
なんだぁ?説教してほしいのかぁ?と言われたので、慌てて違います違います;と訂正した。
こんな先生もいるんだなぁーと思いながら勉強道具をだした。

『キーンコーンカーンコーン』 「これで1時間目を終わります。」
やっと1時間目が終わった・・・1時間といっても実際は45分という中途半端な時間なのだが。

「ぉーぃ小川ぁー聞いてる?」 と話かけてきたのは同じクラスの
ミズキ (高橋 瑞紀) 男勝りの性格で人望が厚い 人気者ってやつだ。
そんなわけで2人で話していると・・「ヒューヒュー、ラッブラブダナー」 「だねー、ラッブラブゥ」
とちチャカしてきたのはB組のユリ(安達 百合)と同じくB組のリョウタ(篠木 涼太)だ。
ユリはみんなをまとめるのが上手く頼りにされている。
リョウタは平凡な奴に見えるのだが秀才でいつも学年トップクラスの成績だ。
っといつも授業が終わったら、このメンバーで話している。

今日も授業・話す・授業・話す、を繰り返しているとあっという間に一日が終わる。

先生「んじゃ、今日もおつかれ! 下校途中に死ぬなよぉー」と・・いつもドウリ
どこかハジケているセリフを残し、皆下校した。

下校途中・・
ミズキ「みんなー今日暇?」
タクミ「俺は暇・・・・だな。」
リョウタ「ぉー俺も暇だしどっか集まらない?たまにはみんなで遊ぼうぜー」
ユリ「そだねーリョウタの意見に賛成、んじゃタクミん家で3時に集まりますか。」
リョウタ・ミズキ「了解、んじゃそっこー帰って用意する」
タクミ「お前ら勝手にきめるな・・」
というどうしようもない流れで僕の家にみんなで集まることになった。
俺も話し合いに入れて欲しいものだ。

3人「おじゃましまーす」
母「いらっしゃい、久しぶりだねぇ」
タクミ「まぁいいや、部屋いこ。」
3人「オッケー」
僕の家は2階建て、僕の部屋は2階だ。さっさと階段を上がって部屋に到着した。
みんなだらだらしながら雑談していると、急に頭痛がしてきた。
タクミ「っ・・・・」
ミズキ「どうした?具合でも悪いの?」
タクミ「ぃゃ・・・・問題ない」
いったい今の頭痛はなんだったのだろか、妙な不安が胸をよぎった。

妙な不安が胸をよぎったその時だった。

突然頭が痛くなった、フライパンで何回も頭を叩かれているような痛みがした。
僕はその場にうずくまった。
3人がだいじょうぶ?とかしっかりしろーとか言ってるみたいだが全く耳に入らない。

そのとき、なぜか急に睡魔が襲ってきた・・・・・・



タクミ「ここは・・どこだ?」

僕は森?の様な場所に立っていた。
頬をおもいっきり叩いた、これは夢だ!夢だ!と言い聞かせた。
よくマンガとかで起きたら異世界に居たとかそんなストーリーがあるけど
自分が今まで本で見た・読んだ光景が目の前に広がっていた。

30分・・・・ほどだろうか、一人その場に倒れ込んで居ると遠くから声がしてきた。
「タクミー、ユリー、リョウター、居たら返事してー」
「ぉーぃ」と返事を返してきた。案の定ミズキだった。
僕が倒れた後、みんなも次々と気を失ってしまっていたようだ。
タクミ「これから・・・・どうする?トリアエズあいつら探す?」
ミズキ「そうしよう、こんな変な所に長居したくないしね;」
それからをいうもの、ユリもリョウタも見つからず。 ただ疲れが溜まっていった。
ミズキ「なんで・・こんなに見つからないんだよ」 2人の額からは汗がしたたり落ちていた。
タクミ「ハァッハァ・・・・・・見つからないな。」
タクミはこのとき気づいた。

この森のような場所に来てから、動物をほとんど見ていない。
確認できたのは木に居たリスと親が近くに居ない子鹿だけだ。
この森は・・・何かがおかしい。。。。と考えながら進んで居ると、
僕たちは見てはいけない物を見てしまった。

それは・・・・・・

腹をえぐられた親の鹿の死体だったのだ。

僕たちはそれを見たとき・・ただ・・ただ唖然としていた。
僕は静かに深呼吸した。ミズキは震えていた。

腹がえぐられている、いや・・・・腹の部分が『無い』のだ。
とにかくなぜ腹がえぐられているのかはどうでもよかった。
すぐこの場から立ち去ろうとしたその瞬間、、、、後ろで足音が聞こえる。

「タッタッタッタッタッタッタッ」 「!!」 ユリかなとミズキが言った。

僕はそうだといいけど・・トリアエズこの場所から移動しよう、ここはやっぱりおかしい。
と言ったそのときだった。

ユリが泣きながら走ってきた。 苦しそうだ。
タクミ・ミズキ「大丈夫か!ユリしっかり!、リョウタはどうした?」と聞いた瞬間、
ユリが泣きながら口を開いた。『リョウタが・・死んじゃった・・「!!」 みんな、早く逃げて!』
タクミ「落ち着け、なにがあった?」
ユリ「化け物が・・襲ってきた・・」
……さっきの鹿も、この森がなぜこんなに静かなのかも、全てが繋がった。
最悪のパターンで。

タクミ「とにかくここは危険だ、逃げよう。ユリは化け物の特徴でもなんでもいい
情報があったら教えてくれ。」
ミズキ「・・・・タクミはなんでそんなに冷静で居られるの?リョウタが死んだんだよ?」
ミズキも泣いていた、人前では涙を見せないミズキが。
まぁ普通か、友達が死んだんだから。突然。
タクミ「冷静なわけないだろ。。。。でもここで泣いても意味がない。すぐ移動しよう」
カッコつけたセリフを言って自分を奮い立たせた。
覚悟を決めたその瞬間、 「ザワザワザワ」と草木がこすれあう音が聞こえる。。。。
僕は叫んだ。『走れ!』と 
僕が叫んだのと化け物が僕たちを見つけたのはほぼ同時だった。

僕たちの生死を逃走劇が始まった。

僕は知っていた、この光景を、こうなる事を。

その化け物は異形な形をしていた。

デカイバスケットボールの様な物に腕が8本、体の表面は紫のコケの様な物で覆われている。
そんな物体に、異様な程大きい口が。牙がついている。

これは夢で出てきた光景、そのものだった。

唯一違うのは、友達が巻き込まれたことだ。

そんな事を考えている余裕は無かった。

化け物は確実に間を詰めてくる。

ここで僕は賭けにでた。ぃゃ・・でなくてはならない。

タクミ「俺があの化け物を引きつけるから、そのうちに逃げろ!」
ミズキ「無茶言うなよ・・お前を置いて行けるわけな「そんなカッコつけたセリフはいいから
早く逃げろ。」ミズキの言葉を遮ってそう言った。

「んじゃまた後でな」そう言った直後僕は落ちている石を拾い、化け物に投げた。

化け物が方向を変え、こっちに向かってきた。まあ当たり前だけど。


なにも考えずにひたすら走っていたが、限界がきた。

道に落ちていたなにかにつまずいて転んでしまった。

『畜生、何でこんな時に。』 そう口にして起きあがったのと同時に
化け物の影が僕にかさなった。

両手両足を押さえられ、まさに絶体絶命の状況。
化け物の口が僕の首に触れた。。。。

絶叫した瞬間・・・・
最終更新:2008年07月17日 21:15